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第97回関東インカレ2018/2部陸上長距離まとめその3【拓大・駒大・専大・亜大・創価その他】

今年2018年の関東インカレの長距離5種目の大学別まとめをしていっています。

今度は2部の長距離でのポイント獲得11位~、その他有力校です。

なお、関東インカレの振り返りはこれが最後です。

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11位拓殖大学6点

1500m予選:1組7位坂本 翼④4分00秒06 2組12位清松拓真②4分03秒81 3組13位石川佳樹②4分03秒64
1500m決勝:
10000m:3位W.D.タソ④29分16秒77 +6点、13位馬場祐輔④29分47秒20、31位吉原遼太郎②30分39秒29
3000m予選:
3000m障害:
ハーフ:11位中井槙吾③65分34秒 30位戸部凌佑④67分13秒 36位赤﨑 暁③67分48秒
5000m:16位W.D.タソ③14分33秒30 32位硴野魁星④15分06秒12

拓大としては過去最高レベルの戦力が集まり、高得点もありえるかと思われましたが、6点にとどまりました。その6点は10000mのワークナー主将の3位表彰台のものですね。決してトラックタイプではないですが、他スピードのある留学生についていき、離れてからも3位の位置で粘り通りました。ここはさすがでしたね。

あとは一部の種目で入賞ラインに迫ったところですかね。同じ10000mでは馬場選手が13位に食い込みました。またハーフでは中井選手が11位と入賞ラインが見える位置でゴールする好走を見せています。

あとはちょっとピーク合わなかったですかね。得点が期待できたハーフは主力の戸部・赤崎選手がやや苦しい走りに。5000mの硴野選手がまさかの15分オーバー。いつになく選手がそろった1500mも決勝進出ラインに迫る事はできませんでした。

一部調整が合わなかったのは気になるところですが、久々の箱根シード校の今年は是非とも全日本予選を突破し、三大駅伝出場を果たしたいところ。戦える選手は8人以上はいると思いますので、足並みをうまくそろえることが出来るかが大きなポイントとなりそうです。

12位駒澤大学5点

1500m予選:2組6位市澤長太②3分58秒93
1500m決勝:
10000m:9位小原拓未②29分38秒48、10位片西 景④29分41秒15、15位伊勢翔吾④30分03秒77
3000m予選:1組14位町田将光①9分39秒40 2組5位大西峻平①9分17秒40 Q
3000m障害:6位大西峻平①9分02秒89 +3点
ハーフ:7位堀合大輔④65分26秒 +2点 9位中村大聖③65分30秒
5000m:9位物江雄利④14分20秒67 15位片西 景④14分31秒50 30位小島海斗②15分01秒26

大崩れする選手は少なかったものの、5得点…なんとも言えない成績でしたね。エースの片西選手はどちらかというとロード型の選手、記録会でうまくタイムがでて10000m&5000mに参戦しましたが、そう簡単には得点できなかったですかね。10000mは中盤まで入賞争いするも10位、5000mは浮上できず15位となりました。

得点できたのは長距離ではハーフの堀合選手でしたね。箱根区間賞を獲得しているので、力はある選手なのは確かですが、一時は10位台に後退してからの浮上は見事でした!それから3000m障害の大西選手は注目選手ではなかった中で大健闘ですね!決勝で大幅に自己ベストを更新しての6位は立派だと思います。得点はこの5得点ですね。

あとは入賞ラインに迫る場面はたくさんありました。10000mは2年小原選手が大健闘の9位!片西・伊勢選手らを上回り、チームトップなのはさすがです。ハーフは9位に中村大選手が入り成長を示しました。5000mは物江選手が9位で粘っています。ただ勝ち切れなかった…というところでしょうか。弱くもないけど強くもない…というのが今回の結果だと思います。

ここからチームで戦う主要大会は少し間が空きますかね。現時点では箱根予選は突破できる戦力だと思います。その先の全日本・箱根本戦で、どこまで戦えるチームに仕上がっていくかに注目したいです。

13位専修大学4点

1500m予選:2組4位高橋将也②3分57秒69
1500m決勝:
10000m:12位長谷川柊③29分44秒98、23位和田照也④30分30秒92、28位島田匠海④30分37秒00
3000m予選:
3000m障害:
ハーフ:35位塚原淳之③67分42秒 50位横山絢史③69分43秒 54位西川優樹④70分14秒
5000m:5位長谷川柊③14分07秒05 +4点 31位川平浩之④15分02秒41 35位小林彬寛③15分25秒76

エースに成長した長谷川選手の活躍に大きく注目が集まりましたね!そんな中、色んな意味で注目を浴びました。10000mは常に入賞圏内をキープすると、残り1000mを切ってから日本人トップもあり得そうな位置に!

