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箱根駅伝2024(第100回)へ向けて【創価大・城西大】全日本駅伝の振り返りとともに

出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わって、いよいよ箱根駅伝モードになってきますね。

各関東地区の大学の、
前哨戦(出雲・全日本・箱根予選)を振り返っていきたいと思います。

そのうえで、今季のチームの特徴や、山など箱根に向けて
駅伝ファンとして思うことを記載していきます。

続いて、
出雲駅伝で久々準優勝!箱根往路2度目制覇あるぞ!
創価大学と、

出雲・全日本とも過去最高位更新!箱根も台風の目!
城西大学です。

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【創価大学】箱根駅伝2024(第100回)へ向けて

 見事準優勝を果たした出雲駅伝の詳細はこちらから

出雲駅伝・箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。 関東地区中心に、全日本大学駅伝の区間オーダー予想をしていきます。 ...

 1区石丸2区小池選手と若手が上位の流れで踏ん張って、3区から攻めていきました。リーキー選手が区間2位で追い上げると、4区山森5区吉田響選手が連続区間賞!ここで総合2位の地位を確保、アンカー吉田凌選手も安定した走り。箱根駅伝2021の総合2位以来の準優勝、強くなっていることを感じさせました。

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全日本大学駅伝2022振り返り

 留学生が、リーキー選手でなく、今年加入のムチーニ選手でしたが、これは当初の予定通りだったでしょうか。榎木監督は「箱根へのステップアップ」ということで、若手を多く起用したいと話していて、4年生は一人のみというオーダーでした。

 その中で、目標は3位以内、中盤以降の展開であわよくば総合優勝も狙っていきたい、そういった意気込みを見せていましたが、思わぬ展開となります。

6位創価大学5:18:21

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップとの差
1区9.5㎞ 4位 織橋 巧① 27分25秒 4位 6秒差
2区11.1㎞ 13位 山森龍暁④ 32分39秒 11位 1分44秒差
3区11.9㎞ 13位 石丸惇那② 34分47秒 13位 2分52秒差
4区11.8㎞ 16位 小池莉希① 36分19秒 13位 4分45秒差
5区12.4㎞ 🥇 吉田 響③ 35分18秒[新] 9位 4分07秒差
6区12.8㎞ 16位 山下 蓮② 39分57秒 11位 6分48秒差
7区17.6㎞ 4位 S.ムチーニ① 51分34秒 9位 7分09秒差
8区19.7㎞ 7位 吉田 凌③ 60分22秒 6位 9分21秒差

1区織橋選手…入学直後から、自己ベストを更新するなどぐんぐん伸びてきていたルーキー。日本IC5千mでも入賞するなど、力をつけていました。出雲駅伝は、選ばれませんでしたが、今回の全日本駅伝で、磨いたスピードを発揮するチャンスとなりました。

 しっかり集団の中で待機すると、残り1㎞からのスパート合戦にも、しっかりと応戦。抜け出した駒大・早大・中大に次いでのトップと6秒差の区間4位!非常に好位置でのリレーで、今回も創価大躍進…と思われました。

2区山森選手…”下級生を起用する”とした榎木監督が、唯一起用した4年生が山森選手。昨年度の全日本8区でデビューし、その後各大会安定した走り。出雲駅伝4区は上位の流れで区間賞獲得。練習の流れから、2区に対応できそう、彼が2区に入るから周りを下級生にできるという程、太鼓判を押せる状態でした。

 序盤、スピードエース選手に付かず、8位集団の中でのレースになりますが、5㎞手前でその集団からも後退してしまいます。終盤には順大にも交わされ11位に後退する走り。区間13位とやや力負けしてしまったか…。ここで、流れを創価大は一旦失うことになります。

3区石丸選手…ここまで三大駅伝皆勤が続いている2年創価大。前半戦は故障で棒に振るも、秋口に復活し出雲1区好走。今回はスピードエース区間3区で勝負というところでした。途中まで前を追いかけていくも、中盤から息切れ。城西大や東海大に交わされ総合13位に後退。個人としても区間13位の悔しい走りになりました。

4区小池選手…秋口に5千m13分34秒の高パフォーマンスで駅伝ファンを驚かせたた1年小池選手。出雲駅伝もその流れ2区でデビューし、上位の流れを繋ぎました。ただ、今回は追い上げる展開で全く力を出すことができず、区間16位。前とも引き離され、この時点で8位シード権との差は2分34秒。かなり苦しい展開になりました。

