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【箱根駅伝2022】7区定点間分析~もっと分かった青学岸本選手の貫禄

そろそろ箱根駅伝2022の余韻が冷めつつありますかね。

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

続いては7区です。

青学大岸本選手が貫録の走りで区間賞、さすがエースというのが定点を見てさらにくっきり!
他にも激しい2位争いに、ほぼ並走だったシード権争い
順位の入れ替わりも例年以上に激しかったですね。

当ブログで毎年行っている通り、

定点間ごとの分析をしていきます。

トップ争いだけでなく、それぞれの選手の走りに注目できます。

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【箱根駅伝2022】7区定点間分析

まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。

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7区走者走順&実績

①青学・岸本大紀③28分32秒33/全3区3位、20箱2区5位

②3:18駒大・白鳥哲汰②28分14秒86/箱1区14位
③3:23順大・西澤侑真③28分50秒37/関東IC1部1万15位、箱8区10位、箱8区9位
④3:33帝京・福島渉太①28分57秒49/20:高4区16位
⑤4:04中大・居田優太②28分46秒35/関東IC1部1500m3位

⑥4:42國學・木付 琳④28分27秒59/全2区6位、出2区1位、全予2組16位、箱10区3位、20箱7区11位
⑦5:19東国・冨永昌輝①29分06秒37/全予2組7位、関東IC2部1500m、20:高1区26位
⑧5:39創価・新家裕太郎③28分45秒93/出2区10位、日本IC5千m8位

⑨6:44東洋・梅崎 蓮①5千14分14秒95/全5区4位、20高1区11位
⑩6:58東海・越 陽汰①28分48秒37/20:高3区6位
⑪7:07法大・中園慎太郎③28分58秒54/全7区15位、箱予127位、関東IC1部3障4位、箱10区15位、20:箱8区18位

⑫7:52神大・川口 慧④28分48秒33/箱3区10位、20:箱7区8位
⑬8:13国士・清水拓斗④28分50秒63/箱予151位、関東IC1部5千19位、箱3区19位、20:予60位、箱7区16位
⑭8:19早大・鈴木創士③28分26秒41/全7区5位、箱4区3位、20箱7区2位
(14)8:19慶大・田島公太郎①29分47秒06/箱予47位、全予4組37位、関東IC1部half17位

⑳18:49[16]9:44駿河・新山舜心②28分56秒54/箱予86位、全予2組11位、20:予211位
⑱13:42[16]9:44中学・松井尚希④29分30秒01/全1区17位、箱予98位、関東IC2部1500m5位
⑮9:58[18]9:58山学・川口航士郎④29分12秒23/箱予258位
⑯10:39[19]10:25明大・富田峻平③28分35秒41/全3区10位、関東IC2部5千8位、箱9区10位
⑲17:39[20]10:59専大・国増治貴③29分45秒96/箱予163位、全予2組17位、箱4区20位、20:予105位、19:予241位

⑰12:34[21]12:33日体・漆畑徳輝②28分59秒31/全3区16位、箱予120位、全予1組18位

 トップを行く青学大は、当日変更で、前々回華の2区を走っている3年岸本選手を投入。故障が続いていたが、その実力は折り紙付き。とはいえ、接戦の時に強さを発揮する選手なのでやや驚きの采配。

 追う駒大は、2年白鳥選手。1万m持ちタイム28分14秒は7区出場者でトップ。超攻撃的布陣2区間目だ。順大も長門監督”3年生クインテット最後のピース”西澤選手を投入。10区予定だったが、混戦だったので、直前で変えて勝負に出た形だった。ここで追い上げられるかどうか気になった。

 上位陣の中では、國學院大が、2年連続主将を務める木付選手を投入。まずは前を追いかけるものと思われた。シード権争いは9位東洋大、10位東海大がそれぞれ期待の高い1年生の選手。すぐ後ろ11位法大中園選手は、3年連続の箱根路で3年連続復路の選手。

 さらに、12位神大川口選手、13位国士清水選手、14位早大鈴木選手と2大会前に7区を走っているランナーが追っていくという展開。さらに混戦になるのではと思われた。

 後方では、19番目スタートの、明大富田選手が実力者。1万m28分35秒の持ちタイムをいかんなく発揮してくるか気になった。

定点間分析①:小田原中継所~二宮

レース経過

1.0㎞:東海越選手が東洋梅崎選手を交わして9位に浮上する
1.1㎞:13位国士清水選手に、早大鈴木選手が詰め寄ってくる 連合は突き放している
1.7㎞:13位に早大鈴木選手浮上

