10月に入り、大学駅伝モードになってきていますね。
箱根駅伝2024予選会のエントリーも近づいてきています。今回は、こちらの都合でエントリー発表前から行っていきます
②強化中堅&下位チームの現況は!?
③初出場or伝統校復帰はあるのか!?
④トップ通過するのはどこか!?
⑤連続出場繋げられるか!?
⑥当落線上!?逆転出場は!?
以上の、6つに分けて、
各大学の紹介や戦力分析をしていこうと思っています。
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箱根駅伝2025予選会【展望&戦力分析①】非強化校の予選挑戦&連合出場応援!
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なお、展望&戦力分析するにあたり、
ハーフマラソンの狙えるタイムに分けた
独自のランキングを行っています。
ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(100回:1-2位、84回:1位)
SSS(9点)60分20秒~60分59秒(100回:3位、99回:1位、96回:なし)
SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(100回:4-8位、99回:なし、96回:1-2位)
S(7点)61分40秒~62分19秒(100回9-15位、99回:2-5位、96回:なし)
A(6点)62分20秒~62分59秒(100回:16-38位、99回:6-13位、96回:3-5位)
B(5点)63分00秒~63分39秒(100回:39-74位、99回:14-36位、96回:6-10位)
C(4点)63分40秒~64分19秒(100回:75-145位、99回:37-69位、96回:11-24位)
D(3点)64分20秒~64分59秒(100回:146-218位、99回:70-126位、96回:25-49位)
E(2点)65分00秒~65分39秒(100回:210-277位、99回:127-172位、96回:50-97位)
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
G候補
上位10名得点:
参考:過去3年間(100回、99回、96回)
トップ通過:49点、36点、27点
10位通過:44点、28点、14点
コースがほぼ同じとなる96回・99回・100回大会の予選を三個にします。なお、96回大会は酷暑、99回は湿度高め、100回は比較的好条件でした。
※エントリー前ですので、実際のエントリー者と違う場合があります
[前回38位]東京大学
【過去3年間チーム記録】
100回38位11:25:40
99回35位11:50:04
98回34位11:46:23
A(6点)62分20秒~62分59秒(100回:16-38位、99回:6-13位、96回:3-5位)
秋吉拓真③28分53秒28≪24関東IC5千14位、23予54位、22予345位≫
E(2点)65分00秒~65分39秒(100回:210-277位、99回:127-172位、96回:50-97位)
西田大晟④30分28秒52≪23予295位、22予387位、21予411位≫
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
越川剛暉④31分53秒80≪24関東IC3障、23予430位、22予385位、21予422位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
甘利 駿④31分38秒09≪23予523位、23予460位≫
森 祥真③32分01秒25≪23予531位≫
渡邉慶大②32分05秒61
大森 智②32分10秒87
第100回箱根予選非強化のチームではトップとなった東京大。他地区の強化チームや、強化し始めたばかりのチームには勝利しているところ、力はありますね。今年も、箱根予選に参加するのは問題なく、むしろどこまで強化チームに迫っていけるかになります。
個人として、楽しみなのは、駅伝ファンもなじみ深いでしょう3年秋吉選手。5千m13分53秒28・1万m28分49秒27と東大記録を持っていて、昨年の予選会でも54位と好走。もし選抜チームがあれば、十分に出走で来ていたところでした。
今年に関しては、もう一度選抜チームが組まれることとなっています。秋吉選手本人は「前年度だと出場するだけになっていたかもしれない」と、前回選抜が無かったのは好意的にとらえているそうです。今回は日本人上位集団の中に、その姿があるかも??
