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箱根駅伝2024予選会【展望&戦力分析⑥】初出場orカムバックあるのか!?

箱根駅伝2024予選会のエントリーも発表され、日に日に緊張感が高まってきています。

当サイトでも、6つに分けて、
各大学の紹介や戦力分析をしていこうと思っています。

続いて、前回の箱根駅伝で惜しくもシード権獲得を逃したトップ通過候補のチーム7校!

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箱根駅伝2023予選会【展望&戦力分析⑥】初出場orカムバックはあるのか!?

なお、展望&戦力分析するにあたり、

ハーフマラソンの狙えるタイムに分けた

独自のランキングを行っています。

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(84回:1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(99回:1位、96回:なし、95回:1位)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(99回:なし、96回:1-2位、95回:2位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(99回:2-5位、96回:なし、95回:3-8位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(99回:14-36位、96回:6-10位、95回:16-43位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)

G候補

上位10名得点:

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

コースが同じ99回・96回95回を参考にして作成しています(97回98回はコロナ禍の影響で、コース変更)。

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[予選14位]麗澤大学

【過去3年間の成績】
99回14位10:52:40(ボーダーまで3分45秒)
98回28位11:08:38(ボーダーまで22分57秒)
97回13位10:36:07(ボーダーまで2分08秒)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(99回:1位、96回:なし、95回:1位)
D.ネイヤイ②27分46秒08≪23全予4組4位、22予25位≫

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)
鈴木康也③28分49秒55≪23全予4組37位、関東IC1万、22予13位、箱6区10位、21予51位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(99回:14-36位、96回:6-10位、95回:16-43位)
工藤大知③29分18秒79≪23全予3組29位、箱2区21位、22予37位、21予282位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
廣瀬啓伍③29分20秒10≪23全予1組21位、関東IC5千m、22予149位、21予269位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
関 優樹②29分25秒04
大澤巧使④29分53秒99≪23関東IChalf、22予134位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
今野 純④29分48秒31≪23全予2組30位、22予159位≫
榊原 巧②29分52秒30
若田宗一郎④29分59秒94≪23全予2組31位、22予395位≫
牛ノ濱翔汰③30分06秒21≪23全予3組23位、関東IC1500m≫
若井 涼②30分18秒67≪23関東IC3障≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
神之田大翼②30分21秒01
坂本優騎③31分32秒13
水上流輝亜②31分39秒38

上位10名得点:38点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 前回14位、箱根未出場としては最上位で、今回の増枠だったら次点の位置にいる麗澤大。再び、初出場のチャンスが巡ってきました。今年は、久々に全日本予選にも出場。確実にチーム力は上がりつつあります。大きいのはエース力が強いこと。95回~97回予選も初出場のチャンスはありましたが、エース力不足に泣いてボーダーラインに届きませんでした。

 何といっても留学生ネイヤイ選手が覚醒。前回は故障明けだったか、10km30分40秒のスローで入って、そこから63分台にまとめていました。今年は、1万m27分46秒を叩き出して、全日予選も4組4位の成績。他校留学生の中に割って入ることができそうな形。61分を切るレベルまで上がっていれば面白い。

 日本人は、現3年生に連合で箱根駅伝を走っている選手が2人います。1年時に走った鈴木選手は、前回個人13位と大躍進。今年は関東ICにて1万m28分台出しています。総合力が増した中で、再度日本人上位争いとなるか。工藤選手は、ハーフマラソン63分台の安定感で今年箱根2区出走しています。この2人と留学生が万全なら、かなりボーダーライン相手に有利になります。

 続く中堅層がどこまでくるかですね。安定感が高いのが3年廣瀬選手。記録会で毎回安定してまとめてきていて、全日予選でも1組21位と終盤まで集団についていっています。63分台で上がってこれるか。それから、学生ハーフで64分24秒を記録した4年大澤選手は、前回も134位。この2人は安定していますね。それから、1年時に1万m29分25秒を記録した関選手がエントリー。長い距離の実戦経験はないですが、走力が戻っているなら、大きく戦力アップになります。

 そして、麗澤大得意とする10番手の早期フィニッシュ。これは学生ハーフでもある程度結果が出ています。榊原選手が64分58秒、若田選手が65分09秒で走り切っています。これくらいでまとめてくる選手がもっと増えているか。過去に65分台で走っている4年今野選手や、66分台は学生ハーフで出した若い選手あたりが候補でしょうか。

 ポイントとなるのは、3年牛ノ濱選手になるかもしれません。1500m中心に競技をしていましたが、全日予選3組に登場。初1万mながら30分06秒で走り切っています。長い距離は学生ハーフの70分台ということになりますが、これは大きく短縮は十分あります。あとは神之田選手らどれくらい育成で上がってきたか。全部うまくいけばボーダーラインに上がってくる可能性は十分です。

