【創価大学】第102回箱根駅伝2026へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

 新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。

今年の大学駅伝は「5強?」
このチームを忘れていないか

創価大学です

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【創価大学】第102回箱根駅伝2025へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

 当時の4年生エースの動向に大いに注目となった前年度。ロード型の選手のはずが、出雲・全日本は2区で区間賞。箱根駅伝も2区で日本人トップの65分台をマークした。その流れで3区留学生起用で一旦2位に浮上、5区山登り1年生山口選手も頑張った。

 復路もは単独走になる場面が多かったり、故障明けの主力選手が走る場面もありましたが、何とか総合7位でゴール。96回大会から続く連続シード権を「6」に伸ばしました。上位校にはしっかり定着しました。

 今年度も着々と自己ベストを縮める選手が出てきていますので、上位争いの一角には間違いなく顔を出してくるはず。秋は「5強」と言われている中に、僅かに入っていませんが、本当に張らないか?もう一度チームを見てみましょう。

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新チーム各学年戦力分析

※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部

4年生主力選手について

石丸惇那④28分21秒48/13分42秒30≪25関東IC5千9位、24全3区10位、出1区10位、関東IC5千19位、箱7区8位、23全3区13位、出1区5位、箱10区15位、22全4区11位、出4区7位≫
野沢悠真④28分47秒63/14分11秒91≪25関東IChalf2位、箱4区6位、24全8区2位、箱4区15位、23関東IC1万、箱5区13位、22全予3組10位≫
黒木陽向④28分51秒07/13分47秒07≪25関東IC3障2位、24全6区9位、出5区6位、関東IC3障1位≫
山下 蓮④28分56秒93/14分09秒07≪23全6区16位≫
竹田康之助④29分19秒27/14分21秒54
三坂佳賞④30分50秒28/14分23秒83

 4年生は少数精鋭ですね。連続駅伝出場を続けていた石丸選手が、ついに4年生になったのですね。その駅伝連続出場は、前回の箱根駅伝で途切れました。ここのところ、足踏みしていましたが、これで逆に吹っ切れてくれれば。関東ICは5千m9位と過去最高成績。出雲駅伝から主力で走ってくれるといいなと思います。

 長い距離になってくれると野澤選手が頼りになってきます。昨年の全日本8区2位は多くの駅伝ファンが驚いたのではないでしょうか。箱根駅伝は2年連続4区を走っていて、2年時の15位から、6位へアップ。関東ICハーフは2位と、自信をつけてきています。この2人が1区や4区に入ってくるなら、かなり強いはず。

 あとは、レギュラー絡んでいけるかどうか。昨年の出雲・全日本を走っている黒木選手は、得意種目の3000m障害で、関東IC2年連続表彰台へ。スピードはあるので、絡んでいくはず。もう一人、一度全日本を走っている山下選手や、竹田選手あたりも上がってくるかというところです。

3年生主力選手について

S.ムチーニ③27分41秒52/13分30秒09≪25関東IC1万1位・5千1位、箱3区2位、24全5区2位、関東IC1万2位、箱2区5位、23全7区4位、日本IC1万3位、関東IC5千2位≫
小池莉希③28分26秒33/13分34秒82≪25関東IC1万5千8位、箱10区13位、24関東IC5千7位、箱8区15位、23全4区16位、出2区5位≫
齊藤大空③28分27秒44/13分51秒82≪25箱1区17位、24関東IC3障3位、23関東IC3障≫
織橋 巧③28分41秒25/13分49秒30≪25箱7区8位、24関東IC5千16位、23全1区4位、日本IC5千7位≫
池邊康太郎③28分52秒70/14分07秒30
篠原一希③28分59秒50/14分18秒41
川上翔太③29分20秒28/13分56秒21≪25箱6区12位、24箱6区3位≫
根上和樹③29分26秒60/14分09秒80
川田聖真③29分29秒97/14分06秒83
大岩 準③29分55秒16/14分24秒41
細田峰生③29分26秒60/14分09秒80
岡野智也③/14分24秒80

 この学年が核になりますね。留学生ムチーニ選手は、3年目の今年は関東IC5千・1万ともに1位。1万m27分41秒の持ちタイムにあった総合力を確実につけていますね。昨年度は、出雲駅伝直前に怪我をしてオーダーが変わりましたが、今年は出雲3区・全日本7区・箱根2区路線での活躍が期待されますね。