5区吉田響選手…ここから怒涛の展開に。5区は当日変更で入った3年吉田響選手。出雲5区区間賞で、今回はゲームチェンジャーとして入りました。8位以内なら、目標の3位に近づける。そうでなければシード権以内に入る、そして区間新記録はノルマと強い意志を持って挑んだそうです。

 道中は、全く映っていないのですが、気温が上がっていっている中、突っ込んでどんどん順位をあげていった感じなのでしょう。タフな条件になったのは吉田響選手には味方しました。とはいえ、中継所直前8位を走る大東大に一旦追いついた衝撃は凄かったです。宣言通り区間新を出して、シード権までの2分半をほぼ一人で埋めて見せました。

6区山下選手…2年山下選手が大学駅伝デビューとなりました。今年の正月箱根駅伝にもエントリーしていて、満を持してというところでした。大東大を見送り、数秒前にいた早大と8位シード権争いがっぷり与つ。途中まで併走していましたが、腹痛もありガクンとペースダウン。後方追い上げてきた帝京・東海に交わされ総合11位に。区間16位の走りで、再びシード権外となってしまいました。

7区ムチーニ選手…シード権まで54秒という差で終盤のロング2区間へ。7区に入ったのは大学駅伝デビューとなる1年ムチーニ選手。トラックの持ちタイムは、3年カミナ選手とそれほど変わらず、追い上げる中、爆発的な走りをしてくるか注目が集まりました。

 東海大と帝京大は2㎞過ぎにパスすると、8位早大を追撃に掛かります。10㎞通過は29分00秒と、暑さと流れにやや苦戦した印象ですが、この時点で36秒差と少しずつ追い上げていきます。前が見えてから走りに力が入り、最後に捉えるのかというところ。7位東国・早大が同時中継して、4秒後にリレー。順位は9位ですが、もう一度シード権争いに引き上げる好走。個人としても区間4位とまずまずでした。

8区吉田凌選手…出雲駅伝に続いてアンカーを任された吉田凌選手。長い距離の安定感は下級生の頃からチーム屈指でした。とはいえ、完全に単独走となった出雲駅伝とは違い、シード権争い真っ只中。襷をもらった時は、少しプレッシャーもあったと言います。

 それでも、襷を受け取ってからは、しっかり前を追いかける走り。すぐに東国・早大と並んで7位争いを展開しますが、いつの間にかその集団の決着をつけると、大東も交わして総合6位に浮上します。後半もペースをキープして、最後は危なげなく2年連続シード権を確保するゴールとなりました。

箱根駅伝2024(第100回)へ【エース・山・選手層】

 出雲駅伝2位からパワーダウンしてしまった部分もありましたが、エース力は強いものがありますね。チームとしても、流れに乗っていないと、まだまだ表彰台以上の争いは厳しいと引き締まる部分もあったかなと思います。

 そんな中、箱根駅伝はもう一度表彰台以上を確保するチャンスはあります。エースが強いは勿論ですが、4代目山登りの神が降臨する可能性があります。

エースの強さ

 エース区間2区は、毎年強い留学生が務めていました。今回も留学生が起用されそうで、おそらく3年リーキー選手となるでしょうか。関東IC・日本ICでも好走を続けていて、出雲駅伝も向かい風の中力強い走りで区間2位。

 67分前半あたりまでであれば、十分にいけそうな雰囲気があります。このあたりで走れれば、一桁順位で3区へ流れることができるので、今回も上位の流れに乗っていけるでしょうか。

 日本人は、ここにきて一番強いのは3年吉田凌選手になりますかね。出雲駅伝・全日本大学駅伝どちらもアンカーを担当し、出雲は単独走・全日本は前を追い上げる流れでどちらも、ある程度走っています。

 この走りだと往路4区あたりになってきますかね?過去の箱根は1年時の8区の好走もあります。(なお、もう一人の3年生吉田選手は、おそらくあの区間なので、ここでは出しません)。

 それから前回往路3区だった4年山森選手も、もちろん往路候補です。出雲4区区間賞なので走力は上がってきています。全日本2区は力負けしましたが、長い距離の方がいい選手でしょう。下りも比較的走れるので、3区で最後にリベンジとなるか。

 1区は候補選手が多いのですよね。出雲駅伝1区上位まとめた2年石丸選手に、全日本1区上位にまとめた1年織橋選手が候補、これに日本IC1万m9位の3年小暮選手もラストがある選手だったりします。