[予選16位]日本薬科大学

【過去3年間の成績】
99回予選16位10:55:00(ボーダーまで6分05秒)
98回予選23位11:01:13(ボーダーまで15分27秒)
97回予選25位10:51:54(ボーダーまで17分55秒)

S(7点)61分40秒~62分19秒(99回:2-5位、96回:なし、95回:3-8位)
デニス キプルト①27分50秒45≪23関東IC5千9位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
矢板慈生③29分46秒09≪23関東IChalf、22予222位、21予298位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
福永一聖④29分20秒35≪23関東IC1万、予279位、全予1組29位≫
近藤蒼大①29分33秒84
江原守平②29分46秒09≪22予244位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
設永凱暉④29分53秒71≪23関東IChalf、22全予1組35位、21予312位、20:予354位≫
窪田 翔①30分25秒31

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
光岡和哉①30分44秒10
當山武蔵①30分47秒24
嶋田健人②30分55秒8222予351位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
濵村怜央①31分39秒12
鶴田 拓②31分43秒47
熱田聖人②32分06秒27
田崎凛空①32分10秒52

上位10名得点:27点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 昨年主力が今までで一番揃った中で、予選16位。ボーダーまで6分まで迫っていた日本薬科大。今年は主力が入れ替わったので、育成し直す年…だと思いましたが、高い育成力で底上げが進んでいます。増枠がありますので、チャンスはあると思います。

 新たにやってきた留学生キプルト選手は、既に1万m27分50秒45の好記録。初の対抗戦となった関東IC5千mこそ9位となっていますが、まだ成長途上だと思います。7月にチームメイトとともにハーフマラソンは走っていますが、本気のハーフは勿論初めて。まずどれだけのタイムを残すか気になります。

 日本人選手も育ってきています。ハーフマラソンで一番実績があるのは3年矢板選手。予選の最高成績は222位ですが、今年2月守谷ハーフで64分08秒の好記録。一気に二けた順位の結果を出してもおかしくありません。同じ2年江原選手は、7月士別ハーフで65分40秒のベストを出して、9月にも1万m29分46秒ベストを出して勢いに乗っています。前回予選244位からどこまで上がってくるでしょうか。

 4年生も頑張っています。過去29分20秒を出したことがある福永選手や、29分53秒経験の設永選手は、記録面では少し足踏みな印象ですが、最後の仕上げでどこまで上がってくるでしょうか。育成チームとしては珍しく4年生はこの2人だけですかね。

 そして1年生がかなり多くエントリー。特に勢いがあるのが近藤選手。レースに出走すれば自己ベストを出していくくらい走れていて、夏前に5千m14分14秒、9月には1万m29分33秒と一気に台頭してきています。初予選でも結果出しそうな雰囲気?他では、窪田選手が30分25秒、光村選手らも31分以内で走り切っていますね。選手層こそもう少しですが、今年のチームでどのくらいまとまってくるか注目です。

[予選20位]芝浦工業大学

【過去3年間の成績】
99回予選20位10:59:27(ボーダーまで10分32秒)
98回予選25位11:05:36(ボーダーまで19分55秒)
97回予選31位11:02:34(ボーダーまで28分35秒)

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)
橋本章央④28分40秒83≪23全予4組10位、関東IChalf、箱5区9位相、22予36位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(99回:14-36位、96回:6-10位、95回:16-43位)
内山寿頼②29分12秒31≪23全予4組34位、関東IChalf、22予52位、関東IChalf≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
横尾 皓②28分47秒98≪23全予3組24位、関東IC5千、22予157位、関東IC5千m≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
室井慶太③29分41秒08≪23全予3組28位、22予162位、21予352位≫
大谷健斗④29分47秒03≪22予227位、関東IC3障9位、21予138位、20:予342位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
渡邊悠太③29分25秒31≪22予365位、関東IChalf、21予209位≫
秋山滉貴③29分53秒13≪22予209位、21予327位≫
丹野暁翔①30分42秒0223全予1組24位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
三浦 剛④29分13秒14≪22予377位、関東IC5千m≫
森本博文③31分12秒29≪23関東IC1500m≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
平井孝佳③30分19秒24≪22予390位≫
植田航生①31分48秒04
石井達也③29分54秒64
長谷川琉斗③30分55秒85≪23関東IC1500m≫

