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【箱根駅伝2026(第102回)】10区を定点別に振り返る~人生一頑張ったラスト3㎞

箱根駅伝2026(第102回)

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

例年通りの定点別振り返りとなります。

人生一頑張ったラスト3㎞
箱根10区になります。

ページコンテンツ

【箱根駅伝2026】10区定点間分析

まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。

①青学・折田壮太②27分43秒92≪25出2区10位、関東IC5千6位、24全3区5位≫
②1:59國學・尾熊迅斗②28分35秒45≪25全1区3位、出2区6位、関東IC5千14位、24関東IC1500m7位≫
③4:23中大・吉中祐太④28分23秒21≪25全予3組18位、関東IC5千14位、箱9区8位、23全6区4位、関東IC5千8位≫
④5:14早大・瀬間元輔②29分20秒39≪25関東IChalf20位≫
⑤6:00順大・山本 悠②28分46秒86≪25全3区14位、予43位、全予2組12位、関東IChalf6位≫
⑥6:31城西・岩田真之④29分01秒71≪25全5区10位、関東IChalf8位、箱8区16位≫
⑦7:44駒大・佐藤圭汰④27分28秒50≪25全7区3位、箱7区1位、24箱3区2位、23全2区1位、出2区1位、日本5千4位、22全2区2位、出2区1位≫
⑧11:21創価・齊藤大空③28分27秒44≪25箱1区17位、24関東IC3障3位、23関東IC3障≫
⑪14:57[9]12:40帝京・鎗田大輝④28分40秒77≪25全5区9位、出5区6位、24出5区10位、23関東IC3障≫
⑨14:41[10]14:41日大・大仲竜平④28分49秒84≪25全6区11位、予79位、箱4区17位、予34位、全予2組25位、関東IChalf19位、箱10区17位、23予153位、全予3組27位、関東IChalf20位、22全5区18位、予176位≫
⑩14:44[11]14:41中学・成川翔太④29分13秒60
(18)19:27[12]15:33武蔵・佐野颯人③28分45秒93≪25予51位、24予157位、23予308位≫
⑫15:39[13]15:39東海・竹割 真④28分46秒83≪25全8区15位、予94位、全予3組9位、24全8区12位、全予2組2位、箱9区11位、23全8区13位、予90位、関東IChalf、箱7区18位、22予146位≫
⑬16:15[14]15:58神大・志食隆希④30分54秒84≪25予132位、箱9区12位、24全8区16位、予59位≫
⑯18:00[15]16:04日体・夏見虹郎①28分29秒82≪25予145位、全予2組11位、全国1区26位、24高校1区28位≫
⑰19:15[16]16:38東国・久保茉潤①29分48秒33≪24高校2区14位≫
⑮17:55[17]17:08東洋・薄根大河③29分06秒96≪25全予2組33位、箱10区10位、24関東IChalf4位、23全5区10位≫
⑭17:31[18]17:31山学・田原匠真③28分52秒05≪25予100位≫
⑱19:27[19]19:27農大・井坂 光①28分50秒80≪25予92位、全予2組4位、全国5区20位、24高校1区25位≫
⑳25:44[20]20:00立大・鈴木愛音②29分49秒15≪25全5区12位、予164位、24予115位、全予2組15位≫
⑲23:26[20]20:00大東・赤星龍舞④29分20秒09

 3連覇を目指して突き進む青学大は、まさかの期待のエース候補折田選手がアンカー。29日のエントリー時点では故障??と思っていましたが、本命だった。1万m27分43秒までつけた走力を存分に発揮するか。國學院大尾熊選手と復路優勝の争いにもなった。

 中大や早大など意外と差がついていない総合3位争いだけでなく、その後方から追撃となる駒大佐藤選手の最後の箱根駅伝にも注目。この区間だと万全ではないのは明白ですが、走れば外さないだけにどこまで記録を伸ばすか注目。

 シード権争いは、かなり追い上げてきた帝京大鎗田選手が単独走で逃げながら追いかける形。2年連続予選二けた順位の日大大仲選手、最初で最後の主要大会となった中学大成川選手らとの併走にも注目だった。