 ハイペースとなった1区でまとめた石丸選手もいいですが、織橋選手に1区のスペシャリストの可能性も感じたり。以前は1区をエースにしていましたが、このあたり、少しずつ配置の仕方が変わってきていますかね。4区までうまく運べれば面白いです。

山登り・山下り

 さて、4代目山の神誕生となるかという山登り。2大会前東海大時代に、70分台を出して大きくチームの順位を引き上げてきた吉田響選手が、満を持して準備しています。

 彼は、アップダウンが強いとかだけでなく、本当に”駅伝男”という感じですよね。最初から突っ込んでそのまま突っ切ることができます。出雲5区区間賞、全日本5区は区間新で区間賞。一旦遠ざかったシード権を引き寄せました。

 平地でもこれだけ爆発力がある中で、彼のアップダウンの得意さが活かせる箱根駅伝5区山登りは、いかほどの走りとなってくるか。本人も、旧区間記録となる今井正人さん超えの68分台を狙っているそうですが、果たして…??

 それから、リザーブとして、前回走っている2年野沢選手もいますね。ちょっと今は調子を落としている感じですが、ロードには1年時から対応していた選手。箱根駅伝でも必要となってくるか。

 山下りに関しては、前任者が3年連続で走っていたため、ちょっとわからないかな?過去3障で活躍経験がある選手が走ったこともありますが、1年齋藤選手あたり走れないでしょうか。

 元々3000m障害でIH優勝している実力者。その中で1万m29分21秒を出すなどマルチで活動していました。全日本前に1万m29分05秒ベストを出すなど、再び勢いが出てきています。彼が適性があるとかなりやりそうな気がしますがどうでしょうか?

 他には、前年の大学駅伝号で走りたい区間6区と答えている2年黒木選手、他5000mで記録を出している選手などもありえますかね。こちらは、情報を待ちつつ楽しみにしたいところ。

選手層の厚さ

 山登りで大きく時順位を上げると思いますので、復路に入った時点で上位の中にいると思っています。全日本駅伝では、エース格選手以外が区間二けたになってしまいましたが、あくまで”下級生主体”ということなので、まだ他に選手はいるのですよね。

 やはり箱根駅伝は4年生が強いチームが勝つということで、4年生の登場になりそう。まだ大学駅伝経験はないですが、レガシーハーフ63分台など長い距離で安定感のある志村選手がいよいよ登場か。走るなら復路終盤のはずだ。

 そして、過去箱根駅伝3区・8区と2年連続出場している桑田選手も戻ってきました。故障が長かったですが、全日本前に1万m28分台をマーク。榎木監督も最後まで、志村・桑田選手の起用は迷ったそうで、満を持しての登場でしょう。

 3年では、日本IC1万m9位の小暮選手もおそらくデビュー間近だったと思います。ハーフマラソンも63分台出したことがありますので、どこかで起用があるかもしれません。

 これに勢いのある2年生以下となるのですよね。出雲1区2区を務めた2年石丸・1年小池選手も持ち前のスピードを活かせる展開になるか。全日本6区を走った山下選手も勿論候補になってくるでしょう。

 復路の選手層は、結構厚くなっているので、また全日本とは様相が変わってくるでしょう。要、4区までどのあたりで踏ん張って、5区でどこまでジャンプアップしてくるかになりますね。

まとめ

・4代目山の神を目指す3年吉田響選手!
・3年リーキー選手に吉田凌選手が往路中心か
・山森選手に、出雲全日本未登場の4年生がやはり鍵か

 箱根駅伝に向けて楽しみなのが、4代目山の神を目指している3年吉田響選手。東海大時代の1年時から70分台で走っていましたが、今年の出雲全日本を見ると、とにかく駅伝に強い。

 全日本5区は、暑さで苦しむランナーもいる中、一人ずば抜けたパフォーマンスで区間新。シード権との2分半の差を、12kmほどで埋めたことを考えると、かなりの力がありますね。

 今の区間記録を破ることは可能ですし、旧区間記録を破っていくこともありえるほど力をつけていると思います。ここで稼げる以上、往路優勝の可能性も出てきます。

 エース格は、3年生が中心でしょう。出雲で好走したリーキー選手に、出雲全日本両駅伝アンカーの吉田凌選手が主要区間を担うでしょうか。1区は、出雲好走の2年石丸選手に、全日本好走の1年織橋選手がいるので、このあたり万全でしょうか。

 エース区間を繋ぐ3区は、前年経験の4年山森選手がいます。出雲4区区間賞も、全日本2区力負け。もう一度仕上げて有終の美を飾りたいところ。

 また、4年生はまだ隠し玉がいますね。長い距離一定の安定感がある志村選手に、過去2度箱根を走っている桑田選手が、全日本出場争いしていたそうです。このレギュラー争いのレベルは高いと思います。もう一度表彰台に上がるチームになっていく可能性はあります。

【城西大学】箱根駅伝2024(第100回)へ向けて

出雲駅伝・箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。 関東地区中心に、全日本大学駅伝の区間オーダー予想をしていきます。 ...

