2019年5月20日(日)大阪市ヤンマースタジアム長居で陸上の大会が行われます。
今年もTBS系列で13時30分~15時24分で生放送もありますので、陸上ファン必見です!
さらに、夜には第103回日本選手権陸上10000mも行われます!
こちらのブログでも専門である長距離やテレビ放送のある種目の結果や簡単なコメント・考察をしていきたいと思います。
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ひとまず、トラックレース中心となります。
基本的に日本人が上位、もしくは日本人歴代上位の種目のみ掲載します。
あ
動画:aoshin 様
日本人のみの種目。途中から石澤選手が独走になり、そのまま優勝しています。
動画:aoshin 様
1位P.キプラガト(ケニア・倉敷高)8分22秒65
2位Getnet Wale(エチオピア)8分23秒01
3位Abraham.K(ケニア)8分28秒27
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8位塩尻和也(富士通)8分32秒75
10位山口浩勢(愛三工業)8分41秒20
12位潰滝大記(富士通)8分41秒63
13位滋野聖也(プレス工業)8分52秒98
14位阪口竜平(東海大④)8分56秒65
多くの黒人の選手が出場。その中で勝ちきったのは、倉敷高校の留学生キプラガト選手!これはちょっとびっくりですね。他の海外選手を振り切って勝ってしまうとは…。なお、もうすぐ岡山県高校総体に出るそうです。
日本勢では塩尻選手が積極的なレース。中盤ではトップ集団を引っ張る場面も。それでも残り2周あたりからはさすがに遅れてしまい、ゴールは8位。8分32秒の好タイムも、世界陸上標準の8分29秒に届かず、反省しきりといった様子。
他の日本人は、経験豊富な山口・潰滝選手は安定して8分40秒少しでまとめてきていますね。若い滋野・阪口選手は今回は跳ね返されてしまいました。
動画:aoshin 様
1位イエリー ヤリゴ(ベナン)2分03秒18
5位川田朱夏(東大阪大)2分05秒91
6位塩見綾乃(立命館大)2分06秒07
7位池崎愛里(順天堂大)2分06秒86
9位北村 夢(エディオン)2分09秒72
塩見選手がめちゃくちゃ引っ張りましたね。59秒59のタイムで通過、500mあたりまで先頭でした。ここからはさすがに海外選手が強く、5位争いへ。最後は、抑えていた川田選手があがって日本人トップになりました。ほか、北村選手は復帰レースでしょうかね。
動画:aoshin 様
1位ジョナサン キティラト(ケニア)1分46秒37
6位川元 奨(スズキ浜松AC)1分48秒00
7位西久保達也(早稲田大)1分48秒26
8位田母神一喜(中央大④)1分49秒02
村島選手が500m付近まで引っ張って日本記録付近を狙うようペースメイク。ただ、日本人は中々ついていけない感じ。ラストスパート争いで抜け出したのはケニアのキティラト選手。2位から5位まで雪崩れ込み、6位に日本記録保持者の川元選手が1分48秒で入りました。
動画:aoshin 様
1位ダリラ ムハンマド(アメリカ)53秒88
5位宇都宮絵莉(長谷川体育施設)57秒31
小山佳奈(早稲田大)57秒45
伊藤明子(筑波大)57秒61
青木穂花(筑紫女学園高)58秒45
トップはアメリカのムハンマド選手。2位以下もかなり突き放して断トツでの優勝でした。日本人は第一人者が引退した直後のこと、中々に厳しいレースとなりましたが、その中で宇都宮選手が57秒台で日本人トップ。さらに学生の小山・伊藤選手も直後に続きました。今後伸びてくれれば。
動画:aoshin 様
ブルガリアのラリワコリオ選手が優勝!22秒台の好タイムでした。日本人はやや引き離されましたが、ミズノの和田選手が、5位の選手と僅差で23秒70でゴールしました。
動画:aoshin 様
向かい風0.4m
1位M.ノーマン(アメリカ)19秒84【自己ベストタイ・今季世界ランキング2位】
2位楊俊瀚()20秒50
3位ベルチャー(アメリカ)20秒57
5位山下 潤(筑波大)20秒75
6位飯塚翔太(ミズノ)20秒76
7位藤光謙司(ゼンリン)20秒85
8位染谷佳大(中央大)20秒89
9位原 翔太(スズキ浜松AC)21秒03
200mのレベルが凄まじかったですね!アメリカのノーマン選手は母親が日本人のハーフの選手。そのノーマン選手が向かい風の中、19秒84と凄まじいタイム!今季の世界ランキング2位でゴール。一躍世界陸上注目の存在になりました。
日本人は筑波大の山下選手が5位へ。しばらく病気で休んでいた飯塚選手が復帰のレースで20秒76でまずまずかな?藤光選手もまだ健在ですね。
動画:aoshin 様
追い風1.7m
1位J.ガトリン(アメリカ)10秒00
2位桐生祥秀(日本生命)10秒01
3位ゾフリ(インドネシア)10秒03【国ベスト】
4位小池祐貴(住友電工)10秒04
5位山縣亮太(セイコー)10秒11
6位多田修平(住友電工)10秒113
9位ケンブリッジ飛鳥10秒30
非常に好レースとなったのは男子100m。37歳まだ健在のガトリン選手が今季初戦。追い風1.7mの恵まれた条件でしたが10秒00のタイムでした。これに日本人エース桐生選手が終盤まで先行する大健闘!10秒01と100分の1差で続きました。有力海外選手と渡り合えたのは嬉しいですね。今年は桐生選手が一皮むけますかね?
