スポンサーリンク

箱根駅伝2022予選会振り返り【筑波大・立教大・慶應大+α】来年度へ

今年残念ながら箱根駅伝本戦に手が届かなかったチームもあります。

いくつか厳選して、
今一度箱根駅伝2022予選会の分析、
それと、直近の大会をも交えながら
来年に向けての分析ができればと思います。

伝統校の次年度は!
筑波大・立教大・慶應義塾大
次の初出場校は!
流通経済大・東京経済大

スポンサーリンク

ページコンテンツ

箱根駅伝2022予選会振り返りと来年へ向けて

それぞれ、5校
箱根駅伝2022予選会振り返りと、
11月の記録会の結果と来年への簡単な展望へのまとめです。

スポンサーリンク

筑波大学

 前々回は26年ぶり本戦出場、主力に4年生が多かった前回は、集大成でしたが次点で惜しくも届かず。育成の年、さらに国立大の為選手層の課題もあり、

 決して前評判では名前は上がらなかったですが、箱根予選に全てをかけた筑波大。ある意味、筑波大のロードの強さを証明する結果でした。

箱根駅伝2022予選会振り返り

個人順位 名前学年 走破タイム
16位 福谷颯太③ 62分58秒
44位 杉山魁声④ 63分38秒
49位 小林竜也③ 63分42秒
59位 皆川和範② 63分51秒
69位 伊藤太貴④ 63分56秒
105位 平山大雅② 64分26秒
182位 國井辰磨③ 65分32秒
232位 松村匡悟③ 66分16秒
272位 山本尊仁④ 66分56秒
276位 長井流星② 66分59秒
合計:13位・10時間48分14秒
302位 藤原潤乃佑② 67分40秒
371位 長谷川嵩汰② 69分45秒

順位データ
5km通過-10㎞通過(5㎞間)-15㎞通過(5㎞間)-18㎞通過-FINISH(6.195km間)
19位-18位(17位)-15位(13位)-13位-13位(10位)

 10㎞地点で18位ということでやはり、今年は厳しい結果になる…と思いきや、15㎞で15位に浮上。15㎞-FINISH間は10番目のタイムで走破。総合13位まで追い上げました。

5㎞ごと個人順位参考(Twitter)

 4名の選手が5㎞14分53秒付近で入り、29分50秒通過と日本人第2集団で通過しています。福谷・杉山・小林・皆川選手と貯金を期待されていた選手です。

 ここから福谷選手が、15㎞地点で先頭集団に浮上。そのまま戦い抜いて16位62分58秒のビッグパフォーマンス!ここ数年箱根予選で何人か覚醒する筑波大ですが、ここまでいくとはびっくりです!

 続いて、杉山選手が43位63分38秒、小林選手が49位63分42秒でゴール。5000mなどスピード種目で結果が出ていた選手ですが、風が吹いていたハーフマラソンでも63分台で走り切っていますので、いい走りだったのではないでしょうか。10㎞までついた皆川選手も57位63分51秒でゴールしています。

 続くグループでは、5㎞を138位15分02秒通過の平山選手、156位15分04秒で國井選手、238位15分10秒で伊藤選手が続いていました。10㎞でも3選手が、30分15秒~30分20秒の150位前後での通過でした。

 ここから4年生伊藤選手が懸命の追い上げ。1㎞3分02秒ペースキープして、15㎞98位45分31秒で通過、ゴールでは67位63分56秒まで押し上げました。15㎞でついていた平山選手も104位64分26秒でゴール。

 上位6人だけで見れば、予選校の中ではかなり上位の算出でした。自分の殻を破った人は本当に破っています。7番手、國井選手は後半苦しくなりましたが182位65分32秒で最低限走り切っています。

 このあとが続かなかったですね。8番手以降の松村・山本選手らは序盤集団走でしたが、324位15分20秒通過でしたが、弘山監督いわく、ここは遅かったとのこと。180位以内が目標だったそうですが、風がある中、追い上げるのは難しいとの指摘でした。

