ジャカルタアジア陸上2018【競技日程・テレビ放送・日本代表選手・結果等!】

2018年8月18日~9月2日にかけて、

第18回アジア競技大会が、インドネシア・ジャカルタで行われます。

そのうち、アジア陸上
8月25日~30日にかけて行われています。

ここでは、アジア陸上に関しての、
テレビ放送競技日程
さらにエントリー日本人選手上位結果を掲載していきます。

ページコンテンツ

テレビ放送

TBS系列での放送となります。

8月25日(土)
7時30分~11時00分
18時30分~25時00分

8月26日(日)
7時30分~11時25分
18時30分~23時45分

8月27日(月)
18時30分~24時30分

8月28日(火)
18時30分~24時30分

8月29日(水)
18時30分~23時40分

8月30日(木)
18時30分~23時07分

マラソンと夕方以降の種目は放送があります。
多くの決勝種目は夕方以降に行われますので、
地上波でアジア王者決定の瞬間が数多く見れそうです。

競技日程・出場日本人選手・結果

時差は、日本のほうが2時間早くなっています。

競技日程に関しては、日本時間での記載になります。

出場日本人選手に関しては、予選などの結果から更新していきます。

結果は、日本人選手出場種目、メダル獲得はツイッターなどの写真を掲載します。

8月25日(土)

ロード種目

男子マラソン 決勝
1位井上 大仁(MHPS)2:18:22【金メダル】
2位E.エラバッシ(バーレーン)2:18:22
3位多 布傑(中国)2:18:48
4位園田 隼(黒崎播磨)2:19:04

中間点通過が1時間10分の非常にスローペースの中、25㎞から園田選手が集団を引っ張りロングすぱーーとへ。気温は33度を超えてじりじりスタミナがなくなっていく。

5人の集団になった37㎞からエラバッシ選手がスパート!これにつけたのは井上選手のみ。そこからはエラバッシ選手と井上選手の一騎打ち!お互い何度もスパートをかける場面はあったものの、決定打は打てずそのままトラック勝負へ!

井上選手が半歩前のまま残り150mで井上選手がスパート!最後の直線になてエラバッシ選手が内側から抜こうとするも脚が接触し失速。井上選手が逃げ切り、この種目32年ぶりの金メダルに輝く!

トラック種目

男子十種競技100m/5位右代 啓祐・7位中村 明彦
男子400m 予選
3組2位ウォルシュ ジュリアン46秒20(通過)

男子100m 予選
1組2位山縣 亮太10秒19(通過)
2組2位ケンブリッジ飛鳥10秒23(通過)

女子100m 予選
1組4位福島千里11秒99(予選落ち)
4組5位市川 華菜11秒94(通過)

2選手とも加速がかからず、低速トラックの影響をかなり受ける。市川選手はタイムでギリギリ救われ決勝進出も、福島選手は予選落ちに。


女子10000m 決勝

1位D.マスロバ(キルギス)32分07秒23
2位E.チュンバ(バーレーン)32分11秒12
3位張 徳順(中国)32分12秒78
7位堀 優花(パナソニック)32分42秒73

最初の1週が超スローペースになり、堀選手が先頭を引っ張り始める。途中バーレーンの選手が仕掛け遅れる場面もあるが、7000mほどまで堀選手が1週77~79秒で引っ張る。

そこから一気にペースが上がり、堀選手は一時9番目に下がる。そこから落ちてきた選手を一人ずつ抜いていき6位まで浮上するもラスト勝負に敗れて7位、惜しくも入賞はならなかった。

トップは、残り1周でマスロバ・チュンバ・張選手に絞られるが、そこからマスロバ選手のスパートがさく裂!キルギスこの種目初のメダルを金メダルで飾る。

男子400m 準決勝
2組2位ウォルシュ ジュリアン46秒01(通過)
300m地点で4位でしたが、そこから伸びて2位!着順で決勝にコマを進める

女子100mH 予選
1組2位青木 益未13秒48(通過)
2組2位紫村 仁美13秒87(通過)

30分遅れたうえ、表彰式、さらに猫が乱入してくる中の予選。青木選手はスタートで精彩を欠くも何とか予選突破。柴村選手は隣の選手がスタートに遅れ、フワフワしたスタートも結果的にしっかり突破しています。

23時25分男子十種競技400m/6位右代 啓祐・2位中村 明彦

フィールド種目

男子走り高跳び 予選
戸邉 直人2m15・衛藤 昂2m15(2人とも予選突破!)

