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【トヨタ紡織】2022男子実業団陸上駅伝チーム情報まとめ!!

 いつもご訪問ありがとうございます。

 今年度から、春の時期は、男子実業団駅伝チームの紹介をしていこうと思います。

 勿論、箱根駅伝ランナーが多く所属しているから、というのもありますが、
昨今、実業団駅伝チームを閉鎖する企業さんが多くなってきています。

 企業運営上仕方がないのですが、陸上長距離ファンとして何かできることはないかと思ったのが、現時点の実業団チームのまとめです。

 続いて、トヨタ紡織です。

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ページコンテンツ

トヨタ紡織【男子陸上長距離実業団情報】

参照サイト:トヨタ紡織陸上部

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2021年度主要大会

■第65回中部実業団対抗陸上競技大会
1500m
6位E.ケイタニー3分47秒30
9位大池達也3分55秒14
10000m
5位聞谷賢人28分50秒73
9位小野寺悠29分14秒87
OP小島大明29分18秒23
10位河村知樹29分20秒14
OP服部大暉29分28秒98

5000m
10位小野田勇次13分51秒13
OP大池達也13分56秒00
16位蟹沢淳平14分15秒00

■第105回日本陸上競技選手権大会(兼 東京2020五輪代表選考会)
9位大池達也28分04秒60

 中部実業団では、聞谷選手がチーム唯一となる28分台での5位と健闘、小野寺・河村選手も大崩れはしませんでいたかね。5千mでは小野寺選手が10位ながら13分51秒と好タイムを出しています。日本選手権1万m後だった大池選手は、1500mなど短めの距離での出場でした。

 その日本選手権1万m、大池選手は9位と健闘。タイムも5月上旬で28分04秒はかなり伸びた印象です。各大会上位に来ていて、とても充実してきている印象を受けました。

■第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
10000m
E.ケイタニー28分12秒82
小野田勇次29分57秒04

5000m
羽生拓矢13分28秒82
服部大暉13分45秒43
西山凌平13分56秒72

■第22回中部実業団陸上競技選手権大会
10000m
E.ケイタニー28分13秒74
大池達也28分42秒42
服部大暉28分54秒32
聞谷賢人28分56秒54
山田滉介28分57秒13
小島大明29分05秒72
西山凌平29分14秒05
小野田勇次29分18秒67
河村知樹29分35秒32
羽生拓矢29分36秒27
DNF蟹沢淳平

 秋口に実業団対抗選手権がありました。留学生のケイタニー選手が少しずつ状態を上げてきて、28分12秒とまずまずのタイム。さらに5000mは凄かったですね。怪我に泣かされ続けている羽生選手が、昨年度はこの秋口には試合出場。

 スタートラインにさえ立てば、13分28秒と大爆走。やはり持っているものは、日本長距離界トップレベルなんだと感じる戦績でした。同じく出場した服部選手も13分45秒好タイム、西山選手も13分台でゴールしています。

 その後、中部実業団陸上選手権に1万m多くの部員が出場しています。このあたりは、中部実業団に向けて、士気を高める意味合いがありましたかね。ケイタニー選手が28分前半、日本人も大池・服部・聞谷・山田選手が28分台、小島選手ら29分一桁でまとめました。駅伝メンバーもある程度、選ばれた印象です。

■第61回中部実業団対抗駅伝競走大会
1位トヨタ紡織3時間54分16秒
1区(12.0㎞)4位大池達也34分31秒 4位通過
2区(8.3㎞)1位E.ケイタニー23分05秒 1位通過
3区(12.2㎞)4位西山凌平35分45秒 2位通過
4区(15.5㎞)2位聞谷賢人45分06秒 1位通過
5区(12.2㎞)2位山田滉介36分32秒 2位通過
6区(8.5㎞)3位小島大明25分10秒 2位通過
7区(11.8㎞)2位小野田勇次34分07秒 1位通過

 強豪チームにアクシデントがあったとはいえ、見事トップ通過を果たしたのですよね。1区は大池選手がまずはトップと僅差にまとめると、2区ケイタニー選手が区間賞の走りで一気にトップに!