上位10名得点:29点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 初出場のチャンスが巡ってきている地元の芝浦工業大。前年は最初の5㎞で4位に付け果敢に攻めて入ったのが印象的。そこから総合20位に粘っています。この時好走した橋本選手は、連合で箱根駅伝5区山登りを任され区間9位相当と好走しています。チームメイトもその勢いで、1万mの記録が向上。今年は、全日本予選に初出場を果たします。そこでは、1組で棄権するという苦難を味わいましたが、好走する組もありました。

 勢い止まらないのがエース橋本選手。昨年の予選36位に入ってから覚醒。先の箱根山登りだけでなく、春には1万m28分40秒の好記録を出すと、全日本予選では駅伝常連校のエースと堂々渡り合って4組10位と好走。この勢いなら、箱根予選で日本人トップ争いに参戦してもおかしくないかも…。橋本選手の個人成績には注目。

 これに近い実力がある2年生に内山・横尾選手がいます。内山選手は早くから長距離ロードに適性を見出され、昨年は入学直後から関東ICハーフに出場していたのが印象的でした。予選もいきなり52位の好成績。1万m29分12秒まで伸びた今年も貯金に期待がかかります。トラックで好記録を連発しているのが横尾選手。昨年関東IC5千m決勝に進んだのはびっくり。ロードも、学生ハーフで64分16秒を出して対応してきています。この橋本・内山・横尾選手が3本柱となっていますね。

 このほか、1万m29分台は、さすが全日予選を決めているだけに多いですね。試合出場から遠ざかっている選手も一部いるのでなんとも言えませんが、どこまであがっているか。4年生では、一度予選で138位好成績を残している大谷選手に、1万m29分13秒のベストを持つ三浦選手がエントリー。全日予選には出てこなかったですが、この箱根予選で臨戦態勢になっているかどうか。

 3年生は、前回の予選162位で全日予選3組に抜擢された室井選手が中心になってくるでしょうか。昨年の記録からどこまで短縮があるか。他では、渡邊選手は1年時に予選209位好走、1万m29分25秒まで上がった走力をロードでも活かせるか。秋山選手は前回209位とまずまず。そこから短縮があるかどうか。

 また、学生ハーフで66分台森本選手、67分台長谷川選手もエントリー。関東ICは1500mで出場しましたが、そこから走力アップあるか。前回経験者の平井選手、1年時に29分台経験の石井選手もどういう状態か。

 1年生では、全日予選に出場した丹野選手がエントリー。この時は1組でもう一人が棄権するアクシデントがありましたが、レースが動く8千mまで先頭集団について組24位。30分42秒のベストでした。これは箱根予選でも期待が持てますかね。全体的には、トラックを中心に一度は好記録を出したことがある選手が多いですね。理工系学部が多いということで、練習の兼ね合いが難しいですが、どこまで調整できたか。前回の突っ込みが、そのまま持つようになっているか見ものです。

[予選30位]流通経済大学

【過去3年間の成績】
99回30位11:15:58(ボーダーまで27分03秒)
98回17位10:53:21(ボーダーまで7分40秒)
97回22位10:48:30(ボーダーまで14分31秒)

S(7点)61分40秒~62分19秒(99回:2-5位、96回:なし、95回:3-8位)
B.ムテチ①28分31秒62≪23関東IC1万10位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
長谷川瑠③28分48秒85≪23関東IC1万、22予34位、21予295位≫
森川蒼太③29分15秒88≪23関東IC1万、21予146位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
鎌田歩夢④29分42秒92≪22予342位≫
芳口悠太④29分49秒89≪20予331位≫
芳口彗人①29分50秒95≪23関東IChalf≫
小島 准③29分57秒79≪23関東IChalf、21予335位≫
佐野慎之介③30分12秒24
渡辺雄斗③30分13秒81

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
高橋 遼①30分22秒97≪23関東IC3障≫
鎌形駿也④31分06秒12≪22予378位、関東IC1500m、21予204位≫

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
西川結人①30分40秒37
永野智也④30分43秒86
伊藤聡平②31分39秒12

上位10名得点:28点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 ずっと初出場候補として20年以上強化を続けている流通経済大。ここのところ上り調子で、2年前に17位でボーダーまで8分を切っていました。ただ、昨年は強化体制の変化などもあり、30位と大きく順位を落としていました。ただ、その時好走していた長谷川選手が、学生連合に選出。怪我で走ることはできませんでしたが、注目を集めました。新年度になって、新たな留学生を迎え、チームも1万m29分台~30分台を出せる選手が続出。上向いている状態で迎えます。

 エースは、やはり新たな留学生ということになってきます。ムテチ選手がチームを引っ張ります。関東IC1万mは入賞に惜しくも届かずも、28分31秒とまずまずのタイム。他の記録会もまずまず走っています。箱根予選もまずは堅実に貯金を作ってくれれば。

