箱根駅伝予選会が終わり、いよいよ次は全日本大学駅伝ですね。
関東15校を中心に、
全日本大学駅伝2023の区間オーダー予想をしていこうと思います。
留学生の選手失速も!?予選トップ通過できるチーム力!駅伝力も上がってくるか!?大東文化大学です。
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まずは、2年連続トップ通過を果たした箱根予選!内容もじっくり
START-5km | 5-10km | 10-15km | 15km-FINISH |
19位西川③14分31秒 | 18位西川③29分20秒 | 13位西川③44分07秒 | 15位西川③62分19秒 |
19位久保田④14分31秒 | 18位久保田④29分20秒 | 13位久保田④44分07秒 | 16位久保田④62分23秒 |
39位ワンジル③14分32秒 | 48位菊地④29分38秒 | 45位菊地④44分31秒 | 23位菊地④62分28秒 |
59位入濱②14分48秒 | 53位入濱②29分41秒 | 53位入濱②44分48秒 | 51位入濱②63分10秒 |
66位菊地④14分49秒 | 146位大谷③30分19秒 | 94位大谷③45分18秒 | 57位大谷③63分20秒 |
129位西代③15分07秒 | 146位佐竹④30分19秒 | 94位小田③45分18秒 | 65位小田③63分35秒 |
144位大谷③15分08秒 | 146位西代③30分19秒 | 106位棟方①45分21秒 | 78位棟方①63分44秒 |
144位小田③15分08秒 | 161位小田③30分20秒 | 115位西代③45分24秒 | 83位佐竹③63分46秒 |
144位棟方①15分08秒 | 161位棟方①30分20秒 | 134位佐竹③45分34秒 | 113位西代③64分01秒 |
144位佐竹③15分08秒 | 181位ワンジル③30分21秒 | 246位松村④46分11秒 | 211位松村④64分53秒 |
343位松村④15分22秒 | 321位松村④30分48秒 | 248位長島④46分12秒 | 232位長島④65分08秒 |
343位長島④15分22秒 | 321位長島④30分48秒 | 455位ワンジル③48分31秒 | |
上10名計3位2:28:50 | 8位4:59:57 | 4位7:30:39 | 1位10:33:39 |
LAP | 14位2:31:07 | 3位2:30:42 | 3位3:03:00 |
見事に2年連続での箱根予選トップ通過を決めた大東文化大ですが、最初はアクシデントから始まったのですよね。エースのワンジル選手が失速。完璧に練習をこなせていたものの、脚に少し痛みがあったらしい。トップスピードで走り出したら急激に悪化、5km手前からペースを落とし、10㎞過ぎにはチーム12番手に。
ジョギングペースに落としたそうですが、20km過ぎに脚を引きずりながら前に進むワンジル選手を、真名子監督が発見。急いでレース中断、おぶってゴールまで搬送する事態となりまいた。
とはいえ、ワンジル選手の失速は、2年前もありました(この時は、過緊張による腹痛)。この時は、失速が響いて予選敗退となったのですが、2年の時を経て、チームは大きく成長していました。
日本人は、4年生エース久保田選手に、夏前に1万m28分25秒を叩き出した西川選手が、日本人上位集団で勝負。5㎞14分31秒-10㎞29分20秒のまずまず早いペースについていきます。続く集団に、もう一人4年生ロードに強い菊地選手に、昨年も上位集団で勝負した2年入濱選手が、10㎞29分40秒前後。順位も50位前後でした。稼いでいるのがこの4人ですね。
次5番手~9手が、1つ目の集団走を行っていました。箱根経験者の4年佐竹3年大谷選手に、力をつけてきた3年西代・小田選手、1年生唯一出走の棟方選手の集団。5㎞15分08秒-10㎞30分20秒の150位付近で固まって走行。だいたラップ3分02秒ほどでした。
