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【前編】全日本駅伝関東予選2024・組予想

今年は全日本予選エントリー発表から、予選本番までわずか1週間もありません。

前編・後編で10校ずつまとめて予想します。

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【前編】全日本駅伝関東予選2024・組予想

順番はエントリー順です。

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中央大学

吉居駿恭④27分44秒48/13分22秒01
本間 颯③27分46秒60/13分34秒30
溜池一太④27分52秒38/13分28秒29
岡田開成②28分08秒51/13分34秒09
吉中祐太④28分23秒21/13分31秒73
佐藤大介②28分24秒72/13分34秒57
藤田大智③28分29秒98/13分34秒30
田原琥太郎②28分33秒54/14分10秒91
伊東夢翔④28分38秒62/13分55秒51
鈴木耕太郎③28分39秒24/13分53秒43
柴田大地③28分47秒69/13分43秒77
濵口大和①5千13分31秒62/
三宅悠斗①5千13分54秒68/

 予選で1チームだけとびぬけた存在と言える中央大。吉居・溜池・本間選手と1万m27分台のランナー以外に、岡田・佐藤選手ら将来楽しみなエース候補2年生がズラリ。通過は当然と言えるメンバーです。

 とはいえ、ここまでの選手は個人で日本選手権を目指す選手もいて、吉居・柴田選手は、直前にも試合に出て実業団ら高いレベルにチャレンジしています。そのことも踏まえて予想しましょう。

1組:藤田大智③28分29秒98、鈴木耕太郎③28分39秒24
2組:佐藤大介②28分24秒72、三宅悠斗①5千13分54秒68
3組:溜池一太④27分52秒38、吉中祐太④28分23秒21
4組:本間 颯③27分46秒60、岡田開成②28分08秒51

 おそらく関東ICは飛ばしている本間・岡田選手が最終組になると思います。場合によっては留学生の組にもチャレンジするでしょうか。個人の結果が繋がっていくと思います。1組2組に若手を起用しつつ、3組も溜池・吉中選手ら関東IC好走の4年生組で堅実に通過も狙っていくか。

日本大学

J.キプケイメ②27分20秒05/13分16秒29
高田眞朋③28分37秒99/14分08秒25
冨田悠晟④28分39秒39/14分19秒56
鈴木孔士④28分45秒60/14分32秒88
天野啓太③28分47秒19/14分46秒10
長澤辰朗②28分49秒63/14分31秒66
山口聡太③28分55秒47/14分10秒55
菅原広希④28分58秒96/14分18秒04
山口彰太③29分02秒78/14分08秒33
滝澤愛弥④29分06秒93/14分12秒41
橋本櫂知②29分30秒54/14分44秒15
岸端悠友①29分38秒16/14分32秒05
安濃佑真①29分54秒74/14分36秒20

 いつの間にかエントリー中2番目の好タイムに上がっていた日大。4月下旬の日体大記録会で多くの主力選手が1万m28分台を出してきていました。関東ICには高田選手のみの出場となりましたが、しっかり1万mで8位入賞。今回は、要注意校になりそう。

1組:天野啓太③28分47秒19、滝澤愛弥④29分06秒93
2組:菅原広希④28分58秒96、山口聡太③28分55秒47
3組:高田眞朋③28分37秒99、鈴木孔士④28分45秒60
4組:J.キプケイメ②27分20秒05、冨田悠晟④28分39秒39

 関東ICに出場した高田選手は3組に固定で予想。昨年好走した組で、このペースなら中2週でいきた。あとは、主力選手がどのような状態か。キプケイメ・冨田選手が最後に控えつつ、勢いある天野選手や、滝澤選手ら4年生も序盤の組から。これなら、ボーダーライン上位に食らいついて最後戦っていけるかもしれません。

順天堂大学

玉目 陸②28分13秒67/13分58秒51
吉岡大翔③28分25秒19/13分22秒99
池間凜斗②28分29秒80/13分36秒26
川原琉人②28分37秒06/13分52秒29
古川達也③28分45秒40/14分09秒50
山本 悠②28分46秒86/14分02秒24
石岡大侑④28分52秒21/13分58秒51
山崎 颯④28分51秒59/13分59秒98
小林侑世③28分57秒33/14分18秒39
中津瑛斗④28分57秒98/14分02秒63
林 龍正③29分06秒11/14分13秒16
大下智矢①29分49秒20/14分12秒73
井上朋哉①5千13分48秒79

