箱根駅伝2026(第102回)の16人エントリーが発表されました。
詳細まとめはこちら
以降、
1月2日(金)往路・3日(土)復路朝7時に、当日交代を含めて最終オーダー
1日最大4名、2日間で最大6名の変更が可能となっています。
このサイトでは、28日(日)までに、各大学の戦力分析と区間オーダーの予想を行っています。
留学生パワーを生かせるチームに!
✅山梨学院大学
✅日本大学
です。
本サイトで戦力分析に、独自のランキングを使用しています。
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
はっきりとした分け方はなく、
・過去の駅伝実績
・1万mなどの持ちタイム
・ここ数か月の大会の成績
などから、主が総合的に独断で判断しています。
ご了承ください。
ページコンテンツ
箱根駅伝2026【山梨学院大学】戦力分析&区間オーダー予想も!
11月以降の記録まとめ
10/26 東海大記録会
10000m
3組
傳法谷元③29分26秒44
J.ムトゥク④29分26秒74
11/15-16 日体大記録会
10000m
4組
平井 翼③29分28秒91★
5組
大杉亮太朗②28分49秒18★
田原匠真③28分52秒05★
松岡一星②29分07秒89★
高橋楓河②29分08秒75★
和田瑛登③29分12秒77
占部大和③29分28秒98
7組
宮地大哉③29分40秒18
NCG
B.キピエゴ③28分16秒98
11/16 上尾シティハーフ
傳法谷元③63分08秒
NCG5000m
J.ムトゥク④13分36秒85
11/22 八王子LD
J.ムトゥク④27分56秒56
戦力分析
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
B.キピエゴ③27分42秒76/60分16秒≪25予1位、関東IChalf1位、24予2位、関東IChalf1位、箱2区9位、23関東IChalf1位≫
…山学大のロード力が高い留学生。関東ICは1年時からハーフを走り3年連続優勝中。箱根は前々回2区
を走り67分22秒の成績、今年は高速化の予選で60分16秒の全体トップで総合力がついてきた。
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
J.ムトゥク④27分20秒79/60分30秒≪25全予4組3位、関東IC1万1位、箱2区10位、24全予4組1位、関東IC1万1位、23予3位、全予4組2位、関東IC1万1位、22予4位、日本IC5千3位≫
…山学大のトラックのスピードが高い留学生。関東ICは3年連続で1万m優勝、全日本予選4組も3年間3位以内をキープするなど、とてもレベルが高い。箱根は中々縁がなかったが、前回の箱根2区10位66分55秒の成績。
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
阿部紘也②28分53秒14/62分09秒
≪25予10位、全予2組34位、箱8区3位、24予45位≫
…将来のエース候補。前回の箱根8区で古田大先輩に迫る64分25秒を記録。春は不調だったが、秋の予選で62分09秒の10位と日本人トップに迫った。連戦は苦手の一発入魂タイプ、箱根に向けて溜めている。
4点:主要区間で区間上位でいける選手
平八重充希④28分37秒08/63分01秒≪25予40位、全予4組20位、箱1区7位、24予69位、全予2組12位、箱9区22位、23予209位≫
…山学大の日本人エースの一人。前年の3年時から一気に力をつけてきて、今年の箱根駅伝で1区区間7位、その後も全日予選4組20位など、他校のエースと真っ向勝負できている選手。秋の予選はチーム4番手ながら、自己最高位を更新した。
和田瑛登③29分06秒98/61分35秒≪25予24位、全予3組39位、箱4区20位、24予70位、全予4組37位、箱4区17位≫
…2大会前に1年時から箱根4区を走るなど期待されていた選手。前回は区間最下位だったが、直後の学生ハーフで61分35秒の好走を見せると、箱根予選は62分32秒の24位とチーム3番手の好走。ついに往路で戦える走力がついてきた。
弓削征慶④30分04秒02/64分47秒
≪25箱5区8位、24箱5区11位≫
…山学大の箱根駅伝秘密兵器。トラックの成績は目立たたないが、この高速化の中で5区山登りで区間11位・8位と山登りで突出した成績を残している。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
