第98回関東インカレ2019が
5月23日(木)~26日(日)に開催されます[詳しくはこちら]。
長距離5種目(1500m、5000m、10000m、ハーフマラソン、3000m障害)の大学別の展望を行っていきます。
種目ごとのエントリーと昨年の長距離5種目合計得点を中心として、長年の駅伝長距離ファンなりに思うことを記載しています。
こちらは2部になります。
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1部はこちら
強かった卒業生が抜け、さらに吉田圭選手らが留学していていないということで前回よりやや戦力ダウン。それでも2部でなら5種目トップに立って存在感を示したいところ。
まずは連覇がかか生方選手の1500m。駅伝を経験してどこ増しあがったか。谷野・中倉選手も面白く今年もトリプル入賞の可能性あり。普段参戦しない3障が面白く、西久保・横田選手のルーキーがエントリー。こちらで関てするかもしれません。
エース鈴木選手は春先はあまり良くなかった中から。、どこまで上がってくるか。飯田・岩見選手らも入賞に迫るポイテンシャルはあるはずだ。ハーフは前回入賞の竹石選手、そして吉田祐選手らも控えて層は厚い。充分力になれるはずだ。しっかり加点して盛り上げていきたい。
前回は点数としては意外と取れなかったのですね。入賞付近に留まる事が多かったか。今年は加点のチャンスは非常に多そう。
箱根2区を担うエース山下選手はハーフエントリーで表彰台の頂点を狙います。最近好調の神戸選手も入賞候補。更に1万mは大きく飛躍した中村大聖選手がまずは上位入賞候補でしょう。他校のエースと戦えるか。中村大成選手も近い実力を持つはず。
それから5000m・10000mWエントリーの伊東選手はどのくらいいけるか。入賞ラインには迫ってもおかしくはない。また3障は前回入賞の大西選手に酒井選手も面白い。ルーキー田澤選手らの走りも楽しみ。今回はかなり面白い戦いになるはずだ。
昨年はハーフで2人が表彰台にとって大きく得点を獲得した帝京大。2人は卒業したものの、そのハーフは今年もW入賞以上のチャンス。
箱根10区区間賞とエースに成長した星選手、箱根9区3位と主要区間で結果を出した小森選手がエントリーし、加点を狙う。心境著しい中村選手も入賞候補といっていいでしょう。
3障もチャンスで経験豊富な田村丈選手の他、橋本・堺選手も力がある選手で誰が入賞に入ってもおかしくない。また5000mに遠藤・岩佐・島貫選手のエース級が揃った。兵庫リレカでは不振だった遠藤選手が復調できれば、こちらもチャンスあり。箱根上位校に迫る得点を今回も取っていきたい。
1500mと3障はエントリーなし。長距離主要3種目に標準を絞ってきましたね。前回はエース選手で獲得した点数ですが、さらに伸ばしていけるかもしれません。
2本柱の一人、浦野選手は今年も5000mと10000mでWエントリー。留学生が多く、浦野選手も絶好調とまではいかないので簡単ではないですが、今年もしっかり加点したい。もう一人の柱の土方選手はハーフ1本。こちらは表彰台の頂点を狙えるはず。そのロード力に期待したい。
残りの枠は、今年秋以降主力になってほしい選手。1万mは心境著しい2年島﨑・藤木選手。5000mはスピードに自信ある青木選手にルーキー中西選手。ハーフは長い距離安定の茂原・殿地選手だ。いずれも上位に入ってこれる選手。存在感を示したい。
