新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2025年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
最強留学生に
各学年選手が揃ってきた!
山梨学院大学です。
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昨年の箱根予選は驚きの3位通過となった山梨学院大。酷暑となったので持ち前のスタミナが活きた格好だったか。それでも、その前の年が、第100回大会の増枠ギリギリでの通過で、本戦も最下位だったということを考えると、見事な浮上だった。
箱根本戦は、箱根には初出場となったムトゥク選手が2区で踏ん張ると、2年連続山登りの弓削選手が区間9位の好走でシード権へ望みを繋げた。復路は、厳しかったが、箱根予選でも健闘していた阿部選手が8区で区間3位の力走を見せた。
今年も関東ICでは留学生のムトゥク・キピエゴ選手が大暴れ。ムトゥク選手はMVPの活躍でしたね。全日本予選は、もう少し主力選手の調子が整わず、通過は叶わなかったですが、秋に向けて上がる余地ありです。一旦、チームの戦力を見てみます。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
J.ムトゥク④27分20秒79/13分18秒18≪25全予4組3位、関東IC1万1位、箱2区10位、24全予4組1位、関東IC1万1位、23予3位、全予4組2位、関東IC1万1位、22予4位、日本IC5千3位≫
平八重充希④28分37秒08/14分10秒80≪25全予4組20位、箱1区7位、24予69位、全予2組12位、箱9区22位、23予209位≫
溝永怜央④28分56秒81/14分18秒23≪24全予1組14位≫
勝山陽翔④29分47秒32/14分19秒20
徳永 心④29分48秒34/14分27秒55
友村 輝④29分57秒37/14分28秒36≪25関東IChalf18位≫
弓削征慶④30分04秒02/14分42秒39≪25箱5区8位、24箱5区11位≫
伊藤 要④30分11秒33/14分24秒12≪25関東IC3障2位、24関東IC3障7位≫
塚本陸斗④30分13秒33/14分41秒48≪24予101位、関東IChalf20位、23予206位≫
ムトゥク選手が高いレベルで安定感を見せていますよね。関東IC1万は3連覇して、MVPを獲得。全日本予選でも最終組で留学生の争いでも上位争いに入るなど、どの大会でも高いレベルで安定しています。今年はついに箱根駅伝2区も一度走り、アップダウンでやや苦しみましたが66分台で走り切りました。最後の年、もう一度箱根路を走れるのか、留学生の争いとしても注目です。
日本人はエースと言える選手が育ってきて、平八重選手が1万m28分台を出してから大きく成長。箱根駅伝は1区区間7位と、いい位置で繋ぐと、全日本予選は他校のエースと最後まで争って4組20位でゴール。最後の箱根予選、そして出場できれば本戦1区、もしくは山学大苦手としている3区で見れれば…。
あとは長い距離やロードで覚醒する選手ですね。2年連続山登りで好走し、今年のチームの主将に選出された弓削選手、2年連続箱根予選を走って前年は好走している塚本選手がいますね。弓削選手は1万mも30分04秒まで縮めてきましたね。それから昨年1万m28分台出した溝永選手、関東ICハーフ出場の友村選手に、3000m障害で活躍している伊藤選手らの秋の動向にも注目。最後にもう一つ層が厚くなるか。
B.キピエゴ③27分42秒76/13分22秒58≪25関東IChalf1位、24予2位、関東IChalf1位、箱2区9位、23関東IChalf1位≫
宮地大哉③28分41秒65/14分08秒92≪25全予3組5位≫
占部大和③28分56秒63/13分54秒90≪25全予1組22位、24予231位、全予3組26位、箱10区19位、23全予2組38位≫
和田瑛登③29分06秒98/14分20秒42≪25全予3組39位、箱4区20位、24予70位、全予4組37位、箱4区17位≫
田原匠真③29分23秒81/14分26秒99
伊東 駿③29分25秒28/14分29秒54
土生慶人③29分30秒90/14分28秒61
南葉聖琥③29分47秒82/14分11秒03≪25関東IC3障8位≫
平井 翼③30分08秒57/14分20秒70≪25関東IChalf11位≫
牧野海斗③30分12秒80/14分15秒87