 3区西山選手がトップを譲りますが、エース区間でマラソン聞谷選手が安定した走りでトップを奪い返します。でしたが、この区間2区でブレーキがありながらトヨタ自動車が驚異的な追い上げで背後に迫ってきます。

 5区山田選手は並走、仕掛ける場面もありましたが、2位に後退。6区小島選手も追い上げることはできませんでした。そんな中、アンカー小野田選手がやってくれました。

 相手が伸びなかった中、抜群のスピードで逆転!優勝の勲章を手にして、本戦に挑みました。

■第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)
11位4時間55分19秒
1区(12.3km)15位服部大暉35分03秒 15位通過
2区(8.3km)3位E.ケイタニー22分16秒 3位通過
3区(13.6km)10位大池達也37分47秒 3位通過
4区(22.4km)12位聞谷賢人65分19秒 7位通過
5区(15.8km)11位山田滉介49分00秒 7位通過
6区(12.1km)13位小島大明37分29秒 9位通過
7区(15.5km)15位西山凌平48分25秒 11位通過

 本戦では、少しメンバー入れ替え。1区はトラックのスピードが伸びてきた服部選手。激戦の中、区間15位と上位が目指せる位置にまとめました。2区ケイタニー選手がバッチリ仕上げていて、12人ゴボウ抜きで3位浮上!個人としても区間3位でした。

 3区スピードエース大池選手が、過去最速レベルとなった中区間10位でまとめ3位キープ。順大OBリレーとなった次区間4区は聞谷選手、持ち前の安定感を発揮し、順位こそ落としますが7位、入賞圏内をキープします。

 まだ多くのチームが前後する中終盤戦へ。5区山田選手が粘って7位、6区小島選手が混戦の中9位リレー。入賞がまだ狙える位置で、アンカー西山選手が懸命に追い上げますが、向かい風の中力尽きました。

 それでも、一時は3位を突っ走るなど、次年度が楽しみになってくる総合11位でした。

■第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
22位服部大暉61分12秒
36位大池達也61分28秒
38位山田滉介61分34秒
76位小野田勇次62分17秒
82位小野寺悠62分21秒
92位蟹沢淳平62分37秒
103位河村知樹62分52秒

 ハーフマラソンにも、多くの選手が合わせてきていましたね。1区を走った服部選手が61分12秒の大記録!愛知工大からの新卒、長いロードはまだ多く経験していないと思いますが、この伸びは次年度楽しみになってきます。

 そしてエース級の大池選手が61分28秒しっかりまとめました。また、山田選手も61分34秒と上位陣に食い下がる走り。確実に伸びてきています。

 また、今回NY駅伝走れなかった中で、小野寺・蟹沢・河村選手も62分台中盤でまとめています。総仕上げとみると、まとまっているのかなと思いました。

2021年度記録ランキング

1500m
E.ケイタニー3分47秒30 2021/05/15第65回中部実業団対抗陸上競技大会
9位大池達也3分55秒14 2021/05/15第65回中部実業団対抗陸上競技大会

5000m
羽生拓矢13分28秒82 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
E.ケイタニー13分35秒64 2021/04/10第29回金栗記念選抜陸上中長距離大会
大池達也13分44秒75 2021/09/19第290回日本体育大学長距離競技会
服部大暉13分45秒43 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
山田滉介13分48秒98 2021/09/19第290回日本体育大学長距離競技会
(服部大暉13分49秒15 2021/04/17第1回中京大学土曜競技会)
蟹沢淳平13分50秒73 2021/04/17第1回中京大学土曜競技会
小野田勇次13分51秒13 2021/05/16第65回中部実業団対抗陸上競技大会
聞谷賢人13分54秒56 2021/04/03第33回梅村学園陸上競技大会
西山凌平13分56秒72 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
小野寺悠14分09秒19 2021/04/17第1回中京大学土曜競技会
小島大明14分13秒97 2021/07/17ホクレンディスタンス千歳大会
イマニエル マル14分14秒25 2021/12/25第92回平成国際大学長距離競技会
河村知樹14分18秒39 2021/09/19第290回日本体育大学長距離競技会

 5000mは、やはり羽生選手の13分28秒がトップになりますね。走る機会が少なかったとはいえ、ケイタニー選手のシーズンベストさえも上回ってくるとは!また、いずれの快走を待ちたい。