 日本人も選手層が厚い。留学生以外で、今年の箱根駅伝4名が出走しています。一番持ちタイムがいいのは小池選手。今年の箱根駅伝は怪我明けギリギリの中で箱根10区力走。持ち前のスピードを生かせば往路を走れる選手でしょう。変わりに往路1区を担った齋藤選手、箱根7区を走った織橋選手らも、もっとレベルアップできるか。織橋選手は、元々は1区希望ですが、それがかなうとオーダーの幅が上がります。

 この他にも選手が多いですね。2年連続山下りを走っている川上選手は、また準備を進めているでしょうし、そのほかに、1万m28分台を出している池邊・篠原選手も3年目の夏にレギュラー争いにまで浮上してくるかどうか。この世代の選手層は、見ていくべきものですね。

2年生主力選手について

山口翔輝②28分40秒91/13分56秒72≪25関東IChalf3位、箱5区10位、24全4区8位、出3区7位、関東IChalf15位≫
ムトゥク ソロモン②28分42秒24/13分54秒46≪25関東IC3障1位≫
石丸修那②28分49秒65/14分07秒92≪25箱8区11位≫
山瀬美大②28分57秒56/14分08秒57
浦川栞伍②29分25秒39/14分18秒72
榎木凜太朗②29分32秒28/14分17秒84
齋藤一筋②29分32秒29/13分56秒21
有馬貫太②29分33秒16/14分24秒10
八田聡良②30分13秒40/14分26秒39
西山修平②

 この学年もぐんぐん伸びていますよね。昨年度、当時ルーキーながら大活躍だった山口選手が主力。昨年、留学生の故障があったとはいえ、いきなり3区デビューでトップをひた走ったのは印象に残っています。箱根も5区山登り途中まで名探偵に食らいついていました。それが生きてきているか、関東ICハーフは、野澤選手に次いで3位へ。その後も函館ハーフなどでも記録を伸ばしています。今度はどの区間を走ることになるでしょうか。

 他にも記録を伸ばしてきている人は多いですね。箱根駅伝で兄貴から当日変更で8区を走った石丸選手は区間11位と健闘。1万mもすでに28分台ですし、出雲駅伝から出番があってもの選手。また、2人目の留学生ソロモン選手は、現状ムチーニ選手と差がありますが、関東ICはまさかの3000m障害に出場し優勝。一つ得意分野を見に付けつつあります。

 この他の選手も着々と縮めてきていますね。山瀬選手が1万m28分57秒まで伸ばしてきています。あとは5千m13分台の齋藤選手に、浦川・榎木選手らも1万m29分台を複数回出すなど、あれべれーじ上がってきています。秋の記録会で大幅ベストの選手も出るかもしれません。

1年生主力選手について

衣川勇太①14分10秒21≪25全国4区4位、24高校4区25位≫
藤田圭悟①14分11秒38≪25全国4区6位、24高校4区21位≫
大倉凰來①14分14秒09≪25全国4区17位、24高校4区12位≫
内山椋太①14分17秒71≪25全国1区39位、24高校4区32位≫
山本菖蒲①14分21秒66/30分24秒60≪24高校3区18位、23高校4区23位≫
小島宗大①14分26秒50≪25全国5区42位≫

 育成の創価大らしいスカウトになったのではないでしょうか。全国駅伝経験はありますが、エース区間で真ん中くらいの区間順位、まだまだ伸びしろがある選手がしっかり入ってきていると思います。

 今年の1年生は全体的にスロー調整になっている感じですが、山本選手が1万mを経験して30分24秒の記録を出していますね。まずは、駅伝の13人や16人のメンバーに名前を連ねるのが誰になるかというところですね。

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【まとめ!】箱根駅伝2026へ向けて

・留学生ムチーニ選手充実!エース区間で一気に
・4年野澤選手&2年山口選手のロード型の成長
・石丸兄弟に、3年生小池選手らのスピードは

 留学生ムチーニ選手がまずは、エース区間入りたいですね。今年は関東IC2冠獲るなど充実。しっかりと長距離区間には入れれば、一気に上位の流れに乗れます。

 日本人ランナーも成長していますが、駅伝だとやはりロードで強くなる選手がどれだけ走れるか。4年野澤選手や2年山口選手はハーフ61分台の力はありますし、ポイントポイントで手堅い走りをしてくれると思います。

 あとのスピードランナーがどれだけ安定するか。レギュラーを争う石丸兄弟に、3年小池・織橋・齋藤選手らスピードは抜群の選手が、駅伝でどれだけ力を発揮できるか。

 エース格以外の安定感が上がると、いつかの出雲駅伝で2位に入ったように、大きくハマる時があります。まずは、創価大を含めた「6強」だったと言われるような活躍が楽しみです。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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