全日本大学駅伝2019関東地区予選の13人エントリーが発表されました。
予選は6月23日(日)に行われますが、
組エントリーは22日(土)に発表されます。
その間にそれぞれの大学の組エントリー予想を行っていきたいと思います。
これが最後になります、念願の全日本予選初出場&復活組です駿河台大・武蔵野学院大・麗澤大・日本薬科大です。
持ちタイム平均としては、上位陣とは差がありますが、エースを持っている大学ばかり、一泡も二泡も常連校を吹かせられるかもしれません。
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上位8人平均:29分49秒4 ⇒ 16位
ついに全日本予選初出場となりました駿河台大は、エース力もさることながら、多くの選手がここ1年でぐっと自己ベストを更新してきました。
エース選手は、2年ジェームス選手。27分台経験者で、しかも関東インカレ5000m・10000m2冠達成と走力も勝負強さも早くも兼ね備えつつある選手です。さらにスピードランナーの吉里選手が急成長中。1500mと5000mで入賞とはならずも戦い抜きました。まずはこの2名が引っ張ります。
インカレでびっくりしたのがハーフマラソンで、阪本・石山・屋富祖選手が、1部のレベルで中位に食い込んでまとめあげたこと。10000m30分前後の走力はついていますが、もっとついているでしょうか。このほか、馬場選手ら地道に鍛え上げた選手らも少しずつ総力を伸ばしてきています。彼らで序盤を凌げれば面白い戦いになるはずです。
組エントリー予想
4組:ブヌカ ジェームス②27分45秒59、吉里 駿③29分14秒06
3組:屋富祖光佑④29分56秒12、阪本大貴②30分11秒15
2組:石山大輝③30分09秒14、馬場凌太④30分39秒06
1組:流田直希④30分24秒17、町田康誠①30分55秒23
その他、河合拓巳③30分16秒51、高倉 渉③30分51秒47
堀内弘輝③31分12秒22、田尻 健②31分17秒42、松岡龍生①※14分58秒62
4組:先に書いたようにこの2名でいいと思います。ジェームス選手は4組の中でもトップクラスの走力です。大いに上位校を追い上げてくれるはず。吉里選手も関東インカレ5000mで終盤まで入賞争いを繰り広げていますので、スタミナ次第ではかなり戦えるはず。駿河台大の4組は楽しみです。
3組:3組からはインカレハーフ組ですね。まず一番上位の阪本選手。3障のイメージがあったので結果に驚きました。3組でも果たして通用するかどうか。もう一人は屋富祖・石山選手で迷いましたが、4年生であり29分台をマークしたことがある屋富祖選手で。第一工大時代でも予選は経験していますしね。総合力が必要になる組で食らいつけるかどうか。
2組:こちらに石山選手。10000m30分台前半をマークしたのは結構早いタイミングでした。例年の2組の流れなら食らいついていけるかもしれません。もう一人からは記録会に参加している選手より。5月半ばの記録会で31分切をしている4年馬場選手で予想。ここから走力的には厳しいかもしれませんが、精いっぱい戦いたい。
1組:あとは1年生ながら30分55秒で記録会で走っている町田選手は是非起用したい。それとあとは31分台前半になってきますが、自己ベストは30分半ばの記録を持つ4年流田選手かなぁ。以前に30分16秒をマークしている河合選手や、1500mが専門の高倉選手がいければ、もう一つ面白いかもしれません。
それにしても初出場ながら4組が戦える可能性があり、他にも組中位あたりまでなら可能性がある選手が複数いるのは、本当に勢いがありますね。見応えがある戦いになるかもです。
上位8人平均:29分43秒2 ⇒ 14位
新勢力の中では、かなり10000mに特化して鍛えたような印象がある武蔵野学院大。留学生の選手だけでなく、結構多くのランナーが29分台をマークし、早い段階で全日本予選の初出場の座を手中にしていました。じっくりと合わせてきているかもしれません?