2㎞:2位駒大白鳥選手が5分43秒で通過 1kmは2分45秒

小田原駅前2.8㎞地点?
2位駒大⇒3位順大12秒程?
7位東国⇒8位創価3秒差
9位東海浮上⇒10位東洋11位法大18秒~20秒程?
12位神大⇒13位国士早大18秒程?
16番駿河中学山学並走
参考:箱根駅伝2022選手・監督 復路7区 小田原駅前(Youtube:DTV様)

3㎞:10位東洋梅崎選手に11位法大中園選手が並ぶ
3.3㎞:法大中園選手と東洋梅崎選手並走に。9位東海は20秒以上前方

5㎞:1位青学岸本選手は、最初の1㎞2分48秒、5㎞14分22秒で通過
  2位駒大白鳥選手との差は5㎞14分27秒 3位は突き放している
  ゆるやかな向かい風、大八木監督「後半勝負だぞ」
7.6㎞:3位順大西澤選手と4位帝京福島選手との差は7秒に

8.0㎞:青学岸本選手23分09秒で通過。2分55秒前後ペース保持
8.7㎞:2位駒大白鳥選手と3位順大西澤選手との差が10秒に縮まる、4位とも開いた

9.5㎞:10位法大中園・東洋梅崎選手の後方、12位神大川口選手が見えるように
10㎞:13位早大鈴木選手の給水、4年生半澤選手

10㎞:2位駒大白鳥選手と3位順大西澤選手との差が3秒に
10.2㎞:順大西澤選手が一気に2位浮上、駒大白鳥選手苦しげな表情

二宮11.6㎞

区間記録:96回阿部(明大)33分28秒

1位岸本(青学)34分02秒①
4位西澤(順大)34分16秒②3:37
6位白鳥(駒大)34分24秒③3:40
10位福島(帝京)34分49秒④4:20
14位居田(中大)35分02秒⑤5:04
7位新家(創価)34分29秒⑥6:06
10位富永(東国)34分49秒⑥6:06
18位木付(國學)35分35秒⑧6:15
3位越(東海)34分06秒⑨7:02
9位中園(法大)34分43秒⑩7:48
15位梅崎(東洋)35分06秒⑩7:48
8位川口(神大)34分37秒⑫8:27
5位鈴木(早大)34分20秒⑬8:37
13位清水(国士)35分00秒⑭9:11
21位田島(連合)35分48秒(15)10:05
2位富田(明大)34分03秒⑮10:40[16]10:26
19位松井(中学)35分36秒⑱15:16[17]11:18
19位新山(駿河)35分36秒⑳20:23[17]11:18
16位川口(山学)35分22秒⑯11:18[17]11:18
12位国増(専大)34分50秒⑲18:27[20]11:47
17位漆畑(日体)35分33秒⑰14:05[21]14:04

青学岸本選手貫録の定点トップ!2位争いは駒大白鳥選手が飛ばすも…?
 青学岸本選手がトップをひた走る。最初の1㎞2分48秒で入ると、5㎞は14分22秒、8㎞は23分09秒。アップダウンがある中で、平均2分55秒程ということで、安定した走りだ。区間記録には及ばないものの、二宮地点やはりトップの走りだった。

 2位争いは動きがあった。駒大白鳥選手が最初の1㎞2分45秒、5㎞は14分27秒のペース。青学大には5秒離れたものの、後ろ3位順大西澤選手との差は、中継所の5秒から20秒近い差になっていた。

 西澤選手は、7㎞過ぎに4位帝京福島選手に7秒差に近づかれてました。状態が思わしくないのかと思われましたが、そのあたりから切り替えたのか9㎞前の映像では、帝京はかなり後方に。そして、前駒大白鳥選手との差が10秒に。

 そして10.2㎞地点、順大西澤選手が加速しながら一気に2位へ!駒大白鳥選手の表情が険しくなり、少しずつ引き離される。汗をかいているという指摘もあったか。二宮の地点では、順大西澤選手が3秒リード。ついに順大が単独2位に浮上した。

