スポンサーリンク

箱根駅伝2025(第101回)へ向けて【法政大・立教大・中央大】エース・山・選手層で考える!

出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。

箱根駅伝出場大学の、
今季のチームの特徴や、山など箱根に向けての戦力分析をしていきたいと思います。

出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。 箱根駅伝出場大学の、 今季のチームの特徴や、山など箱根に向...
出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。 箱根駅伝出場大学の、 今季のチームの特徴や、山など箱根に向...
出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。 箱根駅伝出場大学の、 今季のチームの特徴や、山など箱根に向...
出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。 箱根駅伝出場大学の、 今季のチームの特徴や、山など箱根に向...

続いて、
MARCH対抗戦で新たな展望は!?
法政大・立教大・中央大です

スポンサーリンク

ページコンテンツ

【法政大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて

スポンサーリンク

出雲駅伝振り返り

出雲駅伝…スピードを磨いて1区に入った大島選手が区間9位でスタート、酷暑でやや切れ味鈍った形だったが、2区当日変更の野田選手が区間8位、3区小泉選手は総合10位に落とすも、区間順位は6位で前との差は詰めていた。

 4区当日変更の武田選手が、区間5位で追い下げて総合7位浮上。主要区間じゃ勝ったのが心配でしたが、やはり実力者。5区矢原選手が総合7位キープ、アンカー宮岡選手がもう一つあがってこなくて順位を下げましたが総合9位。なんだかまた距離が伸びれば面白そうな雰囲気でありました。

戦力分析

[戦力分析①]エース力

 MARCH対抗戦で、一部の主力選手が出場していないのが、少し気がかりですが、基本的には4年生武田選手がエースになってくるでしょうか。春は関東IC5千m8位に入るなど総合力が付いているところを見せていました。秋は、出雲4区に回ってさすがの走り。基本往路のどこかでいいでしょうか。

 このほかの主力選手もまずまず走れています。世田谷246ハーフでは4年小泉選手が62分13秒の好記録。1区希望ですが、3区でも4区でもやれる選手。そしてスピードランナー大島選手が、覚醒してきていて11月日体大記録会で28分10秒のナイスパフォーマンス。続けざまの世田谷246ハーフも63分00秒で走り切っています。ここまできたら往路でやれるか。

 そして、もしかすると彼が2区かもしれない2年野田選手。前回の箱根は、当時1年生名が3区起用。この時の苦戦が彼を強くしたような1年。MARCH対抗戦では、チームトップの28分44秒自己ベスト。チーム状況によっては、十分彼が2区ということもありそうだ。4区間堅実につないでいく準備は整いつつある。

[戦力分析②]山の力

 5区山登りはどうするか。一応、主力の野田選手が希望5区となっていますが、MARCH対抗戦に出場しているので…また今後の情報次第で。

 現時点では、4年高橋選手が候補の一人。昨年も一昨年も候補になったものの、出走にはいたらず。試合に出ずに、今回も準備を重ねているのか。主力では他には、前回8区の清水選手などもいる。ここは区間中位では走れる選手をいずれにせよ配置したい。

 6区山下りは、昨年区間賞獲得の武田選手が健在だが、今のところ山下りの気配はないように見える。3障が得意で、昨年もエントリーされていた2年湯田選手が、満を持して出走するか。基本的に山下りの準備は、法政大は長けているので、走るなら59分切は十分あると思って良さそうだ。

[戦力分析③]選手層

 シード権争い上で、復路までもってきていれば、またいぶし銀の走りをしそうな選手が揃っているのが法政大。世田谷246ハーフでは、まだ箱根経験のない4年安澤選手が63分16秒好走。8区以降でしぶとい走りをするか。

 中心は前回7区と8区を走っている矢原・清水選手あたり。矢原選手は出雲以降試合出場が無いが、このあたりは続報を待ちたい。全日予選で苦い思いをした清水選手は世田谷246ハーフで63分21秒とほぼ復調している印象。

