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【富士通】男子実業団陸上駅伝チーム2022最新情報!!

いつもご訪問ありがとうございます。

今年度から、春の時期は、男子実業団駅伝チームの紹介をしていこうと思います。

勿論、箱根駅伝ランナーが多く所属しているから、というのもありますが、
昨今、実業団駅伝チームを閉鎖する企業さんが多くなってきています。

企業運営上仕方がないのですが、陸上長距離ファンとして
何かできることはないかと思ったのが、現時点の実業団チームのまとめです。

まずは、オリンピックやマラソンで活躍者輩出多い富士通からです。

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ページコンテンツ

富士通【男子陸上長距離実業団情報】

昨年度(2021年度の情報)、2022年度、部員名簿などを掲載します。

富士通チーム【TRACK & FIELD】

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2021年度主要大会

■第63回 東日本実業団陸上競技選手権大会
1500m
15位中村大成3分50秒19
5000m
5位塩澤稀夕13分39秒81
16位チャールズ ロキア13分52秒73
3000m障害
1位潰滝大記8分37秒25

■第105回日本陸上競技選手権大会(兼 東京2020五輪代表選考会)
5000m
2位松枝博輝13分30秒21※代表決定
3位坂東悠汰13分31秒46※代表決定
5位塩澤稀夕13分32秒06
11位浦野雄平13分44秒35

3000m障害
4位潰滝大記8分25秒49
12位塩尻和也8分39秒84

■東京オリンピック2020
男子5000m
1組17位坂東悠汰14分05秒80
2組18位松枝博輝14分15秒54
男子マラソン
62位中村匠吾2時間22分23秒

 日本選手権の5000mは富士通勢が上位を占めていましたね。松枝・坂東選手が、世界陸上標準記録まで届かなかったものの、2位・3位と13分30秒強の好記録。ポイント制度により、2人とも選出されたのですよね。

 他のランナーも、5位に塩澤選手が13分32秒好タイムで走る健闘を見せています。また、3000m障害も世界に迫りました。前回経験者の塩尻選手はあわせられませんでしたが、過去世界選手権で出場している潰滝選手が、五輪標準のタイムで4位。あと一歩でしたが、非常に高いレベルでの争いでした。

 東京五輪本番は、やはり世界が強かったですね。5000m出場の坂東・松枝選手とも勝負所で引き離されていきました。予選でも通用しないのですね。マラソンで内定していた中村選手は、怪我で練習が飛んだ影響もあったか、あまり序盤から動けませんでした。

■第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
男子の部
1位 富士通 77点

男子1500m
13位 坂東悠汰3分46秒07
16位 田中佳祐3分47秒50

男子5000m
25位 横手 健13分47秒18

男子10000m
17位 浦野雄平28分40秒51

男子3000m障害
5位 潰滝大記8分37秒92

■第62回東日本実業団対抗駅伝競走大会
1位 富士通 3時間40分04秒
1区(13.4㎞)3位浦野雄平39分28秒 3位通過
2区(8.4㎞)9位キメリ ベナード23分34秒 7位
3区(16.8㎞)4位塩尻和也48分29秒 4位
4区(8.4㎞)3位坂東悠汰23分50秒 4位
5区(8.4㎞)2位松枝博輝23分51秒 3位
6区(8.4㎞)1位潰滝大記23分34秒 2位
7区(12.6㎞)7位横手 健37分18秒 1位

■第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)
12位 富士通4時間56分36秒
1区(12.3㎞)3位松枝博輝34分44秒 3位通過
2区(8.3㎞)32位チャールズ ロキア23分29秒 20位
3区(13.6㎞)6位潰滝大記37分34秒 11位
4区(22.4㎞)26位中村匠吾66分13秒 19位
5区(15.8㎞)10位鈴木健吾48分57秒 14位
6区(12.1㎞)6位塩尻和也37分07秒 14位
7区(15.5㎞)16位浦野雄平48分32秒 12位

 前回優勝チームとしてプライドを持って駅伝シーズンに臨んだのですよね。予選では、塩尻選手が長距離区間を担ってこの時点で4位。4区5区にオリンピアン坂東・松枝選手起用でじりじり追い上げ、6区潰滝選手が区間賞でトップに迫ります。7区横手選手がラストの争いを制して見事トップで通過します。