ところが、理由はわかりませんがまさかの周回ミスで大きくタイムを損してしまう結果に…。奮起した5000mは、常に入賞できる位置をキープ!見事に5位で走り切り、一つリベンジをすることが出来ました!やはり、今乗っている選手ですね!

ただ、全体的には長谷川選手以外は入賞ラインに迫れなかったですね…。10000mは和田選手が30分半ばオーバー、ハーフも塚らは選手の35位が最高で他2人は50位台、5000mも川平選手ら15分オーバーしてしまい、主要大会でうまく結果が出せないところは今回も継続してしまいました。全日本予選では、一つ・二つ・収穫と言える結果がほしいです。

13位明治学院大学4点

1500m予選:1組2位大谷智希④3分53秒75 Q
1500m決勝:5位大谷智希④3分52秒50 +4点
10000m:
3000m予選:
3000m障害:
ハーフ:51位山内郁人④69分51秒
5000m:28位大谷智希④14分58秒71

明治学院大は大谷選手が2年ぶりに点数を獲得しましたね!得意の1500mでしっかりと5位に入りました。
チームにとってこういうスピードランナーは貴重だと思います。山内選手ら、長い距離に強いランナーが
これからあがっていきたいですね。

15位武蔵野学院大学3点

1500m予選:1組11位八重樫一也②4分05秒48
1500m決勝:
10000m:17位タイタス ワンブア③30分10秒24
3000m予選:1組15位脇本 岳①10分07秒20
3000m障害:
ハーフ:45位下田季矢②68分45秒 55位岩永 令③70分36秒 DQ藤井亮矢③
5000m:6位タイタス ワンブア③14分11秒14 +3点 38位田村剣心②15分41秒04

武蔵野学院大は、ワンブア選手がどれだけ点数を獲得できるかといったところでしたが、昨年のようにはいきませんでしね。

10000mは中盤までトップ争いをしていたのですが、じりじり後退。暑さでの消耗もあったか17位まで下げてしまいます。一転、5000mでは何とか踏みとどまって6位で3得点、エースとしての役目を果たしました。

日本人全体としては、あまりピークが合わなかったのかなぁと思う成績でした。それぞれ、何か今後に繋がる糧があればと思います。

16位駿河台大学2点

1500m予選:3組8位石沢祟紀③3分54秒75
1500m決勝:
10000m:8位ブヌカ ジェームス①29分32秒55 +1点、30位吉里 駿②30分38秒11
3000m予選:1組16位入江泰世①10分01秒39 2組10位阪本大貴①9分36秒64
3000m障害:
ハーフ:14位西沢晃佑④66分05秒
5000m:8位ブヌカ ジェームス①14分15秒81 +1点、23位吉里 駿②14分46秒19

最近、勢いがあるチームとしてあげられる駿河台大は2点獲得となりました。新しい留学生のジェームス選手が10000mと5000mでどちらも8位になり、1点ずつ獲得したものです。まだ他の留学生についてはいけませんでしたが、遅れてから入賞ラインを割らなかったのは何か持っているのかなと思ってみたり…。

日本人ではハーフで西澤選手が14位と健闘!秒差からすると8位入賞も視界に入る位置だったのでは?怪我さえなければ学生連合出走がかなり近づいてきています。トラックで期待の高かった吉里選手は、少し調子が合わなかったですかね。それぞれ次のレースに注目です。

17位亜細亜大学1点

1500m予選:1組6位森木優摩②3分55秒59
1500m決勝:
10000m:14位米井翔也④30分03秒19、41位梅本龍太④)31分54秒54
3000m予選:1組5位古川 舜④9分10秒28 Q 2組9位山元創太①9分35秒09
3000m障害:8位古川 舜④9分05秒78 +1点
ハーフ:12位米井翔也④65分46秒 28位上土井雅大③67分07秒
5000m:20位田崎聖良③14分39秒74

亜大は1点、しっかりと獲得しています。3000m障害で古川選手が2年連続の8位入賞!しっかりと勝ち取れるのは一定の強さがあるのだと思います。

また長距離勢も今回健闘していますね。10000mとハーフに出場した米井選手がそれぞれ14位と12位。これはしっかり力が付いたと思っていいのかなと思います。また、田崎選手も5000mでしっかりと戦い抜いています。主力が例年以上に強い感じもします。梅本・上土井・森木選手らも続いていければと思います。