さて留学生のワンブア選手が、今年になって一気に力を付けてきましたね。インカレで5000m10000mとも最後まで優勝争いしたのは驚きました。全日本予選もいい戦いができるかも?また1年時に連合で箱根駅伝を走っている藤井選手が、ここに来て復活。こちらも戦える体制を整えています。
あとは関東インカレハーフ出場した友村・田村選手、インカレ1500mであともう少しで予選突破するところだった竹内選手、記録会で安定している船田・原田・辻野選手、今季まだ試合不出場ながら29分台を持っている下田選手がいますかね。状態が良ければ、比較的平均値は高いですので面白い戦いができます。
組エントリー予想
4組:タイタス ワンブア④28分19秒52、藤井亮矢④29分30秒31
3組:友村俊介②29分47秒80、船田圭吾②30分05秒39
2組:田村剣心③29分53秒13、原田宗市②30分25秒93
1組:竹内嵩人③29分52秒63、辻野大輝①30分52秒19
その他、下田季矢③29分57秒53、岩永 令④30分19秒45
佐藤拓夢③30分21秒00、栗原佑輔②30分59秒00、佐藤茂哉③31分17秒84
4組:もうこの2人しかいないでしょうかね。ワンブア選手は、インカレからすると持ちタイム以上に走力がついているような感じがします。組トップに近い位置につける事も十分可能です。また藤井選手も、以前の勢いが戻ってきて、10000m29分30秒まで上がっています。スタミナもありますので、粘りの走りでまとめてくれればと思います。
3組:ここからはインカレ組と記録会組と組み合わせて予想しました。まずインカレハーフ出場で持ちタイム29分47秒の友村選手。もう一人は記録会で安定した記録をマークする船田選手。ともにまだ2年生なんですが、持ちタイムはかなりよくなっています。どのくらい食らいつけるでしょうか。
2組:こちらに高校時代の実績では抜けている田村選手を配置。やや波がある印象ですが、ハマると2組で上位に顔を出せるかも?29分台で走った経験はあります。もう一人は2年原田選手。こう見ると2年生に勢いがありますね。最近でもベストに近いタイムでまとめていますし、食らいついていけるかもしれません。
1組:竹内選手はインカレ1500m出場し、ギリギリまで決勝進出ラインで争った選手。その後、5000mで14分36秒のベストを出して急ピッチで仕上げてきているところ。ラストが活かせる展開になってくれれば。あとは1年生辻野選手。既に30分台のベストを持ち、5000mは入学後複数回ベスト更新。勢いがありますので起用したい。
あとは下田選手が間に合っていれば、どこかで起用したいですが、どうでしょうか。新勢力の中ではかなり10000mに力を入れていた印象です。虎視眈々と上位進出を目指しているはず。どこまで大いに目立つことができるでしょうか。
上位8人平均:29分52秒54 ⇒ 17位
昨年箱根予選で惜しくも次点。箱根駅伝本戦出場の夢は、10000mの走力にも形になって現れました。全日本予選出場は7年ぶりの参戦。ハーフに特化していた大学ですが、スピードをつけた選手も徐々に出てきて、いよいよ面白くなってきました。
エースは国川選手が抜けた存在。インカレハーフでは積極的なレースの中7位入賞と力を付けてきています。また出遅れていましたが、同じくロード型の宮田選手、5000mで14分16秒の記録を持つ椎野選手らも力を付けています。トラックが特異な難波選手が今季試合に出てませんが間に合えば大きな戦力アップです。
他にはインカレ10000m出走している植田選手に、今年10000mのベストを出した萩原・山川選手あたり勢いがあります。また杉保・竹内・水野選手らも地道に走力を蓄えてきています。ある程度トラックに対応できる選手が増える中、どう戦っていくでしょうか。
組エントリー予想
4組:国川恭朗④29分24秒20、植田陽平③29分50秒55
3組:宮田 僚④29分39秒43、萩原 新③30分11秒55
2組:杉保滉太③30分12秒04、椎野修羅②※14分16秒47
1組:水野優希③29分56秒42、竹内奨真③30分15秒98
その他、難波 天③29分30秒13、山本将輝③30分32秒74
山川太一②30分41秒44、山本蒼弥②30分57秒12、本藏 駿①31分48秒32