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定点間分析①:鶴見中継所~蒲田

蒲田5.9㎞
区間記録:98回中倉(青学)17分21秒

2位折田(青学)17分06秒①
6位尾熊(國學)17分18秒②2:11
13位吉中(中大)17分33秒③4:50
4位瀬間(早大)17分13秒④5:21
3位山本(順大)17分09秒⑤6:03
14位岩田(城西)17分34秒⑥6:59
1位佐藤(駒大)16分58秒⑦7:37
14位齋藤(創価)17分34秒⑧11:49
10位鎗田(帝京)17分26秒⑪16:07[9]13:00
12位大仲(日大)17分27秒⑨15:02[10]
10位成川(中学)17分26秒⑩15:04[11]
14位竹割(東海)17分34秒⑫16:07[12]16:07
18位佐野(武蔵)17分40秒(18)20:01[12]16:07
9位志食(神大)17分24秒⑬16:33[14]16:16
6位夏見(日体)17分18秒⑯18:12[14]16:16
14位久保(東国)17分34秒⑰19:43[16]17:06
6位薄根(東洋)17分18秒⑭18:07[17]17:20
20位田原(山学)17分46秒⑮18:11[18]18:11
5位山下(立大)17分14秒⑳25:52[19]20:08
21位井坂(農大)17分47秒⑱20:08[19]20:08
19位赤星(大東)17分41秒⑲24:01[21]20:35

駒大佐藤選手ら上位は大幅区間新ペース
 ここまでの流れ、そして選手の実力も上がり、上位は軒並み早い。先頭の青学折田選手は悠々区間記録ペースで17分06秒。2位國學院尾熊選手も区間新ペースだが、まずは突き放していく。3位争いは、初駅伝となる早大瀬間選手に、今年の成長株順大山本選手も突っ込んだ入りを見せていて、それぞれ前を追うところ。

 気になる駒大佐藤選手は走ればやはり早い。16分58秒は、最初の定点だけで区間記録から23秒早いペース。青学折田選手らを上回って全体トップのタイム。脚のテーピングが気になるものの、やはり持っているエンジンが違う過ぎるといった印象だ。

序盤は抑えめだった武蔵野学院大佐野選手
 シード権争いはひとまず膠着状態。帝京鎗田選手と、日大大仲・中学成川選手のペースはほぼ同じ入りだったようで、ここではまだ逆転はない。後ろ東海竹割選手、さらにそののちポイントとなる武蔵佐野選手はゆったりとした入りでむしろ、神大志食・日体夏見選手らに追い上げを許している形だ。

 またシード権争いは厳しくなった中。東洋薄根選手もかなり突っ込んだ入りで17分18秒の定点6位。2年連続アンカーどこまで追い上げるか。一斉スタートで立大山下選手も追い上げる姿勢を見せていて、すでに農大井坂選手をとらえている。アンカーも目が離せない。

定点間分析②:蒲田~新八ッ山橋

レース展開

 9㎞6位城西岩田選手の後ろ、駒大佐藤選手が40秒程の差。かなり詰めてきたか。蒲田地点で大幅区間新のペースだ。シード権の争いは、帝京鎗田選手が単独で走っている中、中学成川・日大大仲選手が一緒に行っているがどうなるか。

 12kmで3位中大吉中選手の後方、4位早大瀬間選手が猛追で15秒差、さらに5位順大山本選手も見えている展開。その後ろ、6位城西岩田選手の後ろ駒大佐藤選手が20秒程まで詰まっている展開だ。

新八ツ山橋13.3km(定点間7.4㎞)
区間記録:98回中倉(青学)21分36秒<38分57秒>

1位折田(青学)21分52秒<2>38分58秒①
4位尾熊(國學)22分04秒<5>39分22秒②2:23
12位吉中(中大)22分26秒<13>39分59秒③5:24
5位瀬間(早大)22分06秒<4>39分19秒④5:35
2位山本(順大)21分53秒<3>39分02秒⑤6:04
12位岩田(城西)22分26秒<14>40分00秒⑥7:33
2位佐藤(駒大)21分53秒<1>38分51秒⑦7:37
15位齋藤(創価)22分30秒<17>40分04秒⑧12:27
6位鎗田(帝京)22分12秒<8>39分38秒⑨15:37[9]13:20
17位大仲(日大)22分34秒<15>40分01秒⑩15:44[10]
16位成川(中学)22分32秒<12>39分58秒⑩15:44[10]
8位竹割(東海)22分15秒<10>39分49秒⑫16:30[12]16:30
8位佐野(武蔵)22分15秒(12)39分55秒(18)20:24[12]16:30
10位夏見(日体)22分19秒<7>39分37秒⑮18:39[14]16:43
10位志食(神大)22分19秒<9>39分43秒⑬17:00[14]16:43
7位薄根(東洋)22分14秒<6>39分32秒⑭18:29[16]17:42
14位久保(東国)22分28秒<16>40分02秒⑰20:19[16]17:42
19位田原(山学)22分52秒<18>40分38秒⑯19:11[18]19:11
18位山下(立大)22分41秒<11>39分55秒⑳26:41[19]20:57
20位井坂(農大)23分06秒<20>40分53秒⑱21:22[20]21:22
21位赤星(大東)23分08秒<19>40分49秒⑲25:17[21]21:51