 日本人は2人頭抜けていて、3年長谷川・森川選手が、関東ICで奮闘。長谷川選手が28分48秒、森川選手が29分15秒と自己ベストを出していました。長谷川選手は、前回予選34位好走。森川選手は1年時の予選で146位とまずまず走っていました。9月末の学内記録会では、ムテチ選手がPMで29分50秒切で森川選手が入っていて調子よさげ。長谷川選手が31分オーバーと調整が遅れているようでしたが、最後にどこまでしあげてくるか。

 続く選手が少し離れていますが、1万m30分前後までベストを伸ばしてきた選手が多いですね。4年鎌田選手や芳口選手らが中心になってきます。特に芳口選手は直近で1万m29分49秒ベストを出していますね。なお予選走れば1年時以来となります。これに1年生の芳口選手が29分50秒と直後にゴール。4月にも30分切していて関東ICハーフに出走するなど長い距離の実戦は早かった。1年目から結果を出せれば今後面白い。

 また、流経大の中では高校時代の実績が高い小島選手もエントリー。波はあれどアベレージは上がってきています。当たれば早い選手。他、3年は佐野・渡辺選手が30分10秒台ベストを出して新戦力候補。関東IC3障に出ていた1年高橋選手も続きました。あとは少し実績少なくなりますが、1万m30分台や過去予選出場など、実績がある選手が入りました。ボーダーまで迫れるかというと何とも言えませんが、前回の30位からどこまでジャンプアップするか、というところ注目です。

[予選24位]亜細亜大学

【過去3年の成績】
99回24位11:04:06(ボーダーまで15分11秒)
98回22位11:00:38(ボーダーまで14分57秒)
97回20位10:46:38(ボーダーまで12分39秒)

S(7点)61分40秒~62分19秒(99回:2-5位、96回:なし、95回:3-8位)
ジョンソン モゲニ①28分12秒25≪23全予4組26位、関東IC1万13位≫

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)
片川祐大③28分27秒51≪23全予4組11位、関東IC1万5位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
稲森優翔③29分02秒72≪23関東IC1万、22予372位、21予328位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
門田雄誠④29分33秒45≪23全予3組38位、22予320位、21予48位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
中原胡太郎③29分52秒55≪22予237位≫
杉浦 樹④29分55秒60
山田蓮太④30分00秒77≪23関東IC3障、22予265位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
永田将也③30分13秒15
荒井秀太②30分16秒62≪23全予1組33位≫
堤 亮雅③30分19秒00
西本光汰②30分21秒75
坂口 歩④30分51秒23≪22予238位≫
水崎 隼②30分53秒33

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
白坂秀虎③31分24秒72

上位10名得点:29点


参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 ここからは、前回の圏外から復活を狙っていくチームになります。ここ数年予選20位台が続いている亜細亜大。ボーダーも10分以上離れたままと中々、本戦への出場権を手繰り寄せることができません。それでも何とかしようと、今年から留学生加入。全日本予選への参加も復活し、再度強化を進めています。

 まずは留学生ですね。モゲニ選手が早速戦力になっています。入学早々に1万28分12秒を出したときはやはり早いなと感じましたね。その後は、連戦が続いたこともあり、やや疲れが出ましたが、初のハーフマラソンどれだけ走れるか楽しみな選手です。そして、これを凌ぐ活躍する日本人選手がいます。

 3年片川選手が春シーズン大活躍。春から1万m28分30秒ほどのタイムを出すと、関東IC1万本番で、最後まで上位争いに食らいつき28分27秒ベストで5位入賞!全日本予選でも4組11位と日本人上位層と戦っています。実は秋口毎年故障していて、箱根予選走れば今回が初。どれくらいのタイムでまとめてくるか、チームの貯金だけでなく個人としても楽しみな選手です。

 他、上位進出の可能性が高いのが4年門田・3年稲森選手らになりますかね。門田選手は、2大会前の予選で48位と好走して、エース候補と話題になった選手。直後に1万m29分33秒の好タイムを出しましたね。その後足踏みしていましたが、やはり気になる選手。稲森選手は、1万m29分02秒とインカレにに出られるレベルの走力がある選手。箱根予選はまだ力を発揮できていませんが、学生ハーフで65分19秒。ロードの力が上がっていれば楽しみです。

 あとの選手は、1万m30分前後なってきますかね。前回予選で200位台で走っている4年山田・坂口、3年中原選手が上積みがどこまであるか。他に、学生ハーフで65分25秒好走の杉浦選手、66分台では走っている3年堤、2年水崎・荒井・西本選手がエントリー。このあたりの層が夏合宿で伸びてきているか。ここのところ、記録会のタイム程、箱根予選で伸びないことがありますが、この流れからも払しょくしたい。

