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【箱根駅伝2022】6区を定点別に振り返る~順大駒大青学の4年生の意地!

そろそろ箱根駅伝2022の余韻が冷めつつありますかね。

レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。

続いて6区山下り。

マイナスになる低温だったことも影響してか、
苦戦する前回経験者の選手もいました。
その中で、トップ3の4年生の意地を見ました。

当ブログで毎年行っている通り、

定点間ごとの分析をしていきます。

トップ争いだけでなく、それぞれの選手の走りに注目できます。

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【箱根駅伝2022】6区定点間分析

まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。

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6区走者走順&実績

①青学・髙橋勇輝④28分58秒28/全4区1位、関東IC2部half10位、箱6区3位

②2:37帝京・北野開平③29分20秒57

③3:28駒大・佃 康平④29分15秒94/全3区11位、関東IC2部half7位、箱8区4位
④3:43國學・原 秀寿①5千14分12秒95
⑤4:04順大・牧瀬圭斗④③28分36秒03/全6区4位、20:全6区7位
⑥4:19中大・若林陽大③28分42秒02/全予2組4位、関東IC1部1万17位、箱6区5位、20:箱6区10位
⑦4:49東国・林 優策②29分43秒85

⑧5:38創価・濱野将基③28分37秒06/出4区9位、全予1組27位、箱6区7位

⑨6:28東洋・九嶋恵舜②29分05秒71/全3区8位、出4区2位、関東IC1部1万19位、箱6区14位
⑩7:08東海・川上勇士③28分59秒60/全4区5位、箱6区5位
⑪7:09早大・桝本匡哉②29分17秒37/U20日本1500m3位
⑫7:20神大・横澤清己④29分11秒49/箱予68位、全予3組14位
⑬7:30法大・武田和馬①30分17秒88/箱予147位、20:高5区17位
⑭7:43国士・福井大夢③29分17秒51/箱予96位、20:予152位
(15)8:09麗澤・鈴木康也①29分26秒14/箱予51位

⑮9:36山学・矢島洸一④29分58秒55
⑯10:01[16]10:00日体・盛本聖也③29分02秒98/全2区16位、箱予42位、全予1組16位
⑰10:14[16]10:00明大・杉本龍陽③28分46秒29/箱予72位
⑱13:58[16]10:00中学・工藤巧夢①29分21秒52/箱予262位、20:高3区25位
⑲16:40[16]10:00専大・横山佑羽④29分32秒06/箱予121位、全予3組32位、関東IC2部half20位
⑳19:05[16]10:00駿河・小泉 謙③29分47秒36/箱予101位、20:予137位

 往路優勝を果たした青学大は、手綱を緩める気はさらさらなかった。6区山下りは、前回58分13秒区間3位で走っている4年髙橋選手。その脚力は健在どころか、全日本4区区間賞を獲得したようにさらに伸びている。区間記録に迫る57分30秒がノルマだった。

 連覇を狙う駒大は思い切ったオーダー変更。なんと、ずっと山登りの準備をしていると言われていた駒大佃選手が当日変更で入った。大八木監督は、勝負をかけ復路4区間変更、最初の一手はどうでるか。

 他、上位で気になるところは、4位國學院大は、2年連続6区を担った島崎選手は故障で1年原選手。順大は、全日本6区4位の主将の牧瀬選手が驚きの采配だった。その後方は、前年58分台ランナーの、6位中大若林選手、8位創価濱野選手が予定通り。東洋は、平地走力があがった東洋九嶋選手が2年連続。

 秒差のシード権争いは、東海大が前回58分台川上選手が入り、有利に進めていくか。一斉スタートでは、明大杉本選手が流れを作れるか。3年目でついに走る日体盛本選手や、徳本監督が自信があるという駿河小泉選手らに注目が高かった。

定点間分析①:芦ノ湖~芦之湯

レース経過
2.0㎞:青学髙橋選手は、最初の2㎞を5分52秒(2分54秒-2分58秒)
   何度も時計に目をやるのが印象的

    駒大は最初の1㎞2分47秒と突っ込む、次は3分03秒
    青学大2-3km3分29秒、駒大2-3km3分48秒   
    他7位東国林選手は5分59秒
3.0㎞:シード権争い、10位に早大栁本選手浮上、11位東海川上選手へ
   12位神大横澤13位法大武田選手も僅差で続く展開
4.0㎞:青学髙橋選手4㎞13分15秒で通過

