新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2022年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
第54回全日本大学駅伝対校選手権大会(以下、全日本大学駅伝)の関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が6月19日(日)、神奈川・相模原ギオンスタジアムで開催され、本学男子駅伝チームは2回目の出場で11位の成績を収めました。
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続いて、前回入りの5㎞1位のインパクトから1年、箱根復帰者手内に入ってきた立教大学です。
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【立教大学】箱根駅伝2023へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
昨年の箱根予選は大きな見せ場を作った。当時の出走者の大半が2年生以下だった中、最初の5㎞通過は1位。関係者のみならず、駅伝ファン大いにざわついた場面だった。最終的には16位で通過はならなったものの、近年の復活を予感させました。
今年は、強化生が3年生以下になり、さらに充実。トラックで関東IC・日本選手権などで戦う選手もいながら、全日本予選もしっかり調整。11位で通過とはいかずも、箱根予選であれば通過するラインとなってきました。
”日本一足が速い”上野監督もまだまだ健在。教え子が出る記録会でPMをして、引っ張っています。選手の自己ベストのレベルも上がってきています。今年から本当に本気で箱根本戦を狙う立教大をまとめます。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
4年生主力選手について
金城 快④30分36秒95/14分50秒93≪19:予285位≫
黒田航世④31分17秒41/14分36秒22
石鍋拓海④31分18秒91/
後藤瞭太④31分23秒75/≪19:予324位≫
ミラー千本真章④31分25秒01/14分19秒87≪21:関東IC1500m1位、20:344位≫
この世代の入学する数か月前に、上野監督の就任と、立教大の長距離強化が始まったのですよね。なので、この世代までは強化世代ではありません。走力としては3年生以下が早い中、続けている部員になってきます。
スピードと言うことでは、昨年関東IC1500mで優勝したミラー千本選手が有名ですね。今年は、関東ICには立てませんでしたが、出場権のあった日本選手権に出場しています。
長い距離で食らいついているのが金城選手。6月頭に、1万m30分36秒の自己ベストを出して、全日本予選メンバーに滑り込みました。予選で出走して、力になれるか。最後の夏合宿での頑張りに期待したい。
3年生主力選手について
「第106回日本陸上競技選手権大会」で体育会陸上競技部の内田賢利さんが男子3000mSCで全体8位、大学生2位に入賞しました。
また、同時開催の「第38回U20日本陸上競技選手権大会」ではU20男子1500mで後藤謙昌さんが2位に入賞し、銀メダルを獲得しました。#立教箱根駅伝2024https://t.co/iykEIbim9q— 立教大学 / Rikkyo University (@rikkyouniv) June 27, 2022
関口絢太③28分40秒35/14分06秒23
≪22:全予4組15位、関東IC5千14位、21:予87位≫
中山凛斗③28分50秒52/14分11秒12
≪21:予34位、箱根4区18位相当、20:予90位≫
服部凱杏③29分22秒88/14分01秒48
忠内侑士③29分34秒78/14分14秒33≪22関東IC1万half、21:予210位、20:予362位≫
岸本健太郎③29分43秒62/14分27秒14
≪22:全予1組22位、21:予194位、20:予234位≫
内田賢利③29分46秒38/14分13秒55
≪22:日本3障8位、関東IC3障7位、21:予250位、20:予262位≫
市川大輝③29分49秒78/14分16秒51≪21:予372位≫
白瀬賢也③30分05秒18/14分18秒91≪20:予326位≫
宮澤 徹③30分34秒83/14分25秒66
小池耀大③30分39秒53/14分32秒19
加藤 駆③31分00秒29/14分17秒05≪20:予254位≫
権守遼大③31分10秒83/≪20:予373位≫
予選通過に向けて、大事な世代になってきますね。初期教化生がじわじわと力をつけてきました。エースと言えるのは、関口選手。前回予選87位好走後、1万m28分40秒とベスト記録を更新。今年は、関東IC5千m決勝・全日本予選4組と他校のエース選手と対等に渡り合っています。主要大会で高い安定感がありますね。この勢いなら、箱根予選で上位集団で勝負可能か。
これに最高走力はほとんど並ぶだろう選手が2名います。1人は、1年時に学生連合で本戦を走っている中山選手。前回予選34位とやはりエース格ですが、今期は足踏み。全日予選はメンバー外になるほどでした。それでも夏季記録会で、30分09秒。夏前に少しずつ復調してきていました。
そして、抜群の素質はあると思われる服部選手。怪我が多く箱根予選もまだ未経験ですが、走れているときはやはり速い。今年は学生ハーフで初ハーフを経験。64分台で、次のステップに繋がる走りはしていました。その後1500mで日本選手権出場、7月に14分27秒で何とか復帰しています。彼らが万全に走れていれば、十分に通過ラインに上がる可能性はあるでしょう。
また、トラックシーズンで主役の一人になったのは内田選手。3000m障害が得意種目ですが、関東ICで2年連続入賞後に覚醒!日本選手権で8分37秒24のナイスパフォーマンスで8位入賞。その後、ホクレンでも再び8分40秒切。長い距離と両立できれば、面白い存在です。
このほか箱根予選を一度以上経験している選手は非常に多いですね。勢いあるのは気s元選手。6月に29分43秒ベストを出して、全日本予選1組も健闘。前回予選194位からどこまで上がるか。2年連続予選出場している忠内選手も重要。関東ICは1万m&ハーフ2種目出場。結果は苦しかったですが、秋に上がる糧になっているか。全日本予選メンバーに入った宮澤選手ら、まず中心になってきます。