その他の選手もやはりレベルが高いですね。4年生の西田選手もレベルが高い。前年の予選295位65分48秒好走後、1万mで30分28秒52の自己ベストで、今年はどこまでいくか。甘利・越川選手も1万m31分台をマークしています。
新たな戦力としては、3年森選手、2年渡邉・大森選手が、非常に調子よく、9月に1万m32分10秒前後をマーク。長い距離でどこまでいけるか楽しみ。今年も、個人・チームとともに、選抜チームとして注目ですね。
[前回40位]国際武道大学
【過去3年間チーム記録】
100回40位11:29:39
99回不出場
98回不出場
D(3点)64分20秒~64分59秒(100回:146-218位、99回:70-126位、96回:25-49位)
森山摩周③29分55秒19≪24関東IChalf、23予273位≫
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
田中拓人②30分55秒41≪23予364位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
福島孝介②31分21秒55≪23予452位≫
仙田宇宙③31分28秒54≪24関東IC3障、23予479位≫
今里嘉伸②31分37秒23
笠井天斗②31分58秒51≪23予450位≫
鈴木龍生①31分58秒79
昨年6年ぶりの出場を果たした国際武道大。部員が10人いない時期がありましたが、少し強化をし始めた形で、現3年生以下に十分な部員を確保することができた形だ。
エース格は、3年森山選手。國學院大にいる上原・嘉数選手らとともに、高校駅伝に出走し、沖縄県記録を作ったランナーの一人。やはり力は部内でも抜けていて、昨年の予選会では65分37秒の好記録で断トツチームトップ。その後、1万mでも29分55秒19の大学記録をマークした。今年は関東ICハーフにチャレンジするなど、さらに上のレベルを目指している。うまくいけば、彼も連合候補になってくる。
その他の選手では、昨年チーム2位だった田中選手が主力となってくる。前回予選も66分台ではまとめていて、学生ハーフでも67分台と、長い距離で一定の安定感があるようで、どこまでいけるか。
このほか、仙田・笠井選手と言った昨年の経験者に、今年入学した鈴木選手も好調で、夏前に1万m31分58秒の記録をマーク。部内でどこまで上位に行けるか楽しみな存在だ。まずは、非強化チームの頭は抜いていきたいところだ。
[前回41位]東京大学大学院
29歳の東大院生、昨年の予選会は36位の新興チーム…関東学生連合で箱根駅伝の初出場を目指すエースたちが奮闘 《酒井 政人》 https://t.co/ZTNjIhz6bK
— JBpress(ジェイビープレス) (@JBpress) October 2, 2024
【過去3年間チーム記録】
100回41位11:31:26
99回34位11:35:18
98回37位12:09:31
B(5点)63分00秒~63分39秒(100回:39-74位、99回:14-36位、96回:6-10位)
古川大晃(D4)29分08秒79≪24日本IC1万10位、22予100位、21予88位、19:全7区14位、18:全6区15位、17:全5区12位≫
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
森田雄貴(M3)29分55秒15≪23予390位、22予362位、21予429位、20:予310位、19:予362位、18:予373位≫
久田淳司(D1)29分58秒60≪23予343位、22予375位、21予393位、20予356位、18全4区17位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
中根美七海(M2)30分55秒08≪23予518位、22予414位、21予360位、20予420位≫
高橋拓未(M1)31分47秒24≪23予489位、22予436位≫
加藤泰斗(M3)32分09秒43≪22予386位、21予367位、20予421位、19予369位≫
濱崎航太郎(M2)5千15分09秒10