大杉亮太朗②28分49秒18/63分56秒≪25予118位、箱7区16位≫
…前回の箱根を、当時1年生ながら7区を出走。見た目最下位付近から走って区間16位でまとめきった。秋は初めて予選を走り切り、その後1万m28分台に繋げている。
占部大和③28分56秒53/64分00秒
≪25予117位、全予1組22位、24予231位、全予3組26位、箱10区19位、23全予2組38位≫
…2大会前1年時から箱根駅伝を走っていて、主力候補の選手。しばらく足踏みが続いていたが、今年の予選はチーム6番手117位で走り切って、チームの通過に貢献。再度箱根を走るチャンスが出てきた。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
宮地大哉③28分41秒65/64分25秒≪25予156位、全予3組5位≫
…春の全日予選で活躍。28分台決着の全日予選3組で5位28分41秒の好記録を出していた。秋は箱根予選チーム10番手だったが、復調すれば爆発力が期待できる。
田原匠真③28分52秒05/63分50秒≪25予100位≫
…記録会で着実にベストを更新し、3年目で一気に飛躍。予選をチーム5番手の100位で走り切ると、その後に1万m28分台、初出場が見えてきた。
傳法谷元③29分26秒44/63分08秒
…ほかの主力選手とは別路線で強化。10月下旬に1万m29分26秒ベストを出すと、上尾ハーフで63分08秒好走。別路線組では一人飛びぬけた結果で16人メンバーへ。
南葉聖琥③29分47秒82/65分25秒≪25関東IC3障8位≫
…関東IC3障決勝で戦えるレベルにある選手。秋は試合出場が少ないものの、箱根予選の14人のメンバーには入っていた。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
松岡一星②29分07秒89/64分19秒
≪25予149位、全予2組36位≫
…今年の全日予選・箱根予選で出走メンバーに選ばれて走っている。予選149位はチーム9番手。その後1万m29分07秒ベスト、箱根メンバー争いにも絡んでいる。
高橋楓河②29分08秒75/64分37秒≪25予209位≫
…前回の箱根駅伝16人のエントリーメンバーに選ばれてている選手。箱根予選はチーム12番手も65分以内にまとめ、その後1万mも予選好走メンバーに食いついた。
平井 翼③29分28秒91/63分38秒
≪25予170位、関東IChalf11位≫
…関東ICハーフ・箱根予選と長い距離で一定の安定感がある。冬のハーフで63分38秒のベスト記録がある。
友村 輝④29分57秒37/64分28秒≪25関東IChalf18位≫
…1万m29分台、ハーフ64分台を複数回、長めの距離で一定の安定感がある選手。
上位10名合計:30点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
101回総合18位
100回総合23位
99回総合14位
大崎監督体制2年目、少しずつですが確実にいい流れになってきていますね。2年連続3位での通過、前回の予選会は酷暑だったこともあり、スタミナ型の山学大に有利でした。でしたが、今年はそれより気象条件が良い中で同じ3位通過。高速化に対応する下地が少しずつ整っています。
留学生はスピード型のムトゥク選手と、スタミナ型のキピエゴ選手で、1万m27分台中盤レベルでの箱根2区の出場争いを、毎年繰り広げていますが、今年はキピエゴ選手が予選で60分16秒高パフォーマンスで全体トップ。これならキピエゴ選手で66分前半、いや66分切りも視野に入ってきそうな気がします。
間を固める日本人ランナーも質が上がってきていますね。前回1区好走の4年平八重選手だけでなく、箱根予選では3年和田・2年阿部選手が上回る走り。阿部選手は日本人トップにも迫りましたし、もうまもなく大エースとなっていくような存在か。
その他にも、前回箱根7区を走り1万m28分台を達成した大杉選手に、宮地・田原選手と言った3年生の新戦力選手、占部選手も少し復調傾向でしょうか。1万m29分一桁くらいまでの人数は増えてきて選手層は厚くなってきています。
さらに、もう一つ強みが合って、山登り専任の選手がいること。2年連続で弓削選手が走っていて区間中位でこの高速化の時代でまとめていること。いずれも後方からの追い上げで力は確実。主将としてチームも束ねながら、最後の最後で競技としてもう一つ引っ張るしょう。予想オーダーです。
区間オーダー予想
今回往路思いっきり勝負をかけていくことができそうです。
1区(21.3km)平八重充希④28分37秒08
