2019年5月23日(木)~26日(日)にかけて
第98回関東インカレ陸上2019が行われます。
場所は、相模原ギオンスタジアム(相模原麻溝公園競技場)、相模原ギオンフィールド(相模原麻溝公園第2競技場)となります。
箱根駅伝や大学長距離を中心としたサイトの為、長距離5種目(1500m・5000m・10000m・ハーフマラソン・3000m障害)の結果速報やレース詳細についてまとめています。
こちらは、1つ目の決勝種目の10000mについての記事になります。
競技日程は、
2019年5月23日(木)
17時15分:10000m男子2部決勝
18時30分:10000m男子1部決勝
となっています。
なお、関東インカレ陸上についての詳細はこちら
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動画:高岡尚司のゼロベースランニングチャンネル 様
1位🥇ブヌカ ジェームス②28分37秒15 駿河台大 +8点
2位🥈チャールズドゥング①28分38秒90 日本大 +7点
3位🥉佐藤敏也④28分41秒58 法政大 +6点
4位ライモイ ヴィンセント②28分53秒48 国士舘大 +5点
5位荻久保寛也④28分57秒12 城西大 +4点
6位太田智樹④29分01秒06 早稲田大 +3点
7位ボニフェス ムルワ①29分09秒87 山梨学院大 +2点
8位小袖英人③29分10秒09 明治大 +1点
9位鬼塚翔太④29分22秒34 東海大
10位池田耀平③29分22秒44 日本体育大
11位森 凪也②29分30秒52 中央大
12位塩澤稀夕③29分32秒18 東海大
13位前田舜平③29分34秒35 明治大
14位大澤 駿③29分35秒21 東洋大
15位鎌田航生②29分35秒78 法政大
16位加井虎造③29分39秒72 中央大
17位村上純大③29分40秒21 明治大
18位武田悠太郎③29分41秒89 日本大
19位ポール ギトンガ③29分42秒86 国士舘大
20位西山和弥③29分43秒68 東洋大
21位前田義弘①29分44秒78 東洋大
22位藤曲寛人④29分47秒98 順天堂大
23位橋本龍一④29分51秒24 順天堂大
24位鈴木創士①30分06秒93 早稲田大
25位池田勘汰③30分12秒87 中央大
26位三ツ星翔③30分15秒43 大東文化大
27位牧瀬圭斗②30分16秒19 順天堂大
28位岩室天輝③30分19秒84 日本体育大
29位片根洋平②30分21秒16 大東文化大
30位長谷川潤②30分22秒94 国士舘大
31位井上広之④30分25秒10 山梨学院大
32位西嶋雄伸④30分28秒41 城西大
33位小松陽平④30分31秒59 東海大
34位川澄克弥④30分35秒32 大東文化大
35位坪井海門②30分37秒29 山梨学院大
36位加藤広之②30分38秒64 日本体育大
37位大里凌央③30分39秒48 城西大
38位太田直希②30分44秒56 早稲田大
39位池田 親④30分51秒73 筑波大
40位横山 徹③31分00秒68 日本大
DNS岡原仁志④ 法政大
★1部に新たな星!駿河台大ジェームス選手が優勝!日大ドゥング選手が2位
ここのところ3年連続1位~3位の選手が同じ選手だった1部10000m。その3選手が卒業し、さてどういう変化が起こるかと思われた中、優勝したのは初めて1部で戦っている駿河台大!
ラスト1周までに、駿河台大ジェームス選手と日大ドゥング選手と法大佐藤選手に絞られた中、ジェームス選手が強烈なスパートで優勝!昨年はペース配分がままならず、2部で何とか入賞確保という感じだったので、本当にこの1年で成長しましたね。1部残留へ向け大きく前進です。
また、日大ドゥング選手もさすがですね。ルーキーだけど、実業団経由なのでベテランの選手。さすが主要大会にピタリ合わせてきました。日大陸上部の総合連覇へ向けてまずは前進です。
★歓喜法大佐藤選手初入賞は初表彰台!競り合い強い城西荻久保、早大太田も復活!
さて留学生がある程度のペースで引っ張る中、中間点までは東海大勢ら11人ほどの集団。徐々に絞られていく中、ラスト1週まで残った日本人が1人。法大佐藤選手でした!
