出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。
箱根駅伝出場大学の、
今季のチームの特徴や、山など箱根に向けての戦力分析をしていきたいと思います。
続いて、
強い留学生軸にに逆転シード権は…!
専修大・山梨学院大・日本大・東京国際大
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【専修大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて
前年の予選18位敗退からの大躍進!酷暑がスタミナ型のチームに合ったとはいえ、2位通過は下馬評を大きく覆して見せていますね。箱根予選の結果も合わせながら、改めて本戦に向けての戦力分析になります。
[戦力分析①]エース力
まずマイナ選手が強い強い。酷暑の中となった箱根予選、1年生ながら2位となる61分47秒でゴール。間違いなくタイム以上の価値があるでしょう。箱根駅伝は2区になると思いますが、先日は5千m13分31秒を叩き出していて、スピードもあります。個人で非常に楽しみです。
そして、日本人が力をつけてきていますね。日本人唯一1万m28分台の3年新井選手と、今季の成長株2年上山選手が非常に箱根予選強かった。予選20位台で粘っていて、間違いなく箱根で脇を固める人材になってくる。なお、新井選手は、直近5千m13分44秒の大幅ベスト。これなら切り込み隊長行けるでしょうか。
もう一人往路が必要で、できればスピードのあるランナーがいいか。箱根予選2年連続まとめている3年藁科選手が5千m14分07秒をマークしていて、調子が上がってきています。他若手もここにきて伸びている選手がいるので、チーム内競争が激しくなっていますね。箱根駅伝まで続けば。
[戦力分析②]山の力
山に関しては、正直現時点では分かりません…でしたが、月陸さんが希望区間などアンケートで聞いてくれたみたいですね。
箱根予選はもう少しでしたが、1万m29分00秒の記録を持っている3年福田選手が、5区山登りを希望しているようですね。今度こそ、走力に見合った母尻になれば穴が埋まりますね。
山下りは、箱根予選15㎞過ぎでテレビに映っていた”2年生トリオ”の一人・和田選手が希望しているようで。他にも直近、5戦m14分一桁を出した伸び盛りの1年大濱選手が希望区間となっています。適性があれば、このあたりも十分こなしていけるのかなと思います。
[戦力分析③]選手層
箱根予選は、2位通過もスピードランナーかなと思う選手は、やっぱり力を出し切れていた感じではなく、先の藁科選手もそうですが、トラックのタイムではいい3年手塚選手あたりが、うまくいきませんでした。手塚選手は、直近の記録会では調子を上げてきていて核になるはず。
また、箱根予選では2人出走していた4年生が対応していましたね。大きな実績が少なかった大田和選手が一世一代の走りで92位65分47秒、3障などでも名前を見ていた長谷川選手も128位66分17秒で走り切っています。復路で戦えるかどうかは、この2人を上回る下級生がどのくれい出てくるかでしょうか。
箱根予選で、”2年生トリオ”として走ったうち、具志堅・佐藤選手が、復路に回れそうなくらい戦力が厚くなっているのは心強い。記録会では平松選手ら、他に伸びてきている選手もいますので、戦力は整ってきていますね。
まとめ
往路序盤でまずはどこまでいけるか。1年生マイナ選手が非常に強く、初めての箱根2区でもやってくれそうな雰囲気を漂わせています。これに3年生新井・2年上山選手が脇を固めそうで、スピードを付けています。駅伝でどこまで通用するか楽しみな3人。
これに箱根予選から巻き返してくるだろう3年福田・藁科選手や、予選好走の2年生具志堅・和田・佐藤選手がいます。4年生は長谷川選手らにチャンスがありそうです。
山など未知数なところはありますが、自己ベストを出してきている若手ランナーも増えてきています。97回~99回は本戦前に故障者が続出して、3年連続最下位になりましたが…箱根予選2位通過の勢いは、示していくでしょうか。
