箱根駅伝2023(第99回)の16人エントリーが発表されました。
詳細まとめはこちら
以降、
1月2日(日)往路・3日(月)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。
このサイトでは、29日(日)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。
【箱根駅伝エントリー】国士大は留学生カマウ、日本人エース綱島辰弥ら主力選手がメンバー入り 33年ぶりシード権目指す
カマウや前回経験者を中心に“下克上”で33年ぶりのシード権を目指す。#箱根駅伝#国士大
|月陸Online https://t.co/d25S0frXr2— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) December 10, 2022
続いて、
何も失うものはないチーム!国士舘大学です。
本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。
ご了承ください。
ページコンテンツ
箱根駅伝2023【国士舘大学】戦力分析&区間オーダー予想も!
93回大会から、連続出場を続けている国士舘大。最下位付近が多かったものの、4年生主力が揃った前回は、実質復帰後初のシード権獲得に挑戦、中盤まで食い下がったものの、総合15位と獲得できなかった。
今年度、卒業生の抜けが多く、戦力的に厳しいという見方が多かった。そんな中、経験者に1年生ら若い力を中心に奮起。全日本予選では、途中までボーダーら争いに絡む善戦を見せると、
箱根予選は、最後の最後で10番目の枠を勝ち取り連続出場。エースカマウ選手が、湿度の高い条件に大きく稼げなかったものの、伝統の集団走がモノを言いました。最下位から上がるだけの国士舘大の戦力を、しっかりまとめます。
11月以降の成績まとめ
11/6第6回国士館大学競技会
7組(5組のタイム)
中島弘太②14分21秒12(14分34秒70)
綱島辰弥④14分21秒14(14分34秒33)
望月 武④14分26秒15★(14分58秒24)
福士陽都④14分26秒97(14分57秒65)
川勝悠雅①14分28秒33(15分02秒81)
福井大夢④14分28秒37(14分49秒49)
鈴木伸弥②14分28秒62★(14分58秒58)
山本雷我③14分30秒75★(14分58秒81)
西田大智②14分32秒73(14分39秒47)
渡辺大喜②14分37秒72(15分02秒83)
瀬川翔誠①14分37秒80(15分02秒50)11/13 世田谷246ハーフ
ピーター カマウ②62分43秒
生田目惇②66分17秒11/19 激坂最速王決定戦
5位山本雷我③53分38秒
9位渡辺大喜②54分57秒11/20 10000m記録挑戦競技会
7組
生田目淳②29分54秒19★
安田快聖③30分01秒17★
佐藤悠貴也③30分02秒69
落合倭和③30分06秒08★
笹井耕汰①30分07秒21★
九嶋惠帆①30分07秒67★
田中佑樹④30分07秒91
清水悠雅④30分11秒10
横田星那①30分19秒63★
8組
鈴木伸弥②29分28秒59★
瀬川翔誠①29分45秒66
勝部愛大①29分46秒60★
正木 楓②29分49秒86★
松井遼太②29分50秒13
福士陽都④29分54秒39
熊谷 澪②29分56秒22★
影山裕己②30分04秒95
齋藤正剛②30分12秒33
9組
山本龍神③29分00秒14★
望月 武④29分23秒76★
西田大智②30分23秒70
川勝悠雅①30分37秒92
福井大夢④30分48秒80
10組
綱島辰弥④28分45秒21★
中島弘太②29分48秒53
戦力分析
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
P.カマウ②28分30秒82
≪22予22位、全予4組3位、関東IC1万m13位≫
国士舘大の新エース。昨年、コロナ禍で日本に行けない中、海外ハーフで61分台をマークしている実力者。今年度のレースは、日本の気候に対応できなかったこともあり、飛び抜けてはいないものの、世田谷ハーフで優勝。徐々に実力を発揮するようになってきた。
4点:主要区間で区間上位でいける選手
