新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
【箱根への道】東海大シード権奪回へ「チームが強くなるために」梶谷主将が牽引「全日本、箱根ともに5位以内」 https://t.co/YhujaiCNOL
— スポーツ報知 (@SportsHochi) August 22, 2024
続いて
強力な上級生は揃ってきた、ロードもやれるはず
東海大学です
ページコンテンツ
【東海大学】第101回箱根駅伝2025へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
懸命に大学駅伝への対応を続けている。トラックでは、関東IC1部で毎年入賞者を出しているものの、大学駅伝でシード権に少し届かない成績が続いている。箱根予選は、エース選手の故障者体調不良で、集団走で慎重に走って10位通過。全日本駅伝はそこからまだ状態が上がっていない中で、9位。少し手応えを得ることはできた。
箱根駅伝本戦は、往路は新戦力となった兵頭・野島選手や、エース区間を花岡選手の奮闘でシード権上。ただ、直前で選手後退となった5区山登りで大きく後退します。復路は6区山下り梶谷選手から反撃、8区9区とシード権内を走りますが、10区で逆転負け…。ここ最近、課題になっていた5区と10区の苦戦が響いてしまった。
チームの強化自体は順調で、兵頭・花岡・鈴木選手の3年生の柱がいて、4年生は少数精鋭、2年生以下にも生きのいい選手がいるように見える。全日本予選は、各チーム上位で安定して見事トップ通過。ロードも行けるように見える、もう一度戦力をまとめたい。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
4年生主力選手について
野島健太④28分27秒63/14分09秒99≪24箱4区16位、23全3区11位≫
梶谷優斗④28分27秒77/13分45秒56≪24全予3組11位、箱6区9位、23予231位、全予3組21位、関東IC1万7位、箱1区19位、22全2区18位、全予4組7位≫
五十嵐喬信④28分44秒38/13分57秒59≪24全予1組10位、23関東IC5千7位≫
水野龍志④28分48秒28/13分57秒25≪23全予2組2位、関東IC5千、21出4区10位≫
越 陽汰④28分48秒37/13分53秒77≪23関東IChalf12位、箱4区9位、22全予2組20位、箱7区3位≫
野島悠太④30分07秒09/14分26秒38
4年生は残っているメンバーが強いですね。主将は、3年時に務めた越選手から交代して梶谷選手。箱根山下りもこなすスピードランナー、全日予選は毎年確実にまとめていて通過に導いている選手。ロードも競り合いを生かせるような展開なら強い選手です。同じくトラックでの活躍が光る五十嵐選手は、まだ大学駅伝関連は故障もありエントリーもしていない。とはいえ、持っているスピードはチーム有数。今年こそ挑めるか。
あとは、ロードでいい走りがありながらも、故障などで中々毎回走れていない感じでしょうか。昨年秋に1万m28分27秒と大きくブレイクした野島健選手は、いきなり前半区間を担当。難しいところを凌いでいて今年期待。途中から試合に出なくなっていますが、秋には復活出来ているかどうか。
続いて、今年は走りに専念することになった越選手。体調不良なども多い中、1年時・2年時と箱根駅伝は区間一桁でまとめていて、長距離のセンス・素質はチーム屈指のものがあります。走れる状態なら絶対に戦力になるはずなので、どこまで上がるか。一度出雲駅伝を走って1万m28分台の水野選手もいますね。素質高い選手は多いので、夏に足並みをそろえたいですね。
3年生主力選手について
【#全日本大学駅伝 関東地区選考会】#花岡寿哉 、#兵藤ジュダ の「ダブルエース」から、#鈴木天智 も加わった「3本柱」へ。3年生たちが選考会を引っ張りました。#東海大学 がトップ通過で11大会連続伊勢路へ 「黄金世代」に憧れ、中心を担う3年生@TokaiLonghttps://t.co/BFkK0eUwBj
— 4years. (@4years_media) June 25, 2024
兵藤ジュダ③28分14秒75/13分54秒70≪24全予4組12位、関東IC5千3位、箱1区5位、23全2区9位、予62位、関東IC1500m≫
花岡寿哉③28分15秒65/13分41秒31≪24全予4組16位、関東IC1万5位、箱2区13位、23全7区7位、予58位、全予4組9位、関東IC1万2位、箱3区6位、22全1区7位≫
竹割 真③28分50秒39/14分09秒65≪24全予2組2位、箱9区11位、23全8区13位、予90位、関東IChalf、箱7区18位、22予146位、21:高1区10位≫
鈴木天智③28分56秒95/14分05秒12≪24全予3組6位、関東IChalf13位、箱3区13位、23予37位、全予3組14位、22予58位、関東IC5千m≫
大内 瞬③29分32秒03/14分14秒91
本村翔太③29分33秒78/14分03秒65
湯野川創③29分39秒32/13分42秒78≪23全5区11位、予152位、22予236位≫
草刈恭弓③29分41秒55/14分06秒86≪24関東IC1500m12位≫
ロホマン シュモン③29分49秒12/14分12秒45≪24箱10区20位≫
藤井智己③29分50秒61/14分23秒83
山田修人③29分51秒45/14分20秒50
上奥 輝③29分55秒76/14分09秒29
中井陸人③30分10秒16/14分19秒38≪23予203位≫
山崎兼吾③/14分38秒53
松本颯真③1500m3分43秒63
青木貴也③1500m3分48秒59≪24関東IC3障≫