【山梨学院大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて
昨年は、増枠分でギリギリとなる13位での通過。本戦も最下位になってしまい、下馬評は決して高くありませんでした。その中で3位通過、また上昇気配が出てきました。
[戦力分析①]エース力
エース留学生は、本当に毎回強い山梨学院大。スピードの3年ジェームス選手と、ロードの2年キピエゴ選手というところ。前回の箱根駅伝で、キピエゴ選手が出走してびっくりしたのですが、ロードに関しては、本当にキピエゴ選手の方が強いのでしょうね。箱根予選は、酷暑の中、最後まで先頭争いをして2位、先日は1万m27分42秒と改めて走力の高さを見せてきました。
勿論、駅伝ではキピエゴ選手を活かす流れを作りたいところ。絶好調なのが、3年平八重選手。前回の箱根9区は苦い思いをしましたが、そこから急成長。箱根予選はチーム4位の69位65分23秒でゴールすると、その後に1万m28分37秒まで更新。これなら1区でしょうか。さらに、5千mはチーム日本人トップの4年村上選手も復調加減。2年ぶり3区ならいい走りができるか。
他伸びている選手もいますが、昨年当時1年生ながら4区を任されて64分切でまとめている2年和田選手が順調に成長中。今年は箱根予選もチーム5番手の70位でまとめています。経験を活かせるなら、復路の選手層を厚くすることができます。
[戦力分析②]山の力
さて、山は経験者がいるのですよね。5区山登りは、昨年激坂王で好走した弓削選手が区間11位と好走しているので、ここは安泰と思われましたが…
なんと、ルーキー阿部選手が希望区間に5区山登りを上げているのですよね。阿部選手は、酷暑の箱根予選でチーム2番手の45位の激走!その後も1万m29分17秒を出していてるのですよね。勿論平地の走力もあるので、4区あたりも考えられますが、往路勝負ならそうなるか。
6区山下りは、走れば3年連続となる4年髙田選手が控えています。2大会前は区間10位とまずまず、昨年は下りに入ったところで差し込みが来てしまい役目果たせず…最後に1500mで鍛えたスピードをもう一度見ることができれば…山も戦えます。
[戦力分析③]選手層
箱根予選では叩き上げてきた選手が強かったですよね。4年土器屋選手がチーム3番手、前回好走でチームを救った徳田選手もチーム7番手には入り込んでいます。徳田選手は、その後1万m28分57秒の好走。勝負所の9区か、それかスピードも必要となってくる7区で2年連続の起用となるかというところですね。
これに、箱根予選を走っている3年束も・2年伊東選手に、昨年10区を走っている占部選手、さらに予選はメンバー外だった田原選手が29分23秒とまずまずの走りを見せています。メンバー争いは確実に盛り上がってきていますのね。
まとめ
とにかくまずキピエゴ選手がどこまで走るか。前回いきなり66分台で走ってきてびっくりしましたが、酷暑の箱根予選も安定していて総合力が高いです。個人として注目。
チームとしては勿論、それを活かしたいところですが、3年平八重選手が急成長し1万m28分37秒日本人トップ、これに4年村上選手が復調すれば往路流れを作れるか。
若手も出てきていて、昨年出走の2年和田・占部選手のほかに1年生阿部選手が急成長。4区か、それとも希望している5区となると、6区髙田選手とともに山が稼げて行ける。
復路は、毎年鬼門となっていますが4年徳田・土器屋選手らが踏ん張ることができるか。ここ数年と違う姿を見せてくれるはずだ。
【日本大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて
箱根予選について
昨年は、3年ぶり予選突破の歓喜に沸いた日本大。箱根駅伝も前半見せ場あったうえで総合15位と健闘した。今年は、そこまで勢いを感じておらず、ちょっと心配だったものの、それでも7位で通過。着実に戻ってきている日本大をもう一度まとめたい。