帝京鎗田選手が伸びてきて、総合でも逆転!
 青学折田選手が順調にトップを快走。この定点間に関しては駒大佐藤選手を1秒上回り早くなってきている。このあたりはトップ効果もあるか順調だ。3位争いは、脚にテーピングを巻いていた中大吉中選手が伸びず追い上げを許す展開。早大瀬間選手がわずか11秒差へ、その後ろ追いかける順大山本選手も定点間2番目、全体区間3位、かなりの走りだった。

 シード権争いは動きがあり、帝京鎗田選手が定点間6位の好走。日大大仲・中学成川選手の並走のペースがさほど上がらず、ついに総合でも逆転。帝京大が2区終了時の7分もの差をついに埋めて見せた。この時点では、相手が並走しているので、まだ分からないとの見方もあったが、定点間で見ると勢いが違ったか。鎗田選手は、競り合えてないので、帝京大記録を目標にしていたそうですが、この目標の定め方も良かったのかもしれない。

定点間分析③:新八ッ山橋~田町

レース展開

 定点通過直後、13.7kmで駒大佐藤選手が、城西岩田選手を交わして総合6位へ。さらに14.8kmでは早大瀬間選手が、中大吉中選手を捉えて総合3位へ。アンカーでも上位に順位変動があった。

 シード権争いは2分ほど離れた中、帝京鎗田選手が僅かに逆転して総合9位。日大大仲・中学成川選手のマッチレース、情報はまだのはずだが日大大仲選手が仕掛けているか。

田町16.5㎞(定点間3.2㎞)
区間記録:98回9分11秒<48分08秒>

3位折田(青学)9分17秒<2>48分15秒①
8位尾熊(國學)9分21秒<5>48分43秒②2:27
6位瀬間(早大)9分20秒<4>48分39秒③5:38
14位吉中(中大)9分31秒<14>49分30秒③5:38
6位山本(順大)9分20秒<3>48分22秒⑤6:07
2位佐藤(駒大)9分08秒<1>47分59秒⑥7:28
13位岩田(城西)9分27秒<12>49分27秒⑦7:43
17位齋藤(創価)9分36秒<17>49分40秒⑧12:46
10位鎗田(帝京)9分22秒<8>49分00秒⑨15:42[9]13:25
14位大仲(日大)9分31秒<15>49分32秒⑩15:58[10]
14位成川(中学)9分31秒<13>49分29秒⑩15:58[10]
1位佐野(武蔵)9分05秒(9)49分00秒(17)20:12[12]16:18
5位竹割(東海)9分19秒<9>49分08秒⑫16:32[13]16:32
8位夏見(日体)9分21秒<7>48分58秒⑮18:43[14]16:47
11位志食(神大)9分26秒<10>49分09秒⑬17:09[15]16:52
11位薄根(東洋)9分26秒<6>48分50秒⑭18:30[16]17:43
4位久保(東国)9分18秒<11>49分20秒⑰20:20[16]17:43
20位田原(山学)9分45秒<18>50分23秒⑯19:39[18]19:39
18位山下(立大)9分38秒<16>49分33秒⑳27:02[19]21:18
21位井坂(農大)9分48秒<20>50分41秒⑱21:53[20]21:53
19位赤星(大東)9分44秒<19>50分33秒⑲25:44[21]22:18

武蔵野学院大佐野選手が定点間トップ!?
 区間賞争いは駒大佐藤選手がやはり早く、ここでまた区間記録から9秒早いペースに。止まるかもしれない不安もありつつ、さすがとしか言いようがない走りだ。粘っていた城西岩田選手をとらえて総合6位に浮上。3位争いは早大瀬間選手が一気に中大吉中選手に追い付いて、ここからどうするか。

