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【東京国際大学】箱根駅伝2022へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

 新年度になりましたね。少しずつですが、当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。

続いて、3年生と1年生が超強力!今年も常連校の壁を打ち破り続けそうな東京国際大学です。

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【東京国際大学】箱根駅伝2022へ向けて~戦力分析や新入生情報等!

 箱根駅伝は見事な粘りでしたね。2区起用のヴィンセント選手が力強い走りでトップに立つところまで予想通りでしたが…、その後の7区間中5区間起用された4年生が粘る粘る…

 少しずつ順位は落としていますが、流れは途切れなかった。最終的に、優勝候補の一角に挙げられたチームに追い上げを凌いで、総合10位。決して前評判が高くなかった中、初めての2年連続シード権を獲得しました。

 主要大会経験者は一気に少なくなりますが、3年生世代が非常に強力!さらに、その前の年の活躍で高校生の目が東国大に向いています。今年、懸命に獲得したシード権、大きく生きてくるかもしれません。

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新チーム各学年戦力分析

※記録は2021年5月6日現在

4年生主力選手について

芳賀宏太郎④29分07秒82≪21:箱6区19位、20:箱8区5位、19:全3区11位、箱7区6位≫
渡邉正紀④29分23秒74
三浦瞭太郎④29分38秒23
野澤巧理④29分52秒54
宮原壮史④29分58秒77
佐原利都④30分19秒64

 芳賀選手がずっと引っ張り続けているのですよね。チームの練習から離れて独自の調整を貫くことも多いそうですが、箱根駅伝に3年連続で出走しています。怪我明けいきなりだった今年の山下りは苦しい走りでしたが、本来は主力といって申し分ない走力があります

 今季は3障にトライしてしっかり8分台と結果を残しています。このあたりは本当に起用なランナーだなとつくづく思ったり。もうすぐ行われる関東インカレが楽しみになります。

 そのほかの4年生は、レギュラーには苦労しているようですね。そんな中、渡邉・三浦選手が少しずつ自己ベストを短縮してきています。今年の箱根は最終的に4年生の粘りが非常に大事になりましたが、彼らのこの1年の粘りがまた次につながるでしょう。

3年生主力選手について

イエゴン ビンセント③27分38秒48≪21:箱2区1位、20:箱3区1位、19:予3位≫
ルカ ムセンビ③28分20秒09≪20:全8区2位、19:全8区1位≫
山谷昌也③28分29秒36≪20:全1区13位、19:全1区14位≫
丹所 健③28分38秒21≪21:箱1区14位、20:全2区8位、箱1区13位、19:予50位≫
宗像 聖③29分13秒94≪21:箱4区13位、20:全4区9位≫
奥村辰徳③29分24秒83
善田修平③29分29秒85
堀畑佳吾③29分35秒93≪20:全6区12位≫
坪田開龍③30分08秒30
島崎元希③30分15秒71

 まあ、この世代ですよね。東京国際大を一気に箱根のシード校に押し上げたのは。昨年は箱根3区で、今年箱根2区で区間新記録をマークしている大エースビンセント選手がいるのが、この学年です。

 箱根2区では上りが得意とはいえないなか、走力で押し切り、向かい風もある中区間新…正直、個人としては日本の学生長距離界ではもうやりつくしている感じあるのですが、さて次の目標はいかに?出雲駅伝あたりで優勝を狙うための大きな一手になるかもです。

 このほかにも有力ランナーが多いのですよね。日本人エース丹所選手は、駅伝では常に前半区間。今年もすでに1万m28分30秒台をマークしています。ロードでで着実に走る宗像選手は箱根4区で今年繋ぎの役割を果たしています。

 さらにキーマンになるのは、箱根未登場も全日本駅伝で出走している山谷・堀畑選手。山谷選手は1万m28分29秒と日本人ナンバーワンの走力。主要大会でそろそろそのスピードを発揮できるか。堀畑選手も、復調気味で今後が楽しみです。

 そして、もう一人の留学生ムセンビ選手も、全日本駅伝アンカーでは2年連続出走でお馴染みですね。私立六大学では3障にもチャンレンジしていましたが、関東インカレではどの種目に登場でしょうか。

 このほかでは、箱根前に大志田監督の評価が高かった善田選手や、直近の記録会で1万m29分24秒の大幅ベストを出した奥村選手あたりも有力。この学年がいるうちに、もう一つ大きな花火を打ち上げたいところ。

2年生主力選手について

村松敬哲②29分37秒29
川畑昇大②29分37秒83
林 優策②29分43秒85
生田琉海②29分59秒17
加藤優斗②30分14秒93
麓 逸希②5千14分10秒29
川端拳史②5千14分13秒09

 この世代はまだ駅伝は走っていないのですが、持ちタイムは少しずつあがってきています。特に5千mで結果が出ていて、村松選手が14分01秒、林選手が14分09秒、麓選手が14分10秒などです。1万mも29分台に突入する選手が出てきていますが、ここはじっくりかな?