 関東インカレで躍進が光った順天堂大。1500mや3障だけでなく、他の種目も検討が光りました。1万mも、入賞こそかないませんでしたが、十分に力を発揮しています。昨年苦しんだ全日予選も、今年は違うはず。

1組:川原琉人②28分37秒06、石岡大侑④28分52秒21
2組:池間凜斗②28分29秒80、大下智矢①29分49秒20、
3組:古川達也③28分45秒40。山崎 颯④28分51秒59
4組:玉目 陸②28分13秒67、吉岡大翔③28分25秒19

 関東IC組は出来るだけ序盤の組へ。調整が万全なら川原・池間選手や、4年石岡選手がかなり上位に来れるはず。1年生も万全ならいきたいですね。3組に4月以降出場していない古川・山崎選手に、学生個人選手権に出場した玉目・吉岡選手が、最後に決めることができれば、出場ボーダーに届くはず。

大東文化大学

入濱輝大④28分13秒80/13分54秒97
棟方一楽③28分28秒92/14分11秒09
E.キプロップ②28分29秒35/13分49秒75
中澤真大②28分29秒46/13分55秒23
大濱逞真②28分33秒58/13分43秒50
喜早駿介(M2)28分52秒13/13分53秒42
松浦輝仁②29分00秒89/14分12秒56
菅﨑大翔①29分23秒21/14分12秒55
庄司瑞輝③29分25秒75/14分12秒77
西村悠誠③29分27秒02/14分06秒81
平田 碧②29分38秒66/14分18秒08
大澤琉欧②29分56秒89/14分09秒39
鈴木 要①30分31秒25/14分15秒40

 大東大も計画的に復活を計っています。4月に5千mに主力選手が出場。関東ICは1500mや3000m障害と、箱根予選を見据えただろう上級生のハーフマラソンのみの出場になりました。トラックの記録は伸びている選手が多いので、調整ができていれば楽しみです。

1組:菅﨑大翔①29分23秒21、庄司瑞輝③29分25秒75
2組:E.キプロップ②28分29秒35、松浦輝仁②29分00秒89
3組:中澤真大②28分29秒46、大濱逞真②28分33秒58
4組:入濱輝大④28分13秒80、棟方一楽③28分28秒92

 基本的には、入濱・棟方選手を最終組、そして期待のエース候補の中澤・大澤選手が3組という布陣が取れればベストなのではないでしょうか。あとは留学生キプロップ選手を、2組に起用するかどうか。庄司・松浦選手ら好調な新戦力候補が勝負できれば、終盤の組ので戦えます。
 

山梨学院大学

J.ムトゥク④27分20秒79/13分18秒18
B.キピエゴ③27分42秒76/13分22秒58
平八重充希④28分37秒08/14分18秒64
宮地大哉③28分41秒65/14分08秒92
阿部紘也②28分53秒14/14分20秒58
占部大和③28分56秒53/14分17秒76
和田瑛登③29分06秒98/14分20秒42
伊東 駿③29分25秒28/14分29秒54
高橋楓河②29分27秒61/14分35秒58
若菜宥吾①29分28秒90/14分26秒71
梅田流磨①29分29秒61/14分24秒38
土生慶人③29分30秒90/14分28秒61
松岡一星②29分42秒09/14分29秒24

 山梨学院大も、4月の記録会で結果が出ていましたね。ムトゥク・キピエゴ選手の留学生だけでなく、平八重選手が28分台を出して、宮地・阿部・占部選手ら好記録ラッシュ。1年生も良かったですね。関東ICは留学生と3障の活躍がありましたが、今度は長距離勢です。

1組:和田瑛登③29分06秒98、高橋楓河②29分27秒61
2組:占部大和③28分56秒53、若菜宥吾①29分28秒90
3組:宮地大哉③28分41秒65、阿部紘也②28分53秒14
4組:J.ムトゥク④27分20秒79、平八重充希④28分37秒08