[予選21位]上武大学

【過去3年間の成績】
99回予選21位11:02:29(ボーダーまで13分34秒)
98回予選14位10:49:24(ボーダーまで3分48秒)
97回予選14位10:36:44(ボーダーまで2分45秒)

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)
K.パトリック②28分13秒15≪23関東IC1万9位、22予31位、全予4組23位、関東IC1万m3位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
海村 蓮③28分51秒73≪23関東IC5千17位、22予137位、全予3組11位、関東IC5千、21予287位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
丹井遥斗③29分40秒22≪22予267位≫
関本敬太②29分47秒93≪22予192位≫
岩田楽也③29分52秒93

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
辻本幸翼③29分41秒04
鍋野涼雅③29分48秒79≪23関東IChalf≫
古山拓輝②30分42秒93≪22予287位≫
楢﨑隼人④31分30秒39

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
芝 大輔④30分22秒26
後藤大志③30分25秒30
中村将来③30分36秒40

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
北 大輝②31分02秒42
井島真遥①31分29秒18

上位10名得点:25点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 95回大会を最後に出場から遠ざかっている上武大。98回までは予選14位以内で踏みとどまっていましたが、昨年順位が急落。予選21位となり、ボーダーからも13分ほど遅れてしまいました。強化としても、仕切り直しといった形になりました。

 昨年から、初めて加入した留学生パトリック選手は、爆発力はそれほどなくも、まずまず安定感がある選手という印象。今年の関東ICは最後の争いで9位、士別ハーフは実業団の日本人選手にも勝って、62分27秒で優勝。いずれ爆発力をついてくることもあるでしょうか??

 日本人は、1万m持ちタイムでは海村選手が大きく抜けていますね。4月に1万m28分51秒と中々のタイム。関東ICなどでも上位を賑わせていますね。とはいえ、上武大としては珍しくトラックが得意なタイプ。ハーフは前回の137位65分06秒が過去最高ですが、そこからどれだけ縮めてくるか、個人成績が楽しみな選手です。

 そのあとの選手が、どれくらい仕上がってきているか。前回の箱根予選192位とまずまず走っている2年関本選手や、今年4月に1万m29分40秒とベストを更新している丹井選手。ハーフ64分55秒のベストを持っている岩田選手らが上位候補でしょうか。他、辻本・鍋野選手も29分40秒台に更新してきているので、新戦力候補になりますかね。

 また、学生ハーフで65分台でまとめている4年楢崎選手や2年古山選手もチーム内上位候補として浮上してくるでしょうかね。あとは1万m30分台の中から、4年芝選手や3年後藤選手らが選ばれてますね。いきなりボーダーラインにまで引き戻すのは、簡単ではないでしょうけど、ある程度のタイムでまとめてくる選手が増えてきていてほしい。

[予選19位]駿河台大学

【過去3年間の成績】
99回予選19位10:56:07(ボーダーまで7分12秒)
98回予選8位10:44:47⇒本戦19位
97回予選15位10:38:05(ボーダーまで4分06秒)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(99回:なし、96回:1-2位、95回:2位)
S.レマイヤン①27分56秒49≪23日本IC1万4位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
新山舜心④28分45秒78≪23関東IC1万、22予234位、全予3組14位、関東IC1万15位、箱7区15位、21:予86位、20:予211位≫
東泉大河②29分06秒51≪23全予3組40位、関東IC5千≫
古橋希翁①29分12秒10≪23全予4組33位、関東IC5千16位≫
藤井空大②29分36秒82≪23全予3組20位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
長田拓巳②29分41秒43≪23全予1組36位、関東IChalf≫
加藤亮太③30分06秒07

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
岡崎 樹②29分44秒04≪23全予2組37位、関東IChalf≫
佐々木瑠希③30分06秒70
倉島啓人②30分09秒18
山内亮威④30分16秒62≪23全予2組33位、22予294位、全予2組14位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
塩路悠耀②30分23秒78
沖勘太郎②30分32秒98
早稲田蓮②30分43秒56

上位10名得点:36点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 2年ぶり2回目の箱根路を目指す駿河台大も、いいメンバーが集まってきました。前回出場時から主力選手が入れ替わり、前半戦の全日本予選は19位と苦しい結果。夏合宿中には、徳本監督より「昨年のメンバーは1人しか入らないかも…」という言葉もあり、ヒヤヒヤしていましたが…一部エントリーから外れたエース候補の若手はいますが、前半戦よくなかった主力は全員入ってきた印象です。