芦之湯4.8㎞

参考:97回髙橋(青学)15分59秒※経験者トップ

6位高橋(青学)16分07秒①
14位北野(帝京)16分23秒②2:53
11位佃(駒大)16分15秒③3:36
1位牧瀬(順大)15分55秒④3:52
17位原(國學)16分26秒⑤4:02
8位若林(中大)16分12秒⑥4:24
16位林(東国)16分25秒⑦5:07
18位濱野(創価)16分33秒⑧6:04
7位九嶋(東洋)16分11秒⑨6:32
10位栁本(早大)16分13秒⑩7:15
5位横澤(神大)16分04秒⑪7:17
3位武田(法大)16分01秒⑫7:24
14位川上(東海)16分23秒⑫7:24
12位福井(国士)16分16秒⑭7:52
2位鈴木(麗澤)15分56秒(15)7:58
8位矢島(山学)16分12秒⑮9:41
4位工藤(中学)16分02秒⑱13:53[17]9:55
12位小泉(駿河)16分16秒⑳19:14[18]10:09
19位杉本(明大)16分41秒⑰10:48[19]10:34
20位盛本(日体)16分47秒⑯10:41[20]10:40
21位横山(専大)17分01秒⑲17:34[21]10:54

青学髙橋選手は昨年より8秒遅れ、駒大佃選手とは8秒開く
 青学髙橋選手は、最初の3kmは2分54秒、2分58秒、3分29秒。2㎞から5㎞は一旦登るのですが、2-3km3分29秒はまずまずでしょうか。とはいえ、時計に何度も目をやっているのが印象的。どうも自分の感覚と一致しないのか。芦之湯の時点では、昨年の自身のタイムより8秒遅れの16分07秒、定点間6位の通過だった。

 2位帝京大北の選手を挟んで、3位駒大佃選手は1㎞2分47秒と突っ込んで入った。まずは気持ちで攻めていったか。登りで詰めていくかと思われましたが、2-3kmは3分48秒。芦之湯の時点では3分36秒差と8秒離れました。勝負はやはり下りからだった。

順大牧瀬選手が飛ばす 創価濱野選手ら抑え気味の選手も
 その後方からぐんぐん追い上げてくる選手がいました。順大牧瀬選手が、國學原選手を交わして、駒大と16秒差にまで詰め寄ってきた。芦之湯通過は15分55秒。この時点で全体トップのタイムだった。この突っ込みがどうなるか注目だった。

 国学原選手は16分26秒ゆったり。後方3年連続6区中大若林選手が、定点間8番16分12秒で入り22秒と差を詰めてきています。とはいえ若林選手も、前回の15分59秒よりはゆったり。9位の東洋九嶋選手も、16分11秒で昨年の16分03秒よりも遅い。どうやら、マイナスの気温がパフォーマンスに響いているといった方が良いのかもしれない。

 印象的なのは、8位創価濱野選手。前回16分06秒でしたが、今回は16分33秒。全体的にスローの中ですが、定点間18位。その後を考えると意図的だったかもしれませんね。

シード権争いし烈!法大武田・連合麗澤鈴木選手が突っ込む!
 シード権争いは、10位スタートの東海川上選手にまず注目でしたが、3㎞では早大栁本選手に逆転を許し11位へ。その後、神大横澤・法大武田選手らに交わされたところで芦之湯を通過。16分23秒の定点間14位だったが、実は昨年も芦之湯は定点間12位。少し心配だったが、そうでもなかったようだ。

 交わしていった、神大横澤選手と法大武田選手が早かった。横澤選手は定点間5番の16分04秒、法大武田選手は定点間3番の16分01秒!ぐっと10位早大栁本選手の姿が近づきました。

 また、15番目を走る、連合麗澤鈴木選手がさらに突っ込んでおり、定点間2位の15分56秒だ。実は、登りが得意だったので、稼ごうと思ったということで、ここは全力を出していたそう。下りでさてどうなるかだった。

一斉スタートは中学工藤選手突っ込む、1年生が早い!
 後方、山学矢島選手も16分12秒まずまず。この後方は一斉スタートだったが、一気に追い上げているチームが1校。中学工藤選手が、定点間4位の16分02秒で差を詰めていく。こう見ると2位麗澤鈴木選手、3位法大武田選手、4位中学工藤選手、3選手とも1年生。最初の上りは1年生が臆せず入っていた形だ。

