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【大学駅伝2024-2025】中央大学~振り返りと次年度へ向けて

箱根駅伝を中心に、
大学駅伝2024-2025振り返りと来年への展望を行います。

次は
中央大学です

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【大学駅伝2024-2025】中央大学~振り返りと次年度へ向けて

三大駅伝の成績を並べます。

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箱根駅伝予選会2024

6位中央大学10時間56分03秒

個人順位 名前学年 走破タイム
17位 白川陽大③ 63分58秒
24位 岡田開成① 64分28秒
36位 阿部陽樹④ 64分58秒
40位 原田望睦① 65分01秒
47位 佐藤大介① 65分09秒
103位 鈴木耕太郎② 65分55秒
126位 並川颯太① 66分12秒
133位 山平怜生④ 66分22秒
139位 吉中祐太③ 66分26秒
218位 伊東夢翔③ 67分34秒
259位 佐野拓実④ 68分24秒
324位 七枝 直① 69分50秒

全日本大学駅伝2024

12位中央大学5時間19分49秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップとの差
1区9.5㎞ 20位 溜池一太③ 28分31秒 19位 13秒差
2区11.1㎞ 6位 岡田開成① 31分53秒 7位 59秒差
3区11.9㎞ 6位 本間 颯② 34分31秒 6位 1分12秒差
4区11.8㎞ 13位 浦田優斗④ 35分03秒 8位 3分12秒差
5区12.4㎞ 9位 東海林宏一④ 37分10秒 8位 4分01秒差
6区12.8㎞ 7位 佐藤大介① 38分11秒 8位 4分48秒差
7区17.6㎞ 14位 吉居駿恭③ 53分22秒 11位 8分03秒差
8区19.7㎞ 18位 阿部陽樹④ 61分08秒 12位 9分53秒差

箱根駅伝2025

5位中央大学10時間52分49秒

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップ差
1区(21.3㎞) 1位 吉居駿恭③ 61分07秒 1位 ー1分32秒差
2区(23.1㎞) 9位 溜池一太③ 66分39秒 1位 -40秒差
3区(21.4㎞) 1位 本間 颯② 60分16秒 1位 -1分34秒差
4区(20.9㎞) 9位 白川陽大③ 62分03秒 1位 -45秒差
5区(20.8㎞) 6位 園木大斗④ 71分43秒 2位 1分47秒差
6区(20.8㎞) 6位 浦田優斗④ 58分49秒 2位 3分49秒差
7区(21.3㎞) 7位 岡田開成① 63分07秒 3位 3分46秒差
8区(21.4㎞) 20位 佐藤大介① 69分51秒 6位 9分23秒差
9区(23.1㎞) 8位 吉中祐太③ 69分46秒 6位 10分29秒差
10区(23.0㎞) 4位 藤田大智② 69分28秒 5位 11分30秒差

 前回の箱根駅伝では、直前で体調不良者が続出して、シード権落ち。その後、チームとしての流れが必ずしもよくなかった中央大。箱根予選は、出走しないと明言していた吉居選手以外にも故障者が続出し6位通過。ある程度メンバーが戻ってきた全日本駅伝でもまさかのシード権落ち。その後藤原監督が喝を入れて、一気に上向きへ。MARCH対抗戦で好記録続出して迎えました。

 1区から1万m27分台のランナーを並べ、一気に流れを掴みました。吉居選手が最初から前目に行くと誰もついていきませんでした。強豪校のチームも結果として、マークしていない指示があったのもあるでしょう。単独走の中、終盤も踏ん張って61分07秒と、兄貴の区間記録にも迫るタイム。2位以下も1分32秒の貯金を得ました。スピードランナーが多い中大がこれで波に乗ります。

 2区溜池選手は、監督が一番信頼しているという選手。夏合宿で故障したため、100%ではなかったそうですが、それでも区間9位ながら66分39秒の好タイムで走り切りトップをキープ。後方の追い上げを最小限にとどめると、覚醒傾向があった3区本間選手がやってくれました。後方が追い上げようとする中、それをはるかに上回るスピードで疾走!60分16秒と日本人記録にも迫るタイムで断トツの区間賞、後続との差を広げました。

