新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2022年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
本日、新入生を含めて初の全体ミーティングが行われました!
新入生19人を含め、選手1人1人が改めて自己紹介を行い、新チームの良いスタートを切れたと思います🏃✨
今年度もチーム一体となって、努力していきますので、応援宜しくお願い致します🙇💫 pic.twitter.com/GF7l6XWhYq
— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) March 15, 2022
最強世代が最終学年、今度は狙って三大駅伝制覇へチャレンジ!東京国際大学です
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【東京国際大学】箱根駅伝2023へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!
昨年度は、また一つ東京国際大の、大学駅伝レベルが上がった年でした。初出場だった出雲駅伝で、優勝候補の一角にあげられると、3区で単独トップに立ち、エースヴィンセント選手がトップで襷をもらい、悠々と初優勝!全日本駅伝は凸凹駅伝となりますが、2度トップに立つなど見せ場を作りました。
箱根駅伝は、山谷・ヴィンセント・丹所選手と自慢の当時3年生3人並べる超攻撃型オーダー。故障気味だったヴィンセント選手が不発となるも、丹所選手が爆発的な走りをする見せ場も。復路は、往路とは違い、堅実な継走を見せ、2度目の総合5位に。とはいえ、今回も3位が見える範囲で悔しさが残りました。
今年度は、東国大過去最速世代が4年生なり、大学駅伝でまた一段と大きな勝負ができる年。関東ICでは、山谷選手だけでなく、白井選手ら2年生の選手も爆発的なスピードをアピール。連覇がかかる出雲駅伝から楽しみな東国大のメンバーを改めて振り返ります。
新チーム各学年戦力分析
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
4年生主力選手について
【ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022 第5戦 千歳大会】
男子5000mB 18:05スタート
1枚目 丹所健(4)
2枚目 イェゴン ヴィンセント キベット (4)応援よろしくお願い致します🙇🏻n pic.twitter.com/qvwPjTDJv0
— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) July 16, 2022
Y.ヴィンセント④27分24秒42/13分15秒15
≪22:箱2区5位、21:全3区1位、出6区1位、箱2区1位、20:箱3区1位≫
丹所 健④28分01秒24/13分46秒17
≪22:関東IC1万m7位、箱3区1位、全6区1位、出3区2位、日本IC5千m3位、箱1区14位、20:箱1区13位≫
山谷昌也④28分11秒94/13分36秒77
≪22:関東IC5千m4位、箱1区7位、21全2区5位、出1区3位≫
ルカ ムセンビ④28分20秒09/13分45秒15
≪22:関東IChalf6位、20:全8区2位、19:全8区1位≫
堀畑佳吾④28分54秒91/14分02秒14
≪22:箱4区12位、21全4区11位、20全6区12位≫
宗像 聖④29分13秒94/13分57秒22
≪22:関東IChalf、箱9区9位、21全8区12位、出5区3位、箱4区13位≫
奥村辰徳④29分14秒32/14分07秒59
善田修平④29分29秒85/14分13秒60
坪田開龍④29分54秒01/14分19秒49
冨岡昇真④30分04秒38/
松尾凌和④14分14秒92
まずは、箱根史上最強選手といっていもいいヴィンセント選手。箱根以降、少し試合に出れなった時期がありましたが、ホクレンでPMを務めるなど、少しずつ回復してきているでしょうかね。三大駅伝、最後の区間記録挑戦の機会までに、状態が戻っていれば。
日本人エースといえば、丹所選手。箱根後故障があったようで、関東IC1万mは7位入賞に留まりますが、ホクレン第4戦で1万m28分01秒のナイスパフォーマンス。夏前に調子が上がってきましたね。
