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【神奈川大学】2018-2019大学駅伝シーズンの展望~示した4年生の指針、再び覇権へ舞い戻れ

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続いて、優勝~上位争いを目論みながらもうまくいかなかったチームになります。

気運整い、全日本19年ぶり制覇も、山に泣いた箱根路…それでも4年生の力は凄かった

神奈川大学

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卒業生特集

※関東ICは4年間2部

 鈴木健吾④(half:61分36秒) 進路:富士通
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 6区19位 3区9位   44位/補欠    
2年 2区14位 1区8位   9位/4組5位 1万11位   
3年 2区1位   3位/ 4組4位 1万3位 日本学生ハーフ優勝 
4年 2区4位 8区2位 /4組5位 1万4位  ユニバーハーフ銅メダル 

10年以上シード権が獲得できなかった神大の、昨年~今年度の躍進は彼なしでは語れませんね。まだ無名だったころから大後監督が目をつけていたそうですが、大学に入学後、秋になってぐっと伸びてきましたね。予選で通過に貢献すると、全日本で区間一桁に入るなど光るものを見せます。ただ、チーム事情で出場した山下りではブレーキ。この悔しい経験が彼を強くします。

2年時、夏前に全日本予選最終組で一桁順位に入るまで成長すると、箱根予選は59分台で9位。箱根では上級生の主力を差し置いて2区抜擢!そこでは単独走も多く区間14位と不完全燃焼に終わります。これもまた更に強くする契機となります。

鈴木選手の強みはある程度質と量を強めても故障しない事。関東IC1万mで最後までトップ争いをして表彰台に上り、いよいよ本格化してきます。秋の箱根予選では広範に強さを見せて58分台をマーク、そして2度目の華の2区、強豪校のエースと先頭争いをすると、15㎞からじわじわと引き離し始め、なんと区間賞!一気に全国区に名がとどろきます!12年ぶりシード権の立役者になります。

その後学生ハーフで断トツの走りを見せ優勝!そのあたりから学生での最終目標を東京マラソンに置きます。ユニバハーフのあった夏頃に一時疲労で調子を落としますが、狙っていた全日本で復活!見事逆転での優勝のゴールテープを切りました!注目度が上がった箱根はやや力みつつも2年連続67分台、マラソンも35㎞まで走れ、手応えを持ちつつ実業団へ。これからの活躍が楽しみな選手です。

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 鈴木祐希④(1万28分52秒99) 進路:カネボウ
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年 6区15位 35位/ 3障  
3年 6区4位     53位/2組3位    
4年 補欠  4区5位 3区10位 /3組3位 5千5位   

もう一人の鈴木祐選手は2年の秋から一気に台頭してきましたね。箱根予選35位の好成績を残して、箱根でも抜擢されました。まずはトラックでの活躍が光りますかね。4年時の関東IC5千で日本人トップとなる5位に入っていますし、全日本予選での安定感も光る選手です。

駅伝でも2度目の山下り6区はいけるところでしっかりペースアップして役目を果たすと、4年目で初出場となった全日本駅伝では、他校のエースに食いついて優勝のおぜん立てをしていますね。学連記録会直前に故障してしまい、箱根の平地の走りが見れなかったのは残念。実業団で更に磨きをかけてほしいですね。

 大塚 倭④(1万m28分59秒65) 進路:NTT西日本
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 補欠          
2年            
3年 8区2位          
4年 4区1位 2区7位 6区9位 /3組4位 ハーフ5位  

上級生になって台頭してきた大塚選手ですが、1年時に29分22秒のタイムを出して、箱根駅伝のメンバーに選ばれているのですよね。ただ、そこからレギュラー取りまでは長かったです。3年までは全日本予選も箱根予選もエントリーに選ばれていませんでした。

そんな中、3年箱根8区出走し、区間2位の力走。苦手と思っていた単独走もしっかり走ります。そこから実力が開花。関東ICハーフ5位で入賞すると、三大駅伝もエース区間で踏ん張ります。最後の箱根は4区、ここも序盤で一人交わしてからは単独走でしたが、粘って区間賞(区間新)!実業団でやっていくにも単独走が得意なのは役に立つと思います。

 大川一成④(1万m29分15秒83) 進路:プレス工業
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 3区18位 5区8位 68位/1組18位    
2年 10区8位 補欠 104位/2組9位 5千  
3年 9区9位     138位/3組12位 1万   
4年 7区13位 7区4位 エントリー      

最終的に主力の一人となる選手の中では、一番早く主要大会に出場しているのが大川選手ですね。全日本予選1組に抜擢され、トップ通過に貢献します。箱根予選、全日本本戦でもまずまずの成績を残します。スピード区間の箱根3区は苦しい走りになりますが、そのあとは安定した成績が多いですね。