男子十種競技走り幅跳び/7位右代 啓祐・3位中村 明彦
男子十種競技砲丸投げ/1位右代 啓祐・7位中村 明彦


女子ハンマー投げ 決勝

1位LUO N(中国)71m42
2位WANG Z(中国)70m86
3位勝山眸美(オリコ)62m95【銅メダル
4位渡邊 茜(丸和運輸機関)62m45

男子走り幅跳び 予選
1位橋岡 優輝8m03(通過)・6位城山 正太郎7m74(通過)


男子十種競技走り高跳び/右代 啓祐・中村 明彦

8月26日(日)

ロード種目

女子マラソン 決勝
1位R.チェリモ(バーレーン)2:34:51
2位野上 恵子(十八銀行)2:36:27【銀メダル
3位キム ヨソン(北朝鮮)2:37:20
9位田中華絵(資生堂)2:42:35

スローペースで進む中、25㎞昨年の世界選手権覇者のチェリモ選手が給水を利用してスピードアップ。一気に独走状態を気づき上げる。

残された2位集団は、野上選手が韓国のチェ選手と北朝鮮のキム選手を激しい争い。38㎞地点で野上選手がスパートしキム選手との一騎打ちに。キム選手はリオ五輪の10位の強敵でしたが、40㎞地点の給水でスパート!2位を勝ち取りました。

なお、30㎞地点の給水で男子マラソン1位の井上選手、40㎞地点での給水で4位の園田選手が給水を務めていました。日本チームの勝利のメダルです!

トラック種目

男子十種競技100mH/6位右代 啓祐・3位中村 明彦

女子400mH
1組2位宇都宮 絵莉(通過)57秒99

女子100m 準決勝
2組8位市川 華菜12秒01
 スタートは昨日より良かったものの、力みが出てしまい、予選通過はなりませんでした。

男子100m 準決勝
2組3位ケンブリッジ飛鳥10秒36
3組1位山縣 亮太10秒10(決勝進出!)

2組ケンブリッジ選手はスタートやや遅れるとそのまま上位2人についていけず、組3位でタイムも予選より落としてしまいました。3組山縣選手はスタートから抜け出すと中盤以降トップを独走!全体トップのタイムで決勝進出を決めました!

男子400m 決勝
1位A.ハロウン(カタール)44秒89
5位ウォルシュ ジュリアン(東洋大)45秒89

ジュリアン選手は積極的に飛ばしていき、200m地点でトップ。300mでもトップ集団に位置取ります。そこからセク年の世界選手権3位のハロウン選手が一気に抜け出し断トツでゴール!力が違うところを見せます。ジュリアン選手は激しい2位争いを演じますが、最後はわずかに及ばずに5位。2位まで0.2秒の差でした。

女子100mH 決勝
1位ジョン ヘリム(韓国)13秒20
2位13秒33、3位13秒47
5位青木 益未13秒63
7位紫村 仁美13秒74
スタートから飛び出した韓国のヘリム選手がそのまま優勝!日本人は青木選手が粘るも僅かにバランスを崩すところもあり5位、柴村選手はスタートから出遅れ7位となりました。

男子400mH 予選
1組1位安部 孝駿49秒71(決勝進出)
2組3位岸本 鷹幸50秒95

1組安部選手が飛び出すと中盤以降は独走!最後はやや流す余裕を見せての着順での決勝進出。2組岸本選手はスタート飛び出し、トップ争いを繰り広げるも終盤に失速し決勝にはコマを進められず。レース後に右アキレス腱を気にする仕草がありました。

男子十種競技1500m/3位右代 啓祐・1位中村 明彦

男子100m 決勝(追い風0.8m)
1位蘇 炳添(中国)9秒92
2位オグノデ(カタール)10秒00
3位山縣 亮太10秒00【銅メダル】

スタートから蘇選手が飛び出し、山縣選手が食らいつく展開。ほんのわずかな差で続きもしかしてと思わせる展開でしたが、蘇選手がリードを保ち9秒92のベストと0秒01だけの差で優勝!さらに、後半追い込んできたオグノデ選手が山縣選手と同タイムながら着差ありで2位。山縣選手は10秒00で3位という結果となりました。