 後方は、駿河台小泉選手が単独走。明大杉本・日体盛本・専大横山選手が定点間下位独占。いずれも走力はあるので、上りが苦手なのか調子が悪いのかはちょっと分からず。下りで切り替えられるか気になった。

定点間分析②:芦之湯~小涌園

レース経過
5.0㎞:青学髙橋選手16分28秒で通過
6.5㎞:10位神大横澤選手が浮上!早大栁本選手が11位後退。12位法大武田選手すぐ後ろ
7.0㎞:法大武田選手が11位に浮上、早大栁本選手が12位へ。目まぐるしく変動する
8.3㎞:神大横澤選手に法大武田選手が追いつく、激しい10位バトルへ

小涌園9.0km
芦之湯4.8km
定点間4.2㎞

参考:97回髙橋(青学)10分47秒<26分46秒>※経験者トップ

19位高橋(青学)11分11秒<14>27分18秒①
12位北野(帝京)10分54秒<13>27分17秒②2:36
1位佃(駒大)10分37秒<4>26分52秒③3:02
1位牧瀬(順大)10分37秒<1>26分32秒④3:18
9位若林(中大)10分49秒<7>27分01秒⑤4:02
21位原(國學)11分14秒<18>27分40秒⑥4:05
5位林(東国)10分42秒<8>27分07秒⑦4:38
7位濱野(創価)10分48秒<16>27分21秒⑧5:41
15位九嶋(東洋)11分00秒<9>27分11秒⑨6:21
11位横澤(神大)10分52秒<6>26分56秒⑩6:58
6位武田(法大)10分45秒<3>26分46秒⑩6:58
17位栁本(早大)11分03秒<12>27分16秒⑫7:07
14位川上(東海)10分57秒<15>27分20秒⑬7:10
13位福井(国士)10分56秒<10>27分12秒⑭7:37
17位鈴木(麗澤)11分03秒<op>26分59秒(15)7:50
4位工藤(中学)10分40秒<2>26分42秒⑱13:22[16]9:24
16位矢島(山学)11分02秒<11>27分14秒⑮9:32[17]9:32
3位小泉(駿河)10分38秒<5>26分54秒⑳18:41[18]9:36
9位杉本(明大)10分49秒<17>27分30秒⑯10:26[19]10:12
7位横山(専大)10分48秒<19>27分49秒⑲17:11[20]10:31
20位盛本(日体)11分12秒<20>27分59秒⑰10:42[21]10:41

3位駒大佃・順大牧瀬選手が定点トップ猛追!青学髙橋選手は…19位?
 トップ青学髙橋選手が動かない。テレビを見ている限り、ピッチが遅く緩慢に見える。解説者は余裕がある動きとの話だったが、果たして定点間タイムは11分11秒。昨年の自身より24秒遅い。低温を加味しても、おや?というタイムだ。

 駒大佃選手は、飛んで走っている感が出ているフォーム。定点間タイムは10分37秒。集計してびっくりしましたが、佃選手は定点間トップ!青学髙橋選手は定点間19位…?まだ差が3分02秒と開いてるので、そんな気がしなかったが、このあたり青学髙橋選手の心境やいかに…。

 そして、佃選手と同タイムで突っ込んでいるのが、順大牧瀬選手。連続して定点間トップということで、もちろんここまで区間賞のタイム。平地の走力は高い選手ですが、この山の適性はびっくり!残りの半分がとても気になりました。

東国大林定点間5番・創価大濱野専大横山選手が定点間7番見事な切り替え
 登りで定点下位だった中で、この下り定点間で一気に切り替えてきた選手はやはり何人もいる。7位を走っている東国大林選手が、定点間16位から定点間5位。区間8位に浮上。昨年も6区エントリーも当日変更、2年分の思いがある。

 続く創価濱野選手はやはり経験者。先ほどの18番目から7番目に浮上。最初がゆっくりだったのでまだ区間16位だが、やはり上昇してきそう。下位では、明大杉本・専大横山選手も定点間一桁に浮上。少しずつ追い上げてきてけるか。