そしてワンジル選手を挟んで11番手12番手に、4年生の松村長島選手が、3分05秒ほどのLAPを刻んで、30分48秒で10㎞通過。順位的には300位台。何かあった時に控えている感じ(もう起きてるわけですが…)でした。この時点で総合8位、この5㎞間は14番目はワンジル選手の失速で仕方ないところ。とはいえ、日本人集団は安定してい走っていました。
後半に入る15㎞地点。西川・久保田選手は、バッチリ日本人上位集団。44分07秒の13位タイで通過。続く2人は4年生菊地選手が、1㎞3分を切るペースで44分31秒で通過。入濱選手も44分48秒とペースはキープしていました。後ろの集団に動きがあり、早くも前の方に上がる選手が出てきていました。
大谷・小田選手が、10㎞を過ぎてから1㎞3分ペースにアップ!45分18秒で通過し、約50人抜きの94位に浮上。さらに秒差で106位棟方選手、115位西代選手に、佐竹選手はペース維持も134位の45分34秒で通過した。10㎞から動く作戦だったのか、ワンジル選手のことがあって早めにしたか分かりませんが、ほとんどの選手が上がっています。この5㎞間は3位、総合4位まで浮上。
そして、ゴールまでその勢いがあります。西川・久保田選手は、最後まで日本人上位選手と激しいバトル。15位西川選手62分19秒と16位62分23秒で続けてゴール。さらにそこに、菊地選手が大きく迫り23位62分28秒でゴール。調子がいいと後半大きく伸びる選手ですがここまでとは。入濱選手は、1㎞3分で持ちこたえて51位63分10秒でゴールした。
後ろの選手もどんどん浮上。大谷選手が、15㎞以降のアップダウンも1km3分を切るペースを維持、すぐ後ろの63分20秒の57位まで上がってきました。さらに小田選手63分35秒、棟方選手も63分44秒で続き、15㎞まで控えていた佐竹選手が50人ほど抜いて83位の63分46秒まで浮上ここまでで8人が64分以内。西代選手が64分01秒の113位で9人目。
ここから10番手がなかなか来ないあぁとテレビでは思っていましたが、それでも松村選手が211位ながら64分53秒と65分以内にまとめていました。15㎞以降は、後ろから捲ったチームがいて3位でしたが、2分半の差があった明治大を逆転。全員がバッチリ走りトップ通過。本当にワンジル選手に頼らずに、トップ通過できるということで、チーム力がついてきたのは事実でした。
※11月2日(水)に暫定オーダー提出
※当日朝に、補欠から最大3名入れ替え可能
エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝
久保田徹④28分29秒75/13分43秒30≪23予16位、全予4組13位、関東IC5千13位、箱1区15位、22:全4区10位、予24位、全予4組6位、21:全4区8位、予119位、20:予209位≫
菊地駿介④28分55秒56/14分02秒68≪23予23位、箱5区12位、22:全2区13位、予32位、全予4組21位、20:予120位(連合選出)≫
倉田 蓮④28分58秒79/13分55秒60≪22予252位、21:予189位、20:予188位、19:予130位≫
佐竹勇樹④30分00秒23/13分59秒46≪23予83位、全予1組2位、関東IC3障4位、箱6区6位、22関東IC2部3障1位≫
ピーター ワンジル③28分25秒20/13分31秒97≪23予DNF、全予2組1位、箱2区20位、22:全1区1位、予5位、全予2組1位、21:予231位≫
西川千青③28分25秒33/13分54秒31≪23予15位、全予3組5位、関東IC5千9位、22予153位、21:予169位≫
大谷章宏③28分49秒42/13分59秒38≪23予57位、全予4組25位、箱9区13位、22:全6区9位、予111位、全予2組6位、21:予213位≫
小田恭平③28分50秒81/14分17秒22≪23予65位、全予2組29位、関東IC1万、22予221位、全予1組39位≫
西代雄豪③29分14秒27/14分09秒00≪23予113位、全予3組11位≫