全日本大学駅伝2022振り返り

5位城西大学5:17:23

区間 区間順位 名前学年 区間タイム 通過順位 トップとの差
1区9.5㎞ 18位 林 晃燿③ 28分09秒 17位 50秒差
2区11.1㎞ 10位 山中秀真④ 32分18秒 13位 2分07秒差
3区11.9㎞ 🥇 ヴィクター キムタイ② 33分20秒 8位 1分48秒差
4区11.8㎞ 🥇 斎藤将也② 34分00秒 2位 1分22秒差
5区12.4㎞ 8位 野村颯斗④ 37分07秒 5位 2分33秒差
6区12.8㎞ 10位 桜井優我② 38分45秒 5位 4分02秒差
7区17.6㎞ 10位 平林 樹③ 53分53秒 6位 6分42秒差
8区19.7㎞ 5位 山本唯翔④ 59分51秒 5位 8分23秒差

1区林選手…過去2度の大学駅伝は、中盤の区間で安定した走りを見せていた3年林選手。出雲駅伝は4区で区間賞争いをしての3位をマーク。今回1区抜擢となりましたが、ラスト争いまでに先頭集団から脱落、トップと50秒差の区間17位とちょっと出遅れる形となってしまいました。

2区山中選手…それでも1区出遅れたのは、出雲駅伝と同じ展開。そして2区を任されたのも同じ4年山中選手でした。後方追い上げる中、5㎞14分13秒程のまずまずのペース。国士大や立命館大、終盤には東洋大も交わしていき、13位に浮上。区間10位でしたが、何とか前が点々とする位置に留まりました。

3区キムタイ選手…そして城西大はここに2本柱を投入してきたのですよね。まずは留学生の2年キムタイ選手。今年の箱根駅伝こそ、序盤抑えすぎて区間二けたでしたが、出雲駅伝でついに覚醒。3区で、苦手な向かい風の中、区間賞の爆走。期待が高まった中の3区でした。

 序盤までに東海大と創価大を交わして11位に浮上すると、中継所で40秒前後離れていた8位争いを追っていきます。9kmまでに順大と大東大を交わし、最後は好調だった國學院大の選手もラスト争いで制して、5人抜きの8位中継!個人としても、駒大を20秒上回る区間賞!力のあるところを見せました。

4区齋藤選手…圧巻の走りを見せたのが2年齋藤選手。1万m28分33秒ベストのエース候補の選手。出雲は1区を任されるも、途中転倒のアクシデントがあり区間10位。今度こそ自分の力を発揮したいレースでした。

 追いついてきた國學院大と8位争いを展開しますが、5㎞あたりで突き放すと、6.8kmで東国・帝京大を交わして6位に浮上。さらに前方を追撃していき、7.6kmには農大と早大を交わして4位浮上、9kmには青学大を交わして3位へ

 これに留まらず、10㎞には中大を交わして、6人抜き総合2位に浮上!気温が高かったですが、”暑さは得意”とそれも味方した模様。トップの駒大との差も25秒ほど詰めて、見事断トツで区間賞獲得!ついに、エース候補がエースとなってきました。

5区野村選手…5区にも主力の一角の4年野村選手を残していました。箱根1区を走り、6月全日予選3組組トップの実力者。ただ、その直後に、足の甲を痛めてしまいました。出雲は飛ばして、何とか間に合わせた状態でした。

 単独2位を走りますが、徐々に後方の追い上げに合います。5㎞過ぎに青学・中大に、8km手前で國學院大に交わされ5位に後退。区間8位で走りますが、表彰台以上の争いの壁も高かったですね。

6区桜井選手…今年の箱根8区の粘りの走り以来、主要大会での起用が続く2年桜井選手。中盤までは、前の3位争いを追いかけていきますが、そこからやや息切れ。区間10位の走りで、前とは約1分、そして後方シード権争いが少し近づいてきました。