シード権争い、神大総合10位浮上も、法大武田選手猛追
 シード権争いは、差が少ないこともあり、順位変動が激しい。6.5㎞で神大横澤選手が、早大栁本選手を交わして10位に浮上。さらに7.0㎞で法大武田選手も、早大を交わして11位に浮上してきた。

 法大武田選手の追い上げが続き、8.3㎞で神大横澤選手の後方に付き、一気に10位タイへ。この定点間も6番で好調だ。早大栁本選手は、じりじりと後退し小涌園で9秒差。東海川上選手はまだエンジンかからないか。14位国士福井選手、連合麗澤鈴木選手は、下りはやはり足踏みで定点17番となっている。

中学工藤選手に続き、駿河小泉選手ら定点間3番見事な走り
 その後方は、言うべきことがありますね。中学工藤選手が定点間4番、通算区間2位で追い上げていってるのは勿論、駿河台大小泉選手が見事な下りの走り。定点間3番で、区間5位のタイムまで浮上してきている。

 監督からは、大舞台でしか結果を出さない不思議な選手との評。下りの適性はかなり見込んでいて、そのうえで、法大時代の後輩で2年連続6区2位の松垣さんに指導してもらったとか。前日往路終了時点では、唯一自身がある区間と、話されていました。

 小涌園定点テレビ映像で、時差スタートの山学矢島選手のすぐ後方まで迫っていたところは、ひそかに心躍っていたりしました。その後に俄然注目でした。

定点間分析③:小涌園前~大平台

レース経過
9.5㎞:10位争い法大武田選手が、神大横澤選手の前へ
10.5㎞:法大武田選手が単独10位浮上、11位神大横澤選手へ
11㎞:青学大髙橋選手は、10㎞30分01秒 昨年区間賞より1分遅いタイム

11.6㎞宮ノ下
1位青学と2位帝京2分34秒、3位駒大とは2分43秒。
かなり差が詰まってきた。
また、10位法大6分41秒、11位神大6分43秒、12位東海川上6分55秒、
13位早大栁本7分01秒、14位国士7分26秒、OP連合7分39秒

13㎞:青学髙橋選手13㎞38分09秒、参考小野田選手37分09秒
13.4㎞:11位東海川上選手が浮上、12位神大

大平台13.4km
小涌園前9.0㎞
定点間4.4㎞

参考:97回髙橋(青学)11分38秒<38分24秒>※経験者トップ

17位高橋(青学)11分45秒<14>39分03秒①
20位北野(帝京)11分54秒<16>39分11秒②2:45
5位佃(駒大)11分31秒<4>38分23秒③2:48
1位牧瀬(順大)11分26秒<1>37分58秒④2:59
3位若林(中大)11分29秒<6>38分30秒⑤3:46
16位原(國學)11分42秒<18>39分22秒⑥4:02
10位林(東国)11分37秒<8>38分44秒⑦4:30
3位濱野(創価)11分29秒<10>38分50秒⑧5:25
17位九嶋(東洋)11分45秒<13>38分56秒⑨6:21
6位武田(法大)11分32秒<3>38分18秒⑩6:45
2位川上(東海)11分27秒<9>38分47秒⑪6:52
11位横澤(神大)11分39秒<7>38分35秒⑪6:52
21位栁本(早大)11分56秒<17>39分12秒⑬7:18
13位福井(国士)11分40秒<11>38分52秒⑭7:32
15位鈴木(麗澤)11分41秒<op>38分40秒(15)7:46
8位工藤(中学)11分35秒<2>38分17秒⑱13:12[16]9:14
8位小泉(駿河)11分35秒<5>38分29秒⑳18:31[17]9:26
13位矢島(山学)11分40秒<12>38分54秒⑮9:27[18]9:27
7位杉本(明大)11分33秒<14>39分03秒⑯10:14[19]10:00
11位横山(専大)11分39秒<19>39分28秒⑲17:05[20]10:25
19位盛本(日体)11分52秒<20>39分51秒⑰10:49[21]10:48

青学と駒大の差が2分48秒へ、順大牧瀬選手断トツ区間トップで追う!
 一番下りの傾斜が激しい宮ノ下を含むこの定点間でも、青学髙橋選手が動いていない。11㎞地点で、昨年区間賞の駒大花崎選手より1分遅い。13㎞では、青学大記録小野田選手より1分遅いというアナウンス。このままでは59分かかる(そう表現される髙橋選手の期待値も高いのですが…)。

