春シーズンの振り返りと秋シーズンの展望を各大学行っています。
続いて、シード校より、新チームの構成はまだ志半ば…なチームより!
エース不在も新たな戦力続々…全員駅伝の原点回帰へ!
中 央 学 院 大 学
春シーズン振り返り
~主な主要大会~
序盤の種目は跳ね返されましたね。1500mは予選落ち、10000mも復活を狙う福岡選手、伸び盛りの石綿選手、中堅の廣選手とそれぞれ30分半ばと伸びませんでした。
空気を変えたのは昨年高橋選手が得点した3障。この1年で主力級となっている高橋選手に注目していましたが、それを上回ったのが1年吉田選手。決勝が3度目の3障となった中、優勝候補以外の選手には勝利する2位!これは大いに話題になりましたね。
ハーフは昨年トリプル入賞した種目。その1人だった市山選手が4月からの好調さを維持できなかったのが残念でしたが、昨年の全日本の出走からぐっと伸びてきた有馬選手が8位入賞!ロード種目は譲れないところをみせました。5000mはルーキーの栗原選手が4月の調子からすると善戦だったかな?
~今季前半戦ランキングまとめ~
5000m
横川 巧③14分03秒13 6/10
有馬圭哉③14分11秒82★ 6/10
光武 洋④14分11秒96★ 6/23
川村悠登③14分12秒92★ 7/7
市山 翼④14分13秒72 6/10
福岡海統④14分17秒75 4/7
高橋翔也②14分18秒15 7/7
石綿宏人②14分19秒69★ 7/7
日東寺毅②14分22秒58★ 6/10
青柳達也①14分25秒66★ 7/7
廣 佳樹④14分26秒23 7/7
加瀬蒼一郎①14分27秒69★ 4/7
吉田光汰①14分29秒65 7/7
城田 航③14分30秒23★ 4/22
山本大貴④14分30秒49★ 6/23
10000m
市山 翼④29分04秒74★ 4/21
有馬圭哉③29分08秒76★ 4/21
石綿宏人②29分11秒06★ 4/21
川村悠登③29分20秒49★ 7/15
福岡海統④29分31秒17 4/21
高橋翔也②29分38秒13 7/15
小野一貴①29分39秒09★ 6/23
光武 洋④29分53秒72 7/15
青柳達也①29分55秒11★ 6/23
日東寺毅②29分57秒25★ 6/23
栗原啓吾①29分55秒32★ 7/15
大濱 輝③30分08秒94 5/19
廣 佳樹④30分09秒98 4/29
ハーフ
川村悠登③64分42秒 7/22
市山 翼④64分54秒 4/8
石綿宏人②64分53秒 7/22
有馬圭哉③65分27秒 5/27
大濱 輝③66分11秒 7/22
栗原啓吾①66分21秒 7/22
畝 歩夢②66分43秒 4/8
本当にたくさんの記録会に出場しましたね。多分、主要大会が関東ICしかない、全日本予選も今年はなかったのですよね。しかもガラッとメンバーが入れかわった今季…。緊張感を高めるため、記録会に積極的に出場し、チーム内での競争を煽ったのかなぁと思います。記録面を見ているとまずまず効果はあったのかなと思います。
まず目立ったのは市山選手でしょうか。箱根の指標の上では1万以上では早い段階で結果を残していますね。そして有馬選手も急激に主力選手に成長、石綿選手も面白い存在になってきました。5000mでは光武選手も結果を残しています。ひとまず高橋選手が中心と言われていましたが、そうとも限らない感じになっています。
そして特筆すべき3年川村選手の存在。5月以降に急成長を遂げ、5千・1万ともに今季チーム4番手、ハーフに至っては1番という数値。記録も出にくい中ですので、かなりの評価ができるのでは?これは秘密兵器になってきそう。
他には不調からの復帰組、福岡・廣選手や横川選手もスピードに関しては戻してきていますかね。若手では日東寺選手が記録会安定、更に1年生の10000mがびっくり!小野・青柳選手、そして期待されながら春先絶不調だった栗原選手まで29分台は驚きです!ここからメンバーに割って入ってくることはあるのでしょうか?
秋シーズンに向けて
20人選ぶ
市山 翼④ 光武 洋④ 福岡海統④ 廣 佳樹④ 樋口 陸④
有馬圭哉③ 川村悠登③ 横川 巧③ 高砂大地③ 藤田大地③
大濱 輝③ 城田 航③ 高橋翔也② 石綿宏人② 日東寺毅②
畝 歩夢② 小野一貴① 栗原啓吾① 青柳達也① 吉田光汰①
よく悪くも誰が主力なのかわからない印象です。チーム内の競争だけで見ると本当に誰がメンバーに入ってくるか分からなくなっています。下級生の頃に主要区間の抜擢があった廣・樋口・高砂・藤田選手あたりもよっぽど調子が良くならない事には、出走メンバーに割って入れないかもしれません。
前半戦を見てのオーダー予想
んー、悩みましたね。自分なりに適材適所を組んだつもりですがいかがですかね。スピードが戻ってきた横川選手は出雲と全日本は1区。流れをつかむために高橋選手2区にしたり。エース区間は市山・有馬選手担当。川村選手は、前年度の髙橋選手全く同じ区間にしてポイント区間としています。
連続シード権へ向けて『ポイント』:原点の【全員駅伝】
ただ、色々と組み替えてみましたが、現時点では序盤に流れに乗る事は不透明な感じかなぁ…。序盤区間のパンチ力不足、特に箱根の2区での苦戦はどうしても免れない感じでしょうか。
ここは連続シード権を獲得し続ける前、川崎監督が盛んに話していたこと「2区が区間19位でも他9区間が区間9位ならシード権は取れる」の実践は鍵でしょうかね。粘り強い継走ができそうなメンバーは徐々にそろいつつあります。
春前の時点では、川村・石綿選手はあまり名前が挙がっていなかったと思います。光武選手も5000mで記録を出すとは思わなかったです。1年生も盛り上げていますよね。チーム内の競争は激化してきています。出雲・全日本で他校の戦いを経て、箱根でビシッと合わせたいところです。