なお、10秒00は日本人歴代2位タイ、また海外日本人最高記録タイ

フィールド種目

男子十種競技円盤投げ/1位右代 啓祐・4位中村 明彦
男子十種競技棒高跳び/1位右代 啓祐・2位中村 明彦

男子走り幅跳び 決勝
1位王(中国)8m24
2位張(中国)8m15
3位サプワツッラーマン(インドネシア)8m09
4位橋岡 優輝8m05
5位城山 正太郎7m98

1回目で王選手が8m24の大ジャンプ!日本人は橋岡選手が2回目で7m95で4位につける。そのあと、5回目で城山選手が7m98、地元インドネシアの選手がベストの8m09を出してくる。最後の6回目、橋岡選手が8m超えジャンプを見せるもわずか4㎝メダルに手が届かず4位、城山選手は5位となりました。

男子十種競技やり投げ/1位右代 啓祐・中村 明彦

男子十種競技結果
1位右代 啓祐7878点【金メダル】
2位シンコン7809点
3位中村 明彦7738点【銅メダル】

9種目目を終えて、1位ムエタイから競技転向したばかりのシンコン選手がトップ、2点差で連覇がかかる右代選手、少し離れて1500m世界トップレベルの中村選手が3位だった。

シンコン選手に0.3秒勝てば優勝できる右代選手は自分のペースで進む。この種目得意の中村選手は大きく飛び出す。中村選手は最後までトップを突っ走って1500mはトップ。後ろを待つ。右代選手はしっかりシンコン選手に勝ち切って総合連覇!日本人としては初めての快挙!シンコン選手も粘って2位、中村選手は3位。見事、金メダルと銅メダルを獲得しました!

8月27日(月)

トラック種目

男子110mH 予選
1組2位金井 大旺13秒81・2組1位高山 峻野13秒84(共に決勝進出)

女子800m 予選
1組2位塩見 綾乃2分04秒46、3組2位北村 夢2分05秒31(ともに決勝進出)

女子400mH 決勝
1位アデコヤ(バーレーン)54秒48

7位都宮 絵莉(長谷川体育施設)58秒97

序盤からアデコヤ選手をはじめ上位3人が抜け出す形、宇都宮選手は5位で終盤に入っていく。最後の直線になってアデコヤ選手が伸びていき、そのまま優勝。宇都宮選手は終盤に伸びず2人に交わされ、7着フィニッシュとなりました。

男子400mH 決勝
1位A.サンバ(カタール)47秒66
2位アヤサリ(インド)48秒96
3位安部 孝駿49秒12【銅メダル】

序盤から46秒台のベストを持つサンバ選手がトップに。これに一つインレーンの安部選手が食らいつく!サンバ選手はそのまましっかりペースを維持し大会記録の47秒66。安部選手は、徐々に引き離されていき、最後はインドのアヤサリ選手に交わされ3位に。しかし銅メダルで、この種目の連続メダル(6大会連続)はキープしました!

女子3000m障害 決勝
1位W.ヤビ(バーレーン)9分36秒52
8位石澤 ゆかり10分13秒53
 最初はややスローも、1000m過ぎまでに先頭集団は7人に絞られる。石澤選手もいましたが、そのあたりからハイペースについていけず脱落。9分10秒のベストを持つバーレーンのヤビ選手が積極的に引っ張り、つくのはベトナムのグエン選手。2000mを過ぎてこの2に選手が中心にレースが動く。

残り1週前にヤビ選手がさらに伸びてきて、じわじわグエン選手を突き放し単独トップに。そのまま脚力は衰えず優勝!石澤選手は中々ペースを上げることができず、8位でゴールしました。

男子3000m障害 決勝
1位H.ケイハニ(イラン)8分22秒79
2位Y.バクハラム(カタール)8分28秒21
3位塩尻 和也(順天堂大④)8分29秒42【銅メダル】
9位山口 浩勢(愛三工業)8分47秒41

塩尻選手が先頭を引っ張り、2分48秒で1000mを通過。この地点で8人に先頭集団が絞られる。1500m過ぎてから山口選手が苦しそうな表情になりやや後退する。

塩尻選手が先頭のまま2000m5分39秒、先頭集団は6人。自己ベストのいい海外選手も遅れだしている。残り1週に入る直前に、イランのケイハニ選手とカタールのバクハラム選手が抜け出し、塩尻選手は3番手に。ケイハニ選手が強力なスパートをし優勝!塩尻選手は4位以下の強力な選手を寄せ付けず3位キープ、見事銅メダルを獲得しました!