綱島辰弥④28分45秒21
≪22予57位、箱9区6位、21:予155位、箱10区16位、20:予148位、19:予113位≫
今季の日本人エース。今年の箱根9区区間6位好走してから覚醒。箱根予選はチーム唯一、日本人で単独走を行い、2番手57位と貯金を稼いだ。その後、1万m記録挑戦会で28分45秒と初の28分台!1区を強く希望している。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
山本龍神③29分00秒14
≪22予108位、箱8区14位、21:予175位、箱1区18位、20:予77位≫
国士舘大の主力選手の一人で、チーム有数のスピードも高い選手。今年は全日本予選4組を任されるなど期待が高い。成績はやや足踏みが続いていたが、1万m記録挑戦会で29分00秒の自己ベスト、調子を上げつつある。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
福井大夢④29分17秒51
≪予212位、箱6区13位、21:予96位、20:予152位≫
前回の箱根駅伝で、6区山下りを担当して59分台で下っているランナー。平地でも3年連続箱根予選を走って、二けた順位をマークした年もある。
清水悠雅④29分33秒10
≪22予93位、関東IChalf17位、21:予261位、箱8区16位、20:予121位、箱8区13位≫
1年・2年時に箱根8区を繋いだ経験のある選手。前年度は足踏みをして箱根を出走できなかったものの、最終学年の今季、関東ICハーフ17位に入ると、箱根予選は93位で過去最高成績でチーム3番手。通過に貢献している。
山本雷我③29分35秒97
≪22予117位、箱5区13位≫
前年の激坂王で9位に入り、箱根5区の出走権を獲得。シード権争いの中区間13位と粘り切った。今年は平地の走力も上がり、箱根予選に出走。チーム7番手の117位で走り切っている。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
中島弘太②29分18秒86
≪22全予2組13位、関東IC1500m≫
トラックを中心に、今期飛躍した一人。関東IC1500mに出場すると、全日本予選では2組13位と他校主力選手と戦っている。箱根予選は出走12人から漏れるも、直後に1万m29分18秒をマーク。ロードの実績は少ないが、ポイントになる可能性もある。
望月 武④29分23秒76
≪22予280位、箱10区18位≫
前回箱根10区を出走。高校時代800m専門から、箱根出走権を勝ち取り話題になった。今期は箱根予選に出走、この時は失速してしまったが、1万m記録挑戦会で29分23秒自己ベストで挽回してきている。
鈴木伸弥②29分28秒59
≪22予200位≫
箱根予選出走メンバーに選ばれ、チーム9番手で走り切った選手。1万m記録会で29分28秒自己ベストで、好調をキープしている。
渡辺大喜②29分33秒22
≪22予163位≫
箱根予選出走し、チーム8番手で走り切っている。その後激坂王に出場し、山本雷選手に続いてゴール。上り適性を示している。
川勝悠雅①29分33秒29
≪22予106位、21高7区32位≫
高校駅伝に出走経験のあるルーキー。箱根予選出走メンバーに選ばれ、集団走で走り切り、終盤浮上してチーム4番手でゴール。思い切りの良さは、小川監督から評価されている。
西田大智②29分33秒44
≪22予116位≫
昨年も当時1年生ながら16人のメンバーに入っていた選手。今年箱根予選に出走し、集団走で最後まで走り切り、チーム6番手。予選前に1万m29分33秒の自己ベストを出している。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
松井遼太②29分33秒14
≪21:予355位≫
昨年当時1年生ながら箱根予選出走メンバーに選ばれている。その後、足踏みが続いていたが、秋に1万m29分台2度マークし、メンバー入りを果たした。
瀬川翔誠①29分33秒37
≪予259位≫
箱根予選に出走したルーキー。この時は11番手と通用しなかったが、記録挑戦会で29分台をマークし、再びエントリーに入ってきた。
勝部愛大①29分46秒60
≪21高2区4位≫