大学院チームとして、おそらく今年は唯一の出場になるだろう東京大学大学院。しかも、安定して出場するだけでなく、非強化チームとしてトップになることも。東大だけでなく、全国のあらゆる大学生も、院生で走り続けたい人の指標にもなっていて、また学部生と一緒に全日本予選への出場を目指していることも、モチベアップに繋がっているとみる。
さて、注目は、ついに今年最後の関東学生連合への挑戦となるD4年の古川選手。九州の大学・大学院生時代に全日本駅伝に出場したことで名前は駅伝ファンに知れていたが、まさかの東大院への進学だった。
21年・22年と学生連合に選出されるも走れず。昨年は編成無し、今年が最後のチャンスとなる。直近は、日本IC1万mで留学生についていっての10位。この刺激でさらに身体の調子が上がるかどうか。何とか1㎞3分ペース・63分前半で走り切りたい。
その他、東京理科大から進学の森田選手に、高専からやってきた久田選手らは、予選で安定して300位台をキープしていて今年も安心か。これに1万31分を切った中根選手が加わってこれるか。
このほかでは、学部時代から箱根予選を走っている加藤選手が、直近で32分09秒と久々自己ベストをマーク、2年ぶり予選出場に弾み、このほか、M1年髙橋選手に、直近5千m15分09秒のM2年浜崎選手ら、今年も選手が揃ってきた。昨年総合で8分差つけられた学部チームに追いつくことができるかどうか。
[前回42位]清和大学
【過去3年間チーム記録】
100回42位11:33:24
99回36位11:58:36
98回不出場
D(3点)64分20秒~64分59秒(100回:146-218位、99回:70-126位、96回:25-49位)
村澤佑磨④30分42秒24≪23予225位、22予285位≫
E(2点)65分00秒~65分39秒(100回:210-277位、99回:127-172位、96回:50-97位)
宮本 錬①31分27秒27
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
三輪光琉②30分54秒82≪23予451位≫
横山 成②32分02秒25≪23予406位≫
村上晏璃②32分14秒04≪23予449位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
山田龍之介④31分44秒02≪23予497位、22予422位≫
浅野拓人②32分07秒70≪23予525位≫
一昨年、箱根予選に初出場した清和大。4年生の選手に主力選手もいるので、今年はしっかり非強化チームのトップを超えていきたいところ。エースも今年は4年生。2年連続箱根予選200位台で走っている村澤選手は、直近の日体大記録会でも30分59秒と、自己ベストに迫る成績。まだまだ暑さの残る時期なので、概ね好調そうだ。前回は65分05秒、十分に学生連合を狙える選手だ。
総合力も少しずつ上昇してきているように見える。前年当時1年生の選手がチーム2番手~4番手を締めた。2番手だった横山選手以外に、予選後に30分54秒の好記録をマークした三輪選手、高校時代に5千m14分台マーク経験のある村上選手は直近も32分14秒自己ベスト。この3人の成長で大きく順位は上がりそうだ。
1年生は、現状13名入部しているそう。1万mの持ちタイムでは宮本選手が31分27秒とまずまず。日体大記録会では、他部員より上位の組で勝負していて期待の選手だ。他、34分を切る目的の選手もいたと思うので、隠し玉がいるかどうか。
このほか、4年山田選手が31分44秒の自己ベスト、強化世代の中で村澤選手とともに、どうやら3年連続出走できそうな形。最初の世代が残っているのは、嬉しい。このほか、試合に出ていないものの実力者鍜治選手は、今年の主将。うまくこれからのチームをまとめていけていればと思っています。
[前回49位]東京理科大学
【過去3年間チーム記録】
100回49位12:03:59
99回39位12:35:36
98回–位(10名完走できず)
E(2点)65分00秒~65分39秒(100回:210-277位、99回:127-172位、96回:50-97位)
中山 輝②31分14秒59≪23予457位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
坂本清弥④32分02秒09≪23予456位、22予485位、21予406位≫
G候補
瀧沢奏太③32分58秒90≪23予608位≫