男子800m 予選
1組4位川元 奨1分48秒07(決勝進出!)
2組3位村島 匠1分48秒86

1組自分でペースを作った川元選手ですが、ラストに伸びを欠き、組4位に。着順プラス2に残るかどうか、2組3組を待つ形に。その2組3組がそこまでハイペースにならず川元選手は決勝進出!

2組登場の村島選手はバックストレートで上位2名に水をあけられる形に。ラストで追い込むも上位2位に届かず予選落ちとなりました。

フィールド種目

男子やり投げ 決勝
1位チョプラ(インド)88m06
7位新井 涼平(スズキ浜松AC)75m24

新井選手は3投目に75m24をマークし、なんとか決勝に駒を進めるも、4投目ファール、その後記録は伸ばせず7位になりました。首を痛めた影響が出てしまいました。トップはインドのチョプラ選手が異次元の投擲を見せて優勝しています。

男子走り高跳び 決勝
1位王 宇(中国)2m30
3位タイ
戸邉 直人2m24【銅メダル】
6位衛藤 昂2m24

戸邉選手は2m24までスムーズな跳躍を見せるも、2m28が3度とも僅かにポールをこすってしまい2m24に。ただ、失敗試技数の関係で3位タイで銅メダルを獲得しました!

衛藤選手は2m24の3度目、ポールに擦りながらも執念で飛び越えます。ただ、脚の状態が悪くなってしまい、2m28の途中で棄権となりました。

8月28日(火)

トラック種目

女子七種競技110m/7位山﨑 有紀・2位ヘンプヒル 恵

男子200m 予選
2組2位飯塚 翔太21秒08・3組2位小池 祐貴21秒30

男子110mH 決勝
1位謝 文駿(中国)13秒34
3位高山 峻野13秒48【銅メダル】
7位金井 大旺13秒74
中国と台湾の2選手が序盤から飛び出す展開。高山選手は3位争い、金井選手は序盤から遅れていった。金メダル争いは中国の謝選手が徐々に抜け出し危なげなく勝利!中国9大会連続の金メダルを保持しました。3位争いは大接戦の中、高山選手が前傾姿勢ゴールで3位死守!うれしいメダル獲得になりました。

男子200m 準決勝
1組2位飯塚 翔太20秒64・2組1位小池 祐貴20秒35

1組はカタールのオグノデ選手が脚を痛めてレースを途中でやめる波乱。その中、飯塚選手は2位で確実に着順で通過する。2組目に登場した小池選手は大きく躍動する。コーナーが終わったあたりでトップに立つと、終盤は周囲を見て流す余裕のレース。それで20秒35とかなりの好タイムで決勝進出となりました。

女子800m 決勝
1位王(中国)2分01秒80
4位北村 夢2分03秒88
5位塩見 綾乃2分04秒57

前半は程よいペース、400mは59秒05で通過。日本人3名は3番手付近に着けている。バックストレートに入って、上位2選手が抜け出す中塩見選手は3位キープ、事前に発熱があった北村選手はじりじり後退してしまう。

金メダル争いは中国の選手が抜け出してそのままトップでゴール。塩見選手は残り150m付近で4位に後退しやや失速、最後に追い込んできた北村選手がゴール直前に交わして4位でゴール。44年ぶりメダル獲得はならなかった。

男子800m 決勝
1位シンマンジー(インド)1分46秒15
7位川元 奨1分50秒87

非常にスローとなった中、川元選手は一番後ろに付ける。残り400mを切ってスピードが上がった中、付くことができず後退してしまう。大接戦となった最後の直線、インドの2選手が残り50m付近から抜け出し、ワンツーフィニッシュ!予想外の選手のメダル獲得となった。