 そして、ニュースになったのが、9月入学の新加入レマイヤン選手。1万m27分台の経験もある彼が、日本ICでいきなりデビュー。留学生軍団の中割って入り1万m4位。一つ学年上のゴッドフリー選手にも勝利。早速箱根予選に参戦となりました。日本ICは走るのには厳しい条件ですが、安定していましたので、箱根予選での爆発力は楽しみですね。

 日本人も現状の主力選手は概ねエントリー。下級生主体の中、一人上級生の新山選手は、関東IC1万で28分49秒と、自己ベストに迫るタイムを出して勢いを戻しつつあります。全日本予選は欠場となりましたが、出場すれば4度目となる箱根予選に臨戦態勢です。2年時に予選86位の成績がありましたが、それ以上貯金を稼ぎたいところ。

 そして予選初挑戦となる期待の若手選手。昨年も入学時から期待の高かった2年東泉・藤井選手が予選初挑戦。前年も期待されつつエントリーに入っていなかったのですよね。今年は4月に東泉選手が29分06秒と自己ベスト、全日予選はアクシデントがありましたが、飛躍に期待。藤井選手は、その全日予選3組20位とまずまず戦いきっています。どれくらいハーフを走れるか楽しみ。

 そして1年生唯一エントリーとなったのが古橋選手。入学直後から1万m29分12秒をマークすると、主要大会連戦。関東ICでは5千m16位と好走。全日予選は最終組で33位とやや遅れをとったものの、貴重な経験を積んでいます。どれくらいで上がってくるか楽しみなランナーですね。

 あとは全体的に若手が多いですかね。2年生では、他に春先に1万mベストを出していた長田・岡崎・倉崎選手らがエントリー。この中で学生ハーフで65分04秒を出していた長田選手が一番実力があるか。3年加藤選手も学生ハーフで65分06秒とまずまず。64分台にはのせたい。

 1万mベスト上では追いついている佐々木選手、さらに4年生で2年連続全日予選に選出されている山内選手と同じくらいの記録が期待できます。前年も、手ごたえはありつつ、最後の練習を詰めすぎてしまい、調整失敗し崩れてしまいました。このあたり、いい塩梅で調整できると、楽しみになってきます。

[予選18位]拓殖大学

【過去3年間の成績】
99回予選18位10:55:44(ボーダーまで6分49秒)
98回予選11位10:46:36(ボーダーまで55秒)
97回予選9位10:33:46⇒本戦15位

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)
R.ロンギサ①28分24秒26≪23関東IC1万≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(99回:14-36位、96回:6-10位、95回:16-43位)
強矢愛斗③28分52秒45≪23関東IC1万≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
根岸 賢④29分08秒09≪22予219位、21予280位≫
藤原稜太③half63分21秒

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
富永匠海③29分35秒71≪22予181位、21予176位≫
小笠原壮良②29分45秒26
小林大祐③29分49秒49≪22予131位≫
富永悠生③29分52秒99
二瓶知哉②29分55秒61

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
秋吉星弥④30分13秒67

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
木村駿斗②29分50秒13
宮川虎太朗②29分54秒64≪22予335位≫
菊地圭太④29分56秒74

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
林 優利③half65分52秒

上位10名得点:36点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 ここ2年で、大きく順位を落としてしまった拓殖大。新たな留学生入れて立て直しの時です。とはいえ、昨年の11月の上尾ハーフでかなり好タイムを出していた選手は多いのですよね。上尾ハーフがタイムが出やすいので、少し割引いていますが、育成と調整がバッチリあったら、通過の可能性は出てくるのですよね。

 新たに迎えた留学生ロンギサ選手、4月に1万m28分24秒とまずまず。まだ出場している試合数が少ないので、細かい実力は分かりません。まずは日本人上位集団の前でゴールすることができればと思います。日本人で注目は、3年強矢選手。上尾ハーフで63分39秒出していましたが、その後も順調。4月に29分07秒のベストを出すと、関東IC本番に28分52秒のベストをマーク。新エースとして、走力面で引っ張りそうです。

 続くのは、4年根岸選手でしょうか。予選の最高は219位に留まっていますが、1万m29分08秒と4年かけて実力を伸ばしてきています。最後の年にもう少し伸ばしてくるか。また、前回の予選で131位の小林選手や、2年連続200位以内に入っている冨永匠選手もロードで安定感がある選手。小林選手は学生ハーフでも64分45秒と好走。彼らが核となってくるとぐっと選手層が厚くなってきそう。

 あとは上尾ハーフで結果を出している選手も多いですね。63分21秒の3年藤原選手や、63分51秒の2年小笠原選手、複数のハーフで65分以内にまとめている富永悠選手や二瓶選手あたりも頼りになりそうでしょうか。他にも学生ハーフで65分42秒の4年秋吉選手、上尾ハーフで65分台でまとめている木村選手になりますかね。