浅見咲哉②33分01秒08≪23予598位≫
高波慶次④33分08秒76≪23予555位≫
ここにきて、また非強化チームの中で、層が厚くなってきた東京理科大。98回大会はギリギリの人数で挑んで10名完走できず。そこからするとかなり層が厚くなってきたように思える。フルエントリー14名以上に、標準切りの選手が出てきていて、浮上候補となっている。
エースは2年中山選手。今年の日本学生ハーフを67分51秒の好記録で走り切ると、その後5千m14分44秒、1万31分14秒とチームの中で大幅トップの成績をマーク。この成績なら今年大幅に着順を上げていきそうだ。前年チームトップだった3年坂本選手も1500mで4分切をするなど概ね好調、この2人がまず稼ぎ頭となる。
この他の選手は、横一線の印象はあるものの、今年好調な選手は4年高波選手や、3年瀧沢選手、2年浅見選手あたり。昨年予選を走った後に1万mベストを更新している、長い距離もどこまでいけるか。
あとは、1万m32分50秒の4年西澤選手や、山本選手など学生ハーフで72分~73分台で走っている選手がずらり並んでいます。同じような走りができれば、12時間を切って、大きくタイムを縮めてくるかもしれません。一気に30位台付近までいけるか。
[前回50位]一橋大学
【過去3年間チーム記録】
100回50位12:14:28
99回NM(完走者9名)
98回35位11:58:14
E(2点)65分00秒~65分39秒(100回:210-277位、99回:127-172位、96回:50-97位)
久保周斗④30分16秒85≪22予353位、21予421位≫
有川紘樹②30分38秒64≪24関東IC1500m、23予469位≫
G候補
渡部達文④32分35秒42≪23予546位、22予421位≫
奥山 樹④32分50秒84≪23予516位、22予452位、21予438位≫
一橋大は、2大エースが今回は非常に楽しみですね。1万m30分台のランナーが2人います。そのうち一人の久保選手は4年生。2年時の学連記録会で1万m30分16秒85をマークして注目でしたが、昨年の箱根予選はエントリーなし。でしたが、今年になって復帰し、男女混合駅伝で3㎞8分23秒をマーク。その後5千m14分28秒73をマークし、さらに成長か。まずは箱根予選でどこまで伸ばせるか。
そして勢いが凄いのが2年生の有川選手。前年の箱根予選で、69分12秒といきなり70分きりすると、その後の記録会で1万m30分38秒を記録。さらに9月には5千m14分28秒まで記録を伸ばしてきた。実は、高校時代は硬式野球部だった選手、伸びしろはたっぷりとはいえ、この勢いは楽しみ。果たして、どこまで長距離ロード短縮してくるか。
このほかの選手はさすがに33分前後となってくるものの、今年はフルエントリーもありそうなくらい選手が標準切り。1年生も3人切っていますかね。昨年の成績で見ると、予選70分23秒の3年奥山選手、さらに4年渡部選手が27大学対抗戦で32分35秒42の自己ベストでここにきて調子を上げている模様。昨年チーム4番手だった選手がどれだけ上がるか。上位選手の貯金で、かなりタイムを短縮しそうな気配だ。
[前回51位]防衛大学校
【過去3年間チーム記録】
100回51位12:14:57
99回不出場
98回不出場
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
井川大我②31分59秒39≪23予504位≫
G候補
松下竜大②32分47秒01≪23予563位≫
南風盛蔵丸②32分59秒61≪23予613位≫
川田皓哉④33分34秒68≪23予594位≫
昨年の箱根予選会で3年ぶりの出場を果たした防衛大。今年も出場が決定している。エース格は、昨年当時1年生ながらチームトップの69分57秒で走り切った井川選手。2年生になりさらに走力が上がり、1万mは31分59秒39チーム断トツでトップの記録をマーク。この調子なら、かなり上がってきそうな気配だ。
この後の選手は1万mの記録で見ると、同学年の松下選手や南風盛選手らになってきます。松下選手は、箱根予選からハーフのタイムを短縮していますので力はある選手。昨年の箱根予選前に32分台を出していた南風盛選手も上積みはあるか。