 その他、3年行天選手が、MARCH対抗戦で29分07秒をマーク。主要大会の経験もあるので、このあたりは走破厚くなってきているのは確か。このほか、ハーフ63分台花岡選手などが16人の争いになってくるか。万全のオーダーなら、いつの間にか浮上してきそうだ。これに宮岡選手が浮上してくれば…いいチームになってくるか

まとめ

 4年武田選手らが一部状態が分からないものの、試合に出てきている主力の調子はいい。トラックのスピードがある3年大島選手が1万m28分10秒の口火を切ると、

 箱根往路候補では4年小泉選手が上尾ハーフで62分13秒、2年野田選手がMARCH対抗戦で28分44秒好走。走れる選手は揃ってきている。

 復路は、前回8区の清水選手らが中心で、これに安澤選手や行天選手ら新戦力がいる。山はまだ分からないところはあるが、下りは2年湯田選手が準備を進めてきているように見えるか。あとは、武田・宮岡・矢原選手らの状態が上がれば面白くなってくるはずです。

【立教大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて

箱根予選と全日本大学駅伝

箱根予選…酷暑の中、素晴らしいレースでした。3年生エースの馬場選手が日本人トップ集団で勝負し15位63分56秒でゴールすると、箱根1区2区を走っている4年林・3年國安選手が次の集団で64分30秒ほど、さらに4年安藤選手復活に小倉選手ら新戦力を含めて8人が100位以内、10番手も66分25秒。

 前半抑える作戦だったそうですが、10㎞の地点で総合1位。高林監督は、想定していなかったということで驚いていましたが、チームはそのまま安定。見事にチームとして殻を破るトップ通過でした。

全日本大学駅伝…その勢いは、全日本大学駅伝にも続きました。1区吉屋選手が好スタートを切るも、2区國安・3区林選手は、スピードにやや対応できず。ですが、何とか前が点々と見える範囲で食い下がりました。

 4区には、箱根予選は欠場していた主力4年稲塚選手が元気いっぱい区間7位の走りで追い上げモードへ。5区小倉選手が繋ぎ、6区は4年目で初主要大会の山口選手が区間5位好走でシード権ラインに迫ります。

 自信を持って投入したという7区馬場選手が、一気にシード権争いの集団をぶち抜いていく走り!区間4位の快走で総合7位に入ります。長い距離に手堅いアンカー安藤選手も、すぐ追いついてきた帝京大の選手と競り合いながら、シード権確保、見事初出場初シード権を決めて見せました。

戦力分析

[戦力分析①]エース力
 往路出走者が力をつけてきていますよね。特に馬場選手が強い。箱根予選は日本人上位争いを繰り広げ、全日本7区はシード権争いを勝ち取る活躍を見せています。主力の中では、駅伝力も非常に高い選手、過去は箱根4区と3区を走っていますが、今回は1区や2区もありそうですね。

 そして、2年連続1区2区を走っている4年林・3年國安選手だって力をつけてきています。全日本予選3組での2人の活躍は、印象に残っています。林選手は、最後の箱根は2区を希望、高林監督から”漢だろ!”の激を最後の上り坂で受けられるか。國安選手も、これまでの経験で往路ならどこでもやってくれるはずです。

 あともう一人往路を走る選手が必要です。4年生の勢いが増してきている中、稲塚選手が候補になりますかね。全日本4区で流れを変える走りをして、またいい意味で箱根予選の消耗も無いと思います。往路でいいスパイスになりそうな。

[戦力分析②]山の力
 山は、2度目の復活だった前回はそこそこ健闘していました。ただ、5区山登りを走っていた4年山本選手が中々試合には出てこず…もう一人候補と言われている3年永井選手も、中々安定して試合に出れていない模様…。

 現状希望者は、箱根予選チーム10番手で走り切っている2年木島選手ですね。勢いある若手選手の一人。走力としてはもう少しな印象も、適性があるなら、10番手の選手で凌げるのなら、むしろチャンスでしょうか??

