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【往路を終えて】箱根駅伝2025(第101回)優勝・シード権争いの行方は!?

箱根駅伝2025(第101回)往路が終わりました。

終わってみれば青学大のエースが強いこと!

1区で中央大が飛び出しましたが、2区で黒田選手が、東国エティーリ選手や創価吉田選手に屈したものの、区間新記録の区間3位で追い上げるモードに。4区太田選手で2位に浮上すると、

 これで競技引退という4年若林選手が3度目の山登りで、旧区間記録を1秒上回るタイムでの区間新記録!中大も捉えて、逆転での往路2連覇を飾りました。

復路の展望、優勝上位争い・シード権争いを中心にして記事をまとめたいと思います。

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箱根駅伝2025(第101回)~復路の展望

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優勝・表彰台争い~色々抗い甲斐はあるかも!?

1位青学大
2位中央大+1分47秒差
3位早大+2分29秒差
4位駒大+3分16秒差
5位創価大+3分37秒差
6位國學院+5分25秒差

青山学院大
6区野村④7区白石④8区塩出③9区平松②10区佐藤①
補欠:田中④佐藤③安島①小河原①
⇒10区田中④?

 やっぱり強かったなという。1区宇田川選手が何とか2位と僅差で凌ぐと、2区黒田選手が後半の強さが増して区間3位ながら区間新相当の走り、3区鶴川選手が繋ぐと、4区太田選手が貫禄の区間賞で2位浮上。中大を射程圏内に入れると、5区若林選手が宮ノ下過ぎに首位に立つと、そのまま区間新記録樹立!見事なまくりで往路優勝を達成しました。

 復路は、野村選手でさらに2分以上まで差を広げれば、8区塩出選手でダメを押せそうなので、終盤はピクニックランになっていくのかな?「あいたいね大作戦」は主将田中選手アンカーと解釈しています。

 強いて言えば、スピードランナーと言える選手は6区でひとまずは終了。逆転はさすがに厳しいにせよ、2位から6位のチームの中で、一波乱起こして、食い下がれそうなスピードチームを探していきたい。

中央大
6区浦田④7区山平④8区佐藤①9区吉中③10区並川①
補欠:阿部④鈴木②藤田②岡田①田原①
⇒7区岡田①8区阿部④10区藤田②?

 1区吉居恭選手の突撃からお見事。2区溜池選手が繋いで、3区本間選手が歴代4位の好タイムで区間賞を獲得。5区園木選手も、序盤突っ込んでリズムを作って、青学には抜かれたものの、後続の追撃は良く凌いだ格好になった。

 打倒青学ができるとすれば、やっぱり中央大。スピードに長けている選手多い。そして明日は、気温が低くて曇っている条件。伸び伸びと走っていれば、思わぬ記録が出るかもしれません。勿論、青学大は6区が強いので、浦田選手がどれくらいのタイム差で下って降りれるか、ポイントになりそう。

早稲田大
6区山崎②7区藤本③8区伊福④9区石塚④10区菅野④
補欠:伊藤④草野④和田④宮岡③吉倉①
⇒6区草野④7区伊藤8区宮岡③?

 凄いね。2区山口選手少し飛ばし過ぎながら67分フラットで堪えて、3区1年生山口選手がまさかの61分前半、5区山の名探偵宣言の2年工藤選手が、宣言通り区間2位!なんと、4年生主力の伊藤・石塚選手が走っていなくて往路3位。

 花田監督は、6区だけはやや口重めだったものの、7区以降の準備はできているとのこと。伊藤選手が走れるなら、石塚選手とともに、最善の走りをしてくれれば。表彰台の争い激しいけれど、粘れるはず。

駒澤大
6区伊藤③7区森重③8区安原②9区新谷②10区吉本④
補欠:佐藤③小山②白井②村上②
⇒7区佐藤③8区村上②9区小山②

 駒大はもう少しでしたかね。2区篠原選手が66分前半、3区4区を敢えてルーキーにして、5区山川選手に託した形でしたが、痙攣もあり重たい走りになりました。

 復路は、6区7区で勝負をかけるという話なので、おそらく6区伊藤選手の再登板と佐藤選手は7区なのでしょう。ここでどれだけタイム差を詰めていけるかになっていくか。8区に入るまでに1分半以内に詰められるか。