女子5000m 決勝
1位K.ベフカブ(バーレーン)15分08秒09
4位鍋島 莉奈15分40秒37
6位山ノ内 みなみ15分52秒48
 インドの選手が引っ張る中、少しゆったりとしたペースとなる。1週81秒まで低下。1000mの直前、鍋島選手が集団を引っ張りペースを上げ始める。1000m3分17秒だがここからあがりそう。山ノ内選手ら11人の先頭集団となる。

1600mあたり、鍋島選手が後ろに下がり、バーレーンの選手が引っ張り出す。先頭集団が7人になり山ノ内選手がついていくが、鍋島選手が遅れてしまう。2000mを過ぎて、10000m金メダル獲得のキルギスのマスロワ選手が引っ張り出す。1周が70秒を切るかなりのハイペースに、これにつけたのはバーレーンの選手ら2人、山ノ内選手は5位争いへ後退する。

3000mを通過、トップはバーレーンのベフカブ選手が単独トップ。40m離れて2位、50m離れて4位に5m差で5位山ノ内選手、6位に鍋島選手が上がってきて徐々に拾っていく形に。鍋島選手は3500m付近で山ノ内選手を捉え5位に、そこですぐに山ノ内選手が抜き返す。2人で上がる中、4位を捉える。2位争いとは60mほどの差に。

ベフカブ選手が70秒ほどのラップをキープしたまま残り1周、危なげなく金メダル獲得。なおこの種目、バーレーンの選手の3連覇となる。鍋島選手はラスト1周で懸命に追いかけますが、3位までは約3.5秒届かず4位に泣いた。山ノ内選手は6位、昨年まで市民ランナーで100㎞マラソンをしていた選手ですが、入賞圏内で粘りました。

女子七種競技200m/2位山﨑 有紀・4位ヘンプヒル 恵

混合1600mリレー 決勝
1位バーレーン3分11秒89
5位日本3分21秒90(木村・川田・宇都宮・山下)

1走は4チームが男性を使った中、インドが1位。日本の木村選手はは1.5秒ほど遅れて3位争いでリレー。2走は前のチームが女子で後ろのチームが男子を起用。バーレーンとインドが1位争い、日本の川田選手は単独3位となる。最後の最後で男子の選手抜かれて4位でリレー。

3走はバーレーンが完全に単独トップに!インドとの差をじりじり広げていく。日本は4位キープも、唯一男子を起用したインドネシアが後ろから爆上げ。5位でリレーする。

日本アンカーの山下選手は200m選手の強みを生かし、最初の100mで一気に3位に上がる。しかし、300m付近で後ろのチームに捉えられると、最後は失速。3位とは約2秒差の5位となった。

フィールド種目

女子七種競技走り高跳び/6位山﨑 有紀・10位ヘンプヒル 恵

女子七種競技砲丸投げ/6位山﨑 有紀・8位ヘンプヒル 恵

女子やり投げ 決勝
1位劉詩エイ(中国)66m09
4位斉藤 真理菜57m46
9位宮下 梨沙51m05㎝

中国の劉選手が1投目でいきなりビッグスロー!66m09の大会記録をマークする。2位中国の選手も63m台となる。全体的には無風で記録は伸びず、日本人では宮下選手は3投目の時点で9位でここで試技終了となる。

斎藤選手は記録が伸び悩む中、5投目終了時点で56m03の記録で韓国の選手を3㎝抑え3位に。最終投擲でその韓国の選手が56m74を投げ逆転で3位に!直後に投げた斎藤選手も記録を伸ばすも56m46で僅かに届かず。悔しい4位となった。

8月29日(水)

ロード種目

男子20㎞競歩 決勝
1位王 凱華(中国)1:22:04
2位山西 利和1:22:10【銀メダル】
5位髙橋 英輝1:27:31

19㎞まで中国の選手と並走!熾烈な優勝争いを繰り広げます。そこからの相手のスパートについていけず惜しくも銀メダルとなりました。

女子20㎞競歩 決勝
1位楊 家玉(中国)1:29:15
3位岡田 久美子1:34:02【銅メダル】

中国の選手2人が飛び出し、そのまま全く同タイムでゴール!楊選手がゴールしています。

トラック種目

男子200m 決勝
1位小池 祐貴20秒23【金メダル】
6位飯塚 翔太20秒68

コーナーを終えた地点で小池選手と中国の選手との一騎打ち、飯塚選手は3位争いよりも後方。中国の選手がやや前のよう見えますが、小池選手も追いついてくる。

大接戦の中、両者とも体を前に倒してゴール。中国の選手は倒れながらくらい。やや長い結果待ちの中、小池選手が20秒228、中国の選手が20秒230、1000分の2秒差で小池選手の金メダル!