 6区は、前回好走している原田選手が2年になってパワーアップ。箱根予選はチーム6番手で走り切っていて、平地でも通用するところを見せています。ここは58分台区間一桁が見込めるかもしれません。他、4年中田選手も希望していますかね。少しずつ山も対策が進んでいますかね。

[戦力分析③]選手層
 課題だった選手層が一気に伸びてきています。まずロードで頼りになる選手がいますね。過去2回10区と9区を走っている4年安藤選手は一時の不調は脱していて、箱根予選・全日本駅伝8区で活躍。万全なら今年も9区でしょうか。

 同じ4年生で、4年目に一気に飛躍してきた山口選手と、3年小倉選手が全日本駅伝でいぶし銀の走り。彼らも復路の終盤に控えているか。もう一人、もしかすると往路の可能性もあるスピードランナーの吉屋選手は、前回と同じ7区か、アンカー勝負を見据えて10区まで残しておくか…。

 なお、これだけに留まっていません。上尾ハーフでは4年中西選手に2年木代選手が64分前半、全日予選で通過に貢献しているルーキー鈴木・山下選手はやや長距離の対応が遅れていますが、まだまだ食らいついてくるでしょう。

 また、MARCH対抗戦では2年伊藤選手が1万m28分台をマーク、一気に本戦メンバーに名乗りを上げました。区間一桁で走れそうな選手がいる中で、これだけ出てきている。立教大流れに乗っています。

まとめ

 面白くなってきましたね。箱根予選トップ通過だけでなく、全日本駅伝でシード権獲得。これは昨年の大東大と同じような推移で、箱根駅伝でもシード権を獲得するチャンスは十分にあります。

 一人抜け出た存在になり始めている3年馬場選手に、4年林・3年國安選手も主力として活躍しています。さらに4年目に飛躍しそうな稲塚・山口選手に、3年小倉選手ら新戦力も出てきています。

 5区山登りは、走力ある選手が中々試合に出てきていませんが、6区山下りは原田選手が明らかにパワーアップしてきています。全日本駅伝のように、前半区間を食らいつくことができれば、復路でシード権を手繰り寄せる力、確実についてきているように思います。

【中央大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて

箱根予選と全日本駅伝

箱根予選…エントリーから波紋を呼んでいた中央大。何人かの主力選手が走らず、楽しみな選手が多いとはいえ、1年生が多くエントリー。全日本駅伝に温存しすぎではないかと言われていました。ただ、最初から外す予定だったのは吉居選手だけで、怪我明けの選手が何人かいたためとなった。

 結果的には、酷暑となった中6位ともう少しの順位となった。3年白川選手が急成長し日本人上位争いの17位63分58秒、4年阿部選手が復調し、期待のルーキーから岡田・原田・佐藤選手ら50位以内と上位5名は凄かった。ただ、それ以降が離れてしまい、結果的にルーキーに救われる形となってしまいました。

全日本大学駅伝…箱根予選からメンバーを何人か入れ替えた全日本駅伝。ギリギリ間に合ったという1区溜池選手が何とか繋いで、2区ルーキー岡田選手が12人抜きの区間6位で総合7位に浮上すると、夏の故障後は非常に順調だったという3区本間選手が区間6位の好走、上位の流れに乗っていくかと思われました。

 ただ、もう一人好調と言われていた4区浦田選手が平地でやや力負けで8位へ。5区東海林選手と6区佐藤選手が区間一桁で踏ん張ってシード権争いで、7区に入ったエース吉居選手へ。一気に突き抜けるかと思われましたが、まさかの区間14位ブレーキ。総合12位でシード権獲得なりませんでした。箱根駅伝以降、色々体調面でフォローを入れていた藤原監督も、かなりお怒りでした。

戦力分析

[戦力分析①]エース力
 MARCH対抗戦で、ナイスパフォーマンスをする選手が続出して、一気に1万m平均タイムに躍り出た中央大。全日本で失速したエース吉居選手が、27分44秒のチームトップとなる好記録。今年は往路の前半区間を走ってほしい所、何か目覚めたような力走でした。

 さらに、今年大きく力をつけていると感じていた2年本間選手も、勝負所で一旦先頭に立つ走りをしたうえでの27分46秒の好記録!もしかすると彼が箱根2区を走る可能性もあるのでしょうか?