[戦力分析①]エース力
日本大は、最強留学生の一角キプケメイ選手になってきますね。なんと2年連続箱根予選1位。高速レースとなった前年も、酷暑の消耗戦となった今年も勝利しているのだから、その強さは際立っています。1万m持ちタイムも27分20秒と、日本大学生のレベルは大きく超えていますね。前回の箱根駅伝2区は差し込みで失速しつつ67分台。今年はどこまで走るでしょうか。
日本人は、安藤選手がだいぶ復活してきているようですね。前回3区で、2区で上位の流れを引き継いで区間4位快走していた選手。この実績を見ると、できれば今年も3区で流れを引き継ぐ役割がいいような感じがしますかね。
昨年は4区で大きく落ちてしまったので、1区や4区の部分もしっかりといい人材を置きたい。直近のタイムだと、昨年1万m28分台を出しながら箱根エントリーできなかった3年冨田選手が完全復活し、箱根予選はチーム4番手。さらに、今年の成長株2年髙田選手も、箱根予選は110位でまとめていました。彼らが流れを引き継ぐことができれば面白いですね。
[戦力分析②]山の力
山はどちらも出走者が残っていますね。昨年は、大橋選手と鈴木選手が、希望していて最終的大橋選手が5区山登りで鈴木選手が8区になっていましたね。大橋選手は4年生の今年も、箱根予選チーム6番手とまずまず。調子を上げつつありますし、今年も5区濃厚でしょうか。昨年は区間19位でしたが、上積みもあるか。
6区山下りは、3障の脚力もある3年山口選手が現時点では最有力になりますかね。箱根予選は、力を振り絞ったためか、熱中症になってしまいましたが、山下りの上積みには変わらず期待があります。他、1年生も希望しているようなので、言い争いができれば。
[戦力分析③]選手層
往路を走る可能性がありますが、現時点で9区に置きたいのが3年大仲選手。酷暑となった箱根予選は、沖縄県出身の彼がチーム2番手。4区の可能性もありますが、できれば9区で戦えれば総合力上がってくるでしょうか。
箱根予選では、2年生山口彰・山口聡選手2人とも出場し、少しずつでも順調になってきているのが確認取れていました。箱根予選は山口彰選手がチーム内10番以内に入って通過に貢献。山口聡選手は、前半戦全日予選に出場するなど活躍していました。涼しくなってくるので巻き返しあるか。
あとは、もう一人4年生岡田選手や箱根予選は走らなかったですが、復路は必要になってくる3年中澤主将がいますかね。とはいえ、選手層は厚い方ではないので、11月以降に台頭する選手がいるか。1年生でもいいですが、トラックの持ちタイムがある3年天野選手や滝澤選手らの復活があればと思います。
まとめ
日本大としては、2年生になったキプケメイ選手の、今度子の箱根2区の爆走、そしてそれを活かすチーム力を、どこまで構築できるかということになりますね。
日本人も安藤選手が復調してきて、1万m28分台では冨田選手が健在、伸びてきている3年大仲・2年髙田選手らが主軸なりますかね。山は、昨年の経験者大橋・山口月選手が健在ですので、彼らの存在も安心です。
7位通過と言うこともあってか、全体的な選手層はもう少しという印象もありますかね。例年通りなら、おそらくラストの日体大記録会に出場すると思うので、そこでどこまで上がっているかかなと思います。
【東京国際大】箱根駅伝2025(第101回)へ向けて
箱根予選について
東京国際大は、昨年増枠分を含めても14位の敗戦。そこから全日本駅伝8位は懸命に走り切ったと言える。今年の箱根予選は、また留学生エティーリ選手が思うほど稼げなかったとはいえ、底上げは成功8位でゴールした。全日本駅伝は連続シード権とはならなかったものの9位。何とか往時の勢いは取り戻したい。
[戦力分析①]エース力
W留学生は、どちらも記録は凄まじいのですよね。ただ、エティーリ選手は箱根予選、アモス選手は全日本駅伝2区で、トラックの記録からするともう少しという結果が続いている点がちょっと気がかりですが…。とはいえ、丸亀ハーフ59分台の走りも見ているところ。どちらが箱根2区を走るにせよ、権太坂以降も颯爽と走ってくれると思っています。
