まもなく、大学駅伝2021-2022シーズン到来ですね!
コロナ禍であることは、昨シーズンから変わりませんが、ひとまず緊急事態宣言が解除され、幸運なことに、大学駅伝界はいい出足となりそうです。
最初の三大駅伝である出雲駅伝2021のエントリーが発表されています。
どんどんと有力チームの区間オーダー予想をしていっています。
続いて、あくまでチャレンジャー姿勢を貫く前回覇者國學院大學です。
【出雲駅伝Movie〜國學院大學〜】
学生三大駅伝開幕戦。
出雲駅伝まで後3日。國學院大學の歴史を変える挑戦〜第2章〜
いよいよ駅伝シーズンが始まります。これまで地道に積み上げてきたものを発揮し、新たな時代を創っていきます。 pic.twitter.com/cGzW6q7ky1
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) October 7, 2021
前回大会優勝校!堂々のディフェンディングチャンピオン!!…なのですが、あくまでチャレンジャーの國學院大。というのも、2年前の出来事なのですから。昨年度は、全日本大学駅伝シード落ち、箱根駅伝はギリギリの戦い何とか9位で連続シード権は確保。あくまで、もう一度強豪校へ挑戦姿勢の國學院大。
とはいえ、2大会前の優勝メンバーは2人残っていて、それぞれ色のあるエースとなっています。選手層も厚くなりつつあり、一気に主力になりそうなルーキーも出てきています。いいチームに仕上がりつつある國學院大のメンバーの紹介です。
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出雲駅伝2021【國學院大學】戦力分析&区間エントリー予想
エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝2021前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られます。
エントリーメンバーと戦力分析
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝
藤木宏太④13分44秒94/28分10秒30≪21:箱1区12位、20:全7区7位、箱1区2位、19:出1区5位、箱1区10位≫
島崎慎愛④13分50秒20/28分27秒98≪21:箱6区4位、20:全1区4位、箱6区8位、19:全1区12位≫
木付 琳④13分56秒45/28分27秒59≪21:箱10区3位、20:全5区6位、箱7区11位≫
石川航平④14分06秒83/29分26秒82
殿地琢朗④14分24秒04/29分43秒64≪21:箱5区8位、20:全8区10位、箱10区4位、19:箱8区12位≫
中西大翔③13分42秒24/28分17秒84≪21:箱2区15位、20:全3区8位、箱4区3位、19:全4区4位、出2区3位≫
川崎康生③14分08秒59/29分20秒77
坂本健悟③14分31秒94/29分09秒74
伊地知賢造②14分09秒88/28分56秒08≪21:箱8区9位≫
平林清澄①13分55秒30/28分38秒26
その前回の優勝メンバーで、1区を務めた藤木選手、2区を務めた中西大選手が、そのまま二大エースに成長しています。藤木選手は競り合いになると+αが出る選手ですね。走力もここにきて再びアップ!関東IC2部1万mで28分10秒の高パフォーマンスで5位入賞しています。
中西大選手は、単独でも一定のペースで推していくのが得意な選手。タフなコースもこなせます。今年春は怪我で出遅れ、全日本予選では1組。そこでもしっかりと単独走でトップに。夏が順調なら逞しくなってくるでしょう。
続くのは島崎・木付選手ら4年生になってきますかね。島崎選手はスピード種目中心に伸びてきていました。春先日本学生ハーフで3位表彰台、続く記録会1万m28分27秒をマークして駅伝ファンをびっくりさせました。木付選手は2年連続主将を務める男。怪我などもありながらも、懸命に走力で引っ張っています。
このほかにも、新戦力候補が出てきていますね。9月日体大で5千14分一桁をマークした4年石川・3年川崎選手、1万m29分一桁をマークした3年坂本選手が出てきています。2年では、前年度駅伝で揉まれた伊地知選手が着実に成長。
さらに春の日体大記録会で、いきなり1万m28分38秒を叩き出した1年平林選手が目下注目選手に。全日本予選3組では、終盤に一時抜け出すなど大きな見せ場を作りました。しかも、前回の優勝が、國學院進学の決め手になったとか…いきなり主要区間デビューでしょうか。
出雲駅伝で出番があるか分かりませんが、長距離ロードで覚醒する4年殿地選手もいます。役者は揃っています。十分戦い抜けるメンバーが揃っています。
【出雲駅伝 選手インタビュー】
前回大会の優勝をみて入学を決意したという期待のルーキー #國學院大學 1年 #平林清澄 選手のインタビューです!■10月10日(日)ひる12時~生中継!