 このあたりで、ようやく青学髙橋選手のペースが上がっていないことに気づいて、路面の影響という解説はあったが、そんな感じではなかった。本人談では「上りで思ったより体が動かず、いっぱいいっぱいになった」とのことでした。

 なので、このあたりは自分の走りを見失ってましたかね。この定点間も17番と上がらず。2位帝京大との差は詰まってないが、3位駒大佃選手は追ってきて、宮ノ下で2分45秒差となってきた。このあたりが、一番詰まった地点だ。駒大が追い上ている感が出てきた。この時点では、どこまで詰まるかが注目だった。

 その佃選手の後方、順大牧瀬選手が本当にすごい。11分26秒でなんと3定点連続トップ、十分57分台を狙えるタイムで下ってきています。この下り適性は恐れ入ります。駒大との差もじりじり詰まっていて11秒。駒大はその前の帝京北野選手に眼前に迫っていて、2位争いが面白くなってきていた。

中大若林・東海川上選手も上昇!前回出走者がエンジン全開!
 また前回の好走者もエンジンがかかってきていますね。中大若林がこの定点間3番となる11分29秒で走破。区間タイムも6位まで上がってきた。なお、38分30秒は前回と同タイム。國學院原選手を交わして5位に浮上していた。

 ずっと単独走となっている創価大濱野選手は、しっかり自分の走りをしています。ある意味前回よりも走りやすい面もあったのか。定点間3位タイ11分29秒、区間順位も10位まで上がっています。

 そしてシード権争い外だった、東海大川上選手もついに上がってきました。宮ノ下までに早大栁本選手を交わすと、大平台では法大武田選手に付けなかった神大横澤選手にも追いつき11位タイへ、法大武田選手も7秒差に視界に入っているはず。
そしてこの定点間は2位となる11分27秒!さらにシード権争いに動きがありそうだ。

下りから苦しい東洋九嶋早大栁本選手、ずっと苦しい國學原日体盛本選手
 逆に苦しい選手もいます。東洋九嶋選手が下りに入ってから二けた順位が続く走り。昨年も60分かかっていたので、下りはそこまでではない形??後方シード権争いがちらっと見えるようになってきている。

 苦しいのが早大桝本選手。11位で襷をもらい、一旦10位に浮上するも、大平台で13位で通過。この定点間は最下位となってしまった。前回経験者が貧血が長引き起用できず、急遽抜擢となったスピードランナーだがここにきて急失速。少しブレーキをかけたら、リズムを失ったそう。ここは、準備が足りていなかったか、我慢のレースとなった。

 上りも下りも定点下位のランナーもいて、一人は國學院原選手。元々下りの控えだったと思いますが、前回経験者が12月に入って故障。前回定点間が最下位、ここでも区間18位だ。総合順位も4位から6位に落としている。

 びっくりが、一斉スタートから日体盛本選手。1年目から6区山下り候補としてエントリーに入り、3年目の今年平地の走力もつけて満を持しての出走のはずが…。区間最下位、見た目も最下位通過とまさかの失速。まだ中継所まで距離もあり気がかりなところだ。

定点間分析④:大平台~函嶺洞門

レース経過
13.7㎞:2位駒大佃選手が浮上、帝京北田選手はついていく
   後方では、東海川上選手が単独11位に浮上する

15.1㎞:10位法大武田選手の後方、4秒差で東海川上選手が詰め寄る
15.5㎞:2位駒大帝京に、4位順大牧瀬選手が詰め寄る
   個人でも順大牧瀬選手が37分58秒でトップのタイム
16.2㎞:順大牧瀬選手が、駒大佃帝京北野選手の間を割って2位浮上!