 本戦は、優勝候補の一角に挙げられましたがなんと12位。1区松枝選手が区間3位といいスタートを切るも、2区ロキア選手が失速し20位に。3区潰滝選手が11位まで浮上して追い上げムードを作るも、4区最長距離区間に挑んだ中村選手ですが、まだ東京五輪マラソンから上がっていなかったですね。区間26位で総合19となります。

 こうなると流れが苦しくなります。マラソン日本記録保持者の鈴木選手が勢いよく飛び出すも、向かい風に苦しみ区間10位に留まります。その後、塩尻・浦野選手が頑張りますが、総合12位。駅伝の難しさを感じる結果になりました。

■第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
24位横手 健61分18秒
55位中村大成61分58秒

■第105回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走
1位松枝博輝28分46秒
4位塩尻和也29分00秒
5位坂東悠汰29分06秒
13位塩澤稀夕29分42秒

 その後の全日本大会は、マラソン組以外になりますね。日本クロカンは松枝選手が貫録の優勝。やはり脚力は日本一線級です。塩尻選手も満遍なく色んな種目で走っていますね。また、NY駅伝を走っていない中で横手選手が、実業団ハーフで61分18秒好タイムで走ったのは大いに収穫でしょうかね。

2021年度記録ランキング

1000m
松枝博輝2分22秒42 2021/10/30TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT in Tokyo

1500m
坂東悠汰3分37秒99 2021/07/07ホクレン第5戦 千歳大会
田中佳祐3分47秒50 2021/09/25第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
松枝博輝3分52秒01 2021/07/07ホクレン第5戦 千歳大会

3000m
塩尻和也7分53秒44 2022/03/26第11回順天堂大学競技会
塩澤稀夕7分58秒68 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジ
浦野雄平8分01秒78 2022/03/26第11回順天堂大学競技会
松枝博輝8分02秒35 2021/06/12第4回順天堂大学競技会
中村大成8分02秒90 2021/06/12第4回順天堂大学競技会
潰滝大記8分03秒10 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジ
横手 健8分03秒55 2022/03/26第11回順天堂大学競技会
坂東悠汰8分12秒55 2022/03/26第11回順天堂大学競技会

 記録で見ていきます。1500mは、東京五輪の調整で出場したとみられる坂東選手が3分37秒99日本歴代上位の好タイム。今後のトラックには期待がかかりますね。3000mは直近で、塩尻選手が7分53秒の好タイム。いずれまた3000m障害を走るでしょうから生かされていくと思います。この他も、8分前後にまとめっていて、富士通陸上部全体抜群の走力がありますね。

5000m
塩尻和也13分16秒53 2021/12/10エディオンチャレンジin京都
松枝博輝13分28秒26 2021/12/10エディオンチャレンジin京都
チャールズ ロキア13分29秒93 2021/12/10エディオンチャレンジin京都
坂東悠汰13分31秒46 2021/06/24第105回日本陸上競技選手権大会
潰滝大記13分39秒00 2021/06/05Denka Athletics Challenge Cup
塩澤稀夕13分39秒81 2021/05/15第63回 東日本実業団陸上競技選手権大会
浦野雄平13分41秒85 2021/06/05Denka Athletics Challenge Cup
中村大成13分43秒44 2021/06/05Denka Athletics Challenge Cup
横手 健13分47秒18 2021/09/25第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会

田中佳祐14分09秒10 2021/07/07ホクレン第2戦 深川大会
大森 澪14分14秒09 2021/09/19第290回日本体育大学長距離競技会
下 史典14分11秒99 2021/07/07ホクレン第2戦 深川大会

 東京五輪5000mでは松枝・坂東選手が出場していますが、記録的にもっと良かったのが塩尻選手。12月10日エディオンチャレンジにて、13分16秒53と日本歴代7位の記録を出しています。この種目でこの後本気になっていくでしょうかね。他の選手も潰滝・塩澤選手など13分40秒を切るランナーがいますね。