 定点間争いはびっくり!なんと武蔵野学院大佐野選手が一気にギアチェンジしてきて、なんと全体トップの走り。あっというまに12番手に浮上して、日大・中学の争いに迫っていく。これにつけなかった東海竹割選手も追い上げてきていてシード権ラインに34秒差。一緒に伸びればワンチャンスあるかというところだ。後方、東洋薄根・東国大久保選手の争いも激化している。

定点間分析④:田町~御成門

レース展開

 3位争いは、一旦早大瀬間選手が抜けそうな印象があったが、中大吉中選手がついて併走状態。少しペースが落ち着いたところ、順大山本選手が猛追、18km地点で20秒差まで詰めている。そして、20kmで順大が追いつき、早大と3位争い。中大は最後に5位に落ちていった。

18.1km御成門(定点間1.6㎞)
区間記録:98回中倉(青学)5分00秒<53分08秒>

2位折田(青学)5分00秒<2>53分15秒①
5位尾熊(國學)5分02秒<4>53分45秒②2:29
12位瀬間(早大)5分13秒<5>53分52秒③5:51
12位吉中(中大)5分13秒<13>54分43秒③5:51
6位山本(順大)5分04秒<3>53分26秒⑤6:11
1位佐藤(駒大)4分59秒<1>52分58秒⑥7:27
12位岩田(城西)5分13秒<12>54分40秒⑦7:56
18位齋藤(創価)5分19秒<17>54分59秒⑧13:05
7位鎗田(帝京)5分05秒<7>54分05秒⑨15:47[9]13:30
16位大仲(日大)5分16秒<16>54分48秒⑩16:14[10]16:14
16位成川(中学)5分16秒<14>54分45秒⑩16:14[10]16:14
2位佐野(武蔵)5分00秒(7)54分00秒(17)20:12[12]16:18
11位竹割(東海)5分12秒<10>54分20秒⑫16:44[13]16:44
8位夏見(日体)5分07秒<7>54分05秒⑮18:50[14]16:54
9位志食(神大)5分08秒<9>54分17秒⑬17:17[15]17:00
4位薄根(東洋)5分01秒<6>53分59秒⑭18:39[16]17:52
10位久保(東国)5分09秒<11>54分29秒⑰20:29[17]17:52
19位田原(山学)5分21秒<18>55分44秒⑯20:00[18]20:00
12位山下(立大)5分13秒<15>54分46秒⑳27:15[19]21:31
20位井坂(農大)5分23秒<20>56分04秒⑱22:16[20]22:16
21位赤星(大東)5分28秒<19>56分01秒⑲26:12[21]22:46

佐野選手が間もなくシード権争いの中へ
 3位争いは早大瀬間・中大吉中選手がが並走で小康状態に。瀬間選手も飛ばしてきていたので、一旦脚を溜める形か。ただ、まだペースをキープしている順大山本選手が20秒差に迫っているが…。同じく順調に進む帝京鎗田選手は、なんと眼前25秒差で創価斎藤選手の姿をとらえるところ。帝京大はもうシード権争いの前を見据えている。

 その後ろが面白く、武蔵野学院大佐野選手がガンガン迫ってくる。ルール変更で例年より総合力が高くなっていますが、復路終盤になって威力発揮してきた。あっという間に日大・中学の争いに入っていきそうだ。

定点間分析⑤:御成門~馬場先門

レース展開

 18.7kmでシード権争いに動き、学生連合佐野選手が追いついてきたところで、日大大仲選手が食らいつくようにスパート!中学成川選手を突き放していく。

20.1km馬場先門(定点間2.0㎞)
区間記録:98回中倉(青学)5分54秒<59分02秒>

4位折田(青学)5分52秒<2>59分07秒①
3位尾熊(國學)5分51秒<4>59分36秒②2:28
15位瀬間(早大)6分13秒<6>60分05秒③6:12
5位山本(順大)5分53秒<3>59分19秒③6:12
17位吉中(中大)6分18秒<16>61分01秒⑤6:17
1位佐藤(駒大)5分48秒<1>58分46秒⑥7:23
14位岩田(城西)6分12秒<13>60分52秒⑦8:16
20位齋藤(創価)6分22秒<17>61分21秒⑧13:35
8位鎗田(帝京)6分02秒<8>60分07秒⑨15:57[9]13:40
6位大仲(日大)5分54秒<12>60分42秒⑩16:16[10]16:16
2位佐野(武蔵)5分50秒(5)59分50秒(16)20:10[10]16:16
12位成川(中学)6分10秒<14>60分55秒⑪16:32[12]16:32
7位夏見(日体)6分01秒<7>60分06秒⑮18:59[13]17:03
13位竹割(東海)6分11秒<10>60分31秒⑫17:03[13]17:03
8位志食(神大)6分02秒<9>60分19秒⑬17:27[15]17:10
11位薄根(東洋)6分07秒<5>60分01秒⑭18:49[16]18:02
8位久保(東国)6分02秒<10>60分31秒⑰20:39[16]18:02
18位田原(山学)6分19秒<18>62分03秒⑯20:27[18]20:27
15位山下(立大)6分13秒<15>60分59秒⑳27:36[19]21:52
19位井坂(農大)6分21秒<19>62分25秒⑱22:45[20]22:45
21位赤星(大東)6分31秒<20>62分32秒⑲26:51[21]23:25