 スーパールーキー岡田選手も記録にチャレンジして28分08秒の記録。十分往路1区あたりはこなしてもいい走力をつけてきています。これに、前年の1区を務めて、今年前半に27分53秒の記録を出している3年溜池選手が間に合えば、ひとまず往路は揃ってきます。調子は非常にいいですよ。

[戦力分析②]山の力
 山登りは、経験者が2名います。一昨年往路優勝争いを演じている現4年阿部選手に、昨年本来切り札出走だった現2年山崎選手あたり。とはいえ、どうも違う選手が走る可能性もありそうで。可能性の塊しかなさそうな1年生世代からの抜擢もなんだかありそうなように思います。佐藤選手や田原選手あたり…とも言われていますが、どうでしょうか??

 6区山下りは、前回区間5位で下った4年浦田選手が既定路線で良さそうでしょうか。3障の培った脚力は十分に役に立っているようですね。58分37秒からどれだけ短縮してくるかの楽しみもありますね。このあたりは抜かりなくやってくるでしょう。

[戦力分析③]選手層
 MARCH対抗戦中心に、好記録が続出しているので、選手層が分厚くなっていますね。どうやら箱根予選上位に入っている4年阿部・3年白川選手は、現状では復路でしょうか。予選1番手の白川選手は、その後に熱発などもあったようですね。箱根までに時間があるので、2年連続9区でしょうか。阿部選手も、本人が大丈夫そうであれば、適性が高そうな8区になりそうです。

 そして、そのほかの選手が一気にタイムを短縮してきています。3年生では、昨年度駅伝を走っている吉中選手が一気に調子を取り戻してきていて1万m28分34秒を記録、それからハーフで伊東選手が63分台をマークするなど上がっています。

 2年生では、まだ主要大会未経験の藤田選手が28分29秒のナイスパフォーマンスで、一気にチームトップ10へ。箱根予選で復活の狼煙を上げている鈴木選手もまずまず走っていて、復路ならどこでも区間賞争い十分の選手。1年生でも、往路候補くらいになるだろう並川選手が復調してきていますし、本当にどうなるか。

 これに、5年生になる園木選手や、日本選手権3障で大活躍していた2年柴田選手が故障から復帰の途上がいるのですから、選手層は本当に分厚くなっていて、往路が戦えたなら、非常に怖い存在になってきていると言えます。

まとめ

 主力がじわじわと復活してきていますね。3年吉居選手が27分44秒・2年本間選手が27分46秒と青学大のエース格の選手とバチバチにやり合っています。特に駅伝好走もしている本間選手が、一気にエースになったと思っていいのでしょうか??

 ルーキーも、箱根予選・全日本2区と活躍している岡田選手が、28分08秒を出していて、彼らで往路序盤区間を担っていくことになるのでしょうか?3年溜池選手が間に合えば、非常に面白いです。

 復路の選手層が一気に分厚くなっていて、4年阿部・3年白川選手と箱根予選で上位で走った上級生でさえ安心できないほどになっています。吉中・藤田・鈴木選手に、並川選手らルーキーたちも好記録を出していて、何か一気に弾けてきています。

 山も、上りが誰になるか分かりませんが、6区山下りは前回好走の4年浦田選手が控えています。復路は物凄いのではないでしょうか。往路、全日本駅伝で本来の走りができなかった3年吉居・溜池選手の復調次第では…また2大会前の再来もありそうです。