3位にはインドネシアのゾフリ選手が国ベストとなる10秒03。その直後、10秒04で住友電工小池選手!200mが本職の選手なのですがこれは凄い!リレーメンバーに入ってくるわけです。
最近苦戦が続く山縣・多田選手もまずまずで続きました。これだけ多くの選手が10秒0~1くらいにくるのですから、選手層が厚くなりましたね。
動画:aoshin 様
追い風1.4m
1位シェリカ ネルビス(アメリカ)12秒70
2位サリー ピアソン(オーストラリア)12秒70
6位木村文子(エディオン)13秒11
7位田中佑美(立命館)13秒22
8位柴村仁美(東邦銀行)13秒33
9位青木益未(七十七銀行)13秒37
こちらも追い風1.4mのいい条件でしたね。1位2位争いは12秒70の同タイムでしたが、着差ありでネルビス選手の勝利。世界は早いですね。
日本人は少し遅れを取りましたが、第一人者の木村選手は13秒11の今季ベスト。アジア大会の勢いそのままに結果を出しましたね。さらに学生の田中選手が絶好調。日本選手権でひそかに楽しみな存在になってきました。
動画:aoshin 様
追い風2.9m(参考記録)
1位泉谷駿介(順天堂大)13秒26 【参考日本記録13秒36】
2位グレッグマー スウィフト(バルバドス)13秒45
3位金井大旺(ゼンリン)13秒47
4位高山峻野(ゼンリン)13秒51
5位石川周平(富士通)13秒63
8位大室秀樹(大塚製薬)13秒76
凄い記録が出たのが男子110mH。順大の泉谷選手が中盤から抜け出すと、加速するようにゴール!記録13秒26は日本記録を0秒10も更新する記録!
ただ、追い風2.9mで惜しくも参考記録に。それでも追い風2m以内なら、充分に日本記録を更新する走力を有していることは変わりないですかね。
他、金井・高山選手あたりまでまずまずの記録でしょうかね。
動画:aoshin 様
1位バーノン ノーウッド(アメリカ)45秒79
2位ウォルシュ ジュリアン(富士通)46秒29
3位河内光起(近畿大)46秒69
4位佐藤拳太郎(富士通)46秒92
7位北谷直輝(東海大)47秒34
8位若林康太(駿河台大)47秒37
気まぐれな風に苦しめられ、記録は全体的に低調になりましたかね。その中で積極的に走るジュリアン選手が頑張り全体の2位。やはり日本のエースですね。
なお、日本は先日の世界リレー4位のメンバーが全員走ったのですが、その中に近畿大の河内選手が割って入りましたね。少しずつ選手層が厚くなってきています。
動画:aoshin 様
ここは日本人ランナー中心でしたかね。400mの時同様、風に苦しみました。その中で、リオ五輪代表の野澤選手を、法政大の豊田選手が上回る展開に。結構混戦模様ですね。
動画:aoshin 様
動画:aoshin 様
向かい風
1位ミキア ブリスコ(アメリカ)11秒33
5位土井杏南(JAL)11秒72
6位市川華菜(ミズノ)11秒94
7位世古 和(CRANE)11秒98
8位壹岐いちこ(立命館大)12秒12
少し向かい風の条件の中、アメリカのブリスコ選手が強かったですね。日本人はやや苦しんだ中、復活した土井選手が80m付近まで健闘した中で11秒72。アベレージが上がってホッとします。
昨年の日本選手権覇者世古選手、一昨年の日本選手権覇者の市川選手も、またいい走りを見たいですね。
動画:aoshin 様
1位日本(多田-山縣-小池-桐生)38秒00【今季世界最高】
2位アメリカ38秒73
日本U-20
1週間前の世界リレーで失格となった400mリレー。その時と全く同じ走者・走順でのリベンジ戦でした。
多田選手がスタートダッシュを決めると、山縣選手の時は既に先頭。ポイントだった3走小池選手が桐生選手にしっかり繋ぐと、そのまあ断トツでゴール!ガトリン選手率いるアメリカを寄せ付けませんでした。
タイムが38秒01と37秒に到達できなかったのは、風が舞っているということ、安全バトン(近い距離でのバトンリレー)だったのはあるでしょうが、最低限ここで走れるのは大きいです。
これに9秒99を出したサニブラウン選手もいるのですからね。個々の走力と技術を磨いて、世界陸上と東京五輪が楽しみになります!