 4区箱根予選でチームトップの3年白川選手がトップをキープ。とはいえ、さすがに青学大が追い上げてきていました。5区山登りは、5年生にして初めての箱根路となった園木選手。往路優勝を目指して突っ込んで入りましたが、さすがに区間記録ペースの相手にはかなわず2番手に後退。それでも、この半年上りに特化した練習が功を奏して区間6位。往路2位でゴールテープを切ります。

 このまま総合3位以内を保ちたかった中央大。ですが、ここから少し歯車が狂います。57分台を狙っていた6区浦田選手が、腹痛もあり59分切るくらいにとどまると、7区岡田8区佐藤選手のルーキー区間で6位まで後退します。練習は上級生顔負けだったそうですが、良くも悪くも上級生扱いとなってしまったとか。今後の箱根駅伝総合優勝に向けて、もう一つ課題が見つかったと思う所かな?

 9区吉中選手が、何とか悪い流れを止めると、アンカーは3人の中で最後まで攻めていける選手ということで、選んだ2年藤田選手が、区間4位の好走。一つ順位を上げて、総合5位でフィニッシュ。少し優勝がちらついた場面もありましたが、予選会からのスタートと考えると、ホッとする結果です。

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来年度の戦力分析

≪箱根出走ランナー≫
1区3位吉居駿恭③27分44秒48
2区9位溜池一太③27分52秒38
3区1位本間 颯②27分46秒60
4区9位白川陽大③28分45秒07
7区7位岡田開成①28分08秒51
8区20位佐藤大介①28分32秒14
9区8位吉中祐太③28分34秒93
10区4位藤田大智②28分29秒98
≪補欠≫
並川颯太①28分32秒15
田原琥太郎①28分33秒54
鈴木耕太郎②28分39秒24
原田望睦①29分18秒45
≪その他≫
伊東夢翔③28分38秒62
柴田大地②28分47秒69
佐藤 蓮②28分53秒90
佐藤宏亮③29分11秒08
田中伶央①29分12秒10
小田切幹太②29分14秒38
七枝 直①29分14秒56
≪新入生≫
濱口大和13分31秒62
三宅悠斗13分54秒68
辻  誉13分57秒72
石川蒼大14分04秒98
長谷川大翔14分08秒75
生江倫太郎14分08秒82
安東海音14分13秒49

 次年度、総合優勝争いの一角なのは確かです。吉居&溜池選手のコンビがついに4年生になります。彼らが入学した年から優勝のチャンスはちらついていました。今年度こそ大学駅伝優勝を達成したいですね。勿論彼らが最終的にチームを率いるわけですが、他にスピードをつけてきたランナーは多くいます。

 4区と9区と主要区間に入った白川・吉中選手が、もう一つ伸びてくると、一気にチームとして穴がなくなってきます。2年生は本間選手が柱の一人に成長して、同じ3区で荒稼ぎできる算段が立ちましたし、藤田選手が大きく伸びてきています。箱根はまだですが、鈴木・柴田選手あたりもそれ以上に走る力はあるでしょう。

 そして、今回は悔しい思いをした1年生。岡田・佐藤選手は、本当に走力上は上級生主力選手と申し分ないので、2年時の駅伝はもっと躍動するでしょう。並川・田原選手らも持ちタイムはほとんど変わらず、繋ぎ区間で区間賞争いの能力は十分です。新入生も濱口選手ら、今年も即戦力レベルの選手が来ます。吉居兄弟の入学、ぐっと高校生の人気が上がっていると思います。

 出雲・全日本は十分に優勝のチャンスあり。箱根駅伝は、平地8区間のスピードは1位2位を争うレベルにあると思われます。5区と6区の山区間がどちらも卒業するのをどうするか。5区は既に目処が立っているそうですが、6区山下りのレベルが一段と上がっていることで、1年間かけて考えていく区間になりそうです。とはいえ、3障のスピードがある選手もいたりしますが・・・(素人考え)。今度こそ、決める年にしたいですね。