16.9㎞:9位東洋九嶋選手の後方に、10位法大東海が迫っている

函嶺洞門17.0km
大平台13.4km
定点間3.6㎞

参考:97回髙橋(青学)9分17秒<47分41秒>※経験者トップ

10位高橋(青学)9分26秒<14>48分29秒①
3位牧瀬(順大)9分13秒<1>47分11秒②2:46
10位佃(駒大)9分26秒<5>47分49秒③2:48
12位北野(帝京)9分29秒<16>48分40秒③2:48
6位若林(中大)9分18秒<4>47分48秒⑤3:38
18位原(國學)9分35秒<18>48分57秒⑥4:11
12位林(東国)9分29秒<10>48分13秒⑦4:33
4位濱野(創価)9分16秒<8>48分06秒⑧5:15
16位九嶋(東洋)9分31秒<13>48分27秒⑨6:26
2位武田(法大)9分12秒<2>47分30秒⑩6:31
1位川上(東海)9分05秒<7>47分52秒⑩6:31
19位横澤(神大)9分37秒<9>48分12秒⑫7:03
9位福井(国士)9分25秒<11>48分17秒⑬7:31
20位栁本(早大)9分45秒<18>48分57秒⑭7:37
12位鈴木(麗澤)9分29秒<op>48分09秒(15)7:49
8位工藤(中学)9分24秒<3>47分41秒⑱13:10[16]9:12
7位小泉(駿河)9分22秒<6>47分51秒⑳18:27[17]9:22
12位矢島(山学)9分29秒<12>48分23秒⑮9:30[18]9:30
17位杉本(明大)9分32秒<15>48分35秒⑯10:20[19]10:06
4位横山(専大)9分16秒<17>48分44秒⑲16:55[20]10:15
21位盛本(日体)9分54秒<20>49分45秒⑰11:17[21]11:16

2位争い激化!順大牧瀬選手が追いつき三つ巴
 2位争いが激しくなった。13.7㎞で駒大佃選手が、帝京北田選手に追いつき2位に浮上。北田選手はこれについていく展開だ。これに順大牧瀬選手がじわじわとつめていき、16.2㎞ついに追いついた。

 しかも、歩道側帝京北田選手、せんらーラインより駒大佃選手の間を割って入ったのがとても印象的でした。函嶺洞門手前で突き放しにかかったところ、単独2位にここで一瞬浮上します。トップとは2分46秒、トップ青学髙橋選手も頑張って大きくは詰めさせなかった形だ。

東海川上選手が定点間トップ!法大武田選手とシード権争いに浮上!
 なお牧瀬選手は、この定点間9分13秒で3位、初めて別の選手が定点間トップだった。10位11位を走っている法大武田選手と東海川上選手が素晴らしい走り。追いつかれた川上選手が9分05秒、追いつかれた武田選手も9分12秒で走破している。

 後方神大横澤選手が失速気味と言うこともあり、10位11位と12位の差は32秒差へ。最後の平地がまだだが、どうやらこの2校がシード権争い6区で有利になったか。法大武田選手は13位から浮上、47分30秒で区間2位と素晴らしい走りだ。

後方、専大横山選手が定点間4位健闘
 このほか、一斉スタート組の中学工藤・駿河小泉選手は、それぞれトップ青学大を追い上げるほどの走り、区間3位と区間6位で好走が続く。下から2番目の専大横山選手が定点間4番目の走り!

 区間順位は17位だが、下りの部分だけで見ると区間中位付近だ。前、一旦は離れた明大杉本選手が近づいてきている。復路うまく流れに乗っていけるかどうか大事な部分だ。

定点間分析⑤:函嶺洞門~小田原中継所

レース経過
17.5㎞:2位順大牧瀬選手に、駒大佃選手が追い付く 帝京北野少し遅れる
18.0㎞:2位駒大佃選手が抜け出す 牧瀬選手の顎が上がってきたか

監督者合流
原監督「自信持って行け、スマイル意識していくぞ」
大八木監督「前40秒くらい詰めてるぞ」

18.3㎞?
2位駒大順大⇒4位帝京大10秒差
9位東洋⇒10位東海6秒⇒11位法大5秒
13位国士⇒14位早大8秒⇒OP連合4秒
16番中学⇒17番駿河11秒⇒18番山学8秒

【現地映像】第98回箱根駅伝 6区「出場校全選手の走り」(Youtube:げってぃー 様)

19.8㎞:残り1㎞56分13秒で青学髙橋選手が通過
原監督「絞り出してこい、後輩にいいところを見せろ」
大八木監督「最後ここで10秒変わるぞ 4年生最後だ、いいか頑張れ」
長門監督「ついていければ、57分台が出るぞ」