全日本予選は学年が上がるごとに上位組となり、安定したい成績を残し、箱根は2年3年時は復路終盤で区間一桁で走る力をつけています。4年時はトップとほぼ同時に7区でタスキを渡すと、アンカーのエースに見える範囲で留める走りでタスキを渡したのが一番の活躍でしたかね。NY駅伝に力を注ぐプレス工業できっと活躍ができると思います。

 大野日暉④(1万m29分18秒49) 進路:愛三工業
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年 8区9位 補欠 101位    
2年 9区13位 補欠   40位/補欠 ハーフ   
3年 5区14位     96位/3組17位 ハーフ10位  
4年 9区8位     /補欠 ハーフ   

大野選手は、神大のスタミナ役…と言っていいような気がします。関東ICは3年連続ハーフにて出場、箱根駅伝も4年連続出場し、1年から8区・9区・5区・9区とスタミナが物を言う区間を担当しています。1年時の8区区間9位からぐっと評価があがったと思います。

そんな大野選手ですが、2年時に悲劇を味わいます。箱根9区、トップから18分22秒差でタスキをもらい、力走するも中継所の眼前で繰り上げスタート、僅か5秒届かず悔し涙に暮れます。そして2年後、9区で今度は18分35秒差でタスキをもらう、まさかの同じような状況。悪夢がよぎる中、懸命に力を出し切り区間8位!力がついたところをみせました。勢い在る愛三工業で力になってほしいです。

 枝村高輔④(1万m:29分30秒59) 
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年 補欠     156位    
3年       補欠/    
4年 10区7位 補欠        

長い距離で少しずつ力を見せ、2年時に箱根予選出走。1万も3年に29分30秒とレギュラーを狙える記録を出します。そこから中々伸び切れない時期が続きますが、最後の箱根でアンカーの役目を担います。シード権も厳しく、単独走の中でしたが、区間7位の力走でした。

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 秋澤啓尚④(half:63分34秒) 進路:NTT東京
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年 補欠          
3年       /補欠    
4年 8区6位          

秋澤選手は2年時あたりから記録会で名前を見ましたね。そこから中々伸び切らない時期が続きましたが、4年時の11月のハーフで63分34秒とレギュラー入りできる記録をマーク!箱根8区を任されると、復路では最高となる区間6位の走り!4年間の積み重ねで彼も結果を残しました。

 西田秀人④(1万m:29分30秒64、他)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年            
2年 補欠           
3年 補欠     203位    
4年 補欠           

4年生6人全員がエントリーできた、と箱根前話題になりましたが、残念ながら一度も出走ならなかった西田選手。1万で29分30秒と好成績を残しているのですが、3年時の箱根予選で結果を出せなかったのが痛かったかなぁ…。箱根は3年連続エントリーされるも出番はありませんでした。

 淺利宗一郎(1万m:30分17秒76)
学年 箱根 全日本 出雲 予選(箱/全) 関東IC 他主要大会
1年       /2組5位  5千  
2年       /1組8位    
3年            
4年            

 さて、この世代もう一人選手がいました。1年時に関東IC5000mに出場した淺利選手が最も早く主要大会に出場しています。更に全日本予選に2年連続出場し、いずれも一桁順位の好走を見せています。残念ながら、途中で退部していますが、まだ強くなかった神大を支えた選手です。

確か昨年は一人も実業団に進まなかった(後に東選手がコモディイイダへ)のですが、この世代は駅伝でも活躍していますね。神大の強化がようやく実った世代です。後輩たちへの指針になりますね。

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新チーム展望

【在校生1万mチームトップ10平均】
山藤篤司③28分25秒27≪18:箱1区6位、17:全1区4位、出1区2位、箱1区5位、16:予10位、箱3区12位、15:全2区14位、予120位≫
多和田涼介③29分04秒58≪15:全5区18位≫
越川堅太②29分13秒61≪18:箱3区11位、17:全5区1位、出4区7位、箱3区15位、16:予63位≫
宗 直輝②29分16秒83≪17:出5区9位≫
荻野太成②29分17秒50≪18:箱5区20位、17:全3区5位、出2区5位≫
安田共貴②29分26秒20≪18:箱6区9位、17:全6区4位≫
森 淳喜②29分41秒95
佐久間勇起③29分42秒83

安藤 駿②29分43秒55
杉優一朗③29分47秒19
在校生上位10人平均:12位29分20秒9

【その他、有力選手】
日野志朗②29分53秒79
古和田響②29分56秒75
田中尚人③29分59秒87
徳川稜汰③30分03秒20
阿比留和弘③30分05秒37
北﨑拓矢①half65分12秒≪17:都4区5位、16:高1区39位≫
成瀬隆一郎①5千14分15秒26

【新入生】
安田 響(益田清風)14分17秒13≪18:全国1区17位、17:国体5千10位≫
川口 慧(美方高)14分21秒66≪18:全国1区19位、17:高1区26位≫
呑村大樹(大阪)14分25秒04≪18:全国1区9位、17:高1区8位≫
西方大珠(浜松商業)14分25秒56≪18:全国4区5位、17:IH3障2位、16:高4区4位≫
落合葵斗(常葉菊川)14分26秒64
新入生上位5人平均:8位14分23秒2