トラックのイメージが低かった拓大が、1500mや3000m障害を含めてフルエントリーとは。かつてなかったことですね。その1500mや3障も得点狙えます。主要選手の石川選手と元々中距離の清松選手は充分加点可能。3障は1年江口選手ら実績ありますね。こういうところで加点したい。
5000mと10000mは新留学生のレメティキ選手がまずは引っ張りたいところですが、まだその能力は開花していないか。今回は力試し。その他、赤崎・清水選手ら今年の主力もどこまで対応できるか。山下新監督の元、主要大会の初戦大事に行きたい。
意外にもエントリーが少なくてびっくり。もっと走れる選手はいたはずですが、全日本予選のほうにかけているかもしれません。
その中で10000mは3選手がエントリー。エース級の川村・髙橋選手に、飛躍候補の小野選手。まずこの3選手がどのくらい走れるかだ。
あとは加点が狙える選手のみエントリーした感じか。前回表彰台3障吉田選手、ハーフは前回も入賞の有馬選手、主要大会で粘り強い栗原選手が5000mですね。少数精鋭でどこまで存在感を示せるでしょうか。
飛躍候補の東京国際大、留学生を含め主要選手の複数種目のエントリーは無し。このあたりは選手層が厚くなってきている証拠でしょうか。1500m前回表彰台の前川選手、3障で走力がついた原田選手は上位入賞の大きなチャンス。まずはこちらで加点したい。
そしていよいよ、5000mや10000mの主要トラックで加点チャンス到来。ついに覚醒した伊藤選手と高校時代から活躍しているムセンビ選手が、10000mでW入賞を狙います。強すぎるかもしれない留学生ビンセント選手は5000mに標準を絞って不気味な存在です。
ハーフも相沢・山瀬・菅原選手と長い距離で粘っていけそうな選手をエントリー。加点を狙うチャンス多いですね。他、大上・山谷選手らルーキーがどこまでいけるか。注目点は多いです。
少数精鋭となった神大は、まずは3障で荒稼ぎしたい。4連覇がかかる荻野選手は調整できれば、しっかり8点獲得となるはず。西方選手も連続の表彰台に乗りたいところ。1年鈴木選手もチャンスはあるはず。
あとはそれぞれの特性を生かしたエントリー。エース越川選手はWエントリーだが、1種目の選手も面白い。1万m井手選手や5000m安田選手も期待。1500mとハーフはそれぞれ勢いのある島﨑・藤村選手が出走予定。うまくいけば昨年並みの点数までいける陣容となっています。
昨年は1500mとハーフで加点があったのですよね。その両種目は実は今回も狙えます。前回入賞の斎藤選手が、最終学年になり一回り成長。今年は表彰台も狙っていくと思われます。また、ハーフは主要選手の佐々木選手がエントリー。走力はあるだけにしっかりと入賞を狙っていきたい。
あとはどこまで通用するかというところでしょうか。1万m鴨川、5000m岩﨑選手も今季キーなる存在。ハーフの武田・野上両4年生は箱根予選の前哨戦にもなってきますかね。
それと1500mエントリーの生方選手は、兄貴が青学大で連覇を狙う選手ですね。記録会では安定しているので、残り期間で少しでも走力を磨けているか。少しでも他校相手に戦えれば。
飛躍候補…ですが、意外とエントリーが少なくてびっくり。5000mなしはあれ?という感じですが…。
それでも実は得点はかなり狙っていて。エースの国川選手をハーフへ。3人エントリー3障も加点は十分可能、前回3障決勝の河内選手は今度こそ入賞へ、小林選手らも走力がついて面白いです。案外、存在感を見せつけるかもです。
前回は3障8位入賞の1点でしたが、今年はその3障で更に得点を伸ばすチャンス。今年のチームでエースと言っていい上土井選手が3障にエントリー。日本ICでも決勝、関東IC2部なら面白いかも?
