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【住友電工】2021-22男子実業団陸上駅伝チーム情報まとめ!!

 いつもご訪問ありがとうございます。

 今年度から、春の時期は、男子実業団駅伝チームの紹介をしていこうと思います。

 勿論、箱根駅伝ランナーが多く所属しているから、というのもありますが、
昨今、実業団駅伝チームを閉鎖する企業さんが多くなってきています。

 企業運営上仕方がないのですが、陸上長距離ファンとして何かできることはないかと思ったのが、現時点の実業団チームのまとめです。

続いて、住友電工です。

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【住友電工】2021-22男子実業団陸上駅伝チーム情報まとめ!!

参照サイト:住友電工陸上競技部

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2021年度主要大会

■第65回関西実業団陸上競技選手権大会
5000m
4位加藤 淳13分58秒68
16位藤村行央14分23秒53

10000m
村本一樹29分19秒20

■第105回日本陸上競技選手権大会(兼 東京2020五輪代表選考会)
1500m
茂木亮太3分54秒16
5000m
1位遠藤日向13分28秒67
9位高田康暉13分39秒67
吉田圭太14分03秒44

■第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
5000m
加藤 淳13分48秒61

 昨年の日本選手権は、悲劇の遠藤選手だったのですよね。東京五輪がかかっている中、見事13分28秒の好タイムで優勝するも、ワールドランキングで圏内に入ることができず、優勝も悔し涙にくれていました。これがまた、一つ今年原動力になりましたね。

 その他の選手では、髙田選手が日本選手権にしっかり調整し13分39秒の好タイムで9位と入賞ラインに迫りました。また、新人の加藤選手が、関西実業団で4位に入ると、全日本では13分48秒と、まずまずの戦績でした。

■第64回関西実業団対抗駅伝競走大会
3位3時間57分29秒
1区(12.6㎞)4位加藤 淳38分10秒 4位通過
2区(7.68㎞)5位坂口裕之23分16秒 5位通過
3区(10.87㎞)5位西川雄一朗30分56秒 6位通過
4区(9.5㎞)4位吉田圭太27分12秒 6位通過
5区(16.0㎞)6位岩見秀哉48分13秒 6位通過
6区(11.0㎞)2位村本一樹32分18秒 5位通過
7区(12.8㎞)2位伊藤和麻37分24秒 3位通過

 留学生を入れていない住友電工。どこまで序盤食い下がるががポイントになります。好調加藤選手が4位まずまず通過、2区坂口選手と3区西川選手が粘りますが区間5位。この時点で、5枠を争う中6位通過、圏外となります。

 4区と5区は青学勢OB新人の吉田・岩見選手が務めますが、前との差を詰めることはあまりできず、予選落ちのピンチとなります。

 救ったのが6区村本7区伊藤選手とチーム内でベテランの選手。村本選手が区間2位の好走で、5位浮上します。とはいえ、前後にチームがいてアンカー決戦。伊藤選手も抜群のスピードで区間2位!3位に浮上して、最終的にはチームの力を見せての通過となりました。

■第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)
23位4時間59分29秒
1区(12.3km)18位加藤 淳35分10秒 18位通過
2区(8.3km)18位遠藤日向23分01秒 17位通過
3区(13.6km)26位吉田圭太38分45秒 24位通過
4区(22.4km)20位村本一樹65分57秒 23位通過
5区(15.8km)17位岩見秀哉49分14秒 23位通過
6区(12.1km)21位永山博基37分52秒 20位通過
7区(15.5km)29位高田康暉49分30秒 23位通過

 続いて、本戦。1区は連続で加藤選手が務めています。大学時代から多いですね。ここは区間18位無難に繋ぐと、2区になんと遠藤選手が登場!トラック専念のため、ここ数年出場していなかったのですが、満を持してインターナショナル区間に出場。留学生と前後しながら区間18位、17位と一つ順位をあげました。