 3000m障害で有名な松村選手が、100人ほど抜きましたが、227位66分16秒程。予選1ヵ月前に怪我をしたという4年山本選手が268位66分56秒、高校時代5千m16分30秒ながら2年で予選メンバーに入った長井選手が66分59秒。頑張りましたが、ボーダー浮上とはなりませんでした。

 でしたが、実績や選手層からすると大健闘。エースの岩佐選手が故障で起用できませんでしたが、たらればを言えば、彼がいればもしやというラインまで、持って行けたのは、方向性としては、一つ自信になる結果です。

来年度へ向けて
3年生以下の、秋の記録会の結果です。

箱根駅伝予選会
16位福谷颯太③62分58秒
49位小林竜也③63分38秒
59位皆川和範②63分42秒
105位平山大雅②63分51秒
182位國井辰磨③65分32秒
232位松村匡悟③66分16秒
276位長井流星②66分59秒
302位藤原潤乃佑②67分40秒
371位長谷川嵩汰②69分45秒

11/13 激坂王
長谷川健太①55分05秒
松村匡悟③61分07秒

11/23 1万m記録挑戦会
3組
塚田萌成②31分06秒53★
永山龍吉③31分18秒05★
長谷川嵩汰②32分23秒26
4組
吉田海渡①30分18秒39★
7組
平山大雅②29分50秒24★
皆川和範②30分14秒89
國井辰磨③30分21秒92
8組
福谷颯太③29分41秒53
小林竜也③30分06秒04

他、
岩佐一楽③1万mPB:28分41秒74

 筑波大も、今回の予選出走者は9名残りますので、来年は浮上へ大きなチャンスを迎えているのですよね。3年生で上位に福谷・小林選手、2年皆川・平山選手が入ったのは大きいです。選手層薄いので故障厳禁の中での強化ですが、さらに殻を破れば、予選校の中では主力陣がかなり強くなるはず。

 このほかでは、1年生吉田選手が懸命に距離対応中。高校まで中距離専門でしたが、30分18秒まで1万mベストを短縮。ここから1年生でハーフマラソンまで対応できるようになるかどうか。あとは、激坂王で長谷川健選手好走も大きな収穫。次年度以降秘密兵器ですよ。

 選手層が薄いのは地道に改善していくしかないですが、國井選手まで今のところ目途。今まで3000m障害中心だった松村選手や、長井選手以下叩き上げの選手らが貴重な経験を積みました。実際の予選を経験しての1年後を楽しみにしたいですね。

立教大学

 毎年どんどん楽しみが沸いていく立教大。今年は初めて全日本予選に出場するなど、確実にチーム力は上がってきていました。若い選手が多いので、選手層は薄かったですが、どこまで箱根ボーダーに近づけるか注目の存在でした。

箱根駅伝2022予選会振り返り

個人順位 名前学年 走破タイム
19位 斎藤俊輔④ 63分00秒
34位 中山凛斗② 63分29秒
77位 安藤圭佑① 63分59秒
87位 関口絢太② 64分10秒
194位 岸本健太郎② 65分41秒
210位 忠内侑士② 66分01秒
250位 内田賢利② 66分26秒
253位 林虎太朗① 66分31秒
257位 山本罹生① 66分39秒
281位 後藤謙晶① 67分11秒
合計:16位・10時間53分07秒
365位 山口史朗① 69分36秒
372位 市川大輝② 69分49秒

順位データ
5km通過-10㎞通過(5㎞間)-15㎞通過(5㎞間)-FINISH(6.195km間)
1位-6位(16位)-14位(18位)-16位(20位)

 5㎞通過サプライズ!なんとこの時点でトップ!最初集計ミス?と思ってしまい(失礼)ましたが、思い切って挑戦しました。10㎞でもまだ6位で大いに盛り上がる展開でした。

