新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2025年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
力強く全日本へ
ついに出場から戦うフェーズへ
日本大学です
ページコンテンツ
新監督に変わった第100回箱根駅伝前から、何とかもう一度チームを鍛えなおす機運に恵まれていた日本大。びっくりの上位通過だった100回大会、第101回大会は年間として苦戦気味でしたが、連続出場は確保。ただ、高速駅伝にはつけず最下位となりました。
そこからおおよそ4か月後の全日本予選。5月開催となり、例年に比べて高速レースとなった中で、日本大の各ランナーが食らいつきました。キプケメイ選手も強いですが、それだけではありませんでした。
ここ最近は、予選会が酷暑になったり、3組までスローで差がつかない展開で予選会を突破することが多かった日大が、高速レースで食らいつけたのはいい変化の兆し。一旦、チームを見てみましょう。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
冨田悠晟④28分39秒39/14分19秒56≪25全予4組22位、箱3区20位、予58位、全予3組28位、関東IC1万22位、23予124位、関東IChalf≫
鈴木孔士④28分45秒60/14分32秒88≪25全予2組16位、箱5区15位、24予182位、全予2組20位、箱8区14位、23予99位≫
大仲竜平④28分49秒84/14分26秒69≪25箱4区17位、予34位、全予2組25位、関東IChalf19位、箱10区17位、23予153位、全予3組27位、関東IChalf20位、22全5区18位、予176位≫
小路翔琉④28分49秒91/14分19秒87≪25箱9区19位≫
山口月暉④28分56秒33/14分00秒31≪25箱6区19位、24予480位、関東IC3障5位、箱6区19位、23全予2組21位、関東IC3障7位、22予438位、日本IC3障6位≫
菅原広希④28分58秒96/14分18秒04
滝澤愛弥④29分06秒93/14分12秒41≪25全予1組12位≫
中澤星音④29分38秒33/14分35秒14≪25全予2組17位、24全予1組30位、箱9区19位、23予204位、22全7区18位、予126位≫
松村謙吾④29分49秒92/14分39秒33
小林聖弘④30分16秒09/14分56秒32
今年の4年生は、主力メンバー豊富ですね。箱根駅伝経験者が6名もいます。その中で日本人エースとなっているのが冨田選手。2年時から主力の一角ながら、前回の箱根が初。うまく調整効かず3区最下位となってしまいますが、全日予選は4組22位と、他校のエースと戦い抜きました。もう大丈夫でしょう。
全日予選では他にも多くの4年生が戦って、2年連続で箱根駅伝に出場して山登りの経験のある鈴木選手が2組、さらに下級生の頃から長い距離に適性を見せていた中澤選手や、4年間かけて出走メンバーとなった滝澤選手がそれぞれ粘りの走りを見せていました。4年生が複数人貢献できたのは良かったですね。
これに、前年度の出世頭の一人大仲選手は、長い距離スタミナ自慢の選手、酷暑だった箱根予選で33位で駆け抜けています。さらに、3000m障害に活路を見出しつつ、箱根駅伝山下りに2年連続挑んでいる山口選手、箱根9区を走っている小路選手、昨年の箱根前に1万m28分台の走りを見せています。色濃いメンバーです。ここにきて勢いが戻ってきている選手もいますし、最後の秋での好走が楽しみです。
J.キプケメイ③27分20秒05/13分16秒29≪25全予4組2位、箱2区14位、予1位、全予4組2位、関東IC5千2位、箱2区10位、23予1位、全予4組29位≫
高田眞朋③28分37秒99/14分08秒25≪25全予3組10位、関東IC1万8位、24予110位、全予3組10位、関東IC5千≫
天野啓太③28分47秒19/14分46秒10≪25全予3組25位≫
山口聡太③28分55秒47/14分10秒55≪25全予1組7位、24予241位、全予1組20位、関東IC1500m、23関東IC1500m≫
山口彰太③29分02秒78/14分08秒33≪25箱10区15位≫
