新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
【動画】「2年間が走馬灯のように…」大東文化大学・真名子圭監督、箱根駅伝シード権のための「トップダウン」《留学生の“規制”には疑問も》(NumberPREMIER)#大東文化大学 #真名子圭 #箱根駅伝 #仙台育英 #ロングインタビュー https://t.co/dhLa1MqjC7
— NumberPREMIER (@number_premier) June 25, 2024
続いて、
シード権復活!さらに上位の足掛かりへ!
大東文化大学です。
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【大東文化大】第101回箱根駅伝2025へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
真名子監督になって、復活を遂げましたね。前の年は出場復活の年、そして前年度はシード権復活の年となりました。箱根予選は貫禄の2年連続トップ通過を決めると、今度は全日本駅伝にも対応。中3週の調整でしたが、難しい序盤区間を、シード権が見える位置で凌ぎます。
例年以上に酷暑になった5区6区で、スタミナに自信のある西代・ワンジル選手で一気に攻勢、シード圏内に突入すると、長丁場に強い選手を置いた終盤2区間も逃げ切って見せました。実に18年ぶりのシード権獲得でした。
箱根駅伝は、こちらも2区を当時の4年生エース選手が凌いだり、にかくシード権に食らいつく展開。そして、”山の大東”らしく5区と6区が区間上位で攻勢。一気にシード権内に突入します。ところが、8区ワンジル選手が大ブレーキ。総合11位と微妙な位置になります。
一斉スタートで見ためで順位がわらかない中、9区大谷10区佐々木選手が冷静にまとまげ、さいぎゃ店でシード権。様々なドラマがありながらの10年ぶりシード権でした。今年は、久々三大駅伝にフル出場、いつもと違う前半戦でしたが、ホクレンでは新戦力候補中心にベスト、連続してシード権なるか、一旦まとめます。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
4年生主力選手について
【New Leaders2024】陸上
コロナ禍で高校最後のインターハイが中止に。「次は箱根駅伝をめざして頑張ってみよう」と志し、大東大に進みました。#大東文化大学 ・ #西代雄豪 「一番下のスタート」から努力重ね主将に、目標はすべて5位以内@DaitoBunka__TFhttps://t.co/cElkI2boTy— 4years. (@4years_media) March 21, 2024
西川千青④28分19秒58/13分54秒31≪24箱1区13位、23全2区11位、予15位、全予3組5位、関東IC5千9位、22予153位、21:予169位≫
小田恭平④28分21秒59/13分47秒79≪24箱7区6位、23予65位、全予2組29位、関東IC1万、22予221位、全予1組39位≫
ピーター ワンジル④28分25秒20/13分31秒97≪24関東IC1万16位、箱8区23位、23全6区2位、予DNF、全予2組1位、箱2区20位、22:全1区1位、予5位、全予2組1位、21:予231位≫
大谷章宏④28分39秒29/13分59秒38≪24箱9区9位、23全7区8位、予57位、全予4組25位、箱9区13位、22:全6区9位、予111位、全予2組6位、21:予213位≫
喜早駿介(M1)28分52秒13/13分53秒42
西代雄豪④28分54秒49/14分01秒94≪24関東IChalf6位、箱4区18位、23全5区6位、予113位、全予3組11位、22全8区16位、予71位≫
佐々木真人④29分25秒33/14分09秒00≪24関東IChalf15位、箱10区7位≫
中澤優希④29分26秒45/14分21秒84
4年生エースは西川選手。昨年大ブレイクして、箱根予選に関しては当時のエース選手より早くチームトップでゴール。駅伝は、全日本2区・箱根1区と、序盤の難しい区間で前が見える位置で凌ぎ切りました。今年は春先こそ調子が上がってきませんでしたが、ホクレンで28分19秒58の大幅ベストをマーク!このスピードは間違いなく武器になります。今度は往路で凌ぐのではなく、攻勢できるかも。
他の4年生も上がってきていますね。箱根駅伝で2年連続9区を走った大谷選手は、トラックもスピードをつけつつあり、7月に28分39秒ベストと総合力が付いてきています。箱根7区を走った小田選手は、昨年急成長。やや波がありますが7月に1万m28分21秒と、ハマった時は強い。繋ぎ区間とかで意外性発揮しそうな気も??