 さすがに若いランナーも多く、10㎞以降は多くの選手が失速していきました。が、上野監督は「あれでいい」とのことでした。

5㎞ごと個人順位参考(Twitter)

 トップだった5㎞地点。やはり速いのですよね。最終的にチームトップ10になる選手全員が14分55秒前後で通過しています。この時点で一番早し中山選手が23位14分51秒、10番手だった後藤選手が88位14分56秒。ロケットスタートの作戦を無視していたという斎藤選手は35位14分52秒で通過しています。

 10㎞地点でもまだ健闘している選手は多かったですね。斎藤選手以外に、前回連合の中山選手に、安藤・関口選手が29分50秒程で、日本人第2集団で推移していました。

 このほかの選手はやや大きめのダウン。山本選手が97位30分06秒通過後は、100位台へ。30分10秒台で林・岸本選手、30分20秒台で後藤・内田選手が通過。11番手以降は31分台と大きく離されていました。

 15㎞からは、個人で見ると斎藤選手の独壇場。一気に先頭集団に追いつき、44分44秒9位で通過。そして個人19位63分29秒で、最終学年で見事な成績。レースの流れを読む力と、上野監督の指導と噛み合いましたね。

 10㎞で斎藤選手と一緒だった3名も、少し落としながらも堪えました。中山選手はさすが33位63分29秒と昨年からも大幅アップ、1年生安藤選手が77位63分59秒は大収穫。関口選手も87位64分10秒と、怪我が多い中、やはり素質の高さを証明する結果を出しました。

 5番手以降はかなり苦しい結果。15㎞以降は5番手が190位台、他の選手は200位台まで落ち込んでしまいました。さすがに総合順位は下がりますね。

 その中で、岸本選手が最後踏ん張り192位65分41秒。209位忠内選手66分01秒までが戦えたかな。その後は、66分30秒前後に内田・林・山本選手が固まり、後藤選手が281位67分11秒という結果でした。

来年度へ向けて
3年生以下の、秋の記録会の結果です。

箱根駅伝予選会
34位中山凛斗②63分29秒
77位安藤圭佑①63分59秒
87位関口絢太②64分10秒
194位岸本健太郎②65分41秒
210位忠内侑士②66分01秒
250位内田賢利②66分26秒
253位林虎太朗①66分31秒
257位山本罹生①66分39秒
281位後藤謙晶①67分11秒
365位山口史朗①69分36秒
372位市川大輝②69分49秒

11/14 日体大記録会
16組
稲塚大祐①14分34秒34
富田 翔①14分38秒00
髙木晃瑠①14分38秒58
20組
山口史朗①14分24秒08★
市川大輝②14分30秒16
内田賢利②14分32秒76
白瀬賢也②14分34秒97
21組
林虎太朗①14分05秒84★
山本罹生①14分09秒14★
忠内侑士②14分26秒96
25組
関口絢太②14分07秒68★

11/24 MARCH対抗戦
1組
白瀬賢也②30分46秒86
中西洸貴①30分50秒28
髙木晃瑠①30分53秒53★
金城 快③31分07秒95
権守遼大②31分10秒83★
2組
稲塚大祐①29分57秒22★
中田紫音①30分08秒41★
富田 翔①30分13秒19★
山口史朗①30分40秒23
3組
市川大輝②29分49秒78★
忠内侑士②29分55秒38
内田賢利②30分17秒33
4組
関口絢太②28分40秒35★
林虎太朗①30分03秒78
山本罹生①30分34秒42

 立教大は今のところ楽しみしかないのですよね。来年度から本格的にエースとなっていく現2年中山・関口選手、力がありながら予選の時期は故障に泣いている服部選手を合わせて、新3年生の主力選手がいよいよ本格化するはず。今は関口選手にとても勢いがありますね。