創価大
6区川上②7区織橋②8区石丸①9区吉田④10区黒木③
補欠:石丸③小池②齋藤①
⇒7区小池②8区石丸③

 2区吉田・3区ムチーニ選手の変更、小暮選手が4年間箱根走れずも、同学年吉田響選手が炎の走り、日本人最高タイムを更新する区間2位で走って、3区ムチーニ選手で一旦総合2位へ。5区まで耐えきって往路5位でゴールしました。

 6区川上選手が非常には良いので、しっかり駒大を視界にとらえて、できれば早大辺りはとらえて復路平地に入っていきたい。7区以降せめぎ合う形になれば。

國學院大
6区嘉数③7区鶴④8区佐藤④9区飯國①10区吉田②
補欠:中川④上原③辻原②尾熊①
⇒9区上原③

 3冠を目指した國學院大。勝負はまだ決したわけではありませんが、4か月間調子をキープする難しさを目の当たりにする場面も。6区予定の後村選手が怪我してから、区間配置が玉突きとなったそうですが、それでももう一つ動かせない感じでした。

 とはいえ6区嘉数選手は自信があると思いますし、むしろ出雲・全日本走らず、箱根一本の選手は調子がいいかもしれません。過去最以降の3位はまだまだ狙うチャンスがあります。

シード権争い~復活か!維持か!逆転は…

7位城西大-2分05秒差
8位立教大-36秒差
9位東洋大-10秒差
10位日体大
11位東国大+31秒
12位中学大+34秒差
13位順大+37秒差
14位帝京大+1分25秒差

城西大
6区小林①7区三宅①8区小田②9区鈴木③10区中島②
補欠:岩田③小早川③桜井③山中③
⇒9区桜井③10区山中③?

 往路はもう少しずつだった印象か。5区齋藤選手も、12月に発熱があって万全ではなかったか。とはいえ、貯金はできている。苦手な6区をある程度のあタイムで滑り出せれば、粘り込みはできる。桜井選手らが終盤に入るかどうか。

立教大
6区中田④7区山下①8区山口④9区安藤④10区中西④
補欠:小倉③國安③永井③木島②原田②鈴木①
⇒6区原田②7区國安③10区小倉③?

 往路8位大躍進の立教大。2区馬場選手の果敢な攻め、直前まで怪我していたとは思えない5区山登り山本選手の頑張りと、4年生の執念。高林監督は、復路も安藤選手ら4年生の頑張りが大事という事。國安選手も起用できるならなお心強いが、往路の奮闘を見ると行ける感じも…?

東洋大
6区西村③7区濱中②8区永吉④9区吉田④10区薄根②
補欠:網本③内堀①

 往路4枚替えは変だなと思っていたら、区間エントリー後に2区梅崎選手がアキレス腱の痛みでいけなくなったそうで…2区終了地点で19位に落ちて、今年はついに…と思いきや、3区迎4区岸本選手の怒涛の追い上げ、山登りもいけました。

 復路は余力がない戦いになりますが、6区山下り西村・9区吉田選手と昨年の好走者に、毎年4年生の激走枠になる8区永吉選手にシード権を託す形ですね。

日本体育大
6区石川④7区吉田②8区佐藤①9区山口④10区二村③
補欠:植松④住原④山下④分須④瀬戸②
⇒7区住原④8区分須④

 粘り込みましたね。2区で落ちかけましたが、3区富永選手が悪い流れを止めると、4区5区と粘り強く戦い往路10位。やはり明らかに昨年とチームが違った。4年生6区石川選手の滑り出し、そして8区に再び分須選手が入れれば、一気に浮上できるはずです。

東京国際大
6区中山③7区政①8区古賀①9区川内③10区山本④
補欠:富永④益田④大村③菅野③小柴①
⇒6区小柴①7区菅野③8区大村③

 2区エティリー選手が区間新記録!周りの気迫には少し戸惑っていたようにも見えましたが、やはり早かった。とはいえ、チームとしては、もう少し粘りたかった往路11位。とはいえ、中村監督代行は6区で10位に入りたいとのこと。大村川内選手ら長い距離が得意な選手もいますので、6区終了時に残っていれば分からない。