 それ以降、5000mは多くのランナーが13分台を出していますね。大池・服部選手といったスピードランナー以外にも、山田選手が13分50秒切、蟹沢・小野田・聞谷・西山選手まで14分00秒切、しっかりと記録は出してきている印象です。

10000m
E.ケイタニー27分28秒25 2021/11/27八王子ロングディスタンス
大池達也27分53秒45 2021/11/27八王子ロングディスタンス
大池達也28分04秒60 2021/05/03第105回日本陸上競技選手権大会
(大池達也28分10秒29 2021/04/10第29回金栗記念選抜陸上中長距離大会)
(E.ケイタニー28分12秒82 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会)
聞谷賢人28分16秒32 2021/04/10第29回金栗記念選抜陸上中長距離大会
(聞谷賢人28分22秒06 2021/06/06DENKA ATHLETICS CHALLENGE CUP)
(聞谷賢人28分25秒98 2021/11/27八王子ロングディスタンス)
服部大暉28分38秒46 2021/11/27八王子ロングディスタンス
山田滉介28分39秒24 2021/11/27八王子ロングディスタンス
西山凌平28分43秒16 2021/11/27八王子ロングディスタンス
河村知樹28分56秒06 2021/11/27八王子ロングディスタンス
小野田勇次29分01秒58 2021/07/10ホクレンディスタンス網走大会
小島大明29分05秒72 2021/10/08第22回中部実業団陸上競技選手権大会
小野寺悠29分14秒87 2021/05/15第65回中部実業団対抗陸上競技大会
羽生拓矢29分36秒27 2021/10/08第22回中部実業団陸上競技選手権大会
蟹沢淳平29分42秒03 2021/11/27八王子ロングディスタンス

 八王子でのケイタニー選手の仕上げが光りますね。27分28秒と飛び抜けています。ここからインターナショナル区間で、さらに仕上げていっています。トラックでは、本気のケイタニー選手は見れてなかった感じです。

 日本人では、トラックのエース大池選手と、マラソンのエース聞谷選手が飛び抜けていい成績を出していますね。さらに年間3本以上、自己ベスト付近でまとめていく安定感がありました。昨シーズンは、本当にこの2人が走力でチームを引っ張っていました。

 続いて、八王子組で、服部・山田・西山選手らが28分台半ば、NY駅伝のレギュラーをしっかりとっていっています。ギリギリで出られなかっただろう河村選手も29分切り、さすがNY駅伝条例常連チームといったところです。

ハーフマラソン
服部大暉61分12秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
大池達也61分28秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
山田滉介61分34秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
小野田勇次62分17秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
小野寺悠62分21秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
蟹沢淳平62分37秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
河村知樹62分52秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会

フルマラソン
MGC聞谷賢人2時間7分55秒 2022/03/06東京マラソン2021
(聞谷賢人2時間10分37秒 2021/09/12第38回ウィーンシティマラソン
小島大明2時間17分36秒 2022/02/06第70回記念別府大分毎日マラソン大会

 フルマラソンは、聞谷選手が東京マラソンで2時間7分55秒とナイスパフォーマンスでMGC出場権ゲット。ここのところ”再現性”がポイントとなっている男子フルマラソン、聞谷選手は2年連続好成績を収めています。

2022年度移籍・引退選手

 珍しくいないのですよね。全部院一定の成績を残していることも大きかったですかね。

2022年度新入部員・中途加入選手

下 史典(富士通)

 そして、新卒部員はなし。富士通から移籍してきた下選手のみになります。大学中盤当たりから、やや伸び悩んでいる印象ですが、新天地で、持っているポテンシャルを発揮できれば。

日本選手権5000mに注目!

 ここまで、トラックの記録は本当によく伸びているのですよね。ケイタニー選手がGGN5千m13分11秒とビッグパフォーマンス!服部選手が5千m13分32秒と日本勢トップに迫ってくるタイムです。服部選手はチームのエース級になってきましたね。

 そして現エースと言える大池選手は、日本選手権1万m27分53秒で4位入賞。昨年より順位を上げてきていますね。充実してきていますね。

 そして、迫るそれ以外の種目の日本選手権陸上、5000m2名出場予定。服部選手、そして…羽生選手も合わせにいっています。直近のパフォーマンスや、ポテンシャル考えると、要注目です。走りを見守りたいですね。