出雲駅伝・箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。
関東地区中心に、全日本大学駅伝の区間オーダー予想をしていきます。
【#出雲駅伝】
レース後「他の4年生も、結構負けん気が強い。僕が区間賞を取ったことで『次は僕も』と思ってくれる」と振り返りました。#創価大学 ・ #山森龍暁「後輩たちの心の支えに」 唯一出走の4年生が出雲駅伝で4区区間賞@sokauniv_ekidenhttps://t.co/KPDftEfHVl— 4years. (@4years_media) October 10, 2023
続いて、
出雲駅伝で、大学駅伝2度目の準優勝!続く全日本以降も、表彰台候補となるか!創価大学です
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【創価大学】全日本大学駅伝2023区間オーダー予想
まずは、準優勝飾った出雲駅伝の振り返りからです。
出雲駅伝2023振り返り
2位創価大学2時間9分34秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップとの差 |
1区8.0㎞ | 5位 | 石丸惇那② | 23分20秒 | 5位 | 35秒差 |
2区5.8㎞ | 5位 | 小池莉希① | 16分37秒 | 5位 | 1分04秒差 |
3区8.5㎞ | 🥈 | リーキー カミナ③ | 24分13秒 | 2位 | 57秒差 |
4区6.2㎞ | 🥇 | 山森龍暁④ | 17分35秒 | 2位 | 45秒差 |
5区6.4㎞ | 🥇 | 吉田 響③ | 17分45秒 | 2位 | 39秒差 |
6区10.2㎞ | 5位 | 吉田 凌③ | 30分04秒 | 2位 | 1分43秒差 |
1区石丸選手…スターター任された石丸選手が見事でしたね。今年の箱根後故障して、夏まで走れず。何とか間に合わせたところ、秋口に5千m13分46秒ベスト、それからびっくりの1区だったのですが…
ハイペースとなった1区、他校有力選手も遅れを取る中、東洋大と6位争い!競り勝つと、最後に落ちてきた青学大も交わして5位中継!ここまで仕上がっていたのは驚き!そして、三大駅伝皆勤しているだけ本当にすごかったです。
2区小池選手…絆記録会で、青学大らの13分30秒台のさらに前を走り、13分34秒の自己ベスト。駅伝ファンをびっくりさせたルーキーは、出雲最短2区でデビュー。序盤から突っ込んで、國學青木選手に追いつき、一時早大にまで迫りました。後半は苦しくなるも、他校スピードランナー相手に区間5位ナイスファイト。前が見える5位で繋ぎます。
3区リーキー選手…大学駅伝はデビューとなるリーキー選手ですが、インカレなどでその実力は証明済みでした。すぐに國学院大伊地知選手を交わすと、中継所で約25秒前方だった青学・早大の争いを3.7kmで埋めると、4.8kmの下りでスパート!単独2位に浮上します。向かい風の中、駒大との差はあまり詰められませんでしたが、56秒差の総合2位で襷リレーします。
4区山森選手…4年生になり充実の一途をたどる山森選手。1㎞2分50秒を切る区間新ペースで前を追っていき、少しずつトップ駒大との差を詰めていきます。そのまま押し切っていき、駒大ら有力選手がひしめく中区間賞!トップとの差も45秒差に詰めました。どういう展開でも崩れないのが持ち味ですが、ただただ強くなってきている、そう感じる走りでした。
5区吉田響選手…そして、秘密兵器の登場ですね。東海大から移籍した山の神予定の3年吉田響選手。とはいえ、上りだけでなく、序盤から突っ込んで粘る”駅伝走り”ができるのも吉田響選手の凄いところ。1㎞2分40秒くらいで入ると、そのまま耐えて、なんと2区間連続区間賞!トップとの差も39秒差に詰める好走。平地でも飛び道具になっていきそうです。
6区吉田凌選手…アンカーは、吉田姓の3年生同学年同士のリレーですね。大学駅伝は3度目ですが、年々ロードの力をつけてきている選手です。前僅かに見えている駒大があっという間に離れていく難しい展開でしたが、しっかりとペースをキープ。後方からの追い上げも、さほどなく区間5位の走り、見事に準優勝のゴールテープを切りました。
全日本大学駅伝メンバー&戦力分析
※11月2日(水)に暫定オーダー提出
※当日朝に、補欠から最大3名入れ替え可能
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝
山森龍暁④28分27秒21/13分49秒59≪23出4区1位、関東IC1万、箱3区14位、22全8区11位≫
桑田大輔④28分38秒46/14分02秒85≪23箱8区9位、22箱3区17位、21:出5区7位≫