 試合出場が決して多くはないので、チーム状況が分かりにくいですが、ハーフマラソンの記録の面からは、通過ラインまであがってきてもおかしくないかなぁ。15km以降のアップダウンや気候にも対応してくると、サプライズの復活はありそうです。

[予選15位]筑波大学

【過去3年間の成績】
99回予選15位10:53:50(ボーダーまで4分55秒)
98回予選13位10:48:14(ボーダーまで2分33秒)
97回予選11位10:34:17(ボーダーまで18秒)

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
平山大雅④28分50秒65≪23関東IC1万、22予112位、関東IC5千、21:予105位≫
小山洋生②29分21秒26≪23関東IC1万、22予347位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
金子佑太朗③29分26秒76
藤原潤乃佑④29分37秒15≪23関東IC1500m、22予337位、21予302位≫
塚田萌成④30分14秒18≪23関東IChalf、22予109位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
古川幸治③29分54秒32≪23関東IChalf≫
川崎 颯①30分04秒15
吉田海渡③30分07秒10≪23関東IC1500m、22予235位、関東IC1500m6位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(99回:173-220位、96回:98-140位、95回:181-222位)
富山翔太④30分17秒66
長井隆星④30分17秒96≪22予220位、21予276位≫
丸子晴樹②30分30秒82

G(0点)66分20秒~66分59秒(99回:221-266位、96回:141-193位、95回:223-248位)
鈴木将矢②30分36秒32
宮代和騎③30分50秒51
山本健介②30分51秒54

上位10名得点:25点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 国立大というハンディがある中、クラウドファンディングなど独特の強化体制が実り、96回大会に、26年ぶりに復活出場。その後はボーダーラインは超えられていないものの、掲示板の15位以内に食い下がっている筑波大。今回は、連合で走った選手がエントリーできなかったのが痛手ですが、直近の学内記録会では、29分後半~30分前半でまとまっていて、強化できた選手は、仕上がりは良さそうに見えます。

 エース格となるのは、4年平山選手や2年小山選手といったあたりでしょうか。平山選手は、5千13分台・1万28分台と、チームきってのスピードランナー。箱根予選は100位付近に留まってますが、ロードも粘っている形でしょうか。最後の学年で、二けた順位あたりはいきたい。小山選手は、次のエース候補の選手。前回の予選後に大きく伸びてきて、昨年末に1万m29分21秒をマーク。ロードでどれだけ走れるようになっているか楽しみです。若手では、1年川崎選手が30分04秒。受験などもあるので、1年生の対応は難しいのですが、今回は要注目だ。

 その他、1万29分台を出している選手がどこまで走れるか。9月末の記録会で29分37秒ベストを出した4年藤原選手は、関東IC1500mに出ているランナー。予選会にも対応できるようになっていれば面白い。3年金子選手は、予選は走れば初挑戦となります。2年古川選手も昨年末1万29分台出すなど予選後に伸びてきていますかね。このあたり面白味もあったり未知数なところになりますかね。

 過去経験者では、前回109位とまずまずの4年塚田選手が、直近30分14秒の自己ベスト。こちらはロードで実績がありますね。3年吉田選手も、本職1500mではありますが、守谷ハーフで65分半ばを出していて、長い距離も少しずつ対応進んでいますね。彼らもこのあたりくるか。選手層は決して厚くはないので、持ちタイムがもともと良い選手が、しっかりと上位に入っていきたい。

 懸念の選手層は、今年は比較的進んでいるかもしれません。前回220位とある程度まとめている4年長井選手や、同じく4年で守谷ハーフ66分01秒の富山選手らが、10番手付近になってくるでしょうか。懸念の10番手は、ここ2年よりいいところにくるかもしれません。ロードの実績がある選手が、少し少ないので、上位陣が安定して走り切れるかどうかが、4年ぶり復活のカギになりそうです。

[予選17位]東京農業大学

【過去3年間の成績】
99回予選17位10:55:01(ボーダーまで6分06秒)
98回予選18位10:53:27(ボーダーまで7分46秒)
97回予選17位10:39:55(ボーダーまで5分56秒)

S(7点)61分40秒~62分19秒(99回:2-5位、96回:なし、95回:3-8位)
前田和摩①28分03秒51≪23全予4組3位、関東IC5千4位、全国5区2位、22IH5千4位≫