例年6月末に行われますが、気象条件を考慮して、今年は5月19日に開催されることになった模様です。それでもかなり暑いなど過酷な条件下になりそうですね(汗)
動画:日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF) 様
2019年5月19日、19時30分スタート
レース展開
鈴木選手が先頭でレース推移、早い段階で縦長になる。2000m通過は6分20秒で3分10秒ペースで安定。鈴木選手が引っ張り続け、松田・筒井・萩原選手などが続く。
3000m過ぎ、新谷選手があがってきてトップに!ペースが上がり集団が新谷・鈴木・鍋島・萩原選手の4名に一気に絞られます。4000m12分43秒通過、第2集団は松田選手が引っ張る展開です。
5000m15分53秒で通過、第2集団は森田・山ノ内選手らで16分00秒。新谷選手がそのまま先頭を引っ張り続ける中、萩原選手が苦しくなり遅れだす。新谷・鈴木・鍋島選手の3選手でトップ争いが行われます。
7000m通過は21分13秒。やはり3分10秒程のペースを維持しています。新谷選手がずっと引っ張り続け、多くの選手を次々と周回遅れにしていっています。
8000mは25分28秒、ややペースダウンも31分台は出そうな状況。新谷選手の表情がきつくなってきて、鈴木選手は身体ややブレてるか。鍋島選手が脚を溜めていそうで怖い展開にもなっています。
9000m28分42秒、三者三葉のピッチですすむ。残り600mになって、縦長だった3人の距離が縮まる。そして残り450m、鈴木・鍋島の2選手が仕掛け一気に前に!
バックストレート、鍋島選手が前に出て鈴木選手が食らいつく展開!新谷選手は苦しいか。残り100mで鍋島選手がさらにギアチェンジしてスパート!みるみる差が広まり、鍋島選手が優勝!2位鈴木選手、3位新谷選手、4位は後半上げた山ノ内選手らが続いた
1位鍋島莉奈31分44秒02 JP日本郵政【ドーハ世界陸上2019内定】
2位鈴木亜由子31分46秒25 JP日本郵政G
3位新谷仁美31分50秒43 NIKETTC
4位山ノ内みなみ32分00秒76 京セラ
5位萩原歩美32分20秒11 豊田自動織機
6位田中希実32分25秒81 豊田織機TC
7位森田香織32分27秒04 パナソニック
8位矢野栞里32分28秒84 キャノン
9位五島莉乃32分33秒70 中央大
10位松田瑞生32分37秒13 ダイハツ
11位佐藤早也伽33分00秒83 積水化学
12位荘司麻衣33分08秒90 デンソー
13位渡邊菜々美33分08秒90 パナソニック
14位筒井咲帆33分10秒53 ヤマダ電機
15位林田みさき33分24秒67 豊田自動織機
16位福良郁美33分42秒46 大塚製薬
17位関谷夏希33分42秒50 大東文化大
18位細田あい33分42秒87 ダイハツ
19位松田杏奈33分43秒90 京セラ
20位堀 優花33分48秒28 パナソニック
21位西田美咲34分38秒51 エディオン
DNS西原和純 ヤマダ電機
女子は見応えがありましたね!序盤は鈴木選手、中盤は復活した新谷選手が引っ張り、さらに萩原・鍋島選手が食らいつく、第2集団には山ノ内・松田選手ら日本女子長距離を代表するランナーがずらり…
そんな中、最後は3000mや5000mでも日本トップの実力を持つ鍋島選手のスパートが爆発しましたね。見事な走りでドーハ世界陸上内定しました。
鈴木・新谷選手もしっかりと31分台で実力をマーク!また5000mのイメージがあった山ノ内・田中選手が4位と6位に入ったのもポイントです。
注目が集まった松田選手は、3日前に体調不良に陥ったこともあり、今回は10位へ。秋に向け、今後またあげていってほしいですね。