法大の主力選手として知られていますが、関東インカレは中々苦汁を舐める事は多く、ここまで入賞はありませんでした。まずは入賞を、と思っていな中、本人思いがけずの優勝争い!ラスト争いはさすがに厳しかったですが、表彰台は嬉しいですね。なお、2部も合わせると留学生の全表彰台阻止にもなりました。
また、エースの復活もありましたね。兵庫リレカでもしっかり走っていた城西荻久保選手が5位入賞!昨年、全日本駅伝で驚きの区間賞がありましたが、箱根は故障で欠場。最後の年どうなるかと思われましたが、春から大車輪の活躍ですね。
それから、今年の箱根で怪我を押してエース区間2区で失速となった早大太田選手も復活ですね。競り合いにも強い選手で強みも生かして6位入賞。1万mは実は4年連続出場で初入賞だそうですね。なお、彼らが5000mにも出場予定。うまく切り替えてW入賞以上いきたいところです。
★本命国士大ヴィンセント選手は4位!貴重な加点か7位山学ムルワ選手、8位明大小袖選手
個人的には3月のハーフ4月の記録会で記録ラッシュだった国士大ヴィンセント選手が本命かと思われたのですが、最後までトップ争いについていけず最終的に4位に。昨年は入賞に届かなかったので躍進ですが、もうひと伸びの印象も?ギトンガ選手は19位に沈み、どうもインカレは得意ではないかな?
入賞争いは最終的には少し差がつきましたかね。7位は山学の新留学生ムルア選手、8位は明大小袖選手が入賞。小袖選手は昨年からぐっと成長しましたね。両校とも1部残留がきわどい大学です。ともに貴重な加点になるかもしれません。
★東海鬼塚選手2年連続9位、日体池田、中大森選手らが健闘
前半留学生に積極的についていった東海鬼塚・塩澤選手は残念ながら90位と12位。それでも最低限には粘ったのではないでしょうか?塩澤選手は本当に復活といっていいですね。鬼塚選手は前回入賞の5000mで巻き返しなるか。
また日体池田選手は大きな成長を遂げ10位。彼もこの1年間で本当に伸びましたね。日体大の主力選手です。中大森選手は後半一気に順位を上げていって、中大ファン大きく盛り上がったとか?加井選手も健闘していて得点ならずもいい走りでした。
一方心配なのが、東洋西山選手。前回は絶好調で4位入賞と勢いのまま走り抜きましたが、今回は昨年秋からの不調から脱せられませんでしたかね。ルーキー前田選手に何とか先着する20位でした。
動画:高岡尚司のゼロベースランニングチャンネル 様
1位🥇レダマ キサイヤ④28分21秒63 桜美林大 +8点
2位🥈タイタス ワンブア④28分22秒12★ 武蔵野学院大 +7点
3位🥉ムソニ ムイル④28分45秒02 創価大 +6点
4位浦野雄平④28分55秒78 國學院大 +5点
5位ノア キプリモ①29分09秒45 日本薬科大 +4点
6位中村大聖④28分23秒09 駒澤大 +3点
7位平田幸四郎④29分23秒73 帝京大 +2点
8位ルカ ムセンビ①29分25秒22 東京国際大 +1点
9位米満 怜④29分25秒81 創価大
10位越川堅太④29分27秒36 神奈川大
11位井手孝一③29分28秒30 神奈川大
12位中村大成④29分32秒01 駒澤大
13位ラジニ レメティキ①29分40秒60 拓殖大
14位小野寺悠③29分43秒12 帝京大
15位伊東颯太③29分49秒40 駒澤大
16位飯田貴之②30分09秒19 青山学院大
17位鈴木塁人④30分09秒25 青山学院大
18位吉野貴大④30分09秒68 帝京大
19位藤木宏太②30分14秒70 國學院大
20位鈴木大海③30分18秒71 創価大
21位菊地海斗④30分23秒10 流通経済大
22位赤﨑 暁④30分36秒33 拓殖大
23位伊藤達彦④30分39秒52 東京国際大
24位川村悠登④30分42秒50 中央学院大
25位鴨川源太④30分43秒11 上武大
26位栗原卓也③30分47秒51 東京国際大
27位工藤 颯③30分47秒55 東京農業大
28位小原佑介④30分49秒07 流通経済大
29位植田陽平③30分49秒42 麗澤大
30位島崎慎愛②30分58秒40 國學院大
31位森 陽向③31分23秒38 東京経済大
32位兼次祐希③31分33秒39 亜細亜大
33位安達 駿④31分35秒11 関東学院大
34位小野一貴②31分37秒67 中央学院大
35位吉原遼太郎③31分39秒83 拓殖大
36位横山佑羽②32分47秒76 専修大
DNS長谷川柊④ 専修大
DNS岩見秀哉③ 青山学院大
DNS髙橋翔也③ 中央学院大
DNS大倉秀太③ 日本薬科大
DNS下田季矢③ 武蔵野学院大
★桜美林大キサイサ選手強し見事連覇!留学生対決制す!2位は大健闘武蔵ワンブア選手
留学生が多くエントリーした10000m。その中で本命と言われていたのは、連覇がかかっていた桜美林大キサイサ選手。箱根予選でも連続個人トップを取っていて、走力はずば抜けていました。
そんな中、食いついたのはやや意外な選手で武蔵野学院ワンブア選手。ワンブア選手は過去入賞こそあれど、優勝争いまでは中々行きませんでした。前回途中から独走したキサイサ選手に最後まで激しく競り合いました。
それでも制したのはキサイサ選手。やっぱりここのところ日本の大学生にはだれにも負けないのは一定の強さがあるからですね。見事に連覇です。武蔵野ワンブア選手は惜しくも2位でしたが、多くの留学生がエントリーする中、立派な船籍です。
★春の留学生祭り続く3位復活の創価ムイル選手、新星の日薬キプリモ選手5位、東国大ムセンビ選手8位!