あとは、前年箱根予選チーム4番手で走り切った川田選手。彼もハーフのベストはそれより早い71分台で持ちタイム以上の走力はありそうか。あとは9月平国大記録会1万m33分前半を題している辻・久保田選手ら1年生の選手がどのくらい走れるか。彼らのおかげで、手元集計で10人越え。2年連続予選出場果たした。力を合わせて、前回の総合タイムをまずは短縮していきたい。
[前回52位]埼玉大学※9人
【過去3年間チーム記録】
100回52位12:19:19
99回記録なし
98回不出場
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
樋熊悠翔②32分09秒36≪24関東IC3障9位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
金澤宏哉④31分35秒43≪23予475位、22予379位≫
澁谷優斗②31分56秒36≪23予592位≫
G候補
土谷飛羽③32分22秒15
毎年ギリギリ出場できるかどうかというところの埼玉大。前年は2年連続出場し、総合52位としっかり記録を残しました。今回も、最後の記録会を残して突破者9名のギリギリのところにいる。
個人としては面白い選手がいて、2年樋熊選手が3障で活躍。関東ICにも出場していて、予選で9分05秒をマークで決勝進出へ。決勝では、さらにベストを更新して9分01秒。入賞次点の9位につけている。1万mも32分09秒の記録を持っていて、長い距離の結果が楽しみになる。
他では、2度予選を走っている4年金澤選手が1万m31分35秒、2年澁谷選手が31分56秒をマーク、さらに昨年全く試合に出場できなかった3年土谷選手が32分22秒好記録でついに予選に出走できそう。他、3障で9分21秒の大澤選手もいて、個人単位として楽しみな選手が多い。
5日の東海大記録会では、過去に標準切の経験のある阪本選手や5年生の選手、1年生の選手とエントリー。何とか3年連続の出場決めたいところだ。
[前回53位]千葉大学
【過去3年間チーム記録】
100回53位12:24:09
99回不出場
98回不出場
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
川村駿斗①5千14分48秒03
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
添田大葵③32分27秒48≪23予486位≫
G候補
條川武志④32分07秒01≪23予539位≫
昨年6年ぶりの出場を果たした千葉大。昨年ラストチャンスだった記録会で、当時の1年生が複数人標準切りを果たして、標準切り10人到達。立川を知るものがいなかった中での嬉しい出場だった。チームは順調に部員数も増えて、今回は現時点でフルエントリーも可能な状況だ。
抜けているのが3年添田選手。昨年69分33秒と、チーム唯一の70分切で走り切った選手。今季は1500mに挑戦し、3分52秒台までベストを伸ばしてきた。箱根予選も楽しみだが、関東ICなどでも来年姿を見れるか。他、上級生で4年條川選手が記録上では上位。32分07秒とチームトップの1万mの記録がある。今年は試合出場は無いが、果たしてどうか。
下級生は力のある選手が入学していて、高校時代に5千m14分48秒03の記録を持つ川村選手が入学。静岡県高校駅伝7区区間賞を獲得しているそう。千葉大は個人で伸びる選手も多いので、今回の予選など推移を見守りたいところ。
あとは、前年1万m33分台で雪崩れ込んだ現2年生がどこまでいけるか。5千mの記録上では曽我選手、勢いでは儘田選手あたりになるか。久々にいいメンバーが揃ったので、今年は記録も狙っていきたいところだ。
[前回54位]成蹊大学※5人
【過去3年間チーム記録】
100回54位12:25:09
99回41位12:41:49
98回不出場
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
井口善治郎④33分19秒52≪23予447位、22予479位≫
G候補
片岡 朔③33分35秒27≪23予577位、22予490位≫
石橋優希④33分40秒93※≪24関東IC800m準、23予596位、22予444位≫