3年生がタレントぞろいなんですよね。今年の箱根駅伝は当時2年生の彼らが、1区2区3区と9区10区と重要区間を繋いで他校のエース格と戦っていました。とりわけ有名なのが1区2区3区の”3年生トリオ”。1区で好走するなどトラックのスピードを、ロードに生かせている兵頭選手。今年は関東IC5千3位に入るなど、充実の一途。彼がいるなら、序盤から攻められます。
そして、1年時から主要区間に入り続けている花岡選手。1年時箱根3区好走、2年時は秋口に体調不良がありながら箱根は2区を走っています。関東IC1万mの印象も強く2年連続28分前半の好走を見せています。今年こそ、箱根予選から全力で挑める状態なら、十分チームは上位を走れるはずです。
また、箱根予選で2年連続好走を見せている鈴木選手も本格的に主力化。故障も少しありつつ2年時箱根3区を走れていて、1万mも28分台。これに、箱根9区特化で頑張っている竹割選手も含めて、4人がまずは柱として名前がありますかね。彼らが走れれば、駅伝で戦う型は作りやすいと思います。
曽於の他にも挙がってきている選手がいますね。昨年に5千m13分42秒好走して、箱根予選は2年連続走っている湯野川選手、長い距離は一定の強さがあり、箱根予選も走っている中井選手、持ちタイムは同等の大内・本村選手、関東IC1500m決勝進出の草刈選手ら多いですね。箱根10区で悔しい思いをしたロホマン選手も、復調を待ちたいです。ハーフ62分台では一度走れています。やはりこの世代大事です。
2年生主力選手について
南坂柚汰②29分08秒31/13分54秒90≪24箱8区7位、23全4区9位、予55位、全予2組6位、関東IC1万15位、全国5区4位、22高校1区5位、国体8位、IH5千m8位≫
永本 修②29分22秒16/13分49秒58≪24全予1組5位、23予131位、全予1組9位≫
服部哩旺②29分44秒55/14分16秒74
山田拓望②29分48秒48/14分17秒61
藤田 悠②29分53秒79/14分37秒13
矢口陽太②14分12秒92≪24関東IC1500m≫
杉浦柊人②14分13秒95
可児悠貴②14分20秒54≪24関東IChalf≫
大西飛翔②14分31秒07
下條拓馬②14分37秒99
少しずつですかね。入学時から期待されていた南坂選手は、昨年は概ね順調。ロードは、箱根予選55位、全日本駅伝は4区・箱根駅伝8区を走ってともに区間一桁。今後のエース候補として期待が持てる成績でした。今年はまだ試合に中々出場できない状態ですが、走れれば確実に大きな戦力アップになります。
今年度活躍が光るのが永本選手。昨年も全日予選・箱根予選で出走していましたが、本戦では出番がありませんでした。今年は全日予選1組5位と前年より順位アップ。総合力が確実に上がってきていますね。この安定感なら、箱根予選での活躍が期待できますね。
あとは伸びてきている途中といったところ。春先ハーフマラソンで62分台と結果を出していた可児選手は、箱根予選以降で秘密兵器になってくるでしょうか。また、服部山田・杉浦選手ら1万m29分台を出している選手がいます。2度目の夏での成長を見たいところ。
1年生主力選手について
檜垣 蒼①13分55秒04/29分37秒82≪24全予2組5位、関東IC5千12位、全国4区3位、23高校1区16位≫
水野夢大①14分06秒72≪24全国5区11位、23高校3区20位≫
小野真忠①14分13秒23≪24全国4区40位、関東IC3障、23IH3障6位≫
平井璃空①14分19秒17
岩根正悟①14分20秒64≪24高校2区9位≫
間野至恩①14分23秒63≪24高校7区5位≫
佐野鈴太①14分31秒75/30分08秒19≪24高校4区15位≫
河合章真①14分33秒28
妹尾祐聖①14分37秒18
中野純平①14分44秒87
関 雄也①14分48秒19≪24関東IC3障≫
今年も全国から有力ルーキーが揃いましたね。大活躍しているのは東海大お馴染み倉敷高から檜垣選手。関東IC5千決勝に進出すると、全日予選2組では終始トップ付近を走行し組5位、安定した走りでチーム通過に貢献しています。この安定感なら秋のロードシーズンも楽しみになってきます。
この他に、3障の活躍が光る小野・関選手や、5千m14分06秒を持っている水野選手、高校駅伝で一桁順位を取っている岩根・間野選手、持ちタイムは堂々の平井選手らになってきますかね。まずは最初の夏の成果が楽しみになってきます。
|
【まとめ!】箱根駅伝2025へ向けて
・4年生は梶谷主将他、五十嵐越選手ら足並みそろうか
・2年生以下は永本檜垣選手ら次が出てくるか
まずは3年生がカギになってきますよね。やはり箱根駅伝で主要区間を走っていて、区間中位で戦っている選手が今年もある程度走れていました。兵頭・花岡・鈴木選手と言ったスピードランナーに、長い距離が得意な竹割選手というところが、元気ならまずは戦いやすい。
これに4年生がどれだけ脇を固められるか。全日本予選ではスピードランナー梶谷・五十嵐選手が元気でしたが、ロードで強い走りを見せる野島・越選手らが、故障から戻ってこれているか。これだけでも戦いやすくなります。
2年生以下は、エース格は強い。2年生は箱根8区を走っている南坂選手に、今季好調の永本選手、スーパールーキー檜垣選手が抜けていますかね。エース格は強いので、夏合宿をみんな無事に乗り越えてくれれば…。
箱根本戦の主要区間で戦えている選手は複数いますから箱根予選上位通過、調整の難しさがありつつも全日本駅伝は距離は得意なはず、箱根駅伝は5区と10区が苦手になってますが、ロード巧者の故障も影響していると思います。このあたり、箱根駅伝にあえば、ロードも上位で戦える力はあるはず。まず箱根予選からですね。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
【競馬重賞予想!~予想も一流よ!~】