 忠内・内田・岸本・市川選手も後主力までもう少しという選手が、この世代出てきています。強化最初の世代の伸びは大事になってきます。

 今年の1年生それぞれの結果になった、安藤・林・山本・後藤選手らも、来年度はしっかりハーフマラソンの距離に対応して、一気に上がってくると思います。新入生もやはり結構確保できいるよう。次年度からは、本気で通過候補になってきますね。

慶應義塾大学

 強化世代が4学年ついに揃い、一つの集大成となった今シーズン。全日本予選も久々に出場し、初めて本気で箱根予選突破を目指しての走りになりました。

箱根駅伝2022予選会振り返り

個人順位 名前学年 走破タイム
47位 田島公太郎① 63分41秒
62位 杉浦 慧④ 63分53秒
135位 木村有希① 64分43秒
172位 貝川裕亮③ 65分22秒
184位 森田剛史③ 65分34秒
185位 前原裕磨③ 65分35秒
201位 清水拓哉④ 65分50秒
218位 前田拓海④ 66分09秒
234位 鈴木 輝④ 66分17秒
293位 内藤拓海④ 67分26秒
合計:19位・10時間54分30秒
344位 安倍立矩① 68分38秒
401位 黒澤瑛紀② 71分01秒

順位データ
5km通過-10㎞通過(5㎞間)-15㎞通過(5㎞間)-FINISH(6.195km間)
9位-13位(18位)-17位(19位)-19位(19位)

 最初の5㎞は9位通過、10㎞時点でもまだ13位と食らいついていました。でしたが、このあたりから全体的に後退。主体だった4年生の気負いもありましたかね、最終的に昨年と同じく19位に留まりました。

5㎞ごと個人順位参考(Twitter)

 序盤から果敢に挑んだのですよね。エース杉浦選手が23位14分51秒通過を筆頭に、14分56秒~14分58秒の100位前後に、田島・木村・前原・清水・安倍選手が通過。そのほかのメンバーも15分05秒~07秒。通過圏内の9位につけます。

 10㎞では杉浦選手が21位29分50秒日本人第2集団。次に田島・前原・清水選手が29分59秒の77位で通過。この次、105位木村選手30分07秒、159位森田選手30分19秒までが、上位6名はよし。

 でしたが、やはり入りが早かった選手もいましたかね。7番手~10番手の貝川・鈴木・前田・内藤が30分30秒の230位あたりまで落ち込みました。11番12番安倍・黒澤選手は大きく後退しました。

 全体的に苦しくなった中、杉浦選手が懸命に頑張ります。15㎞9位44分44秒通過は日本人トップ争い!ですが…最後は力尽き62位63分53秒に。

 その代わり1年生が大善戦。15㎞62位45分08秒通過の田島選手が、ゴールでは47位63分41秒とチームトップに!関東ICハーフで好走していましたし、本当に長い距離強い。さらに秋口一気に浮上した木村選手も135位64分43秒踏ん張りました。これは大きな収穫でした。

 3年生の選手も終盤に巻き返し巻き返し、172位貝川選手65分22秒、184位森田選手が65分34秒!10㎞まで頑張った前原選手も、続いて185位65分35秒でゴールしました。

 そのあとは4年生に。201位清水選手65分50秒、217位前田選手66分09秒、233位鈴木選手66分17秒、10番手は離れて293位内藤選手67分26秒…現実はそう甘くなかった。

 ですが、強化1期生は、保科監督に「慶大が将来箱根駅伝に出場するための土台作りをしてほしい」と勧誘を受けています。今期は4年生主体のチームでしたが、箱根予選で上位に食い込んだのは3年生以下。役割は果たすことはできたのではないでしょうか。

来年度へ向けて
3年生以下の、秋の記録会の結果です。

箱根駅伝予選会
47位田島公太郎①63分41秒
135位木村有希①64分43秒
172位貝川裕亮③65分22秒
184位森田剛史③65分34秒
185位前原裕磨③65分35秒
344位安倍立矩①68分38秒
401位黒澤瑛紀②71分01秒