2区(23.1km)B.キピエゴ③27分42秒76
3区(21.4km)和田瑛登③29分06秒98
4区(20.9km)阿部紘也②28分53秒14
5区(20.8km)弓削征慶④30分04秒02
6区(20.8km)南葉聖琥③29分47秒82
7区(21.3km)田原匠真③28分52秒05
8区(21.4km)松岡一星②29分07秒89
9区(23.1km)大杉亮太朗②28分49秒18
10区(23.0km)傳法谷元③29分26秒44
1区平八重選手…1区は変更する必要がないと思います。箱根予選こそチーム4番手でしたが、各大会なんていして走れているのですよね。全日予選4組でも好走していますから、相手也に力を出すことができるような感じがします。今回もキピエゴ選手で前に出れる位置で。
2区キピエゴ選手…今回は留学生は基本的にキピエゴ選手一本で勝負していくのかなと感じる雰囲気ですね。タフな時にこそのイメージでしたが、今年の箱根予選は60分16秒好タイムでトップ。他校の留学生にも勝って、強豪校の中に割って入るくらいあっても。
3区和田選手…今年の箱根予選はびっくりしましたね。確かに日本学生ハーフで61分台はありましたが、日本人でもかなり上位に入る活躍でした。その時の調子にもう一度上げていけば、3区でも戦えます。耐えるとかではなく、しっかり流れに乗っていければ。
4区阿部選手…頼もしいエースが出てきましたね。1年時の箱根8区の走りから相当力があると見ていましたが、箱根予選で一気に素質開花してきました。流れで3区にしたいところですが、勝負をかけるなら、上り基調のコースの方が力出せるとのことで4区がいいと思います。
5区弓削選手…うまくいけばシード権争いにのあった中で彼にタスキが渡ることがあるでしょうか。高速化で、走力が高い中で適性がある選手…になりつつある中、区間一桁でこなせる職人が山学大にはいるんですね。高校の恩師からは、適性は青学若林級との評。主将として臨む3度目の山登り、70分台は目標だそうです。
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— Number編集部 (@numberweb) December 16, 2025
6区南葉選手…山学大は復路の調整が毎年弱いのでここからがどうか。その中で、6区山下りは59分台が見える選手が配置できそうとのこと。希望しているのは南葉・友村選手あたりでしょうか。3障の脚力がある南葉選手で予想します。いずれによせ、好スタートを切れれば。
7区田原選手…復路も高速化してきていますが、山学大も乗れるスピードは付けつつあります。3年目になり飛躍してきた田原選手。箱根予選でも、その後の日体大記録会でも好走しています。1万m28分台のスピードでしっかりと勝負したい。
8区松岡選手…2年生の世代がじわじわあがってきていますね。全日予選・箱根予選ともに出走し、ある程度一定の安定感がある松岡選手が8区適任とみて予想します。少しずつ力をつけているので、凌いでいければ。
9区大杉選手…往路で主力を使い切ってるオーダー予想なので、少し考えました。その中で、前回復路7区で単独走ができていた大杉選手が、復路のエース区間9区の候補になってくるかなと思います。ここ最近は、9区が本当に苦手で繰り上げスタートもありましたが、今回はそんなことないはずです。
10区傳法谷選手…最後シード権争いに残っているなら、ちょっと面白そうな傳法谷選手。長い距離中心の育成で、ここにきて伸びてきた選手なんですよね。上尾ハーフで63分少しと一緒に走った他メンバーは大きく突き放した成績。1㎞3分ペースでアンカー行けるように思います。
まとめ
・山登り職人で平地はさらに強化できる
・復路の選手層が間に合うかどうか
2年連続3位通過、それぞれ異なる気象条件なので、山学大がじわじわ力をつけてきていますよね。留学生キピエゴ選手は強いですが、その周りを固めるだろう日本人が強くなってきています。
平八重選手と阿部選手は間違いなく往路を担える力はありますし、あとは予選好走しているメンバーで和田選手らが担えるかどうか。そうすると、弓削選手の5区山登りで今までよりはるかにいい位置で往路を終えることができます。
復路は山学大苦手としているところですが、大崎監督は昨年は不安があるけど練習を頑張っている選手を起用せざるを得なかったところ、今年はそうではないという雰囲気になってきたそうで。大杉選手らぐっと伸びてきた選手らで、シード権争いを最後まで繰り広げることができるかもしれません。
先日12/12に箱根駅伝壮行会を行いました!