他では勢いのある2年がどこまでやれるか。1年時からハーフに対応できた河村選手がどこまでやれるか。4年山本・立石選手の粘りも見物。あとは800mが専門の鹿居選手が1500mでも通用すれば結構加点可能かもしれません。
やはりまずはエースの長谷川選手という事になりますね。昨年も入賞している5000m、そして前回は惜しかった10000mとともにW入賞を狙っているだろう。まずはこの2種目で昨年以上の加点できるか。
他の種目ではハーフの小林選手でしょうか。学生連合選出され直前の故障なければ走っていた選手。長い距離での粘りが期待できます。他、心境著しい横山選手など少しでも収穫がほしいところ。
1500m以外では全てにエントリーしてきましたね。復活したムイル選手は10000mに。本調子なら表彰台もいける選手です。さらにトラックのスピードもついた米満選手に、学生連合選出の鈴木選手もエントリー。ここで加点を狙っているようですね。
他ではハーフは主将の築舘選手がロードの粘りを見せられるか。1500mで好記録を持つ大澤選手が意外にも3000m障害エントリーだが、どこまで上位に食い込めるか。
5000mでは期待のルーキー葛西・濱野選手がエントリー。特に葛西選手がどこまでいけるか。また箱根予選を見据えるとハーフ嶋津・小野寺選手の両2年生は大事。ここで結果が出せれば、自信を深めることができそうです。
前回は3障と当時のエース選手で加点がありましたね。3障は前回頑張った盛田選手他、福脇・村田選手らも期待。うまくいけばトリプル入賞もあり得るほどです。エントリー完了後に彼ら以外で9分07秒を出した選手もいるので選手層が厚いです。
新エースとなった川田選手は、ハーフマラソンへ。元々トラック型から、ロードでも結果を出し始めた所、入賞できれば今後さらに面白いはずだ。もう一人の柱、工藤選手はまずどこまで戦えるかでしょう。
また、1年生も2人エントリー。1500mに大塚選手、5000mに北田選手がエントリー。今年からスカウトもよくなってきたところ、まずは思い切って他校の主力選手にぶつかってほしい。
日本薬科大学
前回2位22点
10000m:ノア キプリモ① 大倉秀太③
1500m:
ハーフマラソン:時川朋也④
3000mSC:
5000m:ノア キプリモ①
前回は留学生選手と、1500mに選手がいて大量加点で気づけば2部長距離では2位だったのですよね。前の留学生選手は卒業しましたたが、新しい留学生キプリモ選手も早くも頼もしい存在。しっかりW入賞しそうな雰囲気があります。
あとは長めの距離で主力の大倉・時川選手がエントリー。少しでも長い距離で手応えが得られればと思います。
明治学院大学
前回13位4点
10000m:
1500m:
ハーフマラソン:坂上真生④
3000mSC:2組市原拓実③
5000m:
前回は1500mで点を取ったでしょうかね。まずは現在のエース選手坂上選手でハーフで粘りたい。そのハーフでも走力のある市原選手の3障は秘かに楽しみ、入賞を狙っていきたい。
桜美林大学
前回4位16点
10000m:レダマ キサイヤ④
1500m:1組ダニエル カイオキ① 3組永田 陸③
ハーフマラソン:永瀬 孝③
3000mSC:1組鶴田和博④
5000m:レダマ キサイヤ④ ダニエル カイオキ①
これはもしかすると、2部長距離は桜美林大の優勝ではないかなと思いますね。昨年5000m・10000mの両種目で優勝したキサイサ選手が、さらに自己ベストを短縮して再度エントリー。ライバルも強いですが、まずはここで大量得点できるはずだ。
そして新留学生ダニエル選手も非常に能力が高い選手。1500mと5000mエントリー、特に1500mは充分優勝は射程圏内でしょう。5000mはキサイサ選手らと激しいバトル。とはいえ、この2人で前回のトップ25点以上は獲得できそうな雰囲気だ。
あとは学生連合のメンバーに入った永瀬選手がハーフにエントリー。今度こそ、箱根路出走へ向けて、収穫と持ち帰りたいところだろう。
流通経済大学
前回1部0点
10000m:菊地海斗④ 小原佑介④
1500m:1組浅海雄大③