今年、すい星のごとく現れた選手が、決勝で自己ベストをマークして、金メダルを獲得しました。

男子1500m 予選
1組4位館澤 亨次3分50秒75(決勝進出)

4着までが着順決勝、1位から6位まで3分50秒59~3分50秒90の大接戦。館澤選手はインレーンの後ろ、所謂”ポケット”状態になり6番手の苦しい位置。しかし、前を走っていた選手の失速からうまく体を入れていきギリギリ4位に入りました。

男子1600mリレー 予選
1組1位日本(木村-川元-安部-ジュリアン)3分06秒11決勝進出

1走の木村選手がまずはトップ争いをして繋いでいく。2走専門800mの川元選手は一時3番手に後退するも、トップの選手にはしっかり食いついて繋ぐ。

3走は400mH銅メダリストの安部選手。長身からのストライドを活かして、バックストレートまでに一気にトップに!終盤もまとめトップでアンカーへ。アンカーはエースジュリアン選手、インドの選手が追ってきますが、首位をガッチリキープ。最後は流す余裕もあり、組トップで決勝進出を果たす。

女子七種競技800m/2位山﨑 有紀・8位ヘンプヒル 恵

女子400mリレー
2組3位御家瀬-市川-世古-青木44秒95(決勝進出)

エースを欠く状況となったものの、高校2年生御家瀬選手から好スタート。3走・4走が少しバトンが詰まったものの、着順での決勝進出を決めました。

男子400mリレー
1組1位山縣-多田-桐生-ケンブリッジ飛鳥38秒20(決勝進出)

予選から本気メンバーとなった男子400mリレー。2走多田3走桐生選手のバトンがやや詰まったものの、4走に渡る時点でしっかりトップに。ケンブリッジ選手は悠々逃げてトップ通過。予選から38秒前半と高いレベルのパフォーマンスとなった。

フィールド種目

女子七種競技走り幅跳び/4位山﨑 有紀・3位ヘンプヒル 恵
女子七種競技やり投げ/3位山﨑 有紀・6位ヘンプヒル 恵

男子三段跳び 決勝
1位アルピンデル(インド)16m77
4位山下 航平16m46

3位中国の選手とは10㎝差でした。

男子棒高跳び 決勝
1位山本 聖途5m70【金メダル】
11位竹川 倖生5m00

竹川選手が余裕で飛べるはずの5m20をクリアすることができず、5m00に終わってしまう。その中、しっかり調整できたのが山本選手。5人進んだ5m60を唯一クリアする。5m65の高さ、山本選手は1度目の試技失敗するも、ギャンブルした中国選手も失敗し、山本選手が見事金メダルを獲得する!

その後、山本選手はアジア大会記録となる5m70にチャレンジ!見事にクリアし、優勝に華を添えました。

男子円盤投げ 決勝
1位ハダディ(イラン)65m71

6位湯上剛輝57m62

ランク1位のバダディ選手が1投目から65mを超える投げを見せ、次元の違いを見せる。日本は、62mの日本記録を今年出した湯上選手が出場。しかし、上半身にいつものキレが見られず記録を伸ばすのに苦戦。6投目で投げた57m62が今回の最高記録となりました。

7種競技結果
1位S.バーマン(インド)6026点
3位山﨑 有紀5873点【銅メダル】
6位ヘンプヒル 恵5654点

3位山崎選手と4位が18点の僅差の中、最終種目の800mへ。山崎選手は積極的に先頭を引っ張り、4位の選手の前に出る。残り200mから2位の選手が先頭に立ち、それにはついていけないも、4位の選手はじりじり引き離す。そのままゴールし、見事この種目3回目の日本人メダルを獲得しました!