中央学院大
6区小松③7区坂本③8区林②9区長部①10区長友①
補欠:工藤④黒谷③近田③三角③
⇒9区近田③10区黒谷③

 1区堀田選手、そして2区吉田選手の4年生リレーがついに実現し、往路序盤の流れに乗ることに成功。その後、少しずつ順位を下げながらも、5区柴田選手ら食い下がることはできています。近田選手という強力なスタミナ自慢の選手がいますので、そこまで食い下がれていれば、シード権が見えてきます。

順天堂大
6区林②7区金原③8区永原①9区石岡③10区大倉③
補欠:荒巻②小林②古川②吉岡②谷本①
⇒8区古川②9区吉岡②10区小林②

 凄い駅伝になりましたね。2区玉目5区川原選手の1年生は少し力負けも、4年生が頑張りました。4区堀越選手は交代要員と思っていたので、ここでの快走は本当に驚きました。復路は、吉岡選手ら2年生が補欠に残っていますので、スピードと勢いで、一気にまた追い上げたいですね。

帝京大
6区藤本③7区福田④8区髙島④9区小林④10区小林①
補欠:林④山口③鎗田③浅川②廣田②
⇒8区廣田②10区浅川②

 全日本駅伝シード権獲得の帝京大でも、今回の高速化駅伝は中々難しい面があったか。2区山中選手好走も、少しずつ他チームに飲まれていってしまいました。それでも、一斉スタートまでは差が広がりませんでした。7区福田9区小林選手の4年生で諦めない戦いとなります。

一斉スタート~巻き返し!繰り上げ回避は!?

一斉スタート+1分58秒差(シード権との差)
15位山学大+3分00秒差
16位法大+3分22秒差
OP連合+3分23秒差
17位日大+5分01秒差
18位神大+5分36秒差
19位大東+5分41秒差
20位専大+8分47秒差

山梨学院大
6区大西④7区大杉①8区阿部①9区徳田④10区土器屋④
補欠:高田④塚本③田原②
⇒7区高田④

 んー、少しずつスピード負けしてしまったか。2区ムトゥク選手で中位、3区4区経験者でも落としてしまいました。5区弓削選手の職人で救われた形か。復路は高田選手を平地に下ろして勝負と見ますが、阿部・徳田選手らに少しでもいい形で繋ぎたい。

法政大
6区澤中③7区福田①8区安澤④9区重山②10区行天③
補欠:宮岡④大島③清水③湯田②
⇒7区湯田②9区清水③

 今年は、スピード駅伝厳しかった。2区小泉5区野田選手の意地のオーダーも実らなかった。大島選手を復路に残すことは考えづらいので、9区清水選手らか。堅実に走るタイプは多いと思うので、自分たちの走りを徹したい。

関東学生連合
6区横田③7区栗原④8区秋吉③9区宮本①10区福本④
補欠:古川(D4)藤原④東③檜垣①
⇒9区古川(D4)

 1区亜大片川選手の飛び出し、2区区間最下位も69分切、3区小山選手の健闘、往路は調整ができていたと思います。6区横田選手がうまく滑り出せば、7区明学栗原選手、そして予定されているという8区秋吉9区古川選手の赤門リレーもあるのかな?

日本大
6区山口③7区長谷川②8区大橋④9区小路③10区岡田④
補欠:菅原③中澤③山口彰②山口聡②
⇒7区山口彰②8区山口聡②

 まだまだ高速駅伝に乗っていくのは難しかったか。キプケメイ選手も、気候の問題か、この時期はなかなか走りが乗ってこない。その中で5区鈴木選手が懸命にあげてきた形。復路のオーダー変更は全く読めないのですが、他校の力も利用しながら繰り上げ回避といきたい。

神奈川大
6区上田①7区塩田③8区松崎③9区志食③10区石口④
補欠:中原④中野③西坂③滝本②新妻②
⇒7区滝本②8区新妻②10区中野③

 主力が多く卒業した中での箱根路、今回は往路はまだ厳しかったですね。それでも最下位を脱出してきたところは強か。実はスピードランナーは補欠に残っています。復路の方が戦えるチームだと思うのですがどうでしょう。