高校駅伝で好走経験のあるルーキー。秋に、1万m2本走り、11月に初の29分台となる29分46秒をマーク。16人のメンバーを勝ち取った。
生田目淳②29分54秒19
11月に世田谷246ハーフで66分少しでまとめると、1万m記録挑戦会で、その組チームトップとなる29分54秒の自己ベストをマーク。16人のメンバーに割って入ってきた。
上位10名合計:22点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
98回総合15位
97回総合18位
96回総合19位
新エースとなったのが2年カマウ選手。昨年から入学していたのですが、コロナ禍で来日できませんでした。そんな中、海外ハーフで61分台をマークして、日本のレースに向けて準備を進めていました。
でしたが、今年度はここまで安定した成績は残せず。箱根予選もそうでしたが、高温多湿の日本の気候にやや苦戦していた模様。その中、世田谷246ハーフでは、力で他日本人ランナーを突き放して優勝!ついに、持っている力を出せるようになってきている中、箱根を迎えます。
日本人は、往路候補が出てきましたね。前回箱根9区6位好走してから、ぐっと逞しさを増した綱島選手が1区を強く希望。実際前回1区が上位で粘ったことが、シード権争いに途中まで加わることに繋がりました。1万m28分45秒を出して、走力は充分。どれだけ粘り倒せるか。
これに大きく3人候補がいますね。まずは前々回に当時1年生で1区を担当している山本龍選手。高校時代からスピードが高い選手ですね。暫く足踏みが続きましたが、今年の秋になって、1万m29分00秒をマークするなどじわじわ調子が上がってきています。2年ぶり往路登板になりそうな勢いです。
さらに箱根予選でチーム3番手4番手に入った4年清水・1年川勝選手も往路候補。清水選手は過去2度8区を経験して、大崩れせずにまとめています。走力が上がったところ、最終学年で初の往路あるか。ルーキー川勝選手は、勝負度胸と本番での強さを監督が買っていますね。これからのチームですので、思い切った配置もあるか。
この往路4区までを乗り切ると、少しずつ面白くなっています。山は前回5区山本雷選手と6区福井選手ともに区間13位とまずまずの成績。ここから山本雷選手が大きく成長し、1万m29分35秒・ハーフも箱根予選粘るなど平地の走力が向上。区間一桁も狙える存在。同じく5区を狙う渡辺選手の存在も大きいか。
福井選手は、箱根予選に続く1万mが良くなくて、やや心配な面もありますが、それでも経験は大きい。合わせてくるでしょう。なお陸マガでは、1年生好調の瀬川選手に、今期のトラックでの成長株2年中島選手が希望しています。このあたり、出走争いでいい刺激があれば、6区山下りも勢いがつく区間になりそうです。
復路は、まずは箱根予選を走っている選手が名前上がりますかね。その中で集団走最後までついた2年西田選手が、実績では抜けていますかね。1万m29分33秒もチーム上位の方です。他、先の渡辺選手に、鈴木選手とチーム10番手以内で走っている選手。
さらに前回の箱根ランナー望月選手も、予選の失敗から立ち直って自己ベスト。調子を上げてきています。前回の箱根予選出走の松井選手も、少しずつ安定感が出てきましたかね。小川監督は、復路は単独走が得意なランナーを送り込むということですが、誰が起用されるでしょうか。
区間オーダー予想
とにかく往路食らいつくことを考えました。
1区(21.3km)綱島辰弥④28分45秒21
2区(23.1km)P.カマウ②28分30秒82
3区(21.4km)山本龍神③29分00秒14
4区(20.9km)川勝悠雅①29分33秒29
5区(20.8km)山本雷我③29分35秒97
6区(20.8km)福井大夢④29分17秒51
7区(21.3km)西田大智②29分33秒44
8区(21.4km)渡辺大喜②29分33秒22
9区(23.1km)清水悠雅④29分33秒10
10区(23.0km)中島弘太②29分18秒86
1区綱島選手…1区は希望通り綱島選手がいいと思います。箱根予選では、他校上位選手に挑戦、その後1万m28分45秒と好記録での自己ベストを出して、総合力がついていることを示しました。昨年以上に、集団に食いついて、区間一桁で、エース区間にタスキを繋げたい。