 やはり村松選手が僅かですが29分37秒29トップ。また川畑選手も走力が上がってきているようですね。この2人と同じく箱根エントリーしていた林選手が、やはり走力が高いようです。まずは彼らの成長曲線に注目です。

新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!

※ベストは高校時代の時としています。

佐藤榛紀①13分50秒31≪20:高1区29位≫
白井勇佑①13分58秒00/29分25秒80≪20:高7区2位、19:高2区1位≫
倉掛 響①14分02秒80≪20:高3区6位≫
冨永昌輝①14分05秒07≪20:高1区26位≫
古旗朝輝①14分13秒81≪20:高5区4位≫
5千m上位5名平均:4位14分01秒9
牛 誠偉①14分13秒89≪20:高4区7位≫
山岸柊斗①14分18秒27
岡 剛史①14分20秒97
西垣収悟①14分21秒95
益田郁也①14分22秒31
山口喜宝①14分24秒76≪20:高7区11位≫
大林洸己①14分26秒89
楠木悠人①14分27秒78≪20:高6区9位≫
山本秦輝①14分28秒34
吉住 颯①14分28秒66
宮武和矢①14分30秒58
小松兼梧①14分36秒87≪20:高5区12位≫
井上昌希①14分45秒92
岩尾雅偉①14分47秒25
佐藤祐輔①14分50秒25
水野遥大①14分54秒14

 いやぁ、スカウトは凄いですね。全日本駅伝初出場初シード、箱根駅伝の初シード権獲得を見て、高校生たちが一気に東京国際大に目を向けました。5千m13分台の走力がある選手2人を含めて、強豪校に引けを取らないレベルです。

 持ちタイムトップは佐藤選手、実績的には白井選手になりますかね。今季でももう1万m29分台をマークしています。まずは彼らの成長曲線に注目。

 さらに、高校駅伝3区や4区といった準エース区間で好走している倉掛選手や牛選手は14分序盤のタイム、変わらない持ちタイムを持つ冨永・古旗選手までが、現時点で即戦力候補でしょうか。

 他にも14分18秒の山木選手、あとは14分20秒台にかなりの人数がいます。高校駅伝で区間10位前後で走っている選手もいます。この世代は非常に強力になりそうです。まずは彼らのトラックシーズンでの伸びが楽しみです。

【東京国際大学まとめ!】箱根駅伝2022へ向けて

・芳賀選手が引っ張り続ける4年生の世代
・史上最強留学生と、丹所選手ら大勢期待の3年生世代
・まずはコツコツ事故べ巣を積み重ねていっている2年生世代
・大学史上最速!5千m13分台以外にも有力選手多数のルーキー

 3年生と1年生が現時点では中心になっていますかね。3年生は大学駅伝の歴史上史上最強の留学生ランナーのビンセント選手に、ムセンビ選手と2人の留学生。さらに1万m28分台の走力を持つ丹所・山谷選手がいますし、ロードで手堅い宗像選手、他にも伸びている選手がいます。

 1年生は新入生情報を見て驚いた駅伝ファンも多かったでしょう。5千m13分台のランナーが佐藤・白井選手2名、さらに倉掛選手ら14分一桁の持ちタイムの選手も多く入学して、東京国際大駅伝部が高校生の注目を集めているのを如実に表しています。

 4年生と2年生が現時点では谷間世代かなぁ。その中で4年生は芳賀選手がずっと頑張り続けています。2年生は箱根エントリーの村松・川畑・林選手がまず中心でしょうか。

 箱根で戦うということだと、卒業生が多いのでまだ何とも言えませんが、10人の枠の争いはし烈です。また、出雲駅伝でいうと、ヴィンセント・丹所・山谷選手ら主力の働き次第では、初参加初優勝も見えています。今年もまた何か常連校の壁を打ち破っていく、そんな活躍ができるかもしれません。