壮行会にはハローキティにも
駆けつけてくださりました!シード権獲得に向けて残り少ない期間
頑張っていきます。箱根路でハローキティ旋風を巻き起こします💪
当日はご声援のほどよろしくお願いいたします‼️#サンリオ pic.twitter.com/xKIf0b835j
— 山梨学院大学 陸上競技部〔長距離〕 (@GALAXIES_ath_ld) December 18, 2025
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箱根駅伝2026【日本大学】戦力分析&区間オーダー予想も!
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— Number編集部 (@numberweb) December 18, 2025
まとめ
11/16 上尾シティハーフ
高田眞朋③61分58秒
冨田悠晟④62分18秒
石川悠斗②62分43秒
山口月暉④63分02秒
滝澤愛弥④63分04秒
岸端悠友①63分20秒
後藤玄樹①63分21秒
11/29 日体大記録会
9組
後藤玄樹①28分56秒69
石川悠斗②28分59秒47
岸端悠友①29分21秒47
10組
片桐禅太③28分47秒71
11組
橋本櫂知②28分35秒32
小路翔琉④29分09秒39
奥村櫂陸①29分52秒99
犬塚唯惺①31分12秒59
12組
山口彰太③28分40秒07
山口月暉④28分41秒36
冨田悠晟④28分42秒51
滝澤愛弥④28分43秒12
長澤辰朗②28分43秒42
山口聡太③28分46秒60
天野啓太③29分15秒85
菅原広希④29分36秒73
13組
高田眞朋③28分42秒06
戦力分析
7点:エース区間、山で貯金が望める選手
J.キプケメイ③27分20秒05/59分49秒≪25全7区2位、予2位、全予4組2位、箱2区14位、予1位、全予4組2位、関東IC5千2位、箱2区10位、23予1位、全予4組29位≫
…史上最強留学生の一角。箱根予選会は1年から、1位·1位·2位と様々な展開で安定していて、便りになる大エース。箱根2区は、今一つも、1度目は冬の寒さ、2度目はチーム内で流行った熱発の影響。今年は全日本駅伝7区で後方追い上げ区間2位の後は、試合に出ずに調整中。
6点:エース区間、山で区間上位をとれる選手
5点:エース区間で区間中位以上いける選手
4点:主要区間で区間上位でいける選手
鈴木孔士④28分45秒60/62分52秒≪25全8区9位、予73位、全予2組16位、箱5区15位、24予182位、全予2組20位、箱8区14位、23予99位≫
…ロード、さらにいえば上り坂が得意な選手で、過去2度の箱根は8区と5区で起用されている選手。今年は予選73位、全日本駅伝8区では区間9位とシード権を追いかける走りをして、一段と走力アップしている。
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
高田眞朋③28分37秒99/61分58秒≪25予354位、全予3組10位、関東IC1万8位、24予110位、全予3組10位、関東IC5千≫
…全日予選3組で2年連続好走するなど、日大の中ではスピード面で切り札になる選手。箱根予選は失敗レースになってしまったが、上尾ハーフで61分58秒の好記録を出して往路のめどが立ってきた。箱根駅伝は走れば初になる。
山口彰太③28分40秒07/62分04秒≪25全1区11位、予53位、箱10区15位≫
…前回チームが最下位に沈む中、アンカーで区間15位で走るなど、長い距離で一定の収穫があった選手。箱根予選もチーム2番手の53位63分15秒で走り切ると、全日本2区では区間11位と他校のエース格とある程度戦えるめどが立ってきた。
中澤星音④29分38秒33/63分06秒
≪25全4区13位、予42位、全予2組17位、24全予1組30位、箱9区19位、23予204位、22全7区18位、予126位≫