春というより、気候的には初夏と言っていいですが、やはり留学生の入賞が多かったですね。3位は長い怪我から春に復帰した創価大ムイル選手。久々の1万m、暑さも心配されましたが、無事3位確保しました。結果的に上位3名は4年生の留学生選手でした。
他は1年生留学生が3名。一番強かったのは日本薬科大のキプリモ選手で5位入賞。来日は一足遅かったのですが、それでもこの記録は今後に期待。高校時代から日本で活躍の東国大ムセンビ選手は最後に失速、ラストの直前で順位を落としヒヤリとしましたが、8位踏みとどまりました。
また拓大レメティキ選手が唯一入賞ラインに届かず13位。記録会でも29分台にとどまっていたのでやはりというところでしょうか。ただ、大先輩のワークナー選手も入学当初はそれほど強くなかったので、今後に期待でしょうかね。
★やっぱり強い國學院浦野選手が日本人トップ!ロード選手も健闘、6位駒大中村大聖、7位帝京平田選手ら!
そんな中、入賞圏内に入る事ができた日本人ランナーが3名。その中で一番強いと言われていた國學院浦野選手がしっかり日本人トップの4位。毎年積極的なレースをする浦野選手ですが、今回は前田監督から「留学生に付くな」と指示があったそう。
ここ最近はちょっと頭打ちかなと思う戦績が続いていただけに、結果的にはプラスに働いたかもしれませんね。タイムもしっかりと28分台で1部でも十分通用するタイムでした。
6位争いが大混戦。ムセンビ選手が最後に失速したところ、追い抜いたのが駒大中村選手と帝京平田選手。中村選手はさすが駒大の主力格といったところ。ロードで台頭してきましたが、関東IC1万mで入賞は嬉しい。
びっくりが帝京平田選手。1年生の頃からロードで渋い走りを見せてはきていた選手ですが、トラックでここまでくるイメージはなかったです。箱根で走れなかった悔しさもありましたかね。またチームとしては、駒大の主力の影を踏めたのも大きな活力になるかも??
★創価米満選手惜しくも9位、神大勢も健闘…青学大は苦戦
もう一人ムセンビ選手を最後に追いかけたのが創価米満選手。ロードから台頭してきましたが、先日5000mでも13分台で走り切っていました。もうあと少しでかわせるところ惜しかったですが、成長を遂げる成績です。
それから10位11位は神大の主力選手越川・井手選手が健闘していました。このあたりチームとして手応えがあったかも?また、駒大や帝京の2番手3番手の名前もちらほら見えます。やはり箱根4位5位のチーム強いです。
逆に苦戦が青学大。チームトップは飯田選手。鈴木選手は前半前にいましたが、4月からの不調を脱せられなかったか30分かかりました。また中学川村、東国伊藤選手がまさかの30分半ば不振、専大長谷川選手は欠場というのも気になりました。
関東インカレ陸上種目の、長距離の5種目(1500m、5000m、10000m、ハーフマラソン、3000m障害)の合計得点になります。
1部
駿河8点
日大7点
法大6点
国士5点
城西4点
早大3点
山学2点
明大1点
2部
桜美8点
武蔵7点
創価6点
國學5点
日薬4点
駒大3点
帝京2点
東国1点
1部2部ともW入賞は出なかったので、順位そのままとなりました。