3位争いに順大山本選手、シード権は日大大仲選手がスタート!
 順大山本選手が、2㎞で20秒差をあっという間に埋めて、一気に総合3位争いに浮上。早大瀬間選手が何とか反応して食いつくが、勢いが違いすぎる気がするが果たしてどうか。泣いても笑っても残り3㎞での争いだ。

 シード権争いも、ついに動きが。18㎞過ぎに武蔵佐野選手が追い抜いて行った際に、”ここしかない”と日大大仲選手が反応。中学成川選手がついていけずじりじり後退。10位と11位のラインに明確に差ができた。日大大仲選手はスタミナ型の選手、ラストまで持ち込みたくなかったところ、ここは幸運にも恵まれた。

定点間分析⑥:馬場先門~大手町FINISH

レース展開

 最後、区間記録ペースで単独走を続けた青学折田選手が最後まで伸びやかなストライドで3連覇の優勝のゴールへ!区間記録更新はならなかったが、10時間37分34秒!!総合新記録で決めました!また7区で追い上げた國學院大も復路&総合新記録での総合2位。

 3位争いは順大山本選手が凄まじいスパートでがっちり総合3位を確保。予選会チームながら表彰台に入って見せた。4位は早大が粘り切って5位中大。6位駒大も相当迫って来てのゴール。個人タイムは67分31秒の区間新記録だった

 シード権争いは激しい動きがあり、20kmで日大大仲選手がそのまま突き抜けて総合9位へ、帝京鎗田選手が伸びきれず、中学成川選手にも逆転を許し総合10位へ。

 帝京中野監督が懸命の檄で鎗田選手もラスト切り替えてペースアップ。中学川崎監督も「あと2秒、切り替えろ!!」と懸命の激。ただ、おそらく馬場先門の速報タイムが違ったか、9位帝京大、10位日本大、激しいラストの争いだった。そして、東洋大が静かに21年ぶりにシード権を失った。

23.0km大手町FINISH(定点間2.9㎞)
区間記録:98回中倉(青学)8分48秒<67分50秒>

4位折田(青学)8分52秒<2>67分59秒①
6位尾熊(國學)8分57秒<4>68分33秒②2:33
9位山本(順大)9分01秒<3>68分20秒③6:21
18位瀬間(早大)9分35秒<10>69分40秒④6:55
17位吉中(中大)9分32秒<15>70分33秒⑤6:57
3位佐藤(駒大)8分45秒<1>67分31秒⑥7:16
14位岩田(城西)9分19秒<13>70分11秒⑦8:43
1位鎗田(帝京)8分36秒<1>68分43秒⑨15:41[8]13:24
16位齋藤(創価)9分23秒<17>70分44秒⑧14:06
2位佐野(武蔵)8分43秒(5)68分33秒(16)20:01[10]16:07
7位大仲(日大)8分58秒<10>69分40秒⑩16:22[11]16:22
9位夏見(日体)9分01秒<7>69分07秒⑮19:08[12]17:12
19位成川(中学)9分37秒<14>70分32秒⑪17:17[13]17:17
8位志食(神大)9分00秒<8>69分19秒⑬17:35[14]17:18
13位竹割(東海)9分16秒<12>69分47秒⑫17:27[15]17:27
5位久保(東国)8分55秒<9>69分26秒⑯20:42[16]18:05
9位薄根(東洋)9分01秒<6>68分57秒⑭18:53[17]18:06
12位田原(山学)9分11秒<18>71分14秒⑰20:46[18]20:46
20位山下(立大)9分40秒<16>70分39秒⑳28:24[19]22:40
21位井坂(農大)9分45秒<20>72分10秒⑱23:38[20]23:38
15位赤星(大東)9分24秒<19>71分56秒⑲27:23[21]23:57

青学折田選手67分台!長距離ラスト駒大佐藤選手区間新締め!
 青学折田選手は、最後まで伸びやかな走りでトップを独走。見事10時間37分34秒と新時代到来といえる総合新記録。序盤の出遅れも何のその、5区ですべて取り返すと過去最速のチームとなった。折田選手はおおむねペースをキープした中67分59秒、4年前にこれより速く走った中倉選手は一体…?