ハーフマラソン:中原陸斗④ 岡島慶典③ 竹上世那②
3000mSC:1組石井闘志② 2組吉田将基③
5000m:梅谷康太①
結構多くのランナーがエントリー。エース級の選手は持ちタイムは持っているという事ですね。その中で一番持ちタイムが高い菊地選手が1万mでまずチームを鼓舞できれば。小原選手ら同じ4年、そして1年梅谷選手らにもいい刺激が入ればと思います。
また、本気で得点が期待できるのが3障。学生連合に選ばれていた石井選手が3障一本に絞ってきていて、ちょっと面白い存在になっています。簡単ではないですが、加点して再びの1部復帰へ貢献したいところです。
関東学院大学
10000m:安達 駿④
1500m:
ハーフマラソン:関口大樹④ 厚浦大地②
3000mSC:
5000m:石本孝二③
武蔵野学院大学
前回15位3点
10000m:タイタス ワンブア④ 下田季矢③
1500m:1組竹内嵩人③
ハーフマラソン:藤井亮矢④ 友村俊介② 田村剣心③
3000mSC:3組八重樫一也③
5000m:タイタス ワンブア④
関東学院大は、現時点でのエース級の選手が全員エントリーしましたね。特に最終学年となる関口・安達選手が何とか粘れればと思います。トラック得意の石本選手やポテンシャル高そうな厚浦選手も期待です。
武蔵野学院大は、まずは4年生になったワンブア選手がしっかり加点していけるかどうか。かなり他の留学生も強力ですが、しっかりと安定した走りをして昨年以上の得点といきたい。
他の種目もエントリーできるようになりましたね。1500mの竹内・3000m障害の八重樫選手らもチャンスはあると思うので、まずは決勝進出といきたい。10000mハーフの長い距離では藤井・下田選手らが結果を残せればと思います。
平成国際大学
10000m:
1500m:3組佐藤駿也③
ハーフマラソン:
3000mSC:1組星 隆次③
5000m:ステファン カマウ① 時任一輝③
慶應義塾大学
前回1部0点
10000m:
1500m:2組小野友生②
ハーフマラソン:杉浦 慧②
3000mSC:3組印藤 剛②
5000m:小野友生②
平成国際大は、高校駅伝で怪我してから、レース出場の無いカマウ選手が5000mにエントリー。果たしてどれだけの状態でしょうか?他、時仁選手ら3年生がエントリー。上昇への狼煙をあげていきたい。
慶大は、2部となった今季は長距離でも得点を重ねていきたい。小野選手は得意の1500mでエントリー。決勝進出、そして入賞へ向けてどこまで粘れるか。
あとは箱根を狙う意味ではハーフの杉浦選手の成績にも注目でしょうか。まずは再び学生連合から選手を輩出していきたいところでしょう。
東京経済大学
10000m:森 陽向③
1500m:3組卜部和喜③
ハーフマラソン:
3000mSC:2組大川歩希① 3組小池 彪①
5000m:
立教大学
10000m:
1500m:2組ミラー千本真章① 3組斎藤俊輔②
ハーフマラソン:
3000mSC:1組須藤健介③
5000m:斎藤俊輔②
東京経済大は、1500m卜部選手はここにきて自己ベストを出していて成長中。決勝進出も見えています。3障はルーキーが2人も突破しているのですね。いかほどの状態か。
あとはトラック得意な森選手。今季初戦&持ちタイムは最下位のところから、どこまであげられるかというところです。
立教大は、最近にわかに注目になってきましたね。一気に自己ベストを更新した斎藤選手が1500mや5000mにエントリー。ここでも他校に食い下がれればいよいよ面白い。新人のミラー千本選手も状態が上がってきているようですね。まずは決勝進出をいきたい。
非強化校組では、まずは3障の千葉大今江選手でしょうかね。3障9分一けたのみならず木曽走力も上がっていますから決勝のラインは見えています。あとは調整できるか。
あとは1500m横浜国立大新人の石川選手も状態が良ければ面白いでしょうか。標準が上がり、1500mと3障以外ではなかなか狙うのが難しくなってきていますが、少しでも健闘を期待したいです。
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