一度だけ箱根駅伝に出場がある成蹊大。近年、標準が厳しくなってから箱根予選の出場から遠ざかっていたものの、99回予選に13年ぶりに出場、そして前回の予選と2年連続で出場。99回の時の総合タイムは上回った。
ただ、今年は現時点で標準切りは5名となんとも言えないところで10月を迎えた。チームの主力は4年井口選手。前回予選は69分06秒とまずまず、その後5千mで15分15秒まで縮めている。長い距離も大きく自己ベスト更新となっていくかどうか。
その他、前回チーム上位の片岡・明賀選手や、今年初めて標準突破した三宅選手らがいるが、それ以外突破者は出せるか。有力なのは4年石橋選手。本職は800mで関東ICで準決勝まで進んでいる選手ですが、箱根予選も安定して2年連続チーム上位。1万mは2年前の記録だが、十分に5日の記録会で突破できるはずだ。
その5日国士大記録会に、最後をかける。石橋選手を含めて4名が2年前に標準突破経験があり、調整次第では十分可能か。部員数ギリギリの戦いだが、チャンスがないわけではないか。何とか3年連続の出場を果たしたい。
[前回56位]群馬大学※6人
【過去3年間チーム記録】
100回56位12:48:48
99回不出場
98回不出場
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
中林 俊⑤33分20秒25≪24日本IC3障6位、関東IC3障、23予615位、20関東IC3障≫
G候補
吉井奎登③32分28秒84≪23予650位≫
牛久賢哉③32分49秒30≪23予542位≫
前年14年ぶりに標準切り10名を揃えて、第100回箱根予選に出場した群馬大。標準タイムが徐々に厳しくなってきている中、見事な突破だった。毎年、医学部の選手と力を合わせていましたが、実を結びました。
今年は医学部で勢いのある選手がいて、5年中林選手。昨年の予選にも出場していますが、本職は3000m障害の選手。今年の関東ICに4年ぶりに出場すると、そこから一気に成長!8月に9分00秒をマークすると、日本ICではさらにベストを更新して8分55秒の6位入賞。全国の舞台に、群馬大の名前があった。
箱根予選の標準切りは、1万m32分台のベストを持つ吉井・牛久選手らを含めて6名。このあたりのチームの連続出場は簡単なことではない。5日東海大記録会には、彼らを含めて10名がエントリー。他にも同じ目的のチームがいるので、力を合わせて10名まで増やせるかどうか、注目したい。
[前回記録なし]高崎経済大学※6人
【過去3年間チーム記録】
100回記録なし
99回40位12:38:08
98回39位12:21:32
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
鈴木清太郎③31分56秒69≪23予481位、22予428位、21予463位≫
G候補
渡邉建太④33分11秒91≪23予566位、21予460位≫
蓑輪行太朗③33分32秒94≪23予622位、22予493位≫
ここのところ安定して連続出場していた高崎経済大が、連続出場のピンチに陥っている。現時点で標準突破者が6名で、5日の国士大記録会にかける形だ。近年予選30位台の時期もありつつ、前回は10名完走できず、ちょっと勢いが落ちていたところ、ここは踏ん張りどころだ。
エース選手は、結構強く、3年鈴木選手が1万m31分56秒の記録を持っています。予選でも69分台で走っていましたが、27大対抗駅伝では10㎞30分40秒台相当の走りをしていて、持ちタイム以上に強い印象。出走さえできれば面白い選手だ。
このほか、直近5千m15分台ベストの3年池田選手や、1500mや3000mで記録を伸ばしている3年蓑輪選手、さらに今年もチームに残っている渡邉選手がいるものの、今年はなかなか突破に至っていない。
34分台ベストの選手が4人いるので、その選手中心にどこまで行くか。27大戦OPでは残念ながら突破者が出なかった。連戦になるが、最近涼しい夕方で何とか34分以内まとめることができるか。公立大で14年連続での出場を果たしたい。
[2年ぶり!]東京科学大学
【過去3年間チーム記録】
100回記録なし
99回37位12:04:04
98回38位12:11:03
F(1点)65分40秒~66分19秒(100回:278-337位、99回:173-220位、96回:98-140位)
中村駿太④30分00秒41≪21予432位≫