テーマ曲「#フィラメント」 #Official髭男dism ⇒https://t.co/YxCuEUcdZp
HP⇒https://t.co/ov5bdL0mci pic.twitter.com/LqD91PZ6IR
— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) October 5, 2021
区間オーダー予想
正攻法では、1区スペシャリストの藤木選手。とはいえ、箱根を見据えると3区や6区と、違う区間のほうがいいのではないか。いろんな意見がありますね。皆さんどう予想しましたか?
区間エントリー予想
1区(8.0㎞)藤木宏太④
2区(5.8㎞)島崎慎愛④
3区(8.5㎞)平林清澄①
4区(6.2㎞)木付 琳④
5区(6.4㎞)伊地知賢造②
6区(10.2㎞)中西大翔③
1区藤木選手…私は…出雲駅伝に関しては動かさない予想です。三大駅伝の中では、一番1区の比重が重い駅伝。前回の優勝も、藤木選手が1区でしっかりライバル校の中に割って入ったのが大きかったです。走力がまた上がった藤木選手に流れを作ってもらうのがいいと思います。
2区島崎選手…2年連続箱根駅伝で山下りを務めている島崎選手ですが、満を持して平地区間で勝負に。流れを作るのに非常に重要な区間。5千m13分40秒台出したての勢いを活かしてほしい。
3区平林選手…楽しみなルーキーを好位置で主要区間デビューさせい!ので、藤木-島崎選手の序盤構成にして予想しました。全日本予選3組でのファイトは可能性を感じました。強気で他校のエース選手に勝負してほしい。
4区木付選手…1年生に主要区間を走ってもらいました。その襷を4年生主将が受け取る、という流れです。このあたりからは展開が読みにくくなりますが、しっかり後半に向けて流れを立て直したいところです。
5区伊地知選手…数か月単位で確実に成長してきている伊地知選手。1年時は全日本・箱根ともに出走しシード権ボーダーで貴重な経験を積んでいます。アンカーに向けて勢いをつけられると思います。
6区中西大選手…順位をまとめにかかります。やはり単独走でもハイペースをしっかり刻める中西大選手が、一番出雲駅伝のアンカーに向いていると思います。夏が順調ならベースアップしているはず。最後まで順位を押し上げる走りをしてくれるでしょう。
なお、藤木選手を3区以降に回すなら…将来のエース候補平林選手を1区になるのではと思っています。どこまで勝負できるか見物になりますね。
まとめ
・4年生エース藤木選手の配置はいかに!?
・平林選手ら新戦力の力走あれば…
2年前のこととはいえ、前回優勝校です。それに恥じないメンバーは揃いました。2大エース藤木・中西大選手に、追いつけ追い越せで島崎・平林選手が成長してきています。
伊地知・木付選手ら繋ぎ区間に予想される選手たちを脅かす新戦力候補も出てきています。今の國學院大の主力はしっかり揃っています。まずはベストメンバーで迎えたい。
区間オーダーの作戦面では、やはり藤木選手をどこに持ってくるかで大きく変わるのではないでしょうか。チームにいい流れをもたらすために引き続き1区か、連覇の夢を見て3区や6区に残すか、藤木選手箱根2区の布石を打たせるか。
また、急成長ルーキー平林選手の、夏合宿での成果でもまた変わってくるかもしれません。2区や4区の繋ぎ予想から、主要区間まで予想が割れているのではないでしょうか。
もしくは藤木-平林-中西大-島崎-伊地知-殿地と超攻勢オーダーも…?島崎選手以外は秋、試合に出ていないだけに結構色んなオーダーが考えられます。今の國學院らしいオーダーで、結果を残せるはずです。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【2021年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
コメント
強豪校になりつつあるきっかけとなった当時の1年生(藤木、殿地)が最上級生になっただけに、優勝を目指しながら、卒業後を見据えて新エースの育成の両立も期待したいところです。
私が考えたオーダーは島崎ー藤木ー中西ー伊地知ー木付ー平林とバランスを無視しました。とはいえ、前半は優勝候補の駒澤とも互角に勝負でき、4、5区も粘り強く戦えれば、最高の状態でルーキーの平林選手にたすきを渡すことができると予測します。
ちょっと期待しずきているかもしれませんが、全日本大学駅伝の予選会3組目で中央学院の主力2人と最後の最後までガチンコ勝負を繰り広げた平林選手に、将来の國學院のエースという観点から見てみたいです。
>たけぽっぽさん
平林選手のアンカーは私も結構考えたのですよね。國學院大の出雲駅伝優勝を見て、國學院大の進学を決めた彼に、できるだけいい位置でアンカーにタスキを、といいと思います。
國學院大飛躍のきっかけとなった藤木選手ら世代の活躍にも注目ですね。