…日大のロード―エース。1年時から全日本7区を任されると、2年時は箱根復路のエース区間9区で繰り上げ回避に成功。前回は不出場だったが、4年目さらに成長。箱根予選ではチーム2番手の63分06秒で走り切った。トラックの1万mでは測れない強さがある。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
冨田悠晟④28分39秒39/62分18秒
≪25予147位、全予4組22位、箱3区20位、予58位、全予3組28位、関東IC1万22位、23予124位≫
…前回日本人エース格の選手として3区を走ったものの区間最下位。レース後発熱が判明した。全日予選4組で戦うなど力は間違いなくある。箱根予選はうまくいかなかったが、上尾ハーフで62分18秒。今年こそ箱根で戦いたい。
山口聡太③28分46秒60/62分35秒
≪25全2区12位、予96位、全予1組7位、24予241位、全予1組20位、関東IC1500m、23関東IC1500m≫
…山口彰選手と双子の弟。前年は箱根予選を走ったものの惜しくも兄弟リレーならず。でしたが、今年は箱根予選でチーム7番手96位で走り切ると、全日本1区2区でリレー。本人も区間12位と奮闘し、箱根のめども立ちつつある。
天野啓太③28分47秒19/62分41秒≪25全3区15位、予61位、全予3組25位≫
…昨年28分47秒19をベストを出し、箱根出走に迫った選手。今年は全日予選3組に抜擢されると、箱根予選はチーム4番手61位好走、全日本本戦も3区に選ばれた。
大仲竜平④28分49秒84/62分55秒
≪25全6区11位、予79位、箱4区17位、予34位、全予2組25位、関東IChalf19位、箱10区17位、23予153位、全予3組27位、関東IChalf20位、22全5区18位、予176位≫
…前回の予選で34位、タフなコンディションで強い走りをする選手。2大会前は箱根10区を走り、前回は熱発者の影響で4区スクランブル発進だった。今年も長い距離は堅実に推移していて、箱根駅伝には欠かせない存在。
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
橋本櫂知②28分35秒32/64分05秒≪25予124位≫
…今年の成長株の選手。前年の箱根は16人のメンバーに入れてなかったが、今年は箱根予選の出走メンバーに入るとチーム9番手の124位64分05秒で走り切ると、直近日体大記録会で1万m28分35秒とベストを55秒更新!記録上ではあるものの、チーム2番手の記録。箱根のホープ候補へ。
山口月暉④28分41秒36/63分02秒
≪25箱6区19位、24予480位、関東IC3障5位、箱6区19位、23全予2組21位、関東IC3障7位、22予438位、日本IC3障6位≫
…関東IC3障決勝で入賞する脚力を保ちながら、箱根6区でも走れる選手。今年は予選を走らなかったが、上尾ハーフ63分02秒・日体大1万m28分41秒の自己ベスト。総合力に上積みがある。
滝澤愛弥④28分43秒12/63分04秒≪25全予1組12位≫
…苦労人4年目でついに飛躍した選手。今年の全日予選1組で通過に貢献すると、秋は上尾ハーフで63分04秒、日体大記録会で1万28分43秒の大幅ベストを達成。秋シーズンはレギュラー外も、箱根駅伝を走るチャンスが出てきた。
長澤辰朗②28分43秒42/63分46秒≪25全6区14位、予97位、24予183位≫
…前年当時1年生ながら箱根予選を走り、1万m28分台を出していた選手。今年は走力が上がり予選97位のチーム8番手で通過に貢献。全日本駅伝6区にも出場している。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
片桐禅太③28分47秒71/64分13秒≪25予138位≫
…箱根予選チーム10番手で64分13秒の成績で、チームの通過に貢献。11月末の1万mで28分47秒ベストで走り、予選上位者と差のないレースをした。
後藤玄樹①28分56秒69/63分21秒≪25全国4区16位、24高校4区6位≫