岩田和大③30分21秒69≪22予425位≫
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
裏野凌央④31分46秒45≪22予439位、21予447位≫
G候補
藤澤圭祐④32分02秒21≪22予413位≫
予選会常連だったが、部員数が少なかった昨年はまさかの不出場。”東京工業大”として出場が最後の機会だっただけに無念さもあったが、大学院チームが出場を果たして、名前を残した。
今年は大学院チームが、トライアスロン部の助っ人を交えても突破者が少なく断念せざるを得なくなったものの、学部チームがギリギリ10人到達。10月1日に、医科歯科大と統合しての”東京科学大”として初めての陸上対抗戦が、箱根予選会になる。
チームのエース格は非常に速い。4年中村選手が、持ちタイム上はトップ。1万m30分00秒のベスト、5千mも複数回14分台マーク。箱根予選は1年時以来になりますが、関東学生連合に名前を連ねてもおかしくないほど。
今年それを上回る活躍をしているのが3年岩田選手。先日の27大戦では1着!それも5千m14分36秒25の自己ベストを更新してのもの。1万mも30分21秒のベストを持っていて、こちらも2年ぶりの箱根予選で大幅ジャンプアップが期待できる選手だ。
このほか、4年裏野選手が1万31分台がベスト、同じ4年藤澤選手が27大戦で1万m32分02秒のベストをマーク調子を上げてきています。このあたりは個人での活躍も期待。このほか、中距離も強い森下選手や岡村選手ら、9月末に10人揃えた格好です。まずは2年ぶり、しっかり記録を残したいところです。
[4年ぶり目指す]学習院大学※9人
【過去3年間チーム記録】
100回記録なし
99回記録なし
98回記録なし
E(2点)65分00秒~65分39秒(100回:210-277位、99回:127-172位、96回:50-97位)
矢沢真太郎①31分35秒39
G候補
黒沢侑平④33分16秒02
小田嶋凜④33分50秒49≪24関東IC800m≫
かつて川内選手を輩出した学習院大が近年苦しんでいるのですよね。勿論、当時から部員数は多くないので、懸命に出場を続けている状況でしたが、3年空いて予選を知る選手が少なくなってしまいました。その川内選手がコーチしていた時期もありましたが、中々難しく。そんな中、9名まで標準切りは増やしました。
エース格は非常に楽しみ。神奈川県駅伝で2区4位の実績がある1年矢沢選手が、大学に入っても好調。9月に5千m14分45秒のベストに迫る走りをして、絆記録挑戦会では31分35秒の自己ベスト、まだまだいけそうな気配だ。
上級生もW黒沢選手がまずまず。黒沢侑選手は、この1年で複数回1万m33分台をマークしていて、黒沢航選手はハーフ71分台とチームトップの走りを見せています。また、中距離からの助っ人も33分台。関東IC800m出場の4年小田嶋選手に、1500m3分54秒の記録を持つ3年齋藤選手ら揃えてきています。
あと1人ですが、部員の選手層からすると、そう簡単ではなく、学習院大のX(旧Twitter)からは、悲壮な覚悟が伝わってきています。5日に国士大記録会に全てをかけます。
[4年ぶり目指す]茨城大※5人
【過去3年間チーム記録】
100回記録なし
99回記録なし
98回記録なし
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
志賀飛鳥①5千15分02秒31※
G候補
山田康太③32分20秒33
椎葉威風③33分30秒39
97回大会予選、コロナ禍で2年前の5000mの記録が認められた時に出場を果たした茨城大。それ以来の出場を狙っている。ここまでは、5人の突破者しかないが、依然チャンスはある。
上級生では、3年山田選手が持ちタイムトップとなる32分20秒をマーク。また、本職となる3障では、27大戦では9分22秒03で全体の2位の成績。もしかすると関東ICでも姿を見れるかもしれない。このほか、同27大戦で5千m15分台を出している椎葉・北村選手らがまずはエース格となっている。
また、1年生で有力選手がいて、高校時代に5千m15分02秒を出している志賀選手が加入。27大戦でも5千m15分台で走っていて、おそらく標準切は濃厚だろうか。