それと山谷選手のスピードが磨きがかかっていましたね。3千mは私立6大学で7分57秒好記録、その後5千m13分36秒を出して関東ICも5千m4位に入っていました。ホクレン時に一時調子が落ちましたが、秋になってまた戻ってくるか。
あとは、長距離区間を任されることの多い主将の宗像選手や、箱根4区など何度か大学駅伝を走っている堀畑選手が、しっかり状態を上げてくるか。もう一人の留学生ムセンビ選手も、ハーフマラソンで6位入賞するなど頑張ってます。最後のシーズンの経過を見守りたいです。
3年生主力選手について
生田琉海③29分09秒22/14分04秒82≪21全5区13位≫
村松敬哲③29分18秒27/13分54秒79≪22:関東IC1万m、箱8区6位≫
川畑昇大③29分37秒83/14分13秒69
林 優策③29分43秒85/14分03秒45≪22:箱6区13位≫
加藤優斗③29分44秒59/14分17秒14
鎌田雅稀③29分49秒71/
麓 逸希③30分29秒42/14分00秒07≪22:関東IC3障≫
本田一平③30分37秒81/
川端拳史③14分13秒69
前年度のシーズンで3人が大学駅伝を走りましたね。最も成績が良かったのは、箱根8区を走った村松選手。上位争いの中、区間6位と粘っていました。その後、関東IC1万mに出場するなど徐々に主力として頭角を現しています。
また、2年連続6区山下りエントリーとなった林選手が、今度こそ出走。区間13位ながら59分台で走り切りました。東国大苦手としていた6区の、切り札になっていきそう。それから全日本駅伝では、直前の記録会で良かった生田選手が5区に選ばれ、途中までトップを疾走しました。今後次第というところに来ている選手が多いですかね。
その他では、山登り候補に挙がることもある川畑選手や、3障が得意な麓選手もこの学年。あとは、加藤・鎌田選手あたりが、少しずつ頭角を現しているのかな。この学年の選手層が厚くなると、総合力が高くなってきます。
2年生主力選手について
#関東インカレ 2部5000m
7位入賞 白井勇佑(東京国際大)
「ラストいかないと負けるなと思ってスパートをかけたが、ボロ負けしました。鶴川は同学年なので勝手にライバル視していて、勝ちたいと思っていました。山谷さんと表彰台に上りたかったので悔しいです」📸和田悟志さん @satoshiwada1980提供 pic.twitter.com/SVdBZZ0eqZ
— 文化放送大学駅伝独り占め (@ekiden1134) May 22, 2022
白井勇佑②28分55秒12/13分41秒40≪22:関東IC5千m7位、21:出4区5位≫
冨永昌輝②29分06秒37/14分03秒54≪22:箱7区6位≫
佐藤榛紀②29分17秒39/13分50秒31≪21:全1区10位、出2区4位≫
牛 誠偉②29分39秒10/13分46秒17≪22:関東IC5千m13位≫
木村海斗②29分52秒16/14分02秒92
山岸柊斗②29分56秒23/13分58秒31
倉掛 響②29分56秒51/14分02秒80≪22:箱5区14位≫
楠木悠人②30分02秒37/14分19秒26
岡 剛史②30分11秒21/14分10秒45≪22:関東IChalf19位≫
小松兼梧②30分13秒12/14分15秒25
益田郁也②14分13秒72
吉住 颯②14分20秒25≪22:関東IC1500m≫
この学年、個性ある選手が得意種目でどんどん台頭してきていますね。この春大きく飛躍したのは白井選手。4月日体大記録会で5千m13分41秒の自己ベストを出すと、関東ICでは7位入賞!高校時代から高かったスピードですが、爆発力がついているいう印象でした。
この5千mの記録と言うことでは、自己ベストを更新する選手が続出。牛選手も13分46秒をマークし、関東IC決勝進出する力を付けました。、山岸選手も13分58秒、木村選手も14分02秒、増田選手14分13秒と自己ベストを出す選手が続出。
さらに1500mでは吉住選手が関東IC出場しています。このあたりスピード面を下級生しっかり強化を図っている印象です。また、出雲・全日本で出走している佐藤選手も、戦列復帰し、7月ホクレンで14分06秒。夏前に戻って良かったです。
また、長い距離に強い選手も出てきています。箱根駅伝7区を区間6位好走している冨永選手、さらに日本学生ハーフ・関東ICハーフと連続で岡選手が好走しています。箱根山登りの倉掛選手も、高校時代からロードが得意でした。本格化これからしてくると考えると、楽しみでならない選手ばかりだなと思います。
新入生情報~5000m持ちタイムと全国大会成績も!