 留学生は迷ったけどムトゥク選手かなぁ。意外と気温上がらないので、スピードのムトゥク選手に頑張ってもらう形で。日本人は平八重・阿部選手に、急激に伸びてきた宮地選手も上位へ。序盤に、成長してほしい和田・占部選手に若手選手を組み合わせるのではと予想します。3組で食らいつければ面白いはずです。

駿河台大学

古橋希翁③28分19秒45/13分51秒03
S.レマイヤン③28分28秒24/13分44秒67
東泉大河④28分32秒29/13分27秒98
佐藤我駆人②28分35秒78/13分52秒03
岡崎 樹④28分53秒63/14分18秒19
小島光稀②28分57秒39/14分13秒21
藤井空大④29分08秒40/14分08秒40
坂本滉斗④29分12秒63/14分04秒00
長田拓巳④29分19秒35/14分22秒98
一ノ瀬來祈①29分35秒28/14分20秒50
沖勘太郎④29分31秒44/14分14秒82
伊藤太雅④29分43秒85/14分29秒26
浜川柊二①30分24秒30/14分28秒89

 監督が新しくなった中、真価が問われていく駿河台大。とはいえ、4月の記録会は好調で、古橋・佐藤選手が1万m28分台の好走でチームを引っ張り、留学生はレマイヤン選手も健在。2大会前の箱根経験者も頑張っているところ、またチームが伸びてきているところ、全日本予選を向かえることになる。

1組:小島光稀②28分57秒39、坂本滉斗④29分12秒63
2組:岡崎 樹④28分53秒63、長田拓巳④29分19秒35
3組:S.レマイヤン③28分28秒24、藤井空大④29分08秒40
4組:古橋希翁③28分19秒45、佐藤我駆人②28分35秒78

 こうなったら、古橋・佐藤選手の日本人エースに4組を任せてみるのも面白いかもしれません。他校のエース相手にどこまで戦えるか。関東ICにも出場しているレマイヤン選手は3組で主導権を握る展開へ。最近試合に出ていない東泉選手が走れるなら、面白いはずだ。

中央学院大学

市川大世③28分38秒31/13分52秒84
近田陽路④28分40秒44/13分58秒19
坂本 駿④28分46秒71/14分16秒01
長部虎太郎②28分55秒85/13分56秒72
小松裕大朗④28分58秒38/14分06秒50
米田昂太②29分06秒46/14分22秒83
黒葛野瑞希④29分09秒36/14分12秒87
成川翔太④29分13秒60/14分05秒81
長友英吾②29分14秒22/14分21秒30
日数谷隼人②29分17秒07/13分58秒61
三角洸太④29分17秒96/13分55秒55
一ノ瀬慎太①29分26秒47/14分28秒19
山本侑輝②29分59秒99/14分14秒53

 エースが卒業した中央学院大ですが、総合力面は依然高いですね。ついに4年生になった近田選手や、伸び盛りの市川選手がチームをけん引。長部選手ら2年生も楽しみな中、今度こその全日本予選会になります。

1組:三角洸太④29分17秒96、長友英吾②29分14秒22
2組:小松裕大朗④28分58秒38、米田昂太②29分06秒46
3組:坂本 駿④28分46秒71、長部虎太郎②28分55秒85
4組:市川大世③28分38秒31、近田陽路④28分40秒44

 総合力で戦っていきたいですね。序盤の組にラストスパートに強そうな三角・小松選手あたりを配して、長友選手ら伸びてきた2年生へ。最終組に入ると思われる市川・近田選手に出場権に望みを繋いでいきたい。

神奈川大学

宮本陽叶④28分33秒32/14分06秒75
高潮 暎④28分45秒50/14分05秒57
滝本朗史③28分49秒40/13分56秒56
酒井健成④28分49秒41/13分56秒62
花井 創③28分51秒22/14分21秒05
新妻玲旺③28分51秒98/13分58秒13
三原涼雅③28分53秒12/14分23秒27
平川瑠星③29分11秒52/14分08秒27
近藤大智③29分24秒73/14分11秒67
山本琉楓③29分29秒80/14分24秒92
大岩 蓮③29分33秒32/14分11秒33
塩田大空④29分37秒25/14分18秒57
上田航大②30分06秒51/14分18秒90