佐々木真人③29分25秒33/14分15秒87
入濱輝大②28分38秒89/14分03秒48≪23予51位、全予1組4位、関東IC5千14位、箱3区18位、22:全3区12位、予43位、全予3組21位≫
照井海翔②29分39秒97/14分29秒84
棟方一楽①29分09秒58/14分25秒30≪23予78位≫
宮倉騎士①29分25秒74/14分09秒42≪23全国5区45位、22高校1区43位≫
藤原幹大①29分26秒97/14分10秒30
庄司瑞輝①29分48秒94/14分39秒76≪23関東IC3障、全国5区44位≫
さて、前年度の大学駅伝は、大東大の予選突破に湧くも、本戦は目立ちませんでした。今年度は、真名子監督の「もう予選にはもどりたくない」と強い意志の元、チームは確実に強化が進んでいます。前年度は、予選直後に体調を崩す選手が出ていたのですが、今年の調子は果たして…。
メンバーは申し分ないですね。まずは4年生に主力がいます。下級生の頃からチームを引っ張っている久保田・菊地選手が好調。久保田選手は、今年は特に日本人上位集団で最後までバトル。さらにパワーアップしていること確実です。菊地選手は、長い距離の強さに磨きがかかっていましたね。前年通り後半大きく順位を上げましたが、32位から23位に浮上。日本人上位集団に迫りました。この2人が健全ならある程度戦えます。
さらに秘密兵器がいます。3000m障害で活躍している佐竹選手が、長距離にも対応。箱根山下りで区間一桁を獲り、全日予選1組2位の末脚もあります。そして、”5年生”となる倉田選手。大東大が箱根不出場が続いている間、エースとして引っ張っていた選手です。箱根予選に4年連続出場しているので、出場権があるのが全日本大学駅伝のみ。10月に2本記録会を走り5千m14分04秒・1万m29分06秒と臨戦態勢。箱根予選経由のため、チームとしてスピード不足の中、光る存在になるはずです。
人数的には3年生が中心で6人エントリーしています。留学生エースワンジル選手は、脚の怪我の状態が分からないので出番があるかは分かりませんが、前回1区区間賞と爆発力はやはりあります。これにどんどん成長してきている選手が出てきて、4年生エース選手に追いついてきた西川選手が面白い存在。関東IC5千9位にも入っていますし、現在の大東大で一番スピードエース区間に対応できるのかなと思います。
さらに、前回箱根9区で好走している大谷選手は、全日予選最終組で戦うなど確実に経験を積んできています。さらに、小田選手が大きく成長。練習量は一番と真名子監督が起用を続けていましたが、夏前から覚醒し始めていますね。箱根予選は外しましたが、西代選手も全日予選3組で他校のエース選手と戦っていて、楽しみな選手の一人。持ちタイムは近い佐々木選手もエントリー、チーム状態次第では出番があるか。
2年生以下は、入濱選手がとびぬけた存在。今年の箱根往路3区を任されて、今年の主要大会も主力選手として戦ってきています。予選も上位で走って51位。内容も昨年から上がってきているのではと思います。1年生は夏前に、1万m29分09秒を出していた棟方選手が対応して、全日本出走メンバーにも絡みそう。あとは差があるかなと思いましたが、宮倉・藤原選手が29分20秒台をマーク。育成力もグングン上がっていますね。予選出走以外のメンバーがここまで上がったら、本戦メンバーも結果を出したい。シード権を狙うオーダー予想を考えてみます。
ワンジル選手の怪我の具合が分かりませんが、今回は飛ばしてもいいんじゃないかなぁ…。結構責任感強くて無理して走ってしまいそうな気がします。箱根の秘密兵器でいいと思います。
1区倉田選手…最初の1区に”5年生”倉田選手起用あると思っています。箱根予選でチーム全体として長距離仕様になっているところ、10㎞あたりでの究極仕上げをしてくると思います。シード権に向けては、出遅れは厳禁ですので、非常に調子はいいだろう倉田選手に託すのがいいと思います。どのあたりで襷を運んできてくれるか。