10000m
チャールズ ロキア27分30秒32 2021/11/13第292回日本体育大学長距離競技会
松枝博輝27分42秒73 2021/11/27八王子ロングディスタンス
塩尻和也27分45秒18 2021/11/27八王子ロングディスタンス
潰滝大記27分49秒80 2021/11/27八王子ロングディスタンス
塩澤稀夕28分11秒75 2021/07/10ホクレン第3戦 網走大会
浦野雄平28分12秒91 2021/11/27八王子ロングディスタンス
中村大成28分28秒82 2021/11/27八王子ロングディスタンス
横手 健28分48秒90 2021/10/23第9回国際武道大学競技会
坂東悠汰28分48秒99 2021/10/23第9回国際武道大学競技会
田中佳祐29分24秒45 2021/11/27八王子ロングディスタンス

 意外と10000mが出場機会限られていましたね。ロキア選手が27分30秒の記録を出しましたが、日本人も松枝・塩尻・潰滝選手が27分台を出していますね。このあたりは、平均レベルのアップを感じますね。

2000m障害
塩尻和也5分35秒17 2021/04/25第69回兵庫リレ-カ-ニバル

3000m障害
潰滝大記8分25秒49 2021/06/26第105回日本陸上競技選手権大会
塩尻和也8分32秒51 2021/05/09READY STEADY TOKYOー陸上競技

ハーフマラソン
横手 健61分18秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
ベナード キメリ61分23秒 2022/03/06パリハーフマラソン
中村大成61分58秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
中村大成62分36秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン
田中佳祐63分44秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
大森 澪66分44秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
下 史典67分23秒 2022/02/13第50回全日本実業団ハーフマラソン大会

フルマラソン
鈴木健吾2時間5分28秒 2022/03/06東京マラソン2021
浦野雄平2時間7分52秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日マラソン統合大会
(鈴木健吾2時間8分50秒 2021/10/10第43回シカゴマラソン)
キメリ ベナード2時間10分56秒 2021/09/26第48回ベルリンマラソン2021
田中佳祐2時間13分41秒 2022/03/06東京マラソン2021
下 史典2時間15分51秒 2022/02/27大阪びわ湖毎日マラソン統合大会

 フルマラソンはもう鈴木選手ですね。先日の東京マラソンで、鈴木選手が日本記録保持者として出場。1年間プレッシャーを背負い込んでいたそうで、本番当日も決して調子は良くなかったそう。

 その中で、比較的早めに勝負に出る作戦に。結果的に日本記録まではいかずも2時間5分28秒の好記録。セカンドベストとしても日本最高記録となりました。同レースでは同じ日本人2番手を2分引き離していて、現状では本当に一人抜けている存在でした。

 その直前週では、浦野選手が三つ巴の優勝決戦に残った上で、2時間7分52秒の好タイムで上位に。トラックだけでなく、鈴木選手のおかげで、マラソンも富士通になってくるでしょうか。

2022年度最新情報

退部・引退選手

・田中佳祐
・大森 澪
・下 史典(トヨタ紡織)
・チャールズ ロキア

引退選手について

 退部引退となったのが、田中・大森選手。特に田中選手は1500mに強かった選手で、城西大時代からの活躍もありましたね。前年度はあまり成績が残せなかったので仕方なかったかなぁ。NY駅伝2区走ったロキア選手も退部、留学生はベナード選手一人となりました。

 また、マラソンにもチャレンジしていた若手下選手は、トヨタ紡織へ移籍となりました。

新入部員※中途含む

・飯田貴之(青山学院大)
・椎野修羅(麗澤大)
・中村風馬(帝京大)

新加入選手について

 箱根駅伝強豪校青山学院大から、おそらく初めての入部。飯田選手が入部してきます。20㎞のローでの安定感が非常に高いですが、早くから戦力になっていけるかどうか。

 また、麗澤大椎野選手や帝京大中村選手など、ロードのイメージが強い選手が入部。今年なんだか、マラソンで活躍できそうな選手を採用したのかなと思いました。

最新:鈴木健吾選手、オレゴン世界陸上代表に

 年度末に、オレゴン世界陸上のマラソン代表が発表されました。鈴木健吾選手ついに日本代表選手として選出されました(ユニバハーフはありましたが、全日本は今回が初めて)!最初のMGCの際に、暑いマラソンレースを経験して、当時の実績としてはかなり健闘していました。

 自身の日本記録より、東京マラソンでのキプチョゲ選手との3分差を大きく意識しています。チャレンジャーとして、挑んでの結果が楽しみですね。