2019年5月19日、20時15分スタート
レース展開
オープンの留学生コエチ・ケモイ選手らが引っ張るなk、すぐ後ろに村山・田村・坂東選手らが食いつく展開に。1000m2分47秒、2000m5分33秒のハイペースにかなり縦長になる。
3000m8分18秒通過、留学生4名に食いつく日本人は坂東・田村・鎧坂・村山紘・河合の5選手。後ろの集団は相澤・平選手らが引っ張っていく。
5000m13分52秒で通過、留学生4選手に食いつくのは坂東・田村のみに。村山・鎧坂・河合選手はそれまでに遅れだしてしまいました。さらに6000mまでに坂東選手が遅れだし、ついていくのは田村選手のみに。
6500mになって田村選手も表情がきつそうになり、徐々に留学生選手から遅れだす。ただ、単独トップではあるので、このままキープできれば優勝できます。
留学生選手も徐々に絞られてきており、4名から、3名、7000m過ぎにはコエチ・ケモイ選手の2名に。ムァゥラ選手がやや遅れてしまっています。日本人は田村選手単独で粘りの走りを見せます。
留学生対決は残り1週、コエチ選手がスパート!ケモイ選手を突き放していく。コエチ選手がそのままゴール、続いてケモイ、ムァゥラ選手。田村選手も懸命のスパート!そのまま優勝のゴールテープを切ります。
OPベナード コエチ27分56秒54 九電工
OPロジャース ケモイ28分00秒11 愛三工業
OPジョエル ムァゥラ28分11秒75 黒崎播磨
1位田村和希28分13秒39 住友電工
2位坂東悠汰28分20秒72 富士通
3位村山紘太28分25秒95 旭化成
4位相澤 晃28分32秒42 東洋大④
5位河合代二28分43秒45 トーエネック
6位鎧坂哲哉28分44秒11 旭化成
7位茂木圭次郎28分44秒22 旭化成
8位市田 孝28分45秒05 旭化成
9位田村友佑28分45秒77 黒崎播磨
10位平 和真28分49秒67 カネボウ
11位藤本 拓28分58秒68 トヨタ自動車
12位村山謙太29分03秒56 旭化成
13位阿部弘輝29分05秒43 明治大④
14位大池達也29分09秒86 トヨタ紡織
15位青木 優29分12秒69 カネボウ
16位武田凛太郎29分26秒03 ヤクルト
17位高橋尚弥29分30秒90 安川電機
18位藤川拓也29分35秒84 中国電力
19位小松巧弥29分37秒52 NTT西日本
20位大塚 倭29分40秒51 NTT西日本
21位倉田翔平29分49秒63 GMO
22位市田 宏29分58秒44 旭化成
23位桃澤大祐29分59秒65 サン工業
24位鈴木大貴30分02秒23 YKK
DNFOPM.R.キプヤルテ 旭化成
DNS東 遊馬 九電工
DNS蜂須賀源 コニカミノルタ
男子は2分48秒前後で刻んでいくオープンの留学生選手に、日本勢が食らいついていく展開。徐々に絞られていく中、田村・坂東選手ら若手のランナーが中盤過ぎまでついていきました。
それでも7000m手前まで、残念ながら日本選手権ですが、日本選手の見た目トップ争いとはいきませんでした。
オープンでのトップ争いは、九電工のコエチ選手が凄まじいスパート。ラスト1周60秒で回り、唯一27分台。このあたりは夜遅く開催した価値あったでしょうか?
日本人トップは4番手で田村選手がゴール。28分13秒で遅れてからも結構粘ったでしょうか。続く坂東選手は自己ベストを24秒も更新!勢いに乗っていますね。
3位は日本記録保持者の村山選手、何とか戻してきました。4位は後半上げた相澤選手、やはり箱根4区からさらにまた強くなっています。5位は安定河合選手でした。
他、注目を集めた市民ランナー桃澤選手は最下位回避が精一杯と今回は日本トップランナー相手に跳ね返される結果となりました。