箱根駅伝2026(第102回)の
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
國學院大・青木瑠郁が住友電工入社へ! 4年間学生三大駅伝フル出場、箱根駅伝1区区間新
箱根駅伝では1区区間新記録で國學院大史上初となるトップでの中継を実現した。#國學院大 #青木瑠郁 #住友電工
|月陸Online https://t.co/OqZjShY7qr— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) January 13, 2026
例年通りの定点別振り返りとなります。
予想と異なり、区間新記録の始まりとなった國學院大青木選手ら、細かく見ていきます。
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【箱根駅伝2026】1区定点間分析~ハイペースで上げ下げ
出走者情報
まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。
青学・小河原陽琉②28分37秒01≪25全8区7位、出1区6位、関東IC1500m2位、箱根10区1位≫
駒大・小山翔也③29分24秒72≪25全1区4位、箱10区2位≫
國學・青木瑠郁④28分02秒00≪25全7区9位、出1区5位、箱4区2位、24全2区7位、出1区3位、関東IC1万8位、箱3区4位、23全5区3位、出2区8位、関東IC5千5位、箱1区12位、22全5区1位、出1区7位≫
早大・吉倉ナヤブ直希②28分46秒86≪25全4区6位、出1区10位、24関東IC1500m7位≫
中大・藤田大智③27分40秒50≪25全3区4位、全予3組2位、箱10区4位≫
城西・柴田 侑③28分57秒46≪25全4区10位、出1区7位、24全2区11位≫
創価・黒木陽向④28分51秒07≪25関東IC3障2位、24全6区9位、出5区6位、関東IC3障1位≫
東国・小柴裕士郎②28分17秒70≪25出2区8位、全予2組19位、24予195位、関東IC1500m6位≫
東洋・松井海斗②28分29秒08≪25出1区11位、全予4組9位、24全予1組1位、関東IC5千5位≫
帝京・原 悠太③28分48秒14≪25全3区8位、出4区5位、24全予3組15位≫
中学・近田陽路④28分32秒54≪25全2区15位、予7位、全予4組14位、箱10区11位、24予18位、全予3組12位、箱9区23位、23予53位、全予1組10位、関東IChalf5位、22予179位、全予1組21位≫
順大・池間凜斗②28分29秒80≪25全予2組3位、関東IC5千13位、24全予3組27位、関東IC5千16位≫
山学・平八重充希④28分37秒08≪25予40位、全予4組20位、箱1区7位、24予69位、全予2組12位、箱9区22位、23予209位≫
日大・山口聡太③28分46秒60≪25全2区12位、予96位、全予1組7位、24予241位、全予1組20位、関東IC1500m、23関東IC1500m≫
東海・兵藤ジュダ④28分14秒75≪25全1区18位、予25位、全予4組16位、関東IC5千10位、24全予4組12位、関東IC5千3位、箱1区5位、23全2区9位、予62位、関東IC1500m≫
農大・栗本航希③28分42秒81≪25予21位、全予3組29位、24予46位、全予3組25位、箱10区23位≫
神大・酒井健成④28分42秒86≪25予58位、全予4組26位、箱3区16位、24全2区16位、予41位、全予3組20位、箱10区8位、23関東IC1万、予146位≫
大東・大濱逞真②28分33秒58≪25全3区11位、予93位、全予3組1位、箱1区8位、24全1区5位、出2区3位≫
日体・平島龍斗④27分56秒84≪25全2区7位、予8位、全予4組10位、関東IC5千6位、箱1区3位、24全1区1位、予19位、全予4組9位、関東IC5千11位、箱1区23位、23予86位、関東IC5千、22予87位≫
立大・吉屋佑晟④30分34秒48≪25全1区16位、予55位、箱1区16位、24全1区6位、予71位、箱7区19位、23予207位、全予1組20位≫
連合・川崎 颯③(筑波大)28分32秒10≪25予19位、24予173位、23予173位≫
中央大はこの時点で昨年1区区間賞の吉居選手を往路投入せず、その代わり國學院大エース格青木選手が入った。青学大は、当日変更で小河原選手は意外と思ったら少しトラブルがあったそう。他のスピードランナーといえば、東洋松井選手ほど。まさかハイペース区間新記録までいくとは…の思いでした。