8月30日(木)

ロード種目

男子50㎞競歩 決勝
1位勝木 隼人4:03:30【金メダル】
2位王 欽(中国)4:06:48
4位丸尾 知司4:14:13

32㎞地点で警告3回を受け、5分間のペナルティが課せられた勝木選手が、そこから驚異の追い上げ!見事に優勝を飾る。昨年の世界選手権メダリストの丸尾選手は4位となる。

トラック種目

女子400mリレー 決勝
1位バーレーン
5位日本(御家瀬-市川-世古-青木)

2走で抜け出した中国に、バーレーンが食らいつく展開。中国が逃げ切るかと思いきや、バーレーン4走が中国を逆転!


男子400mリレー 決勝
1位日本(山縣-多田-桐生-ケンブリッジ)38秒16【金メダル】
2位インドネシア38秒77
 1走山縣選手がスタートダッシュをしっかり決めると、3走桐生選手が中国らを一気に突き放して4走へ。ケンブリッジ選手は持ち前の爆発力を今回も発揮、大会記録とはなりませんでしたが、世界レベルでメダルも獲得している彼らの力で、アジア大会20年ぶり金メダルとなりました。

また、地元インドネシアが中国とのアンカー勝負で勝利し、見事に銀メダルを獲得しています。


21時35分男子1500m 決勝
1位ジョンソン(インド)3分44秒72
9位館澤 亨次3分49秒40

1週63秒程、超スローペースとなり一団となる。館澤選手は序盤は5番手あたり、中盤からは一番後ろに付ける。残り500mから前へ生き、残り400mで6番手あたりまで浮上するも、前の本格的なスパートからはじりじりと引き離されている。

凄まじいスパートの掛け合いとなったメダル争いは、残り100mを切ってからインドのジョンソン選手が抜け出して、見事に優勝!館澤選手はあと一歩入賞に届かず9位となりました。

女子1600mリレー 決勝
1位インド
5位日本(川田-北村-宇都宮-塩見)3分34秒14

1走で連覇中のインドがしっかり抜け出し独走態勢へ。2位以下は混戦の中、川田選手は終盤にあげて2位と僅差の3位でリレー。2走北村選手は3チームによる2位争い、終盤に粘りを見せわずかの差で2位につける。

3走ではバーレーンの選手がすぐに宇都宮選手を交わしていき、3チームによる3位争いへ。抜かれた際に無理しなかったところ、最後バーレーンを追い上げ、2位とわずかの差の3位でリレー、ただ5位まで混戦だった。

2位バーレーン選手が強く日本の塩見選手を突き放しインドを追い上げにかかる。最後大幅に詰めるが、インドが逃げ切りこの種目5連覇を達成!さらに塩見選手はベトナムと中国にも交わされ5位へ転落。懸命に食らいつくも抜き返すことはできず、残念ながら連続メダルはならなかった。

ただ、1走:800m専門、2走:800m専門、3走:400mH専門、4走:800m専門、専門400m選手がいないなか、精いっぱい走った結果だ。

男子1600mリレー 決勝
1位カタール3分00秒56
3位日本(ジュリアン-小池-安部-飯塚)3分01秒94【銅メダル】

1走、序盤から400m金のカタールの選手が飛ばしてトップに立つ。400m5位のジュリアン選手は食らいつくも終盤やや離され、2位争いの混戦の中リレー。2走は200m金の小池選手がバックストレートでがっちり2位へ。終盤の失速もなく3走へ。

3走400mH安部選手は懸命に逃げ続けるも、3位インドの選手が強力な選手で300m地点で3位へ。それでもあきらめずに食らいつき僅差の3位、1位との差もここはかなり詰まった!

4走200mやや不本意だった飯塚選手。カタールはやはり強く逃げていく。2位ベトナム3位日本4位スリランカの争い、300mで3位は確保すると、懸命に2位ベトナムの選手に迫る。ただ100分の9秒及ばず銅メダルに。

なお金メダルのカタールはアジア記録であった日本の記録を0.2秒更新する3分00秒56でアジア新記録保持者に!日本も本職400mが一人の中、3分01秒94の好記録だった。

全体として2002年以降の中ではメダル最多!圧倒的人口を誇る中国や、カタールなどアフリカからの帰化選手が増えている中、メダルがぐっと増えたのは強化がうまく進んだのかなと思います!東京五輪2020も楽しみになってきます!

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。