國學院木付選手が定点間18位…?
 5位中大居田選手の後方、國學木付選手がどこまで追い上げているかと思いきや、やってきたのは創価新家選手と東国冨永選手。國學院木付選手は8位へ後退していた。顔の表情も苦しそうで、前への推進力があまりない動きだった。

 見てみれば、左脚裏に赤のテーピングが貼ってあり、完全に故障明けだった。國學院大は出雲・全日本4位善戦、これには島崎・木付選手の活躍があってこそだったのだが…まだ、半分気になる走りだ。

東海大越選手が定点間3位好走!法大VS東洋大の10位争い
 シード権争いは、大きな動きがあった。10位で襷をもらった東海越選手がいきなり突っ込んでいった。あっという間に、東洋梅崎選手を交わして9位に上がると、3㎞でもう20秒引き離された。夏まで故障で走れなかったとはいえ、ここはスーパールーキーだ。

 東洋梅崎選手は、長い距離はまだ少し自信がなく、突っ込むのはやめていたので、そこで差が出来た。そこに3.3㎞で法大中園選手が並びかけて、10位争いマッチレースとなった。慎重に戦いたいが、牽制すると後続の追い上げも許す難しい展開。

 実際、二宮の定点で、12位神大川口選手が39秒差、さらに13位に早大鈴木選手があがり、定点間5番目の走りで49秒差にまで迫ってきた。今後の展開が気になった。

 さらに14位に下がった国士大清水選手はついていけず、連合慶大田島選手は、全く自分の走りが出来ず定点間最下位のタイム。徐々にシード権争いに参加しているチームは絞られてきていた。

明大富田選手が定点間2位!見た目で3人抜き!
 その後方、猛然と追い上げてくるチームがあった。明大富田選手が、定点間2位となる34分03秒で突っ込んで入ってきた。19番目でスタートしたはずが、すでに16番。

 中学松井・駿河新山・山学川口選手の3選手の並走がやや牽制気味だったこともあり、交わして既に1分近く突き放していた。選手層としてはやはり厚い明大。7区でついに突き抜けた走りが出てきた。まずはこの7区も勢いを続けさせたいところだった。

定点間分析②:二宮~大磯

レース経過
12.5㎞:2位順大西澤選手と3位駒大白鳥選手の差が10秒ほど
12.5㎞:12位早大鈴木選手浮上、神大川口選手は後ろ食らいつく
14㎞:駿河新山・中学松井・山学川口選手が並走続く、見た目11分18秒差
16㎞:山学川口選手が仕掛けるも、駿河・中学ともに反応

15.5㎞:2位順大西澤選手と3位駒大白鳥選手の差は20秒以上
17.8㎞:2位順大と3位駒大の差が10秒以内に詰まってくる

大磯18.4㎞
二宮11.6㎞
定点間6.8㎞

区間記録:96回阿部(明大)20分02秒<53分30秒>

1位岸本(青学)20分03秒<1>54分05秒①
11位西澤(順大)20分49秒<6>55分05秒②4:23
12位白鳥(駒大)20分51秒<9>55分15秒③4:28
16位福島(帝京)21分07秒<13>55分56秒④5:24
17位居田(中大)21分22秒<15>56分24秒⑤6:23
4位新家(創価)20分23秒<4>54分52秒⑥6:26
4位冨永(東国)20分23秒<8>55分12秒⑥6:26
3位越(東海)20分20秒<3>54分26秒⑧7:19
19位木付(國學)21分29秒<20>57分04秒⑨7:41
6位中園(法大)20分28秒<7>55分11秒⑩8:13
6位梅崎(東洋)20分28秒<11>55分34秒⑩8:13
9位鈴木(早大)20分39秒<5>54分59秒⑫9:13
15位川口(神大)21分01秒<12>55分38秒⑬9:25
18位清水(国士)21分24秒<15>56分24秒⑭10:32
2位富田(明大)20分17秒<2>54分20秒⑮10:54[15]10:40
21位田島(連合)21分37秒<op>57分25秒(16)11:39[16]11:39
10位松井(中学)20分48秒<15>56分24秒⑱16:01[17]12:03
13位新山(駿河)20分54秒<18>56分30秒⑳21:14[18]12:09
13位川口(山学)20分54秒<14>56分16秒⑯12:09[18]12:09
8位国増(専大)20分35秒<10>55分25秒⑲18:59[19]12:19
20位漆畑(日体)21分30秒<19>57分03秒⑰15:32[20]15:31