 昨年はメンバーの入り替わりなどもあった中、全日本予選・箱根予選ともに通過。本戦での全体的なスピード不足でしたが、ロードの強かさも見え隠れしました。予選巧者なのは変わらずなので、宮本選手が最終学年の今年は勝負の年といきたい。

1組:滝本朗史③28分49秒40、近藤大智③29分24秒73
2組:花井 創③28分51秒22、三原涼雅③28分53秒12
3組:高潮 暎④28分45秒50、新妻玲旺③28分51秒98
4組:宮本陽叶④28分33秒32、酒井健成④28分49秒41

 昨年好スタートとなった滝本選手を再び前半の組においてもいいくらいの選手層になってきていますね。これに復調した三原・高潮選手やタイムは変わらない花井選手ら、そして最終組は4年生宮本・酒井選手に任せる、いい流れで戦えそうです。

東海大学

花岡寿哉④28分08秒26/13分28秒18
兵藤ジュダ④28分14秒75/13分49秒98
鈴木天智④28分46秒20/13分55秒91
竹割 真④28分50秒39/13分59秒36
檜垣 蒼②28分54秒44/13分55秒04
永本 修③28分55秒98/13分49秒58
ロホマン シュマン④29分07秒48/14分12秒45
中野純平②29分09秒61/14分05秒12
平井璃空②29分18秒27/14分05秒32
佐野鈴太②29分26秒85/13分55秒27
上奥 輝④29分47秒01/14分09秒29
水野夢大②29分53秒09/14分03秒03
松山優太①5千13分56秒47

 昨年よもやの箱根予選落ちから、中々チーム状況が整わなかった東海大。でしたが、得意のトラックシーズンになってから、徐々に足並みが揃ってきたように思います。4年生エース花岡・兵頭選手が関東ICでもしっかり走り、記録会での好走も増えました。十分なオーダーは組めそう。

1組:ロホマン シュマン④29分07秒48、水野夢大②29分53秒09
2組:竹割 真④28分50秒39、檜垣 蒼②28分54秒44
3組:鈴木天智④28分46秒20、永本 修③28分55秒98
4組:花岡寿哉④28分08秒26、兵藤ジュダ④28分14秒75

 最終組は花岡・兵頭選手の4年生で固定していいと思います。関東IC5千mで全力で戦っているので、できる限りボーダー内に入っていたい。鈴木選手や、新潟ハーフ優勝の永本選手、竹割選手ら堅く組めます。関東ICは良くなかった檜垣選手がうまくいければいけるかな。

東京国際大学

R.エティーリ③27分06秒88/13分00秒17
アモス ベット③27分48秒00/13分16秒85
菅野裕二郎④28分42秒48/13分51秒18
小柴裕士郎②28分45秒22/13分58秒23
古賀智也②28分48秒14/14分15秒93
政 仁斗②28分57秒22/14分15秒29
久保遼人③29分01秒92/14分08秒07
菱田紘翔③29分24秒58/14分12秒14
登松大和③29分33秒54/14分14秒21
大村良紀④29分34秒34/14分16秒28
川内琉生④29分43秒48/14分13秒26
大平滉太④29分44秒58/14分26秒36
欠端陽翔③29分55秒71/14分28秒49

 2年ぶりの箱根駅伝は、意地のシード権獲得。最速留学生エティーリ選手だけではないことを示しました。主力は多く卒業しましたが、日本人エースとなった菅野選手に、期待の2年生小柴・古賀選手らが1万m28分台を出していて上り調子です。チーム力は上がっていますね。

1組:久保遼人③29分01秒92、川内琉生④29分43秒48
2組:古賀智也②28分48秒14、大村良紀④29分34秒34
3組:小柴裕士郎②28分45秒22、政 仁斗②28分57秒22
4組:アモス ベット③27分48秒00、菅野裕二郎④28分42秒48

 留学生はアモス選手がおそらく担当。全日本はアモス選手で方針が決まっているようです。これに4年生エースとなる菅野選手がどれだけ食い下がるか。さらに小柴選手ら2年生もどこまでやれるか。川内選手らも復活したので、思い切って挑めそうです。


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箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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