いよいよ、三大駅伝の開幕戦！出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。

駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。

東洋大はルーキー4人がメンバー入り　梅崎蓮、石田洸介、松山和希は外れる　出雲駅伝の選手登録 https://t.co/GkHH5H4h8y

— スポーツ報知 (@SportsHochi) September 24, 2024

続いて、
充実4年生に、1年生エントリー多数！
東洋大学です。

出雲駅伝2024【東洋大学】について

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝の前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更も認められています。

エントリーメンバーと戦力分析

若手多くエントリー！3年生と1年生の成長に期待！

　予想以上に下級生中心のエントリーとなった東洋大。前半戦久々いいレースが多かった石田選手は、故障があったということで、無理せず全日本駅伝から。また、全開アンカーの梅崎選手も入らず、逆に前々回アンカーの吉田選手がエントリーに入るというオーダーに。主要区間だろうと思った4年生2名が外れ、ここはやや戦力ダウンとなった。

　それでも入っている選手は見劣りしない。4年生で今回エースになるだろう小林選手は、着実に強くなっている。箱根駅伝は2年連続3区で好走後、今年は関東IC1万mを28分12秒好タイムで7位入賞、全日予選も日本人3位で戦っています。1区3区6区どこに入るかはチーム状況次第ですが、どこでも対応できそうです。

　勢いがあるのが3年生。前半戦目立ったのは西村・網本選手あたり。西村選手は、箱根6区だけでなく、関東ICでは5千7位入賞と確実にスピードを付けています。さらに網本選手は、全日予選で2組1位、その後1万m28分36秒のベスト。ついに初駅伝の時がきそうだ。

　これに、春の不調からは脱した形の緒方選手。前年度の大学駅伝フル出場し、箱根駅伝では5区山登りで踏ん張る走りをした。関東ICハーフ後調子を落としていましたが、秋口の5㎞ロードレースで13分58秒。ほぼ復調したとみてよさそうだ。前回の出雲1区好走した選手、今回はどこになるか。

　2年生は一人となったが、関東IC3障で走り、先日の5㎞ロードレースで14分11秒まずまずの濱中選手がエントリー。きちんと成績を残していて、今後が楽しみ。そして、1年生が4人もエントリー。超スーパールーキーの松井選手は外れてしまったものの、このほかの1年生も面白いのですよね。

　全日予選では、宮崎選手が粘りある走りを見せていて2組4位の好成績。山登り候補に挙がっているほど上りに強く、注目の選手だ。先日は、それよりも内堀選手と迎選手のほうが、直近は良かったようです。内堀選手は高校駅伝でも実績がある選手、いきなりの出番があるかもしれません。

　夏前の優勝争い候補からは少しトーンダウンしていますが、勢いある選手も多いので、現時点ではそこまで悲観的ではない感じでしょうか。これはこれで、オーダー予想が白熱してきそうです。

区間オーダー予想

　4年小林選手をどこにするか。緒方選手を再度1区にするかどうか、チーム状況次第でだいぶ変わりそうなのが難しい所。

1区緒方選手…新戦力起用するかどうか迷いましたが、昨年も出走している緒方選手にしました。前哨戦の5㎞ロードで14分を切っていて、かなり調子が戻ってきています。全日本・箱根ともに、前半の主要区間で勝負していく選手なので、やはりここは外せないかと。

2区西村選手…スピードをつけてきた西村選手が2区に入ると予想します。箱根6区だけでなく、関東ICでも5千m上位に食い込む活躍を見せていました。平地区間、それもスピードエースが揃う区間で、どこまで好走するか。

3区小林選手…中盤の大事な区間は、やはり4年生のエース選手に託すのがいいと思っています。昨年も、前をしぶとく追いかけていくレース。今年は走力があがり、威力も上がってくるのではないでしょうか。上位戦線の流れに乗せていきたい。

4区網本選手…繋ぎ区間には楽しみな初駅伝メンバーを入れてくると思います。全日予選2組1位、その後の1万m28分31秒と他校のエースクラスのタイムを出してきています。3年生にしていよいよデビューとなりますかね。この区間なら、かなりの区間上位が期待できます。

5区内堀選手…4人エントリーされた1年生では、一番出走確率が高いのではないでしょうか。高校駅伝の実績もありますが、先日の5㎞ロードを初め、大学入学後も高いレベルで安定しています。比較的タフなこの区間で、十分通用しそうな気がします。

6区吉田選手…若手を使う可能性も考えましたが、2大会前アンカーを務めてまずまず健闘していた4年吉田選手に、最後の順位争いを託すと思いました。ロードになると、プラスアルファがでますし、ここは2年分の成長にかけてみたいところです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　予想してから思いましたが、1区小林選手が、出雲駅伝に関しては一番いいのかもしれませんね。ここ数年1区は展開が読みにくい中、エース選手によるタフな争いになっている感じがしますし、上位争いの中で初駅伝選手に走ってほしい気もあります。

　あとは、主要大会こそ走っていないものの、記録会で安定している迎選手、ロードの評価の高い宮崎選手あたり、一度起用があるか。全日本駅伝で強い4年生が戻ってくると思うので、もう1人1年生が走るかどうか。

【中古】 その1秒をけずりだせ 駅伝・東洋大スピリッツ／酒井俊幸(著者) 楽天で購入

まとめ

　4年生から石田・梅崎選手が外れて、1年生もスーパールーキー松井選手のデビューが持ち越しに。ややトーンダウンしていましたが、メンバー的には6人十分組めますね。

　大黒柱となった小林選手を中心に、3年生が充実。関東IC5千で戦っている西村選手に、全日予選で大活躍の網本選手、これに前回1区健闘の緒方選手が間に合いそうで、この4人が入れれば、十分戦えます。

　話題になっている1年生4人エントリーは、これまでの実績と直近の5㎞ロードの記録では内堀選手のデビューがありそうな印象。高校駅伝1区の経験もあるので、デビューから楽しみな選手。あとは他の下級生でもいいし、アンカーなら4年吉田選手も控えている形。ここで、経験を積んで全日本駅伝で勝負する体制といきたいところです。