林田 聖(西脇工)14分29秒58
髙橋祐哉(藤沢翔陵)14分36秒48≪16:高4区14位≫
淵田凌一(高知農業)14分36秒70≪18:全国1区39位≫
三俣友作(鳥栖工業)14分43秒73≪17:高2区23位≫

【今から考える大学駅伝オーダー】
全日本:越川-山藤-荻野-呑村-多和田-安田響-北崎-安田共
箱根:越川-山藤-多和田-呑村-安田共 西方-安田響-荻野-北崎-佐久間

とはいえ、4年生の穴は非常に大きい方で、まずは地道に積み上げていくことになりますかね?エースは山藤選手となりますが、2番手~5番手の台頭がほしいですね。魅力あるストライドの越川選手や、ロードが強そうな安田選手、3障が強い荻野選手、スピード型の森・宗選手ら新3年が順調に伸びてくれば、戦えるチームになってきそうです。

新4年がやや層が薄いですが、トラック1万ではチーム2番手となる多和田選手がまず期待、佐久間・徳川・阿比留選手など地道に上がってきた選手が開花なるかどうか?新2年はやや出遅れていましたが、ハーフで北崎選手が安定し始めていますね。もう一つ上の絵レベルに行けるか。

選手層としてはまだ心もとないですが、多くの選手にチャンスです。それはルーキーにも言えますね。駅伝1区で区間一桁を残している呑村選手や、持ちタイムはそれより上の安田響・川口選手はさっそく全日本予選などでレギュラーを掴むチャンスです。成長の道筋はできてきている神大、再び優勝戦線に戻ってくる日を待ちたいです。

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コメント

  1. たけぽっぽ より:

    4年生の中では1年生の時は浅利、大川選手が中心となるかと思っていましたが、まさか浅利選手が退部されていたとは・・・。管理人さんの仰る通り非常に残念ではありますが、ここでの経験をこれからの将来に繋げてもらいたいです。
    それ以上にダブル鈴木、大塚選手の成長曲線は凄まじい限りでした。鈴木祐選手はケガの回復が優先ですが、鈴木健、大塚選手は1年目からニューイヤーが楽しみです。

    新チームについては、箱根は敢えて荻野選手に2区を担当してもらいたいと考えています。5区ではブレーキになりましたが、距離さえ慣れれば残り3キロの上りも攻略できる選手かなと思います。
    山藤選手がチームで最も走力があるので本来なら2区ですが、やはり1区で限りなくトップに近い位置で2区に中継した方が駅伝の流れとしてはいいと考えています。そして越川ー呑村と繋いで、5区安田選手を最大限に活かすプランもありかなと。

    • hakonankit より:

      >たけぽっぽさん
      大後監督が「4年生全員エントリー」と仰られて、あれ?と思ったら…、事情があったとは思いますが、本当に支えていたと思います。
      それにしても鈴木選手を初め、ここの世代はサプライズの成長ですよね。各年代うまく成長できればまた戻れるはずです。

      山藤選手に負担かけないようにしたいですね。自分は全日本はともかく、箱根の1区は出来るだけ避けたいなぁと今大会の1区を見て思ってしまっています。ひとまず新3年の成長は一つ鍵になってますね。

  2. りっく より:

    神奈川大学は自分が長距離に注目し始めてからずっと低迷していて永遠の予選番長のイメージでした。ただそこを打ち破り三大駅伝の覇者にまでなったのですから恐ろしいチームでした。それだけ4年生の力は偉大だったと思い知らされます。

    新チームでは2区育成が必須にありこの一年は我慢になるかもしれませんね。山藤選手を中心になんとかシード権をというのが現実的なところで新一年生を軸に再建を進めたいですかね。あとはチームが監督に頼りきりになる場面が多くそれが原因で箱根は自爆してしまったので責任力というところも鍵になるかもしれません。特に新三年生は箱根にとらわれず自分がどのような選手になりたいのかを明確にしていくべきとは思います。

    • hakonankit より:

      >りっくさん
      とにかく、今の箱根駅伝での優勝候補のプレッシャーは相当のものということが分かっただけでも収穫かもしれません。調整が監督中心になるのではなく、自分自身でもしっかり判断できるようになっていくということが大事になるのでしょう。
      基礎的なことは本当に間違っていないと思うので、うまく自分自身を表現してほしいですよね。

  3. 袖野諒平 より:

    四年生の穴凄く大きいですね。山は5区を安田選手、6区宗選手の方が良い結果になった気がします。新チームの中心は山籐選手、越川選手、荻野選手。荻野選手は来年は4区の小田原の坂か、2区の権田坂、戸塚の坂を越えることができるようにというのが一番かと思います。