 2位それほど差がなく食らいついた國學院大、総合2位として最速のチーム。もう少しで10時間40分切りだった。尾熊選手もそこまで差を開かれず2分33秒差。今回は精いっぱい戦った。総合3位は順大山本選手が抜け出しゴール。こちらもほぼ完ぺき、復路の順大というところまで復活してきた。

 総合4位争いは早大瀬間・中大吉中選手が、かなり苦しくなった中、どちらが最後まで脚を動かせるかという戦いに。何とか早大が逃げ切って4位、中大が5位。両校とも2年連続4区5区だった。ともに見せ場を作ったものの、ちょっと消化不良か。スピードエースはいるので、いかに10人そろえるかとなった。

 この2人のすぐ後ろに駒大佐藤選手がやってきたのはびっくり!ラスト3㎞だけで50秒ほども差を詰めてきていて、本当に順位・そして区間新記録への執念だったか。67分31秒の区間記録、7区と10区の区間記録樹立者となって、箱根駅伝から卒業。この後は、アメリカに渡りトラックの種目に専念する。

人生一頑張った帝京大鎗田選手のラスト3㎞
 シード権争いは、なんとここにきて急を告げていた。いや、正確には誤報だったのだが…。日大大仲・中学成川選手が帝京大鎗田選手を逆転したというものだった。慌てて飛ばした中野監督の激に、鎗田選手はギリギリ限界一杯まで絞り出した。

 創価大斎藤選手を瞬く間にかわして、8分36秒の定点間トップのタイム。結果的には悠々のシード権獲得だった。上位争い勿体ない気持ちもありつつ、帝京大だから逆転シード権だった。総合では8位の創価大は反省しきり。復路は早々単独走になり、流れを作り出せなかったものの、結構シード権に追い付かれそうだった。

 そのシード権争いは、10番目で武蔵野学院大佐野選手が68分33秒の区間5位相当好タイムでゴール後、日大大仲選手が歓喜のゴール。2区で浮上した流れを閉ざすことなく繋ぎ切り、見事12年ぶりシード権獲得だった。中学大成川選手は最後力尽き、55秒離され最後は13番目でゴール。とはいえ、1区にエースを置く作戦が成功したり、ある程度やりたいことがでできた形だった。

 最後に追い抜いて12番目に上がった日体大夏見選手が健闘の69分07秒区間7位。まだ1年生だが、新たなエース候補となっていきそうだ。健闘した神大志食選手が14番目でゴール、すぐに最後は苦しくなった東海竹割選手が15番目。総合では一斉スタートの関係で東海大12位、神大13位。東海大は4区以外もう一つ突き抜けたかった。神大は8区が揃わなかったが、昨年からすると躍進だった。

 16番目の争いも見た目激しく、ずっと抜きつ抜かれつの東国大久保・東洋薄根選手の争いは、最後は東国大久保選手が前でゴール。日体大総合15位、東国大総合16位、往路型と思われたチームが復路で健闘した。わずかに競り負けた東洋大薄根選手が無念のゴール。82回大会から続いていた連続シード権がついに途切れた。2区と5区のブレーキは痛かったが、それ以外にも1区松井選手以外高速化に対応できていなかった感じにも見えた。今後の課題化。

 18番目の総合17位で山学田原選手がゴール。最後の区間は苦しんだが、例年より高速化についていったのではないか。4区と6区が誤算だった。19番目で序盤飛ばした立大山下選手がゴール。最下位脱出とはならず、予選から順番を上げることはできなかった。立大も付いていけない印象。

 最後に往路健闘の農大井坂選手が20番目の総合18位、続いてしんがりで総合19位の大東赤星選手がゴール。農大は主力選手が前田選手以外戦えたのが収穫か。大東大は年間通じて主要大会に合わせられていないので、年間スケジュールから見直しだろうか。過去最高レベルの第102回大会が終了、とはいえ来年はさらにまた鍛え上げてくる。どんなドラマが待っているだろうか。

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