11/14 日体大記録会
27組
前原裕磨③14分28秒17
貝川裕亮③14分34秒03★
鳥塚健太①14分37秒24
黒澤瑛紀②15分13秒36
28組
安倍立矩①14分07秒91★
木村有希①14分12秒32★
森田剛史③14分18秒45
田島公太郎①14分19秒13★

 慶應義塾大は、スポーツ推薦を使用していませんので、どうしても選手層が薄くなりますし、即戦力が入ってくるかどうかは運による要素が強くなります。その中で、現3年だけでなく、1年生もいい調子で来ているのは、まだ箱根駅伝出場へ向けての機運が高まっていると言えると思います。

 まず最上級生となる3年生は、森田選手が中心。秋口調子を落としていて、箱根予選の184位も本来の力ではありません。チームトップで帰ってきてもおかしくない存在です。これに安定感のある前原・貝川選手がいますね。

 1年生は凄い。いきなり連合で走ることになる田島選手、秋嬉しい成長の木村選手、そしてスピードは一番高い安倍選手は5千m14分07秒を叩き出しました。予選メンバー外では、鳥塚選手が来年には戦力になりそうな勢いがあります。ここまで8人。

 2年生は、部員数の関係もあり黒澤選手が孤軍奮闘中。あとは各学年1万m31分前後の選手はいますかね。叩き上げの選手を丁寧に育成しながら、力のある新入生の入学を願う形になります。それでも、来年度の仕上がりは、非常に楽しみではないでしょうか。

流通経済大学

 昨年度は、大東大OBで箱根駅伝5区山登りで活躍した奈良修氏を監督に迎え、今年は久しぶりに留学生を迎えるなど、箱根駅伝初出場へ動きが大きかった流通経済大。しかも前半戦は、その留学生が大活躍するなど、盛り上がりました。まず今年は、どこまでボーダーに近づけるか気になりました。

箱根駅伝2022予選会振り返り

個人順位 名前学年 走破タイム
2位 ディランゴ サムソン① 61分41秒
57位 宮下資大④ 63分51秒
146位 森川蒼太① 64分55秒
162位 竹上世那④ 65分11秒
179位 中根翔也④ 65分26秒
204位 鎌形駿也② 65分53秒
235位 大場麻央④ 66分18秒
237位 高橋登也④ 66分18秒
244位 芳口悠太② 66分22秒
295位 長谷川瑠① 67分26秒
合計:17位・10時間53分21秒
335位 小島 准① 68分16秒
368位 中川裕斗③ 69分39秒

順位データ
5km通過-10㎞通過(5㎞間)-15㎞通過(5㎞間)-FINISH(6.195km間)
5位-15位(19位)-20位(20位)-17位(15位)

 5㎞は5位通過と攻めましたね。5㎞の地点では留学生集団は抑えていましたが、チーム自体が攻めていまいた。その後はさすがに下がり10㎞15位、15㎞20位。まだ箱根は遠いかと思われましたが、フィニッシュでは総合17位と巻き返す粘りを見せました。

5㎞ごと個人順位参考(Twitter)

 5㎞は、ディランゴ選手の14分49秒以外にも、14分台で入った選手が大勢。期待のルーキー森川選手が2番手14分53秒、エース4年宮下選手が14分54秒、同じく4年中根選手が14分55秒、2年芳口選手が14分57秒、そして前々回箱根連合出走の4年竹上選手14分58秒、

 実に6名の選手が15分を切って通過。その後も鎌形・髙橋選手らも差なく通過し、チーム10番手が15分04秒。11番12番ルーキー小島・長谷川選手も15分07秒と瞬く間に通過していきました。エースが強いので一瞬ワクワクしてしまいました。

 その後はディランゴ選手ですね。10㎞29分12秒、15㎞43分54秒と風の中のペースアップの対応はさすがでした。最終的に2位61分41秒と大きく貯金をしました。また、エースで期待されていた宮下選手も粘りましたね。40位29分51秒で通過売ると、57位63分51秒でゴール。関東学生連合にも選出されています。これは強かった。