2年生主力選手について
林虎太朗②28分55秒09/13分49秒74≪22:全予3組7位、21:予253位≫
後藤謙晶②29分13秒30/14分28秒21≪21:予281位≫
山本罹生②29分26秒56/14分06秒84≪22:全予2組23位、21:予257位≫
山口史朗②29分51秒88/14分23秒74≪22:全予2組27位、21:予365位≫
稲塚大祐②29分54秒91/14分25秒44
安藤圭佑②29分57秒12/14分17秒68≪21:予77位≫
中田紫音②30分08秒41/14分17秒55
富田 翔②30分13秒19/14分23秒19
中西洸貴②30分46秒91/14分09秒29
髙木晃瑠②30分53秒53/14分27秒09
2年生の世代が一気に力がをつけていきていますね。今年の全日本予選は3人が出走しています。特に勢いがあるのが林選手。春先に5千m13分59秒ベストを出して関東IC5千決勝出走。全日本予選では3組に出走して7位好成績。組順位チーム1良かったです。その後7月に5千m13分49秒とさらに自己ベスト!一気にチームのエース格になりました。
これに急成長中が、前回箱根予選出走して、全日本予選2組ペアとなった山本・山口選手。どちらも20位台でしたが大きくは力負けせず。山本選手はその後7月に14分11秒とまずまずの結果。山口選手は、春に1万m29分51秒ベストを出して、メンバーに入り込みましたね。2年目にどこまで予選順位が上がるか。
また、実力者の一人の後藤選手は、今年はここまで1500m中心。ホクレンで3分45秒37の自己ベストをマーク。夏合宿後に、どこまで成長しているでしょうか。前回予選で77位粘った安藤選手も明大対抗で元気な姿を見せました。この世代が上がると、選手層厚くなります。
新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!
8月1日(月)~6日(土)にカリ(コロンビア)で行われるU20世界選手権の日本代表選手35人(男子26人、女子9人)発表され、本学から大塚直哉さん(コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科1年次)が1500m代表に選出されました。
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— 立教大学 / Rikkyo University (@rikkyouniv) June 30, 2022
※新入生は4月1日時点の記録
國安広人①(須磨学園)14分05秒93≪22:全予4組30位≫
馬場賢人①(大牟田)14分11秒71/29分08秒09≪22:全予3組24位≫
永井 駿①(九州学院)14分12秒58≪22:全予1組15位、21高4区26位≫
吉屋佑晟①(広島国際学院)14分24秒93
マッキャーン将人①(中京大中京)14分25秒01≪22:関東IC1500m≫
上位5名平均:⑰立大14分16秒0
相澤拓摩①(専大松戸)14分26秒57
小倉史也①(伊賀白鳳)14分29秒58≪21高5区10位≫
畠山 永①(東農大二)14分32秒62
沢田 将①(洛南)14分38秒87
大塚直哉①(豊川)≪22:関東IC1500m9位、21高2区22位≫
今年もちからのある新入生が入部していますね。その中で、國安・馬場・永井選手と3名が早くも全日本予選出走!特に大きく話題になったのが國安選手。5月に初1万m出走し、いきなり28分53秒!関東IC5千・全日本予選最終組にいきなり抜擢されました。やや力負けしたが、走力面でやはりいきなり楽しみになってくる選手。
さらに高校時代に1万m29分08秒を記録している馬場選手もいきなり主力。全日本予選は3組に登場し、30分19秒の組24位。夏を超えて上がってくるかどうか。勢いあるのは永井選手で、6月に29分51秒を記録し、全日本予選1組に抜擢。組15位とまずまずまとめています。このあたりがまずは中心でしょうか。
また、1500mでも選手が躍動。関東ICには大塚・マッキャーン選手が出場。大塚選手が9位に食い込むと、日本選手権1500mにも出場しています。彼らも秋以降の試合が楽しみです。そのほかにも、小倉選手が14分28秒ベスト、相澤選手あたりも1万mを経験し30分台。ここからどこまで伸びてくるでしょうか。
【まとめ】箱根駅伝2023へ向けて
・1年生も國安&馬場選手らが、いきなり全日予選上位組
・前回の衝撃の5㎞から1年!今年は最後まで圏内へ…
本気で箱根駅伝へ向けて強化を続けている立教大。今年ついに、本当に本気で狙える戦力になりつつあります。強化1期生が3年生になります。関口選手が充実していて、各主要大会高い安定感を誇っています。これに走力高い服部・中山選手が復活すると、かなり強力な柱になってきます。
2年生からは林選手が本格化してきていますね。今年は5千m13分台2度マーク。全日本予選3組でも上位に入っています。1年生からも國安・馬場選手が、それぞれ4組と3組に入って、他校のエースと競り合っています。夏次第では、箱根予選でも一気に戦力化しそう。
そして、1500mや3000m障害などの個人種目でも、選手が出てきているのが立教大らしいところ。3000m障害では内田選手が8位入賞、1500mでは後藤選手が好記録を出し、大塚選手らルーキー勢も活躍しています。トラックのスピード面の強化もかなり図っていますかね。
主力自体は育ってきています。選手層がこの夏でもう一段階上がってくると、箱根本戦出場ラインが、本当に見えてきます。前回は10㎞過ぎまでだった通過ライン内。今回はハーフマラソンの最後まで伸ばすことができるかどうか。
“日本一速い”上野裕一郎監督が並走 箱根駅伝を狙う立教大、選手の成長促す異色指導 | THE ANSWER https://t.co/lDSCdSl3r3
— stg(宗太郎峠) (@soutarou_t) September 4, 2022
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