4組:まずは4年国川選手ですね。1年時から連合に選ばれるなど長い距離に強く、今年ついに箱根駅伝出走。徐々に他校のエースたちに追い付こうとしています。もう一人迷いましたが、関東インカレ10000m出走の3年植田選手かな?1年時から29分半ばをマークしたこともあり、得意な距離です。何とか食らいつければと思います。
3組:3組は迷いましたが、宮田選手が間に合えばここ。5000mは14分40秒前後で安定しているのですよね。10000mも何とか対応できれば。あとは今年自己ベストを出している萩原選手を入れてみました。難波選手が間に合えばここに入れたいですが、現状どうなのでしょうか?勢いある選手に任せるか。
2組:まずは今季30分前半をマークしている杉保選手。2組のペースなら食らいついていけるかどうか。もう一人は、入学時から秘密兵器と期待されている椎野選手。暫く姿を見せませんでしたが、6月記録会で5000m14分40秒台で復帰。おそらくどこかで出場するかと思われます。10000mは経験浅いですがどこまでいけるか。
1組:もう一人今季10000m30分前半マークしている選手いるんですね。竹内選手を1組へ。こう見ると選手層という面では、この頁の中で厚いですね。あとは水野・山川選手と迷いましたが、昨年のインカレハーフなど大舞台を経験している水野選手を選びました。29分台を出したころにどこまで戻っているか。
今年こその箱根駅伝初出場を目指している最中で巡って来た全日本予選。ロードとトラックとと僅かな人数の違いはあるとはいえ、貴重な対抗戦。今回の全日本予選は、中央学院大以外は全チーム、箱根予選でもあたります。11番目以内に近づく事が出来れば、大いに盛り上がるはずです。
上位8人平均:30分05秒2 ⇒ 19位
びっくりの大逆転出場でしたね。徐々に個々の走力は上がってきていたとはいえ、27分台を持っていた留学生が卒業した中で、全日本予選初出場へ。実は昨年から、かつて関東学院大を箱根駅伝に導いた中田監督が指導されているのですが、うまく上げていっていますね。
さて、選手に注目すると逆転出場に大きく貢献したのはなんと2人の1年生なのですよね。5月からやって来た留学生キプリモ選手が、締め切り前日に3度目の10000mで28分24秒の大幅ベスト、さらにその前の組で1年中山選手が30分25秒のベスト。日本薬科大の1年生としては過去最高の成績です。
他にも29分台を持っている大倉・今川選手に、年々成長する時川兄弟、土屋・山田選手も少しずつ短縮、3人目の1年生谷口選手も31分少し、なお1年生が5人もエントリーですね。持ちタイム平均はさすがに低いですが、思い切り戦いたい。
組エントリー予想
4組:ノア キプリモ①28分24秒12、今川深透③29分54秒06
3組:時川朋也④30分24秒95、中山雄太①30分25秒90
2組:土屋祐太④30分26秒60、山田直樹③30分45秒50
1組:時川昌也③30分43秒13、谷口 蓮①31分04秒92
その他、大倉秀太③29分37秒90、中川竜大朗②30分57秒41
梶原尊人①31分35秒64、山崎洸真②32分54秒43、仲摩夏樹①32分57秒02
4組:早速日本薬科大を引っ張るエースキプリモ選手は勿論4組でしょう。関東インカレ2部では戦わなかった留学生選手とも戦うでしょうが、彼自身にもいい刺激になりそう。相方は、実績的には今川選手でしょうか。5000mベスト、10000mも今年30分20秒台は出しています。何とか粘りの走りを
3組:勢いのある1年生中山選手はここに予想。自己ベストより速い流れでの戦いでしょうが思い切りいきたい。もう一人は4年時川朋選手。今回エントリーされている4年生では元も持ちタイムが良いので、粘りの走りができれば。
2組:予想は難しいですね。比較的持ちタイムのいい上級生です。土屋選手は10000mのレース経験は豊富。山田選手は今年4月にベストを出して成長を見せている選手です。どこまで食い下がれるか。
1組:一人は3年時川昌選手。一定の安定感はあります。もう一人はこちらもデビューからしっかり走っている1年谷口選手にしましたが、どうでしょうかね。他、6月は彼らに勝った2年中川選手あたりもありえるか。
2番目に持ちタイムが良い大倉選手は、ここ最近記録会に姿を見せていないので外して予想していますが、1組あたりに入れればひとつ面白いかもしれません。絶え間ない強化が、一つ結びつきました。思い切って他校と勝負出来たらと思います。
これですべて終わりですね。最後は駆け足となりました。
また皆さんのご意見聞かせてもらえればと思います。