小田原中継所20.8km
函嶺洞門17.0km
定点間2.8㎞

参考:97回髙橋(青学)10分32秒<58分13秒>※経験者トップ

1位高橋(青学)10分34秒<8>59分03秒①
9位佃(駒大)11分04秒<6>58分53秒②3:18
14位牧瀬(順大)11分11秒<1>58分22秒③3:23
18位北野(帝京)11分19秒<16>59分59秒④3:33
6位若林(中大)11分00秒<5>58分48秒⑤4:04
11位原(國學)11分05秒<17>60分02秒⑥4:42
19位林(東国)11分20秒<13>59分33秒⑦5:19
5位濱野(創価)10分58秒<9>59分04秒⑧5:39
2位九嶋(東洋)10分52秒<10>59分19秒⑨6:44
7位川上(東海)11分01秒<6>58分53秒⑩6:58
13位武田(法大)11分10秒<2>58分40秒⑪7:07
20位横澤(神大)11分23秒<15>59分35秒⑫7:52
15位福井(国士)11分16秒<13>59分33秒⑬8:13
15位栁本(早大)11分16秒<19>60分13秒⑭8:19
9位鈴木(麗澤)11分04秒<op>59分13秒(14)8:19
4位小泉(駿河)10分56秒<3>58分47秒⑳18:49[16]9:44
12位工藤(中学)11分06秒<3>58分47秒⑱13:42[16]9:44
8位矢島(山学)11分02秒<11>59分25秒⑮9:58[18]9:58
3位杉本(明大)10分53秒<12>59分28秒⑯10:39[19]10:25
17位横山(専大)11分18秒<17>60分02秒⑲17:39[20]10:59
21位盛本(日体)11分51秒<20>61分36秒⑰12:34[21]12:33

青学髙橋選手、最後の意地!ラストの平地は区間トップ!
 ラストの平地は、青学髙橋選手が凄まじかった。ようやく身体が温まったか、自分のリズムが戻ったのか、原監督の「自信を持っていくぞ」「後輩にいいところを見せろ」の檄が効いたのか。

 17㎞までのうっ憤を晴らすかのような激走!10分34秒と定点間断トツのトップとなるタイムで走破。区間タイムは59分03秒で区間8位。目標とは遠い成績に、後の優勝インタビューでは悔し涙でしたが、函嶺洞門で区間14位だったのだから、物凄い巻き返しだった。

 また、最終的に2位争いを制した駒大佃選手との差は3分18秒。佃選手は58分53秒の区間6位だったので、最終的に10秒縮められるに留まった。一瞬だけ駒大に傾いた流れを、また戻していった場面だった。

 2位駒大から5秒差で、3位順大牧瀬選手がリレー。最後の平地は顎が上がり苦し気な走り。定点間14位の11分11秒で苦戦したため、57分台は出なかったものの、58分22秒堂々区間賞。58分半を切ったのは彼だけだったので、タイムは突出していた。チームも1区から、18位・17位・10位・7位・5位・3位。どんどん上がってきた。この強さはいかに…?

東洋九嶋選手が定点2位!シード権から逃げる!
 後方、4位帝京北野選手が10秒差。まだ表彰台は狙える位置。その次31秒差まで詰めた中大若林選手が5位で中継。58分48秒区間5位、3年連続山下りやはりまとめてきた。

 6位は何とか最後の平地はまとめた國學院原選手がリレー。7位は下りの部分で好走した東国林選手が、最後の平地で息切れ。それでも東国大史上初の59分台、鬼門に光は見えたか。後ろ好走を続けて59分04秒にまとめた8位創価濱野選手に20秒差で振り切った。

 1分以上あいていよいよシード権争い。9位は東洋九嶋選手が逃げ切った。ラストの平地は2番目となる10分52秒で走破。下り部分は終始二けた順位だったので、総合力で走るタイプだった。何とか59分19秒は区間10位ながら、昨年より46秒縮めています。

東海大が単独10位浮上!11位法大とは9秒差
 その14秒後ろ、シード権内の10位で東海川上選手がリレー。10位でスタートし、混戦ながら一旦13位まで下がって、最後また10位に浮上する、なんとも激しいレースでした。とはいえ、さすが前回58分台、個人でも2年連続58分台だ。

 最後は9秒差離されたものの、11位法大武田選手も1年生で素晴らしい走り!58分40秒区間2位で、大きくシード権との差を追い上げる走り。法政大出世区間となっている6区ですが、今後楽しみになるランナー。