定点間分析①大手町START~蒲田
レース展開
青学小河原選手・中大藤田らが先頭で最初の曲がり角を通過。少しペースが落ちかけるが、中大藤田選手が引っ張って、そこそこ縦長になる。國學院青木選手は最後方で、襷を直している。
1㎞は2分48秒ほど、出足の1㎞は速めのペースになる。藤田選手の真後ろに小河原選手が積極的、続いて大東大濱・日体平島選手らが続いている。青木選手は5mほど遅れたところで、走っているが、自分のペースで行く作戦か。
2:47-2:52-2:46、3㎞前でまたペースが上がり、藤田・小河原・平島・東海兵頭・大濱・帝京原・東国小柴選手の7名が前に出てきて、そのほかの集団と3秒程間が出来てくる。8番手集団は選抜川崎・青木・駒大小山選手ら。
5㎞14分04秒で藤田選手ら先頭7名が集団。ここまで区間記録より1秒早いペースだ。後方集団は8秒程遅れてるが14分12秒と、こちらもそこそこの集団。青木・中学近田選手が先頭、最後方が早大吉倉選手といったところだ。
7㎞付近、後方の集団が少しずつ先頭集団に近づいてくる。青木選手が巧くペースコントロールして、イーブンペースを保っているか。最後方に立大吉屋選手が置いていかれている。6-7km先頭が2分56秒、ここで一気に追いついてきて、20チームの先頭集団で、10秒遅れて立教大となる。
新八ッ山橋7.8km
先頭集団、20位立大23秒差
先頭集団は追いついた青木選手が一瞬先頭に立ったが、再び藤田選手が前に出てくるなど目まぐるしい展開。集団も縦長になったりそれほど安定していない。その中で帝京大原選手の表情が険しく後退、19チームになる。
9.5km選抜の筑波大川崎選手が先頭、さらに歩道寄りから城西柴田選手が前に出てきて先頭へ。10㎞28分23秒ほど、区間記録からは少し遅れて、ペースは落ち着きつつあるか。数秒遅れて帝京、20位立大が29分08秒ほどで通過。全体的に速い。
10㎞過ぎて、青木選手がでて、また少しペースが上がり縦長に。その青木選手が引っ張り、選抜・中学近田・日体・東洋松井・藤田・駒大小山選手ら7名が抜け出しにかかる。8番手に青学・早大吉倉選手らが上がってくるか。後方は、東国小柴・日大山口選手が遅れて17位18位といったところだ。
12.5km少し先頭が横長になったところで、早大吉倉選手がじんわり上がって先頭集団へ。集団は8名、青学小河原選手も上げて追いつこうとしていたが、さがって8位集団へ。
13.5km東洋松井選手が、一瞬集団から離れる素振りを見せた後に、ぐっと前に出て単独先頭へ!藤田選手が2番手引っ張るが一気の言上げる感じじゃないか。集団から落ちかけている早大吉倉選手が何とかついているか。8位集団は、城西柴田・神大酒井選手らが引っ張り、青学小河原選手が一番後方になった。
15㎞42分37秒、数秒差で2位集団、8位集団は42分56秒だったが、青学小河原選手が遅れて16位に後退した。
蒲田15.2㎞
区間記録:吉居(中大)42分34秒
1位松井(東洋)43分06秒①
2位藤田(中大)43分11秒②0:05
2位平島(日体)43分11秒②0:05
2位吉倉(早大)43分11秒②0:05
2位小山(駒大)43分11秒②0:05
2位近田(中学)43分11秒②0:05
2位青木(國學)43分11秒②0:05
2位川崎(筑波)43分11秒(2)0:05
8位柴田(城西)43分22秒⑧0:16
8位池間(順大)43分22秒⑧0:16
8位酒井(神大)43分22秒⑧0:16
11位兵頭(東海)43分26秒⑪0:20
11位栗本(農大)43分26秒⑪0:20
11位平八重(山学)43分26秒⑪0:20
11位黒木(創価)43分26秒⑪0:20
11位大濱(大東)43分26秒⑪0:20
16位小河原(青学)43分29秒⑯0:23
17位山口彰(日大)43分43秒⑰0:37
18位小柴(東国)43分57秒⑱0:51
19位原(帝京)44分15秒⑲1:09
20位吉屋(立大)44分58秒⑳1:52
ハイペースで乱高下のある展開に
激しい展開になった。中大藤田選手が中心になって引っ張り1㎞2分47秒-2分52秒-2分46秒、5㎞14分04秒と上げ下げがありながらのハイペースとなった。冷静だったのが國學院大青木選手。2分50秒で一定のペースで行けば大丈夫と最後方で悠々と構えていく展開。3㎞で集団が別れてからも、すぐ前を追っていかず、第2集団でレースを支配する走りだった。
7㎞手前で追いつくのもつかの間、2年連続1区立大吉屋選手が早くも苦しくなり、定点ですでに23秒差。さらに、帝京大期待のホープ原選手も後退した。10㎞28分23秒で通過後、青木選手がついに先頭に出ると、第一集団が形成され、連合川崎選手、中学近田、日体平島、東洋松井、中大藤田、駒大小山選手が前へ、さらに12.5kmで早大吉倉選手がじんわり追い上げて集団へ。青学小河原選手も反応はするが控えた。
13.5km東洋松井選手が飛び出したが、シード権を獲得するために、集団を絞りたい意図があったという。いくつかのチームがここから落ちて行ったので、一定の効果は合った。蒲田の地点で5秒リード、8位集団に城西柴田・順大池間・神大酒井選手、その後ろ集団だったが、序盤から仕掛けに多く反応していた青学小河原選手が後退加減。この時点では、青学の雲行きが怪しくなっていた。
定点間分析②:蒲田~鶴見中継所
16.3km東洋松井選手が後ろを見ながら、徐々に吸収されていく形。筑波川崎選手が先頭に立つ形に。川崎・松井選手、さらに3番手青木選手が余裕そうにあがるが、藤田選手がやや苦しそうか。近田・平山・小山選手もやや苦しいか。早大吉倉選手は5秒程離れた。
16.8km国学青木選手が、アームウォーマーを外して先頭へ。筑波・東洋・中大・中学、後方に日体・駒大、離れて早大、後方は神大・城西・順大がしのぎを削っている。
17.7km六郷橋にかかって國學青木選手が後ろを振り返りながら、単独先頭。2位争いは5秒程離れて藤田・松井・近田・川崎選手、6番手駒大小山・平島選手も粘っていて、早大挟んで後方の集団も点々。総合16位青学小河原選手はまだ前の集団は見えているか。
18.8km六郷橋下りで、國學青木選手はガッツポーズ。余裕あるか。後方6位に駒大小山選手に藤田監督が声掛け、7位平島選手を突き放し、8位吉倉選手もまだついていて、城西柴田選手がいいペースで単独9位に。その後日体・早大を捉えて7位に上がったか。
19-20km青木選手は2分44秒程。区間記録から6秒しか遅れていないか。残り1㎞で56分42秒は区間記録から6秒遅れているだけ。前田監督「4年間有難うな、もう一回いこう!大学史上初めて先頭で行こう」。
青木選手はそのまま勢い衰えず、初めて先頭。しかも60分29秒の区間新記録!!2位中大と選抜、3位東洋中学駒大城西、7位早大日体らまで60分台の高パフォーマンス。後方、青学大が1分19秒差、東国大が2分33秒差。
20㎞付近
1位國學
2位連合・中学・東洋・中大7秒差
5位駒大12秒差
6位日体17秒差
7位早大・城西25秒差
9位神大・順大41秒差
11位農大45秒差
12位東海・創価・山学54秒差
15位中学59秒差
16位青学1分03秒差
17位日大1分17秒差
18位東国1分58秒差
19位帝京2分10秒差
20位立大2分41秒差20.8km
1位國學 10
2位連合・中大10秒差
3位東洋13秒差
4位中学14秒差
5位駒大20秒差
6位城西27秒差
7位日体早大33秒差9位神大
10位農大・順大
12位山学
13位東海
14位創価
15位大東
16位青学
鶴見中継所21.3km-蒲田15.2㎞=6.1km
参考:98回吉居(中大)18分06秒<60分40秒>
1位青木(國學)17分17秒<1>60分28秒①
2位藤田(中大)17分26秒<2>60分37秒②0:09
3位川崎(筑波)17分27秒(2.5)60分38秒(2.5)0:10
6位松井(東洋)17分37秒<3>60分43秒③0:15
5位近田(中学)17分34秒<4>60分45秒④0:17
6位小山(駒大)17分37秒<5>60分48秒⑤0:20
4位柴田(城西)17分29秒<6>60分51秒⑥0:23
8位吉倉(早大)17分47秒<7>60分58秒⑦0:30
9位平島(日体)17分50秒<8>61分01秒⑧0:33
11位池間(順大)17分58秒<9>61分20秒⑨0:52
10位栗本(農大)17分55秒<10>61分21秒⑩0:53
12位酒井(神大)17分59秒<11>61分21秒⑪0:53
13位平八重(山学)18分07秒<12>61分33秒⑫1:05
14位兵頭(東海)18分15秒<13>61分41秒⑬1:13
15位黒木(創価)18分17秒<14>61分43秒⑭1:15
17位大濱(大東)18分20秒<15>61分46秒⑮1:18
16位小河原(青学)18分18秒<16>61分47秒⑯1:19
18位山口彰(日大)18分25秒<17>62分08秒⑰1:40
21位小柴(東国)19分05秒<18>63分02秒⑱2:34
20位原(帝京)18分54秒<19>63分09秒⑲2:41
19位吉屋(立大)18分29秒<20>63分27秒⑳2:59
青木選手が一気に区間新ペースに!
六郷橋から仕掛けた青木選手が一気に区間新ペースに!区間記録の吉居選手は前半ハイペースだった分、最後はきつくなっていた。青木選手はペースの上げ下げがある中、後ろからじっくり進んだことにより、快走に繋がった。なんとなく青学黒田選手の2区の時のムーヴを思い出すような感じ。ハイペースの中でいかにゆとりをもって進めていくかが大事になってくるのでしょうか。
2位中大藤田選手に、3位相当連合の筑波大川崎選手も区間新相当。藤田選手は絶好調で7区候補だったものの、吉居選手の故障もあり急遽1区へ。スローペースになると周りが見る中、自ら最初から主導権を握ったのは、作戦としてハマったか。筑波大エース川崎選手は見事だったとしか言いようがないか。
途中飛び出した東洋松井選手も先頭と15秒差の区間3位。この時点では、いい流れと思ったが…。中央学院大は、エース近田選手1区の作戦は成功の区間5位、駒大小山選手は1区巧者といった形か。
城西柴田選手が捲ってきて区間6位
続いてやってきたのが、一時後方集団に付けていた城西大柴田選手。順大池間・神大酒井選手らと8位争いをしていたが、六郷橋以降じわりと抜け出すと、最後は前を走っていた早大吉倉・日体平島選手を捉えて区間6位へ。蒲田以降は4番目のタイム、うまく走って、上位の流れに入った。続いた早大吉倉選手は思った以上に食らいついて、ここまで61分以内。日体平島選手は攻めていったがもう少し耐えたかった。
後ろ、順大池間・神大酒井選手の間に、農大栗本選手が追い上げて割って入る形。栗本選手が健闘で区間10位でリレー。順大・神大もいい流れで2区へ。少し離れて、山学平八重選手が何とか前が見える位置。
その後、東海兵頭・創価黒木・大東大濱選手が続いて、青学小河原選手。急遽の1区で色んな仕掛けに反応したのが結果的に気負っていたか。それでも、六郷橋以降は前との差をキープするあたりは青学大のランナーだ。とはいえ、この時点ではやはり今年は優勝は厳しいのかと思う場面だった。
少し間が空いて日大山口彰選手、ギリギリ前が見える位置だったのが最終的にシード権に繋がったか。その山口選手と一緒に遅れたはずの東国小柴選手が最後非常に厳しい走り。2食え大エースに18位、前との差が54秒という位置となった。後方帝京原・立大吉屋選手は、今回のペースに対応できず。すぐ前は留学生、難しい2区となりそうだった。
・・・
こうみると、元々走力の高い青木選手や中大藤田選手が引っ張り合っての超高速レース開幕といった形でした。
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コメント
今年も定点分析の季節がやってきたー!
個人的に城西柴田選手が第2集団から上がってきて印象に残ってますねー。
>東海大学ファンさん
ご期待ありがとうございます。今年もまとめてまいります。
城西大柴田選手の蒲田定点以降のあがりかたは見事ですよね。流れに流されすぎず、うまく攻めるポイントを自分で作っているのかなと思いました。
青木選手が(監督以上に?笑)クレバーだったという感じですね。
最初前に着いた選手が軒並み失速してるので本当に戦略で結果が全然変わってしまう怖い1区でしたね。
柴田、吉倉がクレバーに走っていた感じを受けます。
平島は力があるので耐えましたが反応しすぎてましたね。上手く走れば区間賞争いも出来たように思います。
>ぶれいかー さん
ハイペースの時に、いかに冷静に対応できるかは大事になってきそうですね。青木選手はもちろん、おっしゃる通り吉倉・柴田選手は、すぐ反応しないことで、うまくポジションを上げていっていますね。日体大は…4年生が気負ってしまったのかなと思う成績でした。