楮本勝紀③30分33秒27/14分34秒78
柳瀬瑛叶③/14分17秒58
3年生は主力候補が多いですね。その中で、キピエゴ選手は、1年時からの関東ICハーフを3連覇。長い距離やタフな展開に強いですね。1年時に箱根出走すると、酷暑となった昨年の箱根予選で全体の2位で、上位通過に貢献しました。今年の箱根予選から1時間前倒しになるとはいえ、10月は熱い。箱根予選はまた彼の出番になっても良さそうだ。留学生は本当に強いです。
日本人は主力候補選手が多くなっていますね。占部・和田選手が、1年時の頃に箱根駅伝を走って話題になりましたが、全日予選では両者とも走っています。今年の前半戦に関しては占部選手が調子よく5千m13分台をマーク。強い上級生といけるか。これに1万m持ちタイムでは上回っていた宮地選手が、全日予選3組5位と躍進!新たな日本人の柱になるかもしれません。
このほか、持ちタイムが上がってきてる選手は多いですね。田原・伊東・土生選手は、1万m29分半ばまで持ちタイムアップ。これに関東IChalfに選ばれて11位好走した平井選手は、箱根予選で秘密兵器になりそうか。3障で活躍している南葉選手が、1万m29分47秒自己ベスト。長い距離も手ごたえを見せています。この世代の3年目の夏の伸び、総合力アップに大事になってきます。
阿部紘也②28分53秒14/14分20秒58≪25全予2組34位、箱8区3位、24予45位≫
加藤 樹②29分24秒86/14分16秒62
高橋楓河②29分27秒61/14分17秒60
松岡一星②29分27秒62/14分26秒15≪25全予2組36位≫
大杉亮太朗②29分35秒93/14分15秒78≪25箱7区16位≫
網本幸栄②29分54秒78/14分35秒67
大弓陽可②29分56秒67/14分28秒10
枡田健伸②29分58秒47/14分37秒57
エースになってなっていくだろう選手が何人もいますね。前回の箱根予選で日本人トップの走りを見せた阿部選手がまずは楽しみ。箱根駅伝は8区になりました。繰り上げもあり得る位置で襷を受け取りましたが、区間3位64分前半の激走!春は調子が上がらなかったですが、2年目の活躍に期待がかかる選手です。
これに1万m29分台半ばで選手がズラリ。箱根駅伝16人のエントリーに入った高橋選手に、本戦を走り、7区で見た目最後方ながら区間16位でまとめた大杉選手、今年の全日予選2組を出走した松岡選手、持ちタイムではわずかに上回っている加藤選手。このあたりは結果を出すのが速かったですね。2年目まずは箱根予選にどれだけ名前を連ねるのかが楽しみです。
石原夢大①14分20秒67
若菜宥吾①14分26秒71/29分28秒90
梅田流磨①14分24秒38/29分29秒61≪25全予1組25位≫
丹野和馬①14分29秒33/29分48秒51
栗田絆生①14分34秒05
中島陸登①14分39秒71
森田 清①14分40秒30
1年生の成長スピードも速くなってきていると思います。春先に若菜・梅田選手が29分30秒切、丹野選手も30分を切るタイムを出すと、全日予選は1組に梅田選手が出走し、まずまずの1組25位とまずまず役割を果たすタイムを出しています。なんとなく、山梨学院大も今の時代に合っている育成力が備わってきているでしょうか?
他にも、5千m持ちタイム上では上回っている石原選手がいます。春先はほとんど試合に出れませんでしたが、夏前に1500mに出場しています。夏に練習が積めれば、彼らも箱根予選で活躍しているかもしれません。ここまでは、下級生の伸びがかなり良くなっているように思います。
山梨学院大は、キピエゴ・ムトゥク選手の留学生が健在ですが、ついにムトゥク選手は最終学年になりますね。両者とも箱根2区66分台を出せる走力は持っていますし、ここは山梨学院大の強み。まずは箱根予選からになりますが、この貯金は大きい。
そして、日本人も徐々に育成のスピードが速くなってきているように思います。4年生は箱根往路でも戦えるスピードのある平八重選手に、山登りで適性を見出している弓削選手が不動の立ち位置ですが、選手層が厚くなってきています。
3年生は、箱根を下級生時から走った占部・和田選手に、宮地選手が持ちタイム上は追い越してきています。2年生はすでにエース格の阿部選手がいますし、1年生も梅原選手らが早速戦力になっています。まだ目立ってませんが、確実に高速化に対応しつつあると思います。秋の実りが楽しみなチームです。
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