創価大学

1500m予選:9位上田結也③3分54秒89
1500m決勝:
10000m:18位作田将希④30分10秒54、44位古場京介④33分12秒52
3000m予選:1組9位大澤智樹②9分26秒25
3000m障害:
ハーフ:15位上田結也③66分14秒 22位右田綺羅②66分28秒 41位郷 龍輔④68分32秒
5000m:18位米満 怜③14分38秒14 19位鈴木大海②14分39秒51 39位大澤智樹②16分10秒17

創価大は今回は残念ながら点数は取れなかったのですよね。ただ、その中でも健闘している選手は複数いて、1500mとハーフに出場するという珍しい出場の仕方をした上田選手はハーフで15位の健闘、これに2年右田選手が22位と続いたのが大きな収穫と言えそうです。

また5000mでは長い距離タイプの米満選手が18位の成績、続く19位に2年鈴木選手が続いています。初めてインカレに出た2年生が奮起したのがポイントですかね。戦力はあるので、作田選手や力を温存しているムイル選手らが中心になって全日本初出場といきたいですね。

麗澤大学

1500m予選:1組8位椎名修羅①4分00秒99
1500m決勝:
10000m:35位国川恭朗③30分58秒15
3000m予選:2組6位河内宏太③9分11秒10 q
3000m障害:12位河内宏太③9分18秒23
ハーフ:31位水野優希②67分19秒、40位渡邉紘也④68分25秒、52位西澤健太④69分59秒
5000m:33位吉鶴 実④15分14秒37

麗澤大は、3障の河内選手が頑張りましたね。予選で終盤懸命に追い上げて決勝進出へ。次年度に繋がる結果でした。全体的にはあともう少しずつという感じでしょうかね。前半戦の仕上げに、ここからあがっていけるかどうか。

平成国際大学

1500m予選:2組5位佐藤大輝④3分57秒79
1500m決勝:
10000m:42位小美濃駿④32分10秒47
3000m予選:
3000m障害:
ハーフ:37位賀澤拓海④68分09秒 49位時任一輝②69分41秒 DNF片山拓海②
5000m:34位鈴木悠太④15分14秒60

関東学院大学

1500m予選:
1500m決勝:
10000m:43位田島 光④32分20秒86
3000m予選:2組13位山本旺輝③9分44秒90
3000m障害:
ハーフ:32位関口大樹③67分21秒 48位安達 駿③69分25秒 57位桑山敏哉③72分45秒
5000m:

関東学院大と平成国際大は、久々に学生連合出走といきたいですよね。ハーフでチーム最上位の賀澤&関口選手や、トラックで出場を果たした選手らがどうか。

その他

1500m予選:1組4位河合正貴(東工④)3分54秒33 3組6位古林潤也(防大④)3分52秒40 q 3組7位7位鎌田晃輔(千葉④)3分53秒86
1500m決勝:9位古林潤也(防大④)3分53秒22
10000m:11位近藤秀一(東大④)29分41秒74
3000m予選:1組8位林田祥志(埼玉大④)9分23秒71 10位荒幡寛人(東理大②)9分29秒24 2組14位山田純平(千葉大④)9分45秒01
3000m障害:
ハーフ:33位宮田共也(東経大②)67分30秒 39位近藤秀一(東大④)68分22秒 42位外山正一郎(上智大⑤)68分34秒
5000m:

そのほかの強化チームや強化していないチームの中から、
最大で3名まとめています。健闘があったのは1500mですね。防衛大の古林選手が組5位ながら速い流れに負けずに決勝進出!大混戦となった決勝は入賞まであと一歩の9位に食い込みました。

他にも東工大の河合選手や千葉大の鎌田選手らももう少しで着順の決勝も見える位置でした。ここはひとつ強化しやすい種目でしょうかね。

また、4年生になった東大・近藤選手は10000mとハーフの長い距離に挑戦。10000mは入賞ラインに食い下がり11位の成績、ハーフは疲れもあったか苦しい走りとなりました。

他、3000m障害やハーフでは上位は遠くも複数のランナーの出走が見られました。例年、標準が上がっていっていますが、一つ大きな目標となりますね。

コメント

  1. たけぽっぽ より:

    駒澤はエースの片西選手が入賞できなかったのは最大の誤算だったと感じています。ここまで得点が少なかったのは、大八木体制になってから最低だったと思います。それだけに、箱根予選での激走を期待します。
    準エース級の堀合選手が順調で、小原選手も入賞まであと一歩と少なからず収穫もあったと思います。伊東選手も記録会で自己ベストを出すなど状況は悪いばかりではないだけに、あとは下、伊勢、山下、加藤選手など駅伝経験者の復活待ちでしょうか。今年の駒澤の駅伝シーズンは総力戦での戦いになりそうなので、大八木監督、藤田コーチの腕の見せ所になりそうです。