 そこから1分近く離れて神大横澤選手。12位スタートで一旦10位シード権内浮上したものの、大平台以降で大きく失速する勿体ない走り。区間15位だった。後方、20秒差、シード権とは1分15秒差で13位国士福井選手。58分30秒を目標にしていた中、59分33秒ということで悔しい走りだったか。両校とも、7区2大会前経験者の4年生に託すことになった。

 そして14位まで下がってしまった早大栁本選手、追いついた連合麗澤鈴木選手がほぼ同時リレー。麗澤鈴木選手は、上りが得意なタイプ。最初2番目のタイムで通過して以降は伸び悩んだように見えて、59分13秒区間10位相当でまとめたのは、ナイスランだった。早大は、シード権と1分15秒差。仕切り直しだった。

駿河台小泉選手区間3位爆走!明大杉本選手定点間3位!
 その後方は、山学大と一斉スタート組。一斉スタートの中学大工藤選手に、駿河小泉選手が激しく迫る!徳本監督の「前の中学に追いついたら区間賞だ!」の檄にも聞いたか。中継所直前で交わして区間3位58分47秒だった。

 これは徳本監督は59分半以内と踏んでいたところ、嬉しい誤算だ。おまけにトップ青学大との差も詰めて9分44秒。7区8区9区トータルで、青学大に10分16秒負けなければ、繰り上げにかからずタスキを繋げることができる計算だ。駿河台大に大きく貢献した。中学大工藤選手も最終的に1年生最上位の58分台!好スタートを切った。

 後方、抜かれた山学大矢島選手もラストの平地をまとめる形で59分25秒まずまず。トップとも9分58秒差だ。続く明大杉本選手が、ラスト平地で巻き返して定点間3位。19番目でリレー。先ほどの定点良かった専大横山選手は、ちょっと息切れしてしまった。

 最後方を走っていた日体大盛本選手は、結局最後まで苦しく。なんと前の専修大から1分34秒も遅れてのリレー。個人タイム61分36秒は、現在の高速化ではブレーキのタイムだ。満を持して投入…のはずが。苦しい復路出足となった。

6区まとめ

・区間賞順大牧瀬選手は、スタートから大平台までずっと区間トップ!
・順大は1区から、18位・17位・10位・7位・5位・3位右肩上がり継続
・上りは麗澤鈴木・法大武田選手・中学工藤選手と1年生が突っ込む
・下り始め駒大佃選手、最後の平地青学髙橋選手それぞれ4年生の意地!
・低温で苦しむも前回並みにまとめた中大若林、創価濱野、東海川上選手
・10位スタートで、一旦13位に落ちて、10位まで浮上東海川上選手
・13位スタートで10位争いまで猛追した法大武田選手区間2位!
・一斉スタートからトップとの差を詰めた駿河小泉&中学工藤選手!
・神大&早大がシード権争いから後退、日体大は大きく出遅れる

 今回は、マイナスにもなる低温。前回58分台の経験者も、57分台を狙いながら、前回と同じくらいのタイムにとどまる(それでも2年連続58分台は凄いのですが)中、順大牧瀬選手が爆走!特に大平台までは57分台が出るほどの勢いで追い上げていき、2位争いをしての3位へ。押し上げた。

 青学と駒大は、それぞれ4年生の意地が炸裂。下りに入ってから駒大佃選手が切り替えて一気に追い上げ、一時40秒程差を詰めました。うまく走れなかった青学髙橋選手もラスト平地で激走!最終的に10秒佃選手が上回ったものの、流れは渡さず。

 シード権争いは、9位東洋大も終盤に巻き込まれての熾烈な争いに。出足は東海大、登りで早大が10位浮上、下りに入って神大が浮上、小涌園で法大が浮上、函嶺洞門を過ぎて東海大が再浮上という激しいレース。関係者は一喜一憂したのではないでしょうか。

 東海大は、川上選手が一旦13位に落ちながらもシード権内死守。法大が猛追し秒差リレー。神大・早大・国士大あたりは、この区間伸び悩み、7区以降の展開が苦しくなりそうか。神大・早大は、後の展開を考えると痛かったか。

 後方では、一斉スタートの駿河台大小泉選手と中学大工藤選手が58分台と素晴らしい走り!工藤選手は、複数人走っていた1年生の中でトップ中継だった。逆に、日体大がまさかの断トツ区間最下位で、大きく出遅れる。今後の展開が気になった。

 7区もまだまだ混戦模様だ。