青学岸本選手、二宮~大磯間は、区間記録に迫る好タイム!
 青学岸本選手が絶好調だった。この定点間もトップだったが、そのタイムが凄い。20分03秒は、区間記録の明大阿部選手と20分02秒差。中間走に関しては、ほとんど同じ走りをしていたという。

 11月の全日本駅伝で復活したと思われましたが、久々の高い出力に身体がついていけず仙骨を疲労骨折。11月末までノーランだった。さすがに今回は間に合わないのではとも言われた中だった。また岸本選手も、単独走にはやや不安があったそうですが…これは見事なエースの走りだった。

牽制していない!6位創価新家東国冨永、10位法大中園東洋梅崎選手
 この定点間はみんな苦しくなるところ。そこで区間順位をぐっとあげている選手も紹介します。6位争いを繰り広げている創価新家選手と東国冨永選手が、定点間4番。後方から追いついた創価新家選手は、全体区間4位の走り!

 新家選手は、自ら攻めていったということ。見事に追い上げていて、失速気味の中大居田選手も視界に捉えている。ついていっている東国大1年冨永選手もしっかり走っている。

 また10位争いの法大中園・東洋梅崎選手も定点間6番のタイムでひた走っている。これは法大中園選手が、後方からの追い上げを嫌って引っ張っていたもの。最後苦しくなるのは覚悟だったそう。

 功を奏していて、実際12位に浮上した早大鈴木選手は、1分差へ。二宮定点から開いている形となった。このあたりの攻防も、後々大きかったのが、分かりますね。

定点間分析③:大磯~平塚中継所

レース経過
19㎞:気温6.3度、向かい風1~2m。青学岸本選手の1㎞が3分を超えた
19㎞:駒大白鳥選手がスパートをかけながら2位浮上、順大3位へ後退
19㎞:東洋梅崎選手がスパートで単独10位へ、法大中園選手後退
19.4㎞:14番明大富田選手が浮上、国士清水選手15番へ
20.3㎞:大八木監督「ここで漢を見せろ」2位と3位は10秒近い差
20.8㎞:3位順大西澤選手がまた詰め寄ってくる

平塚中継所21.3㎞
大磯18.4㎞
定点間2.9㎞

区間記録:96回阿部(明大)8分10秒<61分40秒>

1位岸本(青学)8分34秒<1>62分39秒①
11位白鳥(駒大)8分57秒<10>64分12秒②4:51
14位西澤(順大)9分03秒<7>64分08秒③4:52
15位福島(帝京)9分07秒<13>65分03秒④5:57
7位新家(創価)8分50秒<4>63分42秒⑤6:42
9位富永(東国)8分54秒<6>64分06秒⑥6:46
21位居田(中大)9分25秒<18>65分49秒⑦7:14
4位越(東海)8分43秒<3>63分09秒⑧7:28
2位梅崎(東洋)8分39秒<11>64分13秒⑨8:18
20位木付(國學)9分18秒<20>66分22秒⑩8:25
12位中園(法大)8分58秒<8>64分09秒⑪8:37
6位鈴木(早大)8分49秒<5>63分48秒⑫9:28
13位川口(神大)9分01秒<12>64分39秒⑬9:52
3位富田(明大)8分42秒<2>63分02秒⑭11:02[14]10:48
15位清水(国士)9分07秒<17>65分31秒⑮11:05
17位田島(連合)9分08秒<op>66分33秒(16)12:13
8位松井(中学)8分51秒<14>65分15秒⑱16:18[17]12:20
10位新山(駿河)8分56秒<15>65分26秒⑳21:36[18]12:31
5位国増(専大)8分46秒<9>64分11秒⑲19:11[18]12:31
19位川口(山学)9分13秒<16>65分29秒⑯12:48[20]12:48
18位漆畑(日体)9分11秒<19>66分14秒⑰16:09[21]16:08

青学岸本選手、全定点間トップ!エースの貫禄!
 青学岸本選手は、最後まで勢い衰えない走り。大磯以降も8分34秒のハイレベルのタイムでまとめ、終わってみれば3定点間全部トップ!62分39秒の貫禄の区間賞だった。

