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【中央大学】箱根駅伝2022へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

 新年度になりましたね。少しずつですが、当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。

 各学年に楽しみなスピードランナー揃う!今年こそ全日本駅伝復活、箱根駅伝でシード権を!中央大学です。

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【中央大学】箱根駅伝2022へ向けて~戦力分析や新入生情報等!

 中央大は箱根駅伝のシード権の復活に、届きそうで届かない状況が続いています。前年度、予選会は2位と上位通過。その後記録会で1万m等ベストを更新して臨みました。

 ですが、往路は序盤で出遅れると、悪い流れにはまってしまい、まさかの19位で折り返し。復路は出だしから好調、そのまま流れに乗り区間上位連発で復路3位!でしたが、総合では12位。シード権までは手が届きませんでした。

 前年度は4年生中心のチーム。卒業生の穴が心配でしたが、スピードランナーは豊富で、1万mの持ちタイムの平均も高値をキープ。今年こそ復活の足掛かりにしたい。

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新チーム各学年戦力分析

※記録は2021年5月14日現在

4年生主力選手について

三浦拓朗④28分20秒13≪21:箱8区7位、20:予25位、箱3区12位、19:予35位、18:予53位≫
森 凪也④28分22秒28≪21:箱2区16位、20:予20位、箱7区12位、19:予15位≫
井上大輝④28分47秒62≪19:予287位≫
手島 駿④29分08秒91≪21:箱9区7位、20:予51位≫
倉田健太④29分42秒98
谷澤竜弥④29分45秒23
藤井拓輝④30分22秒06

 毎年一人ずつ、確実に戦力になってきています。今年の箱根駅伝では3名の選手が、この学年出走しています。エース格の選手はやはり森選手になりますかね。箱根予選で2年連続手堅く20位以内、トラック1万mでも28分22秒を記録して、箱根では華の2区に出走しています。区間上位とはいかなかった中、最終学年の成績に注目です。

 続いて、スピード抜群の三浦選手と手堅くロードを走る手島選手が続きますね。三浦選手は即戦力として期待された中、毎年確実に成績を伸ばしています。4年生になってからは試合に出場しておらず、復帰を待つところ。

 手島選手は、3年生になってから頭角を現してきた選手。初の予選会で51位と好走すると、箱根駅伝は復路エース区間9区抜擢。単独走も多い中で区間7位と結果を出しています。関東インカレにはエントリーしていませんが、5月5千mで14分09秒と好調をキープ。全日本予選に合わせているかもしれません。

 他では、1万m28分47秒と抜群のスピードがある井上選手や、4月末に1万m29分42秒と自己ベストを出して、関東インカレハーフに選ばれている倉田選手がレギュラー候補でしょうか。複数の選手が走りでチームを引っ張る事ができますね。

3年生主力選手について

千守倫央③28分15秒40≪21:箱1区17位、20:箱1区16位、19:予224位≫
助川拓海③28分49秒58
中澤雄大③29分00秒40≪21:箱7区5位、20:予58位≫
若林陽大③29分08秒62≪21:箱6区5位、20:箱6区10位≫
田井野悠介③29分34秒90
藤村燦太③29分39秒68
小木曽竜盛③29分53秒32
小林龍太③29分56秒90

 ここにきてトラックの持ちタイムを急速伸ばす選手が増えていますね。1万mの持ちタイムでは千守選手が飛びぬけています。故障がやや多い印象ですが、昨年秋に1万m28分15秒を出した才能溢れる選手です。箱根は2年連続で1区起用もまだ力を発揮できていません。今年こそ、駅伝でも力になりたいところ。

 上がってきているのが、助川・中澤・若林選手ですね。助川選手はまだ大学駅伝など主要大会の経験は少ないですが、1万mで28分49秒の成績をマーク。関東インカレはその1万mでエントリーしています。

 中澤選手は、長距離ロードで練習を積み、前回の箱根予選でいきなり58位と結果を残します。箱根駅伝では、7区で起用され、前を追いかける走りで区間5位。ロードでの頼もしくなっていきそうですね。今後が楽しみな選手です。

 ここにきてぐっと強さを増しているのが若林選手。箱根駅伝では2年連続6区山下りでしたが、今年は区間5位好走しています。新年度になってトラックの自己ベストが続き、関東インカレ1万m出場へ。平地の主要大会での実績を積んでいきそうです。