片桐禅太③29分16秒84/14分26秒83
長谷川豊樹③29分30秒65/14分40秒17≪25箱7区20位≫
夏井翔大③29分54秒04
まずはキプケメイ選手になりますね。1年目の秋の覚醒でびっくりしたのは懐かしいですね。増えてきた留学生の顔の一人となっています。特に箱根予選での活躍が光っていて、2年前は高速レースで、前年は酷暑の中で予選1位。本当に強いです。半面、寒い時期はやや調整に苦労しているのかなという箱根2区ですが、今年は全日本駅伝も観れるのは一つ楽しみです。
そして、この世代の日本人も、少しずつですが上がってきていますね。昨年出世頭となったのが高田選手。昨年全日本予選3組10位の好成績で、その後1万m28分37秒まで成績アップ。箱根駅伝が出走できなかったのが残念でなりませんでしたが、今年は関東IC1万m8位獲ったうえでの全日本予選。総合力は間違いなく上がってきています。
それから、W山口選手もアベレージが上がりつつありますね。山口彰選手が箱根アンカーを走ると山口聡選手は全日本予選1組で口火を切る7位スタートと活躍。さらに3組では1万m28分台のベストを持つ天野選手が、高速3組を懸命に小差で凌ぐ頑張り。実を結ぶ選手が増えてきていますね。
長澤辰朗②28分49秒63/14分31秒66≪24予183位≫
吉村快人②29分17秒31/14分37秒47
橋本櫂知②29分30秒54/14分40秒17
吉村颯音②29分40秒40/14分38秒29
花輪琉太②30分02秒20/14分40秒48
森 翔哉②30分05秒76/14分27秒16
黒川遙斗②30分23秒80
石川悠斗②30分27秒50/
レギュラーは上級生中心ですが、持ちタイムは伸ばしてきていますね。前年度、つまり1年時に長澤選手が箱根予選メンバーに選ばれていて、見事に10番手で完走し、通過に貢献。1万m28分台も出して、本戦出走メンバー争いも際どく争っています。2年目が楽しみな選手。
その他の選手も吉村選手が29分17秒、橋本選手が29分30秒など、長い距離に少しずつでも対応できる選手が増えてきています。チームの苦戦もあって、スカウトも苦しんでいた時期ですので、うまく育成いっていると思います。
岸端悠友①14分16秒43/29分38秒16≪24高校6区1位≫
後藤玄樹①14分25秒23≪25全国4区16位、24高校4区6位≫
奥村櫂陸①14分28秒61/30分03秒13
八木澤來太①14分29秒24/29分50秒27
猪股富祐貴①14分33秒13/31分00秒86
安濃佑真①14分36秒20/30分03秒13
藤林亮麿①14分36秒23/30分48秒91
渡辺 樹①14分38秒39≪23高校7区30位≫
犬塚唯惺①14分38秒73/30分35秒47≪24全国2区14位≫
今年の1年生の始動が速かったですね。4月の日体大記録会で1万mを経験する選手が多数。その中で、高校駅伝6区区間賞の経験がある気柴田選手が力が抜けていて29分38秒の好記録。彼と安濃選手の2名が全日予選のエントリーメンバーに名前がありました。
この他にも、29分台を出している八木澤選手に、奥村選手も入学直後としてはまずまずの記録。あとは高校駅伝4区6位の実績がある後藤選手が上がってくると、この学年もの他紙身になってきますね。
上級生が確実に力を積み上げていけるチームになってきたいるなという印象ですね。新監督の倉敷高で培った指導力も合っているのでしょう。冨田・鈴木・大仲選手など、他校のエースと戦える選手がじんわり増えてきています。
その中で、キプケイメ選手も大エースになっていますね。冬の時期が苦戦してしまいますが、箱根予選の時は本当に強いです。過密日程になりますが、まだ暖かい時期だろう全日本駅伝は密かに楽しみであったり。
スカウトの苦戦もあり、確実に育成していく形で下級生はまだレギュラークラスは少ないですが、早い段階で1万m29分台を出すランナーも増えていますので、長い距離の育成に、じっくり取り組めているようです。箱根予選通過することができれば、連続出場からもう一つ上のステージ、シード権争いで粘っていけるチームにはなっていけるはずです。
PR 俺たちの箱根駅伝
|
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
【競馬重賞予想!~予想も一流よ!~】