 そのほかの選手はさすがに厳しかった。10㎞で30分00秒~30分20秒で、森川・芳川・中根・鎌形選手あたりは粘って通過。ここまでで200位以内。7番手竹上選手が30分26秒、8番手長谷川選手30分37秒、9番手大場選手30分40秒、10番手小島選手30分48秒と点々と通過する形でした。

 15㎞はさらに落とす選手が多かったですかね。3番手が157位森川選手45分39秒、165位中根選手45分43秒あたりが上位。一人竹上選手が199位46分00秒と浮上し、チーム5番手に。直後に46分一桁で鎌形・芳口選手が通過。あとは46分40秒台、47分オーバーと離れてしまいました。

 さてゴールです。ここは何人かあげているのですよね。森川選手がポジションを上げて146位64分55秒。1年生大きな収穫です。4年竹上選手が38人抜きで161位65分11秒、中根選手も178位65分26秒で踏みとどまりました。このあたりは戦いましたね。

 さらに204位鎌形選手65分53秒、235位大場・高橋選手66分18秒。この3名も15㎞から順位を上げてきています。このあたりで最後総合17位に上がったところですね。その後、最後苦しくなった芳口選手が244位66分22秒で、1年生長谷川・小島選手らも苦戦でのゴールとなりました。

来年度へ向けて
3年生以下の、秋の記録会の結果です。

箱根駅伝予選会
2位ディランゴ サムソン①61分41秒
146位森川蒼太①64分55秒
204位鎌形駿也②65分53秒
244位芳口悠太②66分22秒
295位長谷川瑠①67分26秒
335位小島 准①68分16秒
368位中川裕斗③69分39秒

11/14 日体大記録会
18組
鎌田歩夢②14分46秒80★
西川大亮③14分47秒74
永野智也②14分48秒32
三田 洸②14分51秒98
19組
馬場涼平②14分29秒76★
森いつき②14分39秒42★
井口怜音②14分47秒74★
23組
長谷川瑠①14分26秒03
杉本 翔②14分27秒04★
三角隼人①14分28秒35★
小島 准①15分18秒38
中川裕斗③15分39秒83
25組
嶋田翔太③14分16秒05★
小山昴大①14分18秒94★
梅谷康太③14分28秒46

11/20 平成国際大記録会
3000m
馬場涼平②8分26秒37
横田悠斗②8分35秒76
小島 准①8分39秒84
5000m13組
中川裕斗③14分36秒52★
池澤将汰③15分10秒18
14組
森川蒼太①14分21秒69★

10000m
2組
井口怜音②30分38秒85
杉本 翔②30分47秒11★
三田 洸②30分54秒63★
森いつき②30分55秒19★
鎌田歩夢②31分25秒38★
永野智也②31分32秒05★
尾関竜望③31分56秒10

 流通経済大もこの4年間は、箱根駅伝初出場に向けて勝負になってくるでしょう。あれだけ強い留学生ディランゴ選手がいますし、また奈良監督の影響か、スカウトもぐっと良くなってきています。

 ルーキー世代でいえば、予選会活躍の森川選手に長谷川・小島選手以外に、小山・三角選手が台頭してきています。やはり今後はこの世代が中心になっていきそうな気配がしています。

 上級生も3年生は、予選出走していない嶋田選手が5千m14分16秒と好記録。さらに2年生から一気に新戦力が台頭。井口・杉本・三田・森選手が1万m30分台。5千mの記録だと森選手も一気に気になる存在になっています。

 1万mの記録でいえば、久々の全日本予選会の出場も視野になっています。まだ秋になってから主力全員が1万mの大会に出場していませんので、そちらにも注目ですね。

東京経済大学

 このところ、エース選手が関東学生連合に選ばれたり、何人かの選手が1万m29分台の選手が増えