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大学駅伝チームが夏合宿の間、各大学の春シーズンのまとめと、秋シーズンの展望をしています。
次は結果が出そうで出なかった…フラストレーションを爆発させたいチーム
6年ぶりの全日本予選落ち…浮上のきっかけは多く
大 東 文 化 大 学
春シーズン振り返り
~主な主要大会~
【関東インカレ】
1500m予選:2組7位浅野有紀③3分54秒28
1500m決勝:
10000m:5位川澄克弥③29分04秒65 +4点、12位奈良凌介③29分30秒08、24位齋藤 諒④30分12秒98
3000m予選:1組12位谷川恒太③9分27秒19
3000m障害:
ハーフ:11位川澄克弥③65分53秒 20位谷川貴俊④67分14秒 24位奈須智晃④67分56秒
5000m:15位齋藤 諒④14分31秒94 17位奈良凌介③14分35秒68
【学生個人選手権】
大久保陸人④14分18秒59★
関東インカレはなんといっても、チームを引っ張ってほしいと思っていた川澄&奈良選手の躍動が光りましたね。特に川澄選手は1万mで5位入賞!確かに熊日30㎞などの健闘はありましたが、ここまで強くなっていたのは驚きでした。待望のエース誕生でした。奈良選手も故障で出遅れた中、入賞が見えるラインできっちり戦い抜き、今後の成長が伺えました。
他では主力の4年生が出場。斎藤選手も5000mと10000mに出場。スピードランナーらしく5000mは15位と健闘。あとは谷川・奈須選手ら長い距離が得意な選手が中位で奮闘しました。
また、学生個人選手権では大久保選手が高校時代のベストを更新!長くレースから遠ざかった時期もありましたが、最終学年になってようやくペースが掴めてきたようで何よりです。
10位大東文化大学4:09:38.16(予選落ち)
1組:18位三ツ星翔②31分16秒61、21位大久保陸人④31分22秒76
2組:19位谷川貴俊④31分25秒45、26位片根洋平①31分38秒99
3組:14位齋藤 諒④31分04秒12、39位新井康平④32分24秒56
4組:14位川澄克弥③30分02秒90、18位奈良凌介③30分22秒72
ここ数年の成績から、比較的得意と思われる全日本予選に弾みがついたかと思われたのですが…まさかの6年ぶり予選落ち。序盤の組は成長著しい三ッ星・片根選手や安定の4年生谷川・大久保選手。大きなミスはないものの上位には誰も入れずジリジリする展開。
3組で斎藤選手がまずまずでしたが、故障明けだった新井選手が大ブレーキ…じわりと4組の3年生2人に負担がかかります。その4組は、7000mで奈良選手が上位集団から離れ、その時点で5位だった川澄選手も最後に力尽き14位30分オーバー。ボーダーラインとは40秒差。厳しいようですが4年生が引っ張り切れず悪い流れを断ち切れなかった、そんなレースでした。
~今季前半戦ランキングまとめ~
5000m
川澄克弥③13分57秒71★ 7/11
齋藤 諒④14分17秒60 6/10
大久保陸人④14分18秒59★ 6/16
三ツ星翔②14分23秒63★ 6/10
谷川貴俊④14分29秒00 6/10
片根洋平①14分32秒24 6/10
佐藤弘規③14分32秒97 6/10
奈良凌介③14分35秒68 5/27
奈須智晃④14分39秒54 6/10
10000m
川澄克弥③29分04秒65★ 5/24
奈良凌介③29分30秒08 5/24
齋藤 諒④30分12秒98 5/24
三ツ星翔②30分17秒45 5/19
佐藤弘規③30分31秒06 5/19
阿比留魁②30分46秒69 5/19
服部奏斗①30分53秒20★ 5/19
山崎 光④30分56秒36 5/19
立石 悠④30分56秒89 5/19
ハーフ
川澄克弥③65分53秒 5/27
奈良凌介③66分03秒 7/22
5000mでいい記録を出した選手が多かったのですよね。川澄選手は7月についに13分台を記録。夏を超えて更に充実してきそう。更に、2年三ッ星選手が密かに注目の存在になってきて、5000mで大幅ベスト、10000mも安定して走っています。このまま主力になれれば大きいですね?
あとは1年生の持ちタイム上位選手が比較的早く結果を出していますね。片根選手は全日本予選に選ばれましたし、服部選手もこの時期に30分台はまずまずだと思います。佐藤・阿比留選手ら上級生がやや足踏みする中、今後注目の存在になってくるかもしれません。
秋シーズンに向けて
20人選ぶ
谷川貴俊④ 齋藤 諒④ 新井康平④ 大久保陸人④ 奈須智晃④
中神文弘④ 山崎 光④ 立石 悠④ 川澄克弥③ 奈良凌介③
佐藤弘規③ 飯嶌健斗③ 谷川恒太③ 浅野有紀③ 三ツ星翔②
阿比留魁② 藤岡謙蔵② 吉井龍太郎② 服部奏斗① 片根洋平①
基本的に川澄&奈良選手のチームと思いましたが、やはり大東大は4年生のチームだなぁと思います。谷川・斎藤・新井・大久保・奈須・中神選手と大学駅伝経験者が6名いて、山崎選手らも最後のチャンスをひたひたと狙っています。
3年生が2人以外が中々でないのですが佐藤選手が少しずつアベレージが上がっているかなと思います。2年生や1年生の突き上げも少し出てきているので、各学年活性化していければいいですよね。
箱根予選:川澄③奈良③谷川④斎藤④新井④三ツ星②奈須④大久保④中神④佐藤③
服部①片根①/山崎④阿比留②
現時点ではギリギリ10人戦える選手がいる感じでしょうか。川澄選手が62分台、奈良選手が63分台前半で引っ張り、谷川選手以下が64分前後でしっかりまとめあげるイメージでしょうか。ここ2年間はもう少し選手層が逞しかったのもありますが、集団走はまとめあげていました。今回もその力を出せるかどうか。
シード権復帰へ向けて『ポイント』:4年生の力で選手層の引き上げ
箱根駅伝本戦出場が決定してからのお話ですが…現在の学年構成を見ると、今年も充分に箱根駅伝シード奪回のチャンスはあるはずなんですよね。往路はバランスよく組めると思います。2区4区に川澄選手と奈良選手、1区と3区には状態に応じて新井・斎藤選手、5区は大久保選手がついに出走なるかどうか。
復路も谷川選手がドンと構え、奈須・中神選手ら4年に下級生からの突き上げで三ッ星・片根選手らがメンバーに入ってきそうです。最も、現時点での印象は全体的に少しずつパワー不足かも…。まずは夏合宿で4年生が勢いを取り戻し、チームを牽引していくところからかなと思います。