留学生が貯金したとして生かしていきたいところ。4年生エース佐藤選手が好調ですね。3年前、出雲駅伝優勝の口火を切ったのは本当に鮮烈に覚えています。全日本3区で他校のエースと叩き合っていたところをみると、2区での勢いをさらに加速させられる3区で起用できればベストなのかなと思います。
1区は、全日本駅伝2年連続1区を走っている4年木村選手がまず候補でしょうか。今年秋が低調でしたが、1万m28分台半ばの走力があるのは確か。何とか調子を上げてほしい所。また、高校時代に5千m13分台をマークしている菅野選手も、ある程度順調に走れるようになってきているので、一つ候補になってきそう。
そして、嬉しい成長が4年大林選手。少しずつ成長して生きていて、今回の箱根予選が初の主要大会、それでいていきなり箱根予選でチーム3番手の35位64分57秒で走り切ると、全日本7区はシード権争いを追い上げる区間7位の走り。これなら4区あたりというのも面白いのでは??徐々に往路の目途が立ってきていると思います。
[戦力分析②]山の力
山に関しては現状分からない…のと、東国大は山の育成に関してはちょっと苦手にしている印象があります。留学生で貯金できるので、ここが強いと2大会前もシード権を獲得できたと思うのですが…。
現時点で5区山登りを希望しているのは4年楠木選手。箱根予選では、早い段階で熱中症にかかってしまい、悔しい思いをした選手ですが、ロード力はチーム内でピカ一。今度こそ、持ち味を発揮して、チームに流れを作りたいところ。
山下りは、2大会前に出走している吉住選手のほかに、全日本4区にて、大学駅伝デビューしている中山選手も希望している模様ですね。どちらもチーム内の中ではスピードがありますので、少しでも仕上がった方になりますかね。全体的に6区のレベルは上がっているので、60分台では凌ぎたいところだ。
[戦力分析③]選手層
復路は、比較的安泰とみています。ロード力が高くて、2年連続箱根予選二けた順位の3年川内選手が復路エース区間9区主軸になる可能性が高いでしょう。全日本8区もタフな日程の中こなしています。もう一度、ここに調子があってくれば。それから、3年大村選手も面白い存在で、箱根予選100位以内に入ると、全日本駅伝6区でも区間8位好走。最後シード権争いに残っていたらキーになってくるでしょうか??
下級生では2年生松田選手に、トラックの記録は主力に追いつきつつある1年生小柴選手も気になりますね。箱根予選は酷暑でやや苦しいレースでしたが、箱根駅伝に仕上げて7区あたりでどうでしょうか。他、駅伝好走経験のある冨永や山岸選手ら、足並みがそろってくれば…10区間は揃ってくるはずです。
まとめ
箱根予選8位通過、全日本9位と惜しくもシード権獲れなかったところで、少しずつ不安要素はあるとはいえ、爆発力は兼ね備えています。
駅伝主要大会での好走がないのが引っかかるとはいえ、スピード抜群のエティーリ選手は、調子が上がればやはり最速の選手、権太坂以降も軽々走るはず。日本人は、4年佐藤選手が好調、上位で襷をもらえれば、快走できると思います。
ロードで手堅い復路のエース的存在になりそうな川内選手もいます。これに4年大林・3年大村選手ら上級生になって花開いてきた選手に、復活が待たれる冨永・木村・菅野選手と言ったところもいますね。山が分かりませんが、平地はある程度埋まる。流れを作れれば、シード権内粘り込みもあるはずです。
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コメント
記事と直接関係ないのでここで話すことかは分かりませんが
今日の3大学はすべて留学生が主要区間に入ってくるであろう大学ですが
先駆者寄りの日大は別とした上で、古豪と呼んでいい大東大や専大にも留学生の波が来ている今
もしかすると26年度以降、東海大も留学生投入があるのでは?と思っています。
東海大はこのままでは箱根から消えかねない悪循環に陥っているように見えるので、打てる手は打っておくべきかと