後の上級生がどこまでいけるか。27大戦の1万m対抗・OPでは4年八木選手らが惜しくも34分台に留まっていました。5日の国士大記録会では、13人もの選手がエントリー、部員数としては申し分ない。昨年は最終週まで粘って8名、今年こそ執念で揃えられるだろうか。
[6年ぶり目指す]東京都立大※4人
【過去3年間チーム記録】
100回記録なし
99回記録なし
98回記録なし
G候補
荻原昂大③33分38秒68
千葉康太郎①5千15分46秒13※
藤田貫佑①5千15分46秒27※
校名が首都大学東京だった95回予選以来の出場を目指している東京都立大。今年の最初の時点では2人しかいなかったのですが、何とか態勢を整えてきています。エース格は3年荻原選手で、27大戦では33分38秒の自己ベストをマークしていて、上級生では中心になってきそうでしょうか。
夏前に、2年上原、1年平川選手が標準切りして4名。以前として厳しい状況ですが、まだいける可能性がある選手がいます。前半シーズンに34分台前半を出している選手が2名、また中距離ブロックからも助っ人が出てきそうで、5千m16分前半をマークしています。
さらに1年生が楽しみで、800mベスト1分53秒の藤田選手に、5千m15分46秒の経験を持つ千葉選手がまだ1万m未出走です。彼らを含めて5日国士大記録会には13名もの選手がエントリー。ここでピタリ足並み揃えることができれば、一気の10人突破、チャンスは残されています。
[7年ぶり目指す]横浜国立大※6人
【過去3年間チーム記録】
100回記録なし
99回記録なし
98回記録なし
G(0点)66分20秒~66分59秒(100回338-386位、99回:221-266位、96回:141-193位)
遠藤礼偉③31分50秒36
G候補
稲川温健②33分34秒21
長澤晃太①5千17分17秒63※
横浜国立大は94回大会出場が最後。95回大会に5千mの標準記録が無くなって以降出場できていません。院生に力のあるランナーが毎年いて、懸命に標準記録に挑戦していますが、中々突破できない状況となっています。ただ、今年はこの時点で6名ということで、例年に比べチャンスがある状況です。
エースは3年遠藤選手。昨年急成長し、5千m15分08秒96までベストを伸ばしています。先日の27大戦で32分強で走り切っていて、走力は高いです。これに同大会で33分34秒の稲川選手や、唯一の4年曳地選手らが主力選手です。
部員数が11名しかいないので、楽ではないのですが、5日の東海大記録会では、非標準切全員含めて9名がエントリー。34分台の持ちタイムの選手や、27大戦3障で10分前後で走っている1年長澤・木村選手らが候補になってきます。久々に姿を見ることができるでしょうか。
以上、
5日(土)国士舘大記録会
群馬大・都立大・成蹊大・茨城大・学習院大・高崎経済大
東海大記録会
横浜国立大・埼玉大
に要注目です!!
#学習院 大は4年ぶりの #箱根駅伝予選会 出場まで標準切りあと1人。
標準切りの実力はあるので、プレッシャーを感じすぎずに「平常心」で仲間を信じて練習のペーランのように淡々と走って欲しいです。
今週末、予選会出場のためのラストチャンスに挑む全ての大学生のみなさんも悔いのない走りを! https://t.co/B8bC3vlJ3N
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) October 4, 2024
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コメント
今まで箱根駅伝予選会ではボーダー争いであったりとか、連合選出についている注目していましたが、今年になってから箱根駅伝予選会出場を目指す大学の奮闘についても非常に興味を持つようになりました。連続出場を目指す高崎経済、成蹊、群馬大や久しぶりの出場を目指す学習院大、茨城大などに関しては標準突破を目指して頑張って欲しいです!
個人的に東大コンビの秋吉・古川選手が予選で快走して学生連合に選ばれてほしいです。
>とるとるさん
コメントありがとうございます!箱根予選出場争いにも興味持ってもらえてうれしいです。とにかく、今日の記録会で何校増えるかですね!
東大の秋吉・古川選手が、2人ともトップ10に入ってこれるかは、自分もとても注目しています。是非とも達成してほしいです。