7区平林選手…箱根9区区間一桁で走るなど、城西大の主力の一角の平林選手。今年前半戦は、関東ICハーフ入賞、さらに5千m13分44秒大幅ベストを出すなど充実していました。でしたが、秋シーズンは、この全日本駅伝が初戦となりました。

 10㎞で前3位争いとの差が2分、そして追い上げてきている9位まで1分半となりシード権争いの域に。暑さの中後半が心配でしたが、大東大に交わされて6位に後退に留まる区間10位。シード権争いは30秒ほど後方でした。

8区山本選手…とはいえ、アンカーに自信はありました。今年の正月、箱根駅伝山登りで”山の妖精”と全国区となった4年山本唯選手がアンカー。出雲駅伝もアンカーで安定した走りを見せていました。

 すぐに大東大を交わして5位浮上。今回も全く前が見えない単独走ながら、じりじりと後方の差を広げていく走り。暑さもありましたが、59分51秒の区間5位の安定した走り、城西大過去最高ととなる総合5位で、5年ぶり2度目のシード権となりました。

箱根駅伝2024(第100回)へ【エース・山・選手層】

 出雲駅伝は、過去最高どころか表彰台に入り込む3位、全日本大学駅伝も過去最高となる5位に入りました。前回の箱駅伝シード権獲得メンバーが全員残っていたので、浮上のチャンスの年だったとはいえ、これだけ順調にレベルアップするのも凄いことだと思います。

 そして、箱根駅伝ということを考えても、山登りに目処が立っているチームですので、やはり上位候補の1校、ハマると往路優勝まであるように思います。もう一度まとめてみましょう。

エースの強さ

 まず箱根駅伝2区で区間上位で走れそうな選手が2名います。2年生のキムタイ・齋藤選手の勢いが凄い。全日本大学駅伝3区4区連続区間賞でも話題になりましたが、さらに話題となったのが、中5日で挑んだ日体大記録会。

 キムタイ選手が27分41秒!さらに齋藤選手も27分59秒と、Wエースが2人とも27分台にベスト記録を乗せてきました。これは、高速化が進んだ中でも、そう簡単に達成できるものではありません。往路平地は強力ではないでしょうか。しかもこの2人のどちらかは、2区以外となるわけです。

 なお、前回の箱根駅伝は2区齋藤3区キムタイ選手の並び。齋藤選手が力不足で区間15位、キムタイ選手は駅伝力不足で区間11位でした。ここから見違えるように成長しているわけですから、楽しみしかありませんよね。なお、山本唯選手も最終学年は2区希望していますが、ここまでのスピード面を見ると、やはりこの2人どちらかが2区3区、もしくは2区4区に入るかなと思います。

 1区ともう一つの平地区間の候補も考える必要があります。直近の駅伝と、中5日の日体大記録会を見ると、4年野村・山中選手になってくるでしょうか。この世代1年時から、山本・野村・山中選手でトリオと言われましたが、順調なら彼らが往路3区間入るので、ちょっと感慨深かったり。

 過去の実績では、野村選手が今年の箱根1区で、ラストまで上位集団で戦って1区11位とまずまず。全日本は故障明けで5区8位でしたが、記録会で28分34秒の自己ベスト、最終的に昨年よりいい状態で箱根路を迎えられそうです。

 山中選手は、前回のアンカーが初駅伝、シード権がかかる中区間6位で走りきり総合9位でゴールテープを切った選手。最終学年の今年、出雲・全日本ともに2区抜擢、ともに流れを変える走りを見せて、その後も1万m28分41秒の自己ベスト。十分に往路で通用するレベルに来ていると見ます。

 勢いある2年生と、力をつけた4年生で、往路平地4区間は、十分上位争いをしそうです。

山登り・山下り

 そして、山登りですよね。個人的な予想になりますが、区間記録保持者の4年山本唯選手が、2年連続5区山登りを務めると思います。出雲アンカー・全日本アンカー単独走でまとめる走りを見せていますし、チームとしてまとまるのかなぁと思っています。

 ちなみに、上りの部分だけだと、昨年の激坂王で、齋藤選手が山本唯選手をちぎっているので、彼の山登りもちょっとみてみたいのですが、1区2区で戦う意識は相当強いみたいですね。他の上り候補というのも出てこないので、基本的に彼になるのか。

 昨年は山本選手にタスキが渡った地点ではシード権外でしたが、今年はキムタイ・齋藤選手が、全日本以上の爆走をすれば、正直この時点で上位争いができていると思います。その中で、70分台やそれを切ってくる走りとなると、さてどこまでいけるでしょうか?