 3区流れに乗りたかったところですが、吉田選手が区間26位やや苦しく、24位に順位差が下がります。長距離区間が結果を出し、村本選手が区間20位と悪い流れを切ると、5区岩見選手が、チーム最高となる区間17位と奮闘。

 さらに間に合った6区永山選手が3つ順位を上げて、ここで20位になります。アンカーに登場したスピードランナー高田選手は、向かい風の中やや苦しみ区間29位。最終的に23位でのゴールとなりました。

■第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
33位阿部弘輝61分26秒
78位村本一樹62分19秒
熊谷拓馬65分18秒

2021年度記録ランキング

1500m
茂木亮太3分45秒00 2021/06/06Denkaアスレチックチャレンジカップ

3000m
高田康暉7分56秒23 2021/04/29第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会
西川雄一朗7分57秒49 2021/07/03ホクレンディスタンスチャレンジ士別大会

 スピード種目にチャレンジしている印象のある住友電工ですが、昨シーズンは1500mや3000mは意外と少なかったかな?3000mは高田・西川選手が前半シーズンで8分を切り、それぞれ7分56秒と7分57秒と高パフォーマンス。彼らの切れはやはり抜群です。

5000m
遠藤日向13分16秒40 2021/12/10エディオンディスタンスチャレンジin京都2021
(遠藤日向13分26秒14 2021/07/17ホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会)
(遠藤日向13分28秒07 2021/05/29PORTLAND TRACK FESTIVAL)
(遠藤日向13分28秒67 2021/06/24第105回日本陸上競技選手権大会)
(遠藤日向13分29秒86 2021/11/14第292回日本体育大学長距離競技会)
西川雄一朗13分36秒48 2021/10/03第291回日本体育大学長距離競技会
阿部弘輝13分37秒19 2021/10/03第291回日本体育大学長距離競技会
吉田圭太13分38秒46 2021/10/03第291回日本体育大学長距離競技会
高田康暉13分39秒67 2021/06/24第105回日本陸上競技選手権大会
(西川雄一朗13分43秒59 2021/12/05第293回日本体育大学長距離競技会)
(阿部弘輝13分43秒68 2021/07/10ホクレンディスタンスチャレンジ網走大会)
加藤 淳13分46秒36 2021/05/09第287回日本体育大学長距離競技会
(加藤 淳13分48秒61 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会)
(高田康暉13分48秒65 2021/07/17ホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会)
(加藤 淳13分49秒51 2021/07/17ホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会)
永山博基13分49秒52 2021/10/03第291回日本体育大学長距離競技会
村本一樹13分56秒12 2021/07/03ホクレンディスタンスチャレンジ士別大会
坂口裕之13分58秒59 2021/12/05第293回日本体育大学長距離競技会
伊藤和麻14分03秒92 2021/10/03第291回日本体育大学長距離競技会
茂木亮太14分04秒08 2021/12/05第293回日本体育大学長距離競技会
岩見秀哉14分06秒99 2021/10/03第291回日本体育大学長距離競技会
熊谷拓馬14分06秒40 2021/04/29第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会
藤村行央14分18秒25 2021/04/29第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会

 5000mは、年末のエディオンチャレンジで、日本記録にあと8秒程と迫った遠藤選手の13分16秒がチーム一…のみならず、2021年の日本最高記録となります。そのほかでも13分30秒切が、5月6月7月11月と計5回あります。もう昨年の時点で、5000mは日本第一人者となっていました。日本人過去最高レベルで安定していましたね。 

 その他、10月頭の記録会で、チームメイトも記録ラッシュ。西川・阿部・吉田選手が13分36秒・37秒・38秒と好記録連発!永山選手も13分49秒を出していて、このあたりはチームとしてのスピード強化も成功していたといっていいのでしょうか?西川・阿部選手は13分43秒もマークしていて、高いレベルでまとめています。

