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ようやく全日本大学駅伝2018のエントリーが発表になりましたね。
まず、優勝~上位候補に挙がってくる中で残っているチームの戦力分析と区間オーダー予想をしていきます。
箱根予選過去最速で通過!
駒 澤 大 学
エントリーメンバー
選手名・学年・1万m持ちタイム≪過去の駅伝・箱根予選・今年のインカレの成績など≫
片西 景④28分38秒70≪18:予5位、箱1区3位、17:全1区2位、出6区7位、箱9区4位、16:全6区6位≫
下 史典④28分56秒24≪18:予23位、箱3区9位、17:全4区7位、出2区3位、箱3区8位、16:全4区4位、出4区2位、15:全5区8位≫
堀合大輔④29分10秒53≪18:予26位、箱9区2位、17:全6区1位、出4区5位、箱10区6位≫
白頭徹也④29分14秒33≪18:予33位、箱8区13位≫
伊勢翔吾④29分21秒04≪18:予11位、箱10区4位、17:箱7区12位、16:全7区6位≫
山下一貴③29分10秒91≪18:予13位、箱2区13位、17:全8区7位≫
中村大成③29分12秒72≪18:予22位≫
中村大聖③29分45秒29≪18:予17位、17:全7区5位≫
伊東颯太②29分06秒69≪18:予21位≫
加藤 淳②29分17秒87≪18:予19位、17:全5区7位、出1区13位≫
小原拓未②29分18秒27≪18:予60位、17:出5区7位≫
小島海斗②29分39秒91
神戸駿介②30分01秒42≪18:予29位≫
箱根予選断トツのトップ通過を、強い駒大の復活の序章にしたい…。その次の試合はくしくも前年4位でシード権を獲得している全日本大学駅伝。区間距離が変更になっていますが、比較的得意としている大会、総合優勝に迫る事ができるか注目度はぐっと上がってきています。
まずエース片西選手が頼もしくなってきています。トラックのタイムもあがり、箱根予選では持ち前のロード力にも磨きがかかる61分台をマーク、今年の大学駅伝の顔の一人となりそうだ。
このほか、ロードで力強さを増す主力選手が多い。3年山下・中村大聖選手や4年堀合・伊勢選手がまさにそういう選手たち。箱根予選でもレベルの高い走り、駅伝でも好走経験があり、上を狙うには欠かせない存在だ。
こにれスピードのある主力選手たちが状態を上げてきているのが面白い。2年加藤選手は前半戦未出場ながら秋に入り大活躍、一気に主軸候補になった。また、一時期伸び悩みがあった4年下選手も秋になって復調気配、駅伝メンバー入りできそうな状態になってきた。
他にも、たくさん選手がいる。2年小原選手は関東IC・箱根予選と安定感が高い走りをしていますし、地道に力を積み上げてきた4年白頭選手、さらに今年の成長株と言っていい2年伊東・神戸選手も面白い存在になってきている。
それから3年中村大成選手も少しずつ長い距離の実績が増えてきています。5千13分台のスピードを持つ小島選手も出番があるかどうか?13人、誰が出ても注目のメンバーとなった駒大、一番逆襲できそうなオーダーを考えてみたい。
最大の目標は総合優勝の駒沢大。箱根予選上がりだろうと、上2校がめちゃくちゃ強いとかそういうことは関係ない。ここは代えられない目標だと思う。そうなったら、エースの片西選手は、一番距離の長いアンカーに温存したい。多くのライバル校は本当に嫌なオーダーだろうし、一番チャンスは出るのではないでしょうか。ここはまず確定。
そうなったとき、序盤にだれを持ってくるか。今の駒大のメンバーだと意外と距離の短い最初の4区間の人選に迷うように感じるのは私だけでしょうか?個人的には加藤選手でどうだろうかと思うのですが、伊勢選手が箱根1区に自ら立候補しています。スピードタイプではないのですが、前年上尾ハーフで上位集団に食いついた実績はあります。まずはしっかりと前が見える所でリレーできれば。
その2区に加藤選手を持ってきました。スピードエース候補と1年時から言われていましたね。昨年の出雲1区も、残り500mで熱中症かからなければかなりいい線でした。故障している間に持ち前のスピードに磨きがかかりました。臆することなくどんどん前へ行ってほしい。
3区4区はかなり悩んだのですが、まず下選手をあげます。正直、今回は最初の2区間は流れが読みづらいので、ここでもう一度流れを作ってもらう役割です。大学ここまでは比較的距離の短いロードで鋭い走りをする事が多いので、最初の4区間のどこかに入るかなと思います。4区は夏前に10000mで結果を出した伊東選手。自信をもって走れる区間のはずだ。
5区からはスタミナ系統の選手の登場だ。5区は中村大聖選手。前回の全日本7区でデビューしてからロードでぐっと信頼感が高くなっています。万が一序盤うまくいかなかったとして、ここから立て直せるはずです。もっと距離が長い方がいいのでしょうが、6区7区は上級生の主力がいますのでこの区間です。
その6区7区は堀合・山下選手。堀合選手は、前回の全日本6区区間賞で大きく株を上げましたよね。ロードでの安定感は高いものがあります。箱根予選はもう少しチーム上位にはいけませんでしたが、駅伝に向けて調子は上がっているでしょうか。
山下選手は、昨年の全日本8区デビューにやや驚きましたよね。その後、代役とはいえ箱根2区を務めるなど、ロードに非凡なセンスがあります。いい形で片西選手に繋げられるはずです。
前の距離の方が良かったようなとも思いつつ、全体的に10㎞少しの距離にまとまった分、箱根予選からの参戦の場合でも、比較的調子を合わせやすくなっているかもしれません。かつて”平成の常勝軍団”と言われた駒沢大の、平成最後の全日本大学駅伝での継走に期待が高まります。