…1年生で駅伝メンバーに割って入ってきた選手。高校駅伝主要区間の4区で区間6位の好成績がある選手、11月前に1万m28分台も達成した。
石川悠斗②28分59秒47/62分43秒
…秋の成長株の一人、上尾ハーフでは非箱根予選組でトップとなる62分43秒の好記録をマーク、その後1万mで28分台も達成した伸び盛り。
上位10名合計:29点
(参考:30点前後シード権争い、40点以上優勝争い)
【過去3年間成績】
101回総合20位
100回総合15位
99回不出場
日大が面白くなってきていますね。一時は箱根駅伝本戦のボーダーからかなり遠ざかった時もあったところ、新監督になってから、一気にベクトルが上向いています。前回の箱根は体調不良者が蔓延し最下位でしたが、そこからは上がりっぱなし。全日予選・箱根予選ともに通過し、記録会でもベストが続出しています。
大エースのキプケメイ選手は、過去2度の箱根駅伝の経験を経て、最後の上り坂の攻略に向けて走り込みへ。箱根予選で圧倒的な力を見せる走りを、今年こそ絞り出していけるか。日本人は突出した選手は不在ですが、2番手から10番手まで28分台半ば~後半の走力でほとんど差がない。いかに適材適所で配置できるかか。
ポイントになるは4年鈴木選手。大学に入ってからずっと上り坂を意識してトレーニングしてきたそうですね。前回は念願の5区山登りも、あっという間に終わっての区間15位となってしまいました。ですが、今年は全日本駅伝8区9位で走るなど、平地の走力はアップ。上積みはありそうだ。
往路を走れそうな選手も少しずつ揃ってきた。箱根予選5位通過の時は失敗していた4年冨田・3年髙田選手が、上尾ハーフで髙田選手が61分58秒と冨田選手が62分18秒。涼しくなってぐっと良くなった。これに全日本駅伝1区2区で兄弟リレーをしながらある程度他校と戦えていた山口彰・山口聡選手も頼もしくなりつつある。
あとはロード型の選手では、箱根9区経験のある4年中澤選手に、長丁場で安定している4年大仲選手は確実に計算できる選手。中澤選手は予選チーム2番手で持ちタイムでは計れない強さがある。その持ちタイムでは全日本3区天野選手もいいし、予選ではそこそこだった橋本選手が28分35秒でチーム2番手へ。さらに山下りイメージの山口選手もタイムを出してきました。
初出場を狙う選手も、4年目に飛躍した滝沢選手に、予選チーム10番手からも1万m28分台の3年片桐選手に、長い距離は得意な2年長澤選手、さらに1年生も1万m28分台を記録し入ってきたり…。ワクワク感が自然と上がってきますね。オーダーを考えてみましょう。
「どこよりも距離を踏んできた」目標の『古櫻復活』に向け、過去最高の自信とともに箱根駅伝に挑む日本大学の4年生たちの気概[PR] #箱根駅伝 #駅伝 #日本大学 https://t.co/NFBQbrbp48
— Number編集部 (@numberweb) December 16, 2025
区間オーダー予想
留学生以外は横一線なので、少し捻った部分もあります。
1区(21.3km)山口彰太③28分40秒07
2区(23.1km)J.キプケメイ③27分20秒05
3区(21.4km)高田眞朋③28分37秒99
4区(20.9km)中澤星音④29分38秒33
5区(20.8km)鈴木孔士④28分45秒60
6区(20.8km)後藤玄樹①28分56秒69
7区(21.3km)山口月暉④28分41秒36
8区(21.4km)大仲竜平④28分49秒84
9区(23.1km)冨田悠晟④28分39秒39
10区(23.0km)山口聡太③28分46秒60
1区山口彰選手…全日本駅伝で1区を務めた山口彰選手を、箱根駅伝でも1区に抜擢。前回は裏の10区を走って、走った位置や当時の実力からすると出し切れていると思います。今年になって1万m28分40秒を記録したり、一気に走力が伸びてきているので、対応できるかなと思います。
2区キプケメイ選手…キプケメイ選手3度目の正直なるかですね。1年目は区間10位、2年目は体調不良明けで区間14位となってしまって、中々箱根駅伝でハマっていませんが、今年はじっくり脚を作って、チームの雰囲気もいいと思います。ついに、駅伝で流れを作る走りをしてくれるのではと思います。