10000m
加藤 淳28分11秒57 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
吉田圭太28分20秒08 2021/10/24第206回東海大学長距離競技会
(吉田圭太28分24秒52 2021/11/27八王子ロングディスタンス)
村本一樹28分38秒49 2021/11/27八王子ロングディスタンス
岩見秀哉28分45秒29 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
伊藤和麻28分55秒20 2021/10/24第206回東海大学長距離競技会
高田康暉28分58秒76 2021/12/04第293回日本体育大学長距離競技会
阿部弘輝29分55秒90 2021/10/16宮崎長距離記録会
熊谷拓馬29分58秒09 2021/10/02第291回日本体育大学長距離競技会

 1万mは試合出場回数自体が少なかった印象ですが、その中で加藤選手が12月日体大で28分11秒大幅自己ベスト!駅伝でも1区を任されるなど、色んな意味で先陣を切っていく記録でした。

 また、吉田選手が28分20秒台で2本揃えてきています。結果はまずまずだったでしょうか?このほか、長い距離が走れる村本・岩見選手も年末に28分台、伊藤・髙田選手らも一度はしっかり走っていますね。

ハーフマラソン
阿部弘輝61分26秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
村本一樹61分46秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン
(村本一樹62分19秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会)
岩見秀哉62分33秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン
中村祐紀64分39秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン
熊谷拓馬65分18秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
藤村行央67分24秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン

 ハーフマラソンは、全日本実業団ハーフで阿部選手が61分26秒の好記録をマーク、駅伝は僅かな差でメンバー漏れしていましたが、ここで存在感示しています。続いて、大阪・全日本と2本走った村本選手が62分前後でしっかりまとめています。この他、昨シーズンはあまり試合に出ていなかった中村選手が64分台で走っています。

フルマラソン
村本一樹2時間8分50秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日マラソン
熊谷拓馬2時間10分41秒 2021/12/05第75回福岡国際マラソン選手権大会
(村本一樹2時間14分11秒 2021/09/26ベルリンマラソン)
(熊谷拓馬2時間15分15秒 2022/03/06東京マラソン2021)
藤村行央2時間15分25秒 2021/12/19第52回防府読売マラソン大会
中村祐紀2時間18分35秒 2021//12/05第75回福岡国際マラソン選手権大会
(中村祐紀2時間20分33秒 2022/03/06東京マラソン2021)
(藤村行央2時間25分21秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日マラソン)

 トラックのイメージが強いですが、フルマラソンも少しずつ上がってきています。ハーフマラソン2本まとめていた村本選手が、大阪びわ湖マラソンに出場し、2時間8分50秒の好記録。MGC出場権獲得にかなり近づきました。この他、福岡国際で熊谷選手が2時間10分41秒とまずまずまとめていますね。

2022年度移籍・引退選手

藤村行央

 長く住友電工を率いてきた藤村選手が部員名簿から名前がなくなっていましたね。前年度は、ちょっと苦しんでいましたが、それも影響していますかね。お疲れ様です。

2022年度新入部員・中途加入選手

なし

遠藤選手日本選手権5千m連覇!オレゴンへ!

 遠藤選手が、2021年に続き、2022年の日本選手権5000mでも優勝!世界陸上の標準までは届かずも、ランキングでオレゴンへ!初の世界選手権は、予選落ちの悔しい結果になりましたが、またこれを糧に、次年度のブダペストでリベンジしていくでしょう!

 そして、住友電工もう一人爆発力のあるランナー田村選手が、ついに復調してきていましたね。ホクレンでもいい記録が出ています。うまくいくと、住友電工長距離から2人、来年世界の舞台に立っていることもありそうです。

短距離もオレゴン世界選手権奮闘!

 そして、長距離だけでなく、短距離も多くの選手が在籍している住友電工陸上部。かなりの選手が選ばれていて、ハードルの泉谷選手、200mで小池選手(コロナ陽性で欠場)、準決勝まで進出した上山選手に、女子リレーで日本記録に貢献した御家瀬選手と、住友電工勢が大活躍!

 駅伝だけにとらわれない方針ですが、本当に結果が出ているなと感じますね。