志村健太④29分10秒63/14分12秒17≪23関東IChalf、22全予1組27位、関東IC1万m16位≫
リーキー カミナ③27分50秒66/13分30秒54≪23出3区2位、関東IC1万3位、22関東IC5千5位≫
吉田 凌③28分41秒28/13分51秒66≪23出6区5位、関東IChalf3位、22全3区12位、箱8区8位≫
小暮栄輝③28分50秒73/13分55秒24≪23日本IC1万9位、22関東IC1500m≫
吉田 響③28分59秒50/13分59秒44≪23出5区1位、22予26位、全予1組1位、箱5区2位≫
石丸惇那②28分46秒37/13分45秒74≪23出1区5位、箱10区15位、22全4区11位、出4区7位≫
野沢悠真②28分47秒63/14分11秒91≪23関東IC1万、箱5区13位、22全予3組10位≫
山下 蓮②29分00秒00/14分09秒07
黒木陽向②29分25秒40/13分58秒68
S.ムチーニ①28分05秒98/13分28秒97≪23関東IC5千2位≫
織橋 巧①29分01秒48/13分52秒71≪23日本IC5千7位≫
齊藤大空①29分05秒72/13分52秒87≪23関東IC3障、全国1区22位、22IH3障1位≫
川上翔太①29分20秒28/13分56秒21
小池莉希①29分23秒86/13分34秒82≪23出2区5位≫
出雲駅伝準優勝の実績を、確かな自信に、全日本駅伝でも表彰台以上を目指す創価大の16人のエントリーメンバーです。4年生は、エースとなってきた山森選手にまず注目。昨年から、駅伝デビューして、どういう状況でも崩れないからと主要区間で順位をキープする役割だったのですが、ここにきて、攻めていける選手に成長。出雲駅伝4区区間賞は、相手の駒大もある程度攻めていた中でのことで価値あるもの。今年の全日本駅伝は、主要区間で勝負しに行くか。
また、2度箱根駅伝を走っている桑田選手が、10月に1万m28分59秒で復活!前半戦走っていなかったのでほっとしますよね。チーム状況もいいので、走るかは微妙ですが、チームとして心強いです。それから、レガシーハーフ63分39秒で走るなど長い距離に強い志村選手もエントリー。ハーフマラソンに標準を絞って準備を進めています。
3年生は核となる選手が多いですね。出雲駅伝が初駅伝となったリーキー選手がエース。向かい風の中、ある程度前を終えていて3区2位とまずまずのデビュー。同じ留学生相手に負けたのは、全日本駅伝でリベンジする形ですかね。記録会から高いレベルで走れているので、どこまで走れそうですかね。問題は3区か7区か8区か…。
日本人も色が濃いですね。出雲駅伝では吉田響⇒吉田凌選手と5区6区でW吉田選手リレー。山登りの神を目指している吉田響選手ですが、箱根以外でも、ロケット砲になりそうな程、駅伝で魅力あふれる選手。前半から突っ込んで粘れる駅伝走りで、全日本はどこを担うか。吉田凌選手も、1年時から箱根8区を走るなどロード巧者。出雲アンカーでは成長した姿を見ました。また、日本IC1万m9位(日本人2位)で話題になった小暮選手も、いよいよデビューが近いか。スピードが切れる選手です。
成長著しい2年生は、大学駅伝皆勤が続く石丸選手が、一人抜けた存在になってきたか。出雲駅伝は、故障明け急ピッチ仕上げながら、ハイペース展開に対応。むしろ伸び盛りに入ってきたかもしれません。全日本も前半のどこかか。あとは、山下選手と黒木選手が、10月に入り、1万mでそれぞれ29分00秒と29分25秒とベスト更新。野沢選手はやや足踏み中ですが、ロード巧者。仕上げてくることがあるか。
そして物凄い勢いで成長中の1年生。前半戦で名を上げたのが織橋選手。夏前に1万m29分01秒と、1万m28分台目前に迫った走力、日本IC5千m7位に粘った末脚と魅力多いですよね。出雲は飛ばしましたが、全日本でデビューなるか。9月に絆記録会で13分34秒のスーパーベストを出した小池選手は、一人先に出雲駅伝でデビュー。2区で他校主力格とも戦いきって見せて、改めて力がついていることを実感しました。
これに、元々ドラ1として期待されていた齋藤選手も1万m29分05秒と成長中、川上選手も29分20秒なんだから、凄い世代になってきています。2番手留学生ムチーニ選手も、記録会でPMをしながら力を蓄えています。出雲の2位は展開もよかったですが、また濃いメンバーで全日本に挑みます。ここからオーダーを考えてみます。
全日本大学駅伝区間オーダー予想
基本的に出雲駅伝メンバーと、日本ICとの連戦を回避した2名になるのかなと思っています。あとは、大砲をどこに置くか…。
2区(11.1km)石丸惇那②28分46秒37
3区(11.9km)吉田 凌③28分41秒28