3区髙田選手…髙田選手が万全で箱根駅伝に望めれば面白い。全日本予選3組で戦い切るなど、日大の中では群を抜いてスピードがついているランナーです。ハーフ61分台を出せるくらい走力アップしてきたのですから、自信を持って臨めるかなと思います。
4区中澤選手…ロードで頼りになる選手ですね。故障や肺気胸などがありつつも、練習が継続ができればやはり強い。箱根予選チーム日本人1番手となったのは驚きました。62分台も走破しましたね。8区9区が適任…とは思いつつも、全日本4区は後方から追走できていたので、タフな4区の攻略は彼もいいのではと考えます。
5区鈴木選手…最終学年の上積みが楽しみな選手。長い距離は復活した第100解体の予選からしっかり走れてしました。最終学年になって、箱根予選・全日本8区とも安定して走れていました。前回の5区は73分03秒と後方追い上げを考えるとまずまず。一気に72分きりまでいけるといいところに日大がいるかもしれません。
6区後藤選手…2年連続山口月選手を平地で予想して、1年生後藤選手を抜擢。山口月選手も下れると思うけど、平地の走力も上がってきています。そして、後藤選手自身は下り基調の高校駅伝4区を区間一桁で走っています。今後のエースになっていくかもしれない選手に託してみたい。
7区山口月選手…上尾ハーフで63分少し、さらに1万m28分40秒台まで達成した山口月選手を思い切って平地区間に抜擢。少し下り基調なので過去の経験も活きるし、最終学年で伸びてきた部分も活きるのではと思います。ここでシード権争いに残っていると面白い。
8区大仲選手…ロード巧者の選手が残っています。前回スクランブル発進ながら4区出走の大仲選手が、本来走る予定だった8区に置けるほどオーダーに余裕が出てきています。後半の遊行寺坂の攻略をして、大学駅伝で初めての区間一桁を狙っていけると思います。
9区冨田選手…往路で走れる実力者4年冨田選手を、復路エース区間9区に予想します。9区も長丁場ですが、最近はスピードのある総合力がある選手の好走も目立ってきて、全日予選4組で戦えている冨田選手もまさにそのタイプだと思います。シード権を決めるくらいでいければ。
10区山口聡選手…最後は、山口兄弟の弟さん。全日本2区でもある程度他校のエースに食らいつけていたので、復路10区は区間一桁の可能性は十分射程圏内とみます。関東IC1500mで戦っているスピードもありますので、ラストもつれたときにはいい武器があると思います。
これに、4年滝澤選手や3年天野選手を入れたかったけどどうだろうか…。このオーダーだと6区7区の争いが際どいかなと思うので、適性があるならその区間に入れてくるのかなと思います。
まとめ
・往路を終えてシード権内で1分以内
・残っていれば、総合力は高い
逞しいチームになってきましたね。キプケメイ選手は飛びぬけて強いし、個人としてリベンジしてくると思います。そのうえで、上位の流れにさえこれば食らいつけそうな選手は出てきています。
強いて言えば、往路を走るべき選手がもう少しずつですが、大崩れしなさそうな選手も出てきています。髙田・冨田選手らスピードがある選手に山口兄弟も往路候補になってきます。ロード巧者の鈴木・中澤・大仲選手あたりも年々走力がついていきています。
往路を終えてシード権から離され過ぎていなければ、十分に復路でのシード権内の突入がありえてもいいチームになってきています。それだけ10区までレベルの高い選手で埋めることができそうで、楽しみです。
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コメント
この2校は2区で66分台が望める絶対的エースの留学生がいて
近年振るわないもののトラック・ロードの持ちタイム通りに力を出せたらシードも狙える
5区は経験者が大崩れしない範囲で走りそうで
6区がやや不安だが復路も大きく選手層は落ちないオーダーが組めそう
と共通点が多いですね。
山梨学院往路強そうですねー、。
復路に占部選手入れるならぜひ見てみたいです!