2区カマウ選手…ポテンシャルは抜群と言われるカマウ選手。日本特有の高温多湿の気候に苦しんで安定して走れませんでいたが…正月ならこれは関係ないかも。カマウ選手の初の華の2区の走りが楽しみになってきますね。
3区山本龍選手…3区は国士舘大の鬼門の区間。2区エース選手が順位を上げても、3区が区間下位で、一気に流れを失う場面を何度も見ています。これは、国士大にスピードランナーが少ないので、解決しがたい問題でした。
でしたが、ここにきて、同大有数のスピードランナー山本龍選手の調子が上がってきました。前回は裏の8区を担当するも、上りはあまり好きじゃなかったようで。今回は前半の下りでリズムを掴んで、快走いきたいところです。
4区川勝選手…4年清水選手も強い希望を持っていますが…、今後見据えて1年川勝選手を起用してくると予想しています。秋は、初の箱根予選でも好走し、勝負根性はあるとのこと。ならば、将来のエース候補往路に置いていいのかなと思います。
5区山本雷選手…ここまでどのくらいの位置でこれているでしょうか。国士大はここから少し自信あり。前回区間13位で山を駆け抜けている山本雷選手が、平地の走力を中心にパワーアップ。区間一桁十分狙っていけます。
6区福井選手…前回の経験者福井選手が、第一候補でしょう。秋以降の成績にちょっと不安はありますが、前回の経験を生かして、58分台を目指していきたい。瀬川選手らも面白いですが、何にせよある程度計算は立つでしょうか。
7区西田選手…箱根予選で台頭してきた西田選手を7区予想。6区がうまくいけば、7区でも最近は選手が前後していると思います。箱根予選集団走で駆け抜けた西田選手で対応できればと思います。
8区渡辺選手…8区には、箱根予選チーム10番以内で走り、激坂王で健闘していた2年渡辺選手が候補になりそうに思います。箱根予選は15㎞以降で少し落ちますが、今度はうまく遊行寺坂で踏ん張りたいところです。
9区清水選手…4年生主力の清水選手を9区に残します。4区と迷ったのですが、過去2度の8区も、単独走である程度成績を残している印象もあるので、この区間が適任な気がします。ここまで、区間13位が最高、最終学年で区間一桁を取って卒業したい。
10区中島選手…アンカーは…未知の力に期待して中島選手を配すると予想します。今年はトラックで見事な成長、5千m13分57秒、1万m29分18秒と一気に伸びました。
6区希望、福井選手を上回る可能性もあると思いますが…、比較的平坦な10区での出走も一つ手かなぁと。もし競り合いなった時は、持ち味も生かせます。来年を少し見据えた起用も面白いかなと感じます。
国士舘大・山本龍神&雷我、33年ぶりシードへ獣神サンダー・ライガーになる…箱根駅伝 出場校紹介(5) https://t.co/p3p6dR2BLD #箱根駅伝 #スポーツ報知 pic.twitter.com/5pxJO7Utjn
— スポーツ報知・箱根駅伝情報 (@hochi_hakone) December 13, 2022
まとめ
・山は前回の経験者残っていて、強み
・復路の単独走の強い選手は?
最下位通過ということもあり、戦力としては、楽ではないのは確かです。その中で、留学生カマウ選手が少しずつ安定感が出てきて、エース区間2区を担えそうな雰囲気が出ています。
これに総合力が付いてきた綱島選手と、調子の上がってきた山本龍選手が脇を固めていくか。もう一人往路を担える選手(清水・川勝選手ら?)が出てくると、面白い。
5区山本龍6区福井選手と、前回区間13位でまとめている2人が健在。順位を上げていく区間にできると思います。
こうくると、西田選手ら新しい戦力が育ってきていますので、他校と競り合いながら復路でも粘っていく事は可能です。
4年生の主力もいますが、2年生以下で一気に伸びた選手も多い国士大。若い力も借りて、上昇気流に乗っていきたいところだ。
日テレNEWSさんに取り上げて頂きました‼︎✨
是非ご覧下さい‼︎👀
【陸上】10000m記録挑戦会 箱根駅伝のシード権獲得目指す国士舘 自己ベスト連発(日テレNEWS)#Yahooニュースhttps://t.co/21TI4tudCe
— 国士舘大学 陸上競技部(長距離ブロック) (@KUA_ekiden) November 23, 2022
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】