 故障と隣り合わせの1年ながらも、ポイント練習は外さないように気を付けていたそうですが…それにしても凄いランナーです。そういえば、断トツトップですが、青学大の区間賞は7区で初めてだった。しかも1区から中大・駒大・東国・創価・帝京・順大・青学、7区間すべて違う大学だった。

 いかに大激戦だったのか、その中で青学大が高いレベルで走り続けていたかがわかる記録だ。

2位争いは、逆転に次ぐ逆転で再び駒大へ
 2位争いはもつれにもつれた。順大西澤選手が前に出たあと、15㎞過ぎには駒大白鳥選手に20秒以上差をつけていた。それが18㎞あたりでは、どんどん駒大白鳥選手の姿が大きくなってきて、大磯定点では5秒差に。

 そして19㎞で駒大白鳥選手が加速しながら2位に再浮上。びっくりな展開だ。20㎞過ぎには、10秒ほどの差をつけた。ところが、残り500mあたりからまた順大西澤選手がみるみる近づいてくる。

 最終的に、2位駒大白鳥選手が保持していたものの、僅か順大西澤選手が1秒差で3位中継。トップとの差はいつの間にか4分51秒差となっていた。お互い後半は苦しい走りになっていたものの、意地のぶつかり合いだった。

創価新家選手が単独5位、中大居田選手は無理せず、東海越選手迫る
 4位は帝京福島選手が保持、その次は、創価新家選手がやってきた。最終的に7位から5位に浮上した形だ。個人では区間4位、見事にいい流れにしていますね。その彼に最後までついた東国冨永選手も区間6位。ライバルですが、お互いいい刺激を受けていた形だ。

 7位に落ちた中大居田選手は、実は大磯以降は定点間最下位。15㎞付近から足が痙攣してしまったそう。藤原監督もこのあたりは無理に声掛けせず、安全に走れるペースに落としていたそう。8区に自信があったのも、関係はしていたかも?

 これに、小田原中継所では、シード権争い上だった、東海越選手が、7位と14秒差の8位にまで浮上。最後まで定点間上位をキープして、63分09秒は区間3位。また1年生として歴代3位の快走だった。

 歴代2位は、2年先輩で2区を走った松崎選手だったので悔しさは結構あったそうですが、東海大の目標6位も見えてくる位置、東海大はシード権争いから浮上したとこの時は思われた。

定点間2位の東洋梅崎選手9位に浮上!國學院大が10位転落
 この後ろは動きが激しい。8位から50秒遅れてやってきたのはびっくり!10位争いをしていたはずの、東洋梅崎選手!確かに、19㎞地点でスパートをかけていて、単独10位に浮上していたのでびっくり!

 ラストの定点間は2位激走!序盤抑えていたので、脚は残っていたでしょうが、ナイスラン。酒井監督は、往路9位は想定外だったそう。シード権は何が何でもということで、ラストスパートを大事にしろと、復路の選手に指示。そういえば6区九嶋選手もラスト定点2番。流れが激しい中、当たっているか。

 10位になんと國學木付選手が落ちてしまった。12月になって怪我をして、最後の最後まで前田監督は起用するか悩み、主将の能力にかけたそうですが…。66分22秒は、数年前なら区間15位。今だと区間最下位になってしまう、コンディション作りのレベルが上がっているのを感じる。

 その國學院大から12秒遅れで、11位法大中園選手。ずっと引っ張っていたので、最後は苦しかったが、区間8位と3度目の箱根で初の区間一桁。力は出した。そこから49秒遅れて早大鈴木選手、22秒遅れて神大川口選手が12位と13位。大きくはシード権に近づけなかった。

 そういえば、1年生歴代1位の記録は、早大鈴木選手が保持。62分台を出していたが、そこから約1分遅れ。中盤から伸び悩んだ。神大川口選手も故障明け、2大会前からタイムを落としていて、それぞれ悔しさが残る走りとなった。

総合14位に浮上明大富田選手、ラスト定点で追い上げた専大国増選手
 その次、14番目にやってきたのは明大富田選手!19.4㎞で国士清水選手を交わすと、そのまま突き放していった。見た目ながら6人抜きは見事。一斉スタートの14秒を加味しても、国士大を総合で交わす走りだった。