そして、この学戦をまとめているのが西代主将。高校時代は5千m15分38秒でしたが、2年時には全日本アンカーを担当。タフな条件に強い印象で、全日本5区の粘りはシード権を手繰り寄せました。箱根4区は、思わぬ冷たい雨で身体が動きませんでしたが、最後の年での駅伝の活躍を誓っています。同じくロードタイプでも、佐々木選手もまた仕上げてくるはずです。
留学生ワンジル選手は、2年連続箱根区間最下位、1年生に留学生も入ってきて、厳しい立場になってきていますが、自分のペースで頑張っています。また、東海大からまさかの大学院進学の喜早選手。箱根は規定で出れないので、全日本駅伝を狙っているそうです。学部生が強いですが、挑戦を見守りたい。全体的には、西川・西代選手らで中々しぶとそうな世代になってきています。
3年生主力選手について
入濱輝大③28分13秒80/13分55秒22≪24箱3区16位、23全4区8位、予51位、全予1組4位、関東IC5千14位、箱3区18位、22:全3区12位、予43位、全予3組21位≫
赤星龍舞③29分26秒71/14分21秒05
小野翔太郎③29分30秒09/14分34秒47
松本雄大③29分36秒82/14分20秒23
照井海翔③29分39秒97/14分15秒67
佐藤祥樹③29分52秒03/14分16秒86
戸田優真③29分52秒24/14分18秒49≪24関東IC3障≫
五十嵐優貴③31分18秒70/14分21秒26
上野隼弥③/14分26秒00
3年生は現時点で入濱選手が断トツで抜けていますね。2年連続箱根駅伝3区を担当しているように、大東大のエース候補。今年の箱根前には1万m28分13秒と自己ベストを出していて、他校のエースとも肩を並べる持ちタイムを出していました。春先は関東IC不出場など、心配されましたが、夏前に5千m13分台・1万m28分台と復活。この夏で前半区間で勝負できる力を身に付けてくるか。
チーム的にはこの他の選手が、中々主要大会を走れていないところがどうか。どこまで上がってくるか。来年度も考えると、入濱選手のほかに、他校と戦える選手が出てほしい。箱根駅伝では、1万m29分30秒前後を記録した、赤星・松本・照井選手が16人には入ったのでこの夏にもう一つ伸びてこれるか。
直近では、小野選手が29分30秒をマーク。1年時も29分台をマークしていた選手ですが、ここにきて再び上昇気流は嬉しい、今度こそ主力に成長できるか。また、同大会で五十嵐選手が5千m14分21秒の自己ベスト、長い距離も走れるようになると面白い。他に1万m30分切をしている佐藤・戸田選手らもいますね。この夏が勝負。
2年生主力選手について
棟方一楽②28分32秒36/14分11秒09≪24関東IC1万、23予78位≫
宮倉騎士②29分25秒74/14分09秒42
藤原幹大②29分26秒97/14分10秒38≪24関東IChalf≫
西村悠誠②29分32秒41/14分24秒69≪24関東IC1500m≫
庄司瑞輝②29分48秒94/14分28秒16
和田麻里②30分16秒33/14分34秒92
林 侑汰②30分38秒79/14分32秒95
半澤彰基②14分09秒17
沖野凌我②/14分19秒66
高草木架月②/14分24秒78
小野寺颯太②/14分27秒94
2年生の成長スピードが速いですね。棟方選手がいい起爆剤になりそうな形。昨年も箱根予選の出走メンバーに選ばれ、78位とトップ通過に貢献。その後、残念ながら駅伝を走ることは出来ませんでしたが、2年目力を蓄えています。7月ホクレンで1万m28分32秒のベスト、大学駅伝デビューはどの区間か!?