大東文化大
6区小田④7区宮倉②8区赤星③9区大谷④10区佐々木④
補欠:西川④藤原②庄司①

 まさかの往路19位…。おそらく4年生エース西川選手が走れなかったところから、誤算はあったのでしょうが、出雲・全日本でも良かった選手が走れませんでした。復路6区から反撃といきたい。

専修大
6区丹②7区佐藤②8区犬塚③9区大田和④10区長谷川④
補欠:藁科③具志堅②高橋①

 予選巧者ですが、本戦でうまく走ることはやはり難しいことを今年も思い知らされました。2区マイナ選手が下位から何とか浮上したのが収穫でした。復路は変更が読めないですが、こちらも他校を利用しながら繰り上げ回避を狙いたい。

まとめ

1位青学
2位中大

3位駒大
4位早大
5位國學
6位創価

7位立教
8位東洋
9位日体
10位順大

11位城西
12位帝京
13位中学
14位東国

15位神大
16位法大
OP連合
17位山学
18位大東
19位日大
20位専大

 往路終了して予想してもしょうがないんですけどこれで。優勝争いとしては中大がどこまで食い下がれるか。シード権争いは、中大の他、何校か予選会からシード権内に入ってくるか。下位も連合のリレーなど、見るところはありますね。


コメント

  1. なかじ より:

    管理人さん、往路まとめお疲れ様です。

    青山学院大学やっぱり強かったですね。
    黒田選手、太田選手は自分の力を最大限発揮できるゲームチェンジャーでした。若林選手もラストランを区間新記録で締めくくり、逆転の往路優勝。
    復路も6,7区で決まるでしょう。キーマンは7区の
    白石選手。

    中大は駅伝の鉄則、先手取りで存在感を発揮しましたね。1区吉居選手の区間賞でつくった大差は、2区以降の選手のパフォーマンスに好影響をもたらせました。3区本間選手は圧巻の走り。1〜4区は来年も残りますね。復路の出来次第もありますが、山要員の選手を揃えたら、次大会は優勝戦線にカムバックできますね。

    駒大は5区山川選手の不発が痛かったですね。名探偵についていけたらですが。復路6区伊藤選手、7区佐藤圭汰選手で1分差につめられたら面白い。
    7区に注目しています。

    國學院は1区野中選手なら管理人さん、吉居選手につくこと出来なかったでしょうか?
    2区平林選手はアップダウンが苦手かな。4区青木選手はナイスランですが、優勝は厳しいですね。

    立教はさすが。高林監督はじめ選手に勢いがあるので、シード権取ってほしいですね。

    • hakonankit より:

      なかじさん
      黒田・太田・若林選手といった箱根駅伝”ベテラン”が凄かったですね。やはり下級生の時から、大学駅伝で好走しているだけあるといった感じですね。7区が良かったなら本当にい。これに食らいついた中央大は、なんだか2大会前の粘りを発揮できそうです。・

      國學院大は、野中選手は急遽の1区で判断も難しかったのかな。平林選手はそこまで好調じゃなかったのと、エティーリ選手ら留学生と併走してしまったのが最終的に響いたかもしれません。1日明けてチームとしても巻き返したいですね

  2. サバまさし より:

    青山学院は原監督の区間配置も素晴らしかったですね。
    エース級を置かなかった1区が結果的にスローの大集団になったり、他校がやや手薄になった4区に太田選手を投入したりなどレース展開を読み切る力を改めて感じました。
    基本的に安全圏のリードだと思いますが、強いて言えば9区、10区で接戦になると少し嫌でしょうか。まずは野村選手でリードを広げたいですね。

    波乱を起こすとすれば、まだ岡田選手や阿部選手を配置できそうな中央や伊藤選手が激走した場合の駒澤でしょうか。

  3. hakonankit より:

    >サバまさしさん
    青学は層も厚いし、選ぶ人選も箱根路良かったですね。復路も外さないと思いますが、全日本駅伝では他校の追走を許したところがどうか。スピードに乗ってきたときの中大らは要注意なのでしょう。