 最終的に区間2位63分02秒ということで、ついに明治大がやりたかった走りを、ある程度遂行できた形でしょうか。これで総合10位とは2分28秒差、富田選手一人で1分は詰めた。力ある選手は並んでいる明治大、僅かにシード権の可能性が出てきた格好だ。

 国士大は清水選手が定点間二けた順位の走りが続き、じりじりシード権争いから後退、やや苦しくなってきたか。連合慶大田島選手は、21番目相当。1年生ながらロードに強い選手でしたが、どうやら完全に雰囲気にのまれてしまったそう。連合としては、初めて大きく外す形に。後方集団に追いつかれる寸前だった。実際、直後に4選手雪崩れ込んできた。

 中学松井・駿河新山・山学川口の争いも終盤に動きがあった。16㎞で川口選手が仕掛けるも突き放せず、中学松井選手が変わって浮上。最後はさすが1500mもやれるランナーだった。続いて駿河新山選手、復路タスキをつなぐために1万m28分台ランナーを残していたのだ。区間15位はもう少しいってほしかったそうですが、流れの中では繋げた。

 びっくりしたのが、ほぼ同時にあがってきた専大国増選手。区間9位64分11秒の走り、ラストの定点間は5番目と終盤に怒涛の追い上げ。3年生ながら主将を務めている国増選手が意地の走り。昨年に似た流れになりかけたところ、巻き返した形だ。

 最後苦しくなった山学川口選手もまだ見えている。昨年は、専大と山学大が復路鶴見で、繰り上げスタートでした。両校が前が見える位置にいて、トップと見た目12分台に保っているのは大きい。うまく流れていきたいところだ。

非常に厳しい言葉をかけられていた日体漆畑選手
 こうなると苦しいのが日体大だ。小田原中継所で、前の専大と1分半離された見た目最下位。7区漆畑選手も波に乗れず区間19位。おまけに前の専大は区間9位で走ってしまったものだから、ますます差が開く。

 平塚中継所では、20番目となった山学大と3分20秒遅れた最下位。日体大としても信じられない展開ではないだろうか。玉城監督も残り1㎞地点でかなり厳しい言葉をかけています。

 あと1㎞、このままじゃ終われない。厳しいこと言うけど、これ女子選手だぞ…な?これじゃおまえ、とてもじゃないけれども、みんなの想いがあるという走りじゃねーぞ。これが現実だ、現実だぞ。自分で打ち破っていけよな

第98回箱根駅伝 7区 日本体育大学「監督からの檄」(Youtube:げってぃー 様)

 女子選手の表現は、元々高校駅伝女子部の監督をされた玉城監督らしいなぁと思いましたが、期待をかけていた中での愛情表現となったでしょうかね。

 とはいえ、いつの間にか、トップ青学大と見た目と16分08秒差。優勝とも、シード権争いとも、別の戦いが本格化してきた。

7区まとめ

・区間賞青学大岸本選手は、全定点間トップ!
・特に二宮大磯定点は区間記録に迫った 単独走も強い
・意外にも、7区間目で、青学大は今大会初の区間賞
・抜きつ抜かれつの駒大白鳥・順大西澤選手の2位争い
・東海大ルーキー越選手が1年生歴代3位好走
・創価新家選手が追い上げ、7位から5位へ
・法大中園VS東洋梅崎選手の熾烈なシード権争い
・まさかこの間に落ち込んできた國學院
・明治富田選手が同大初の区間上位快走、14位進出
・後方、専大国増選手の健闘、前の集団に追いつく
・さらに大きく遅れてしまった日本体育大

 往路起用とみられていた中、復路に起用となった青学大岸本選手がどんな状態でどんな走りをするのか気になっていました。それが全定点間安定した走りで断トツの区間賞!区間記録に迫るタイムで走っていた場面もありました。青学大今大会初の区間賞で差を広げます。

 他の順位争いはまだまだ炸裂、2位争いは駒大と順大の激しい争い、5位争いに創価・東国大が序盤から終盤まで争い、シード権争いから東海越選手が区間3位好走で抜け出し、逆に國學院大が主力の木付選手でまさかの転落。9位東洋10位國學11位法大が僅差で続きます。

 後方では、明治大富田選手が区間2位快走で17位から14位進出、専大国増選手が単独20番目から追いつき、16番目の集団へ。日体大が、完全にぽつんと取り残される形になりました。

 青学大以外は、本当に僅差のまま復路終盤に差し掛かります。