そして他の選手も上がってきていますね。昨年の次点で宮倉・藤原選手が好走していましたが、今年の前半シーズンは大人しめ。ここから反撃あるか。春に元気だったのは西村選手で、関東IC1500mで活躍すると、夏前に1万m29分32秒ベスト、今後上がってきそう。
面白いのが半澤選手。ここまで目立ったなかったのですが、夏前に5千m14分09秒大幅ベスト!夏に化けてくるのか。この間にも、1万m29分台を出している選手がいますので、どのくらいこの夏に台頭するか。
1年生主力選手について
大濱逞真①13分43秒50/28分33秒58≪24関東IC1500m、23高校1区9位、IH5千m6位≫
E.キプロップ①13分49秒75/28分29秒35
中澤真大①14分02秒66/28分37秒29≪24関東IC5千19位、23IH3障14位≫
野﨑 想①14分15秒09
鈴木青空①14分16秒03
松浦輝仁①14分16秒26
平田 碧①14分18秒08/29分53秒35≪24関東IC5千、全国4区25位≫
大澤琉欧①14分14秒96≪23高校6区9位≫
矢嶋大梧①14分18秒79≪24関東IC3障≫
庄司瑞輝②14分19秒32
清水雄翔①14分30秒46/29分06秒10
中沢拓斗①14分33秒94
福井陽仁①14分34秒21≪24関東IC3障≫
真名子監督の力、2年前に大学駅伝復活したこともあるのでしょう。一気に新入生のレベルが引きあがりましたね。インターハイ5千mでも高校駅伝1区でも活躍していた大濱選手がやはり強い。関東IC1500mこそ予選落ちも、直後に5千m13分43秒ベスト、この調子なら出雲駅伝から走るでしょうか。
もだ凄まじい選手がいて、中澤真選手。関東IC5千mでいきなり決勝に残っていましたが、7月に1万m28分37秒大幅ベスト!さらに高校5千mベスト14分30秒の清水選手が29分06秒、いきなり走って括るのでしょうか。
そして、留学生が新しく入りましたね。キプロップ選手。最初は目立った記録ではなかったですが、徐々にベストを更新して7月に1万m28分29秒、どうやら駅伝出走が見えてきていますかね。彼のロードも楽しみです。他にも早くもベスト更新や平田選手のように29分台の選手が出てきていますが、まず夏を超えてどうなるか。。。
※真名子圭監督が、9月12日に発売される書籍になります。
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【まとめ!】箱根駅伝2025へ向けて
・入濱&棟方選手ら以外、3年2年どこまで台頭するか
・留学生だけじゃない、大濱・中澤真選手ら即戦力続々
4年生世代が充実していますね。前年度前半区間で戦い抜き、今年1万m28分19秒を出した西川選手ら以外にも主力多いですね。長い距離が得意な大谷・西代選手に、爆発力がある小田選手ら個性あって強いですよね。1万m持ちタイムも安定して28分台を出せる走力がありますし、秋に向けて楽しみです。
さらにルーキーが凄い。留学生キプロップ選手が1万m28分29秒と早速力を示していますがそれだけでない。IHや高校駅伝でも活躍した大濱選手が5千m13分43秒、さらに中澤真選手が28分37秒と一気に主力並のタイムを出してきました。もう早くも、出雲駅伝から戦ってくるのかなという…。上級生も初めての出雲駅伝ですが、スピード面はもう追いついているような??
大学駅伝は選手層も重要なので、カギを握るのが3年生と2年生。エース格は非常に強く、3年生は2年連続箱根3区を走っている入濱選手が強く、2年生は駅伝はまだも1万m28分32秒まで伸ばしている棟方選手が強いです。それ以外はまだエントリーまでなので、どれだけ台頭してくるかになりますかね。エース格は本当に伸びがいいので、シード権以上のラインで前半区間から戦える力はあります。それを生かす選手層になるのかが注目です。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
【競馬重賞予想!~予想も一流よ!~】