※5000mベスト、4月1日時点になります。
菅野裕二郎①(学法石川)13分51秒18/29分52秒19≪21:IH5千7位、20:高3区22位≫
森 春樹①(北海道栄)14分05秒98/28分44秒97≪21IH5千15位≫
中山拓真①(青森山田)14分08秒70≪21高1区12位≫
川内琉生①(鎮西学園)14分13秒26
佐藤智也①(市立船橋)14分17秒72
上位5名平均:⑨東国14分07秒3
樫村将矢①(水城)14分24秒06≪21高4区28位≫
赤坂侑磨①(加藤学園)14分26秒81
川村智哉①(佐久長聖)14分31秒58
草刈成海①(東海大山形)14分33秒32≪21高3区13位≫
小原拓夢①(秋田工)14分35秒70
山内孝将①(三浦学苑)14分35秒91
小山一太①(中越)14分36秒49≪21高3区40位≫
一条空音①(小林)14分44秒89
大平滉太①(関大北陽)14分45秒82
大村良紀①(浜松商)14分47秒46
前田寛明①(土浦日大)14分46秒16/30分18秒76
三輪凌太郎①(愛知)
吉田琢真①(専大北上)
東国大のスカウトも安定してきていますね。5千m13分台が1名、1万m28分台の選手も1名入部しています。まずはセンス抜群なのが学法石川高校菅野選手、2年時に高校駅伝3区を走ると、3年時にはIH5千m決勝で7位の好成績を残しています。大学入学後はまだ試合に出てませんが、いずれ出場あるか。
さらに北海道栄高の森選手もIH5千m決勝に進み、15位の成績。その後冬前の記録会で1万m28分44秒と超高校級の記録をマーク!大学入学後、春先試合に出場して、5千m14分15秒とまずまずの出足。その後試合出場が途絶えていますが、復帰を待ちます。
一番目立った選手は、5戦目の持ちタイムでは3番手の中山選手になりますかね。ホクレンにも参加して、期待の選手。ロードで高校駅伝1区12位の成績、秋シーズンでさらに楽しみになってくる選手です。
このほか、川内選手ら14分10秒台、14分20秒台の成績の選手、高校駅伝3区13位の好成績を持つ草刈選手など、これからが楽しみになってくる選手が多そうですね。この学年も期待。
【東京国際大学まとめ!】箱根駅伝2023へ向けて
・関東ICでは、白井・牛・岡選手ら2年生の台頭多し
・前半戦はやや足並みそろわずか、夏を超えてから見所!
昨年の出雲駅伝では初の優勝に、大きく貢献したヴィンセント・丹所・山谷選手が、ついに最終学年になります。強豪校に一気に加速する年です。春先は山谷選手が好調で5千m13分36秒のパフォーマンス。夏前は、丹所選手が上がってきて1万m28分01秒を記録。ヴィンセント選手はホクレンなどでPMをするのにとどまりました。
そういえば、宗像選手も関東ICハーフ途中棄権以来、試合には出れなかったりで、ちょっと4年生の足並みが揃わなかったですかね。とはいえ、夏の期間は非常に大きいと思います。出雲駅伝から、高い出力が出せる状態になっているか注目の存在は変わらないですね。
そして、前半戦全体で見ると、2年生の台頭が非常に多かったです。白井選手のトラックの力が飛躍的に伸びていて、次のエースを予感させる走り。他にもトラックで牛・山岸・木村選手ら、ロードで箱根も走った冨永選手に、岡選手も上がってきています。倉掛選手も調子を取り戻してくると強い選手。この学年は注目ですね。
エースの力を活かしやすい、出雲駅伝・全日本大学駅伝は優勝候補の中心に上がってくると思いますし、箱根駅伝も往路優勝、堅実に走れる選手も増えてきているので、総合5位より上、更新は充分に可能性を秘めている。そういうチームに仕上がりそうな予感です!
【本日より夏合宿が始まりました🏃♂️✨】
本日よりAチーム・Bチーム共に夏合宿がスタート致しました!
このような状況下で、合宿を行えること、そして宿舎の方や地域の皆様に感謝の気持ちを忘れず、日々精進して参ります🔥
夏合宿の様子は、随時SNSに投稿予定ですので、ぜひチェックしてみて下さい! pic.twitter.com/wC3jR25ZFe
— 東京国際大学駅伝部 (@TIUekiden) August 5, 2022
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】