4区(11.8km)小池莉希①29分23秒86
5区(12.4km)吉田 響③28分59秒50
6区(12.8km)織橋 巧①29分01秒48
7区(17.6km)リーキー カミナ③27分50秒66
8区(19.7km)山森龍暁④28分27秒21
1区小暮選手…1年の頃から、ロードに強いと名前が上がり続ける小暮選手。3年目の全日本で、いよいよデビューじゃないかなあ。日本ICで、ラスト勝負になった1万mで日本人2着の9位。ラストの切れ味はなかなか鋭い選手。1区で先陣を切れるのではないでしょうか。
2区石丸選手…故障明けから急ピッチで仕上げた出雲駅伝で、驚きの復活、いや、成長を見せていた石丸選手。縦長の展開での位置取りもよかったらです。全日本2区は、出入りの激しい区間ですが、石丸選手の走力だけでなく判断力も活きるかなと思います。
3区吉田凌選手…この区間に、リーキー選手を配するかどうかすごく悩んだのですが…昨年の経験者吉田凌選手が、出雲アンカーで安定した走りを見せていたので、この区間でも粘れると思いました。昨年の区間10位からどこまであがるか。
4区小池選手…期待のルーキーの一人となった小池選手。出雲2区では、積極的に攻めていく走りで、他校にも食い下がりました。前半最後となる4区で前方を追撃、順位をあげていく流れにできればと思います。
5区吉田響選手…出雲5区区間賞、それも前半から突っ込んで粘る駅伝走りというのは、他校からも驚異ではないでしょうか。昨年は、この区間にエース格を配置し、流れを作り直していたので、今年も5区に強い選手を配するかなと思います。この区間なら連続区間賞といきたい。
6区織橋選手…もう一人楽しみな1年生がデビューすると思います。前半戦から5千13分台1万も29分01秒と28分台目前。日本IC5千mも7位入賞していて、活躍度はこの世代一番。出雲は飛ばしましたが、全日本駅伝で満を持してデビューすると思います。1区でもいいし、エースにつないでいく区間でもいいかなと。
7区リーキー選手…ちょっと賭けになりますが、リーキー選手を長距離区間の7区に温存で見ました。日本人も力をつけてきていますので、ここまでもまずまずの位置で走れていると思います。リーキー選手が、箱根2区と思いますので、一度長い距離入れたいなという思いもあります。
8区山森選手…2年時に1万m28分台を出して首脳陣から名前が上がりはじめ、3年時に安定感があるということで主要区間で走り続け、4年目にいつか駅伝で区間賞を獲れるレベルに上がってきた山森選手。昨年のこの8区が大学駅伝デビューでしたね。この時は、序盤抑えましたが、今回は順位を上げていく走りになっていると思います。アンカーに来た時の個人の成績も楽しみです。
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これに、4年桑田選手がスーパーサブに控える感じになるんじゃないかなぁ。駅伝未出場の選手もいるので、多分箱根に向けては彼らを起用すると思います。エース選手の配置は読めなかったのですが、色々練ってきそう。
まとめ
・下級生充実!2年石丸1年小池織橋選手の爆発力
・日本IC上位組参戦か!出雲2位メンバーに戦力アップ!
創価大の勢いが凄いですね。昨年度の主力の卒業生が多くて、凌ぐ年かと思ったのですが…出雲駅伝2位の快進撃、もしかすると箱根までに駒大に対抗する勢力になるのかもしれないです。
留学生リーキー選手は、高い安定感があり、まずまずの出雲駅伝デビューでしたが、その流れを日本人ランナーが加速するほど力をつけていました。4年山森・3年吉田響選手が連続で区区間賞を獲得して、全日本大学駅伝どこで登場しても攻める区間となっていきそう。
下級生も勢いがあって、2年石丸1年小池織橋選手が、他校スピードランナー相手に食い下がる走りを主要大会でしています。出雲駅伝でも何人かは前半区間起用でしょう。
これに、3年生はまだまだタレント揃い。ロードで年々たくましくなってくる吉田凌選手に、切れ味鋭い小暮選手といます。なお、小暮・織橋選手は、日本IC上位ながら出雲は未出走。全日本に向けて牙を研いでいます。
オーダーや展開によっては、やっぱり表彰台以上、今回もあるでしょうか。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
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姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
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