 山下りだけは、城西大課題となりますかね。前回は、当時1年生で3障の脚力があった大沼選手が走りましたが、区間15位とうまくはいきませんでした。彼がもう一度走る可能性はありますが、それも含めて再考かなぁ?

 主力の中では、比較的スピードランナーということで、3年林選手とかもありえるでしょうか。1500mも一時期走っていて、力はあります。3障のつながりでは、今年は2年小早川選手が関東IC7位入賞するなど活躍がありました。

 また、城西大は1年生を起用することが比較的多い。ここまで一番1万m29分34秒など結果を出している中島選手を抜擢する可能性もあるでしょうかね?おそらくしてるだろう上位争いに残るために、59分台で走れる選手は準備したいところだ。

選手層の厚さ

 選手層に関しては、強豪校のところまではもう少しという水準ですかね。基本的に、昨年の総合9位のメンバーに+αで新戦力候補ということになってくると思います。

 軸となる9区は候補がいて3年平林選手ですね。昨年も走っていて区間8位好走、今年は前期はトラックのベストを更新していて、飛躍の一人になるくらいの勢いでした。ただ、全日本駅伝ではまだ調子の良かった頃には戻っていない感じですかね。ここから2か月で、少なくとも9区一桁以上の状態に戻るか。絶好調までいければ往路4区でも良さそうな選手であります。

 昨年の7区8区を務めた3年林2年桜井選手も、出雲全日本ともに起用されていました。2人とも全日本駅伝でやや外してしまいましたかね。それでも林選手は前回7区9位の実績があり、桜井選手は直後の記録会で1万m28分57秒のベストをマークして、走力は上がっていることは確か、箱根復路のどこかに登場するはずだ。

 その桜井選手と同じ組で29分一桁を出している選手が2名。3年久保出選手と2年鈴木選手。久保出選手は、長い距離を中心に頭角を現している選手、昨年の箱根予選は139位のチーム10番手で通過に貢献している選手。走力も上がってきたか。

 2年鈴木選手は、主力候補の一角。昨年当時1年生ながら往路4区を走っていて、高校時代の実績は、実はエース格の齋藤選手とそれほど変わらない。怪我などもあり、中々調子があがってこなかったですが、ようやくいい調子になりつつあるでしょうか。彼が覚醒すると柱が一人増えます。

 あとは、ギリギリになってきますが、今年1万m29分14秒を出している4年中田選手、さらに同じ4年生で一度全日本6区を走っている山本樹選手が、今年1万m29分台を出すなど、もう一度上がってきています。アンカーで走ることもありえるでしょうか。

 他若手では、2年磯西選手が29分34秒マーク、1年生は先の中島選手がいちぬけしていて、小田選手もあがりつつありますかね。記録会ももう少し出場すると思うので、今後の動向に注目です。

まとめ

・箱根2区を走れる選手が3人!?キムタイ&齋藤選手らエース強し!
・脇を固める4年山中野村3年平林選手がどこまで仕上がるか
・やはり山登りは山本唯選手なのか、往路・総合とも過去最高チャンス

 やはり出雲と全日本の成績を見ると、箱根駅伝の過去最高成績も視界に入ってくるのかなと思います。エースが本当に強くなってきていて、駅伝で覚醒したキムタイ選手、さらに一気に1万m27分台ランナーとなった齋藤選手がやはり強い。

 全日本3区4区と、前半の主要区間で連続区間賞を獲得したのはやはりインパクト高い。ここで13位から2位まで浮上したエース力は、強豪校にも通用するレベルでしょう。

 これに山登りの区間記録保持者の山本唯選手も、箱根2区を十分走れ得るレベルに走力がありますから、箱根2区を走れる選手が3名もいますので、やはり往路の突進力はかなりのものがあるのでは…と思います。

 選手層はそこまで厚くないですが、4年山中選手が成長し、出雲全日本ともに前半区間2区で、チームの流れを作る役割を果たしました。調整が遅れていた4年野村3年平林選手も、全日本駅伝で何とか起用できるとこまで復調して、チームとしても全日本駅伝以上に戦いやすくなってきていると思います。

 まずは往路でどこまで上位陣とバトルできるか、視野に入ったという往路V…!その流れでいければ、そのまま過去最高に城西大が輝く箱根路になるはずです。