2区久保田選手…さてスピード区間2区に、4年生エース久保田選手を投入すると予想します。前年2区予定も、全日本直後に盲腸にかかってしまい、何とか間に合わせて5区でした。今年は合わせてこれるか。関東ICや全日予選4組などで、他校エースとのスピード対決は何度も経験済み。ここで活きてくればと思います。
3区西川選手…関東IC5千m9位の成績から、一気に覚醒してきた西川選手。夏前の1万m28分25秒はびっくりしましたが、箱根予選は15位でチームトップの成績で改めて走力がついたことを実感しましたね。スピードエース区間は、今の大東大だと西川選手かなぁ。箱根2区希望もあるということで、ならばこの区間での大学駅伝デビューはどうかなと。この区間で、喰らいつくことができれば、箱根往路通用するのではと思います。
4区大谷選手…流れを繋いでいきたい4区。スピードある2年入濱選手と起用悩みましたが、ワンジル選手がいない中、後半にも選手を残しておきたいと思うので、1万m28分台の大谷選手と予想。箱根9区・全日予選4組と他校主力と戦っています。スピードも求められますが、総合力で粘ってタスキを繋いでいければ。
5区佐竹選手…中盤の繋ぎ区間を、誰がくるか悩みましたね。西代選手ら色々考えた上、4年佐竹選手。山下り職人なので、その準備もあるのですが、持っているスピードも魅力の選手なんですよね。5区は序盤少し下ってあとは平たんなので、佐竹選手の力が出やすいかなぁと思います。後半区間へ、弾みがつく走りになれば。
6区小田選手…繋ぎ区間ながら比較的長い6区。ここで、ついに主要大会で結果が出るようになってきた小田選手を抜擢。練習量はチームで一番ということでしたが、箱根予選でチーム6番手。結果が出始めたところ、連続で起用して、箱根駅伝への布石も打ちたいところ。持っている力を出し切れたら面白い。
7区入濱選手…怪我無かったら、ここにワンジル選手と思っていましたが、7区にスピードある選手を配置して、対抗できるようにしたい。そのため往路3区で戦っていて、1万m28分38秒の2年入濱選手を抜擢。箱根予選は15㎞までかなりいいペースで走っていた感じでした。ここからもう一つ踏ん張って、シード権ラインに食い下がっていきたい。
8区菊地選手…長い距離で抜群の安定感のある菊地選手を、アンカーに温存しておきます。特に序盤を抑えた時に、後半の伸びは凄まじいものがありますね。この8区は、中盤から少しずつ上っているので、ペース配分が結構大事になってくる区間です。菊地選手のいいレースができれば、シード権ラインを上回る走りとなるはずです。
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もしワンジル選手の故障が軽傷なら、起用するとすれば6区かなぁ。気温も上がってきてスタミナが必要になってくる区間なので、この区間はワンジル選手の持ち味が活きそうな??追撃の一手になりそうです。
2年連続箱根予選トップ通過の実績を引っ提げて、今年も全日本大学駅伝に登場する大東文化大。それも内容が上がりました。昨年はワンジル選手の貯金も相まってのトップ通過。今年は怪我で走れなかった中でトップ通過。主力の選手層が、昨年よりはるかに分厚くなっています。
そのワンジル選手が怪我で起用できるか微妙なのが難点ですが、真名子監督の「予選会に戻りたくない」との強い意志の元、確実にチーム力は上がってきています。4年久保田菊地選手が中心だったところ、3年西川選手が一気に成長し、予選はチームトップの成績。柱が増えています。
これに予選は上位集団で勝負した2年入濱選手に、箱根経験者の4年佐竹3年大谷選手らも確実に力をつけてきています。調整はどうしても大変になってきますが、昨年より確実に順位を上げてきそうな雰囲気はありますね。8区間総合で勝負です。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
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