 他では、ハーフマラソンで関東インカレに選ばれている田井野選手や、29分39秒の持ちタイムを持っている藤村選手、小木曽・小林選手ら勢いが戻るかどうか、この世代の選手が厚くなると面白いですね。

2年生主力選手について

吉居大和②28分08秒61≪21:箱3区15位、20:日本5千3位、予10位、日本IC5千1位≫
中野翔太②28分58秒90
伊東大翔②28分59秒59
園木大斗②29分06秒35≪20:予131位≫
居田優太②29分13秒25
大澤健人②29分14秒67
湯浅 仁②29分35秒10≪20:予179位≫
植村優人②29分36秒64

 昨シーズンは吉居選手のトラックでの大活躍が大いに話題になりました。日本人U-20新記録を出すと、日本インカレはしっかり優勝、日本選手権でも3位表彰台に立ちました。

 その合間にロード&駅伝に出場、箱根予選会はレースを引っ張った中61分台の高パフォーマンスも、調整が合わなかった箱根駅伝3区はラスト3㎞で息切れし区間15位と苦しみました。

 今年度は海外合宿から始まるなど、忙しい2年目をスタートしています。今は疲れもあるのか、関東インカレにはエントリーせず。次のレースを見守りたいですね。

 さて、そのほかの選手もどんどん伸びてきています。前年の箱根予選に登場していた園木・湯浅選手は、それぞれ5000mとハーフマラソンでインカレにエントリーしています。着実にステップアップしています。

 また、伊東選手が新たに1万m28分台へ、大澤選手らも自己ベスト更新、居田選手は1500mで関東インカレに出場しますね。あとは入学直前に、1万m28分台を記録していた中野選手の復活が待たれます。

新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!

※5000mの持ちタイムは2021年3月31日時点とします。

東海林宏一①14分01秒97、29分24秒19
山平怜生①14分04秒18、29分47秒09≪20:高4区2位、19:高4区4位≫
矢萩一揮①14分12秒20≪20:高6区16位≫
佐野拓実①14分14秒39、30分23秒32≪20:高6区9位≫
中野倫希①14分14秒67≪20:高6区15位≫
上位5名平均:7位14分09秒4
阿部陽樹①14分15秒45、30分14秒13≪20:高1区21位≫
浦田優斗①14分29秒63≪20:高7区12位≫
髙沼一颯①14分30秒45
山口大輔①14分34秒55
川口 涼①14分40秒26≪20:高5区26位≫
桑原悠輔①14分41秒55、30分31秒82

 スカウトも連続して安定していますよね。5千mと1万mともに一番の持ちタイムを持っている東海林選手は勿論楽しみ。実績も加えると高校駅伝4区で連続好走している山平選手でしょうか。5千mで関東インカレエントリーは期待の表れ。同じくエントリー阿部選手とどんな走りをするか。

 また1500mで関東インカレエントリーの中野選手や、同じくらいの走力を持つ矢萩・佐野選手らも即戦力候補。6人目が14分10秒台ですから、やはりいい選手が多く入ってきています。

 他にも浦田選手ら全国舞台の経験者がいます。これからが面白そうな選手は今年も多い。スカウトはいい流れができていると思います。

【中央大学まとめ!】箱根駅伝2022へ向けて

・森&三浦&手島選手、それぞれの色あるエース4年生
・スピード千守選手以外に育ちつつある3年生世代
・U-20記録吉居選手以外に育ちつつある2年生世代
・山平選手ら3名がインカレでデビューするルーキー

 それぞれの学年で主力選手がいるのですよね。4年生は総合力高い森選手、スピード抜群の三浦選手に、ロードで手堅い手島選手とそれぞれ色があります。

 3年生世代は千守選手が持ちタイムでは一歩先を行っています。その中で今年の箱根復路では中澤・若林選手が区間上位のリレー、今後の成長が楽しみです。

 2年生は、吉井選手のトラックでの飛躍がさらに続くのかどうかは勿論注目。その他、園木・伊東選手らタイムを短縮している選手がそのまま主力になるかどうか。1年生は山平選手ら中心に即戦力になる可能性がある選手が複数います。

 これで中々箱根駅伝のシード権、全日本駅伝の出場権に手が届かないのですから、強化は本当に難しいですね。トラック重視の方針の影響は、少なからずあると思いますが、このまま貫いていってほしい気もしています。