A(6点)62分20秒~62分59秒(99回:6-13位、96回:3-5位、95回:9-15位)
高槻芳照④28分11秒99≪23全予3組2位、関東IC1万、22予12位、日本IC5千8位、21予14位、箱8区12位相当、20:予34位≫
並木寧音④28分16秒30≪23全予4組18位、関東IC1万7位、22予104位、箱2区13位相、21予28位、20:予47位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(99回:37-69位、96回:11-24位、95回:44-79位)
原田洋輔②28分58秒83≪23全予3組31位、関東IC1万、22予210位≫
松本虎太郎④29分17秒11≪23全予1組25位、21予166位≫
深堀 優②29分27秒85≪23全予1組22位、関東IChalf≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(99回:70-126位、96回:25-49位、95回:80-129位)
実井智哉③29分53秒58≪22全予2組20位≫
長谷部慎④29分53秒54≪23全予2組25位、20予241位≫
吉村颯斗④30分19秒05≪23関東IChalf、22予216位、21予254位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(99回:127-172位、96回:50-97位、95回:130-180位)
吉村智輝②29分49秒90
髙山匠也③29分58秒49≪22予260位、21予331位≫
田中莉生④30分11秒73≪21予219位、20予284位≫
田岡航一③30分20秒52
植月俊太①30分52秒06≪23関東IC5千、22高校2区3位≫

上位10名得点:42点

参考:過去3年間(99回、96回、95回)
トップ通過:36点、27点、54点
10位通過:28点、14点、31点
13位通過:23点、8点、27点
※95回例年より涼しい、96回は酷暑、99回はやや蒸し暑い条件

 予選出場57チームの中で、一番最後に紹介するのは、10年ぶり出場がかかる東京農業大になります。多くの駅伝ファンが願っていて、復活出場の機は熟しているのではないかと思っているのではないでしょうか。4年生に2大エースはもともといましたが、スーパールーキーの加入で、総合力とチーム全体の育成の強化のスピードも上がりました。箱根予選の前哨戦の位置づけにもなっている全日本予選で5位!14年ぶりに、出場が決定しています。関東の枠が15、に対して、箱根予選の枠は23。単純計算通過は可能ということになります。

 今一度戦力を見ていくと、やはりエース力は突出しているのではないでしょうか。4年生の高槻・並木選手は以前から有名。1年時に早くも長距離ロードに対応し、学生連合にて、高槻選手が箱根8区、並木選手が箱根2区を走っています。その後1万m28分10秒台まで走力アップしましたが、総合力でチームでの駅伝は叶わなかったのですよね。

 そんな中、今年入学した前田選手が、一気に雰囲気を変えていきました。もともと高校時代から有名でしたが、入学直後にさらに進化。関東IC5千mで留学生と競いあって4位の成績を残します。農大の雰囲気が合っていると、どんどん競技力をあげていきます。これにチームの雰囲気も良くなって、総合力もどんどん引きあがりました。全日予選という記録でなく勝負の場で、28分03秒の日本人ジュニア歴代2位の記録を叩き出したのは記憶に新しいでしょう。夏が順調なら、もうルーキーで見る必要がないのではないでしょうか。留学生にも競い合って、日本人トップ付近いくと思います。

 勿論4年生2人にも、期待がかかります。前半戦は、並木選手がまずまず調子よく、関東IC1万m7位入賞。全日予選4組18位と、プレッシャーがかかる中踏ん張りました。高槻選手が調整遅れていましたが、全日予選は3組で、スタート直後飛び出して、追い上げムードを作りに行っていました。万全の状態なら、留学生込みで10位台を目指していける選手たちです。

 懸念だった中間層も少しずつ上がっていますね。2年原田選手が一気に成長。学生ハーフでは63分57秒の成績、その後関東IC1万m本番で28分58秒の成績を残していました。同じ2年からは深堀選手が、4月に29分27秒のベストを出すと、全日予選1組で他校の主力と戦っています。学生ハーフ65分半だった吉村智選手も、29分49秒マーク。彼らの成長分、順位が上がっていきます。

 4年生も、ここにきて順調。下級生の頃に主力になりかけていた選手が、復活しています。全日予選では、1万m29分台経験のある松本選手と長谷部選手が、久々の主要大会ながら、組20位台にまとめて流れを作っていました。彼らの成長は心強い。4年は少しずつ成長していて、学生ハーフ65分切りの吉村選手に、過去2度予選出場の田中選手もエントリー。最後にどこまで仕上がったか。

 3年生も、今季1万m29分台を出して、全日予選でも戦っている実井選手、2年連続予選出場している高山選手、学生ハーフ66分少しでまとめている田岡選手らがいます。少なくとも、ここ数年10位台後半で留まっていたチームよりは明らかに上がっています。全日予選より、エース頼みではなく、総合力勝負の箱根予選ですが、突破できるラインには到達している。そう思います。

以上になります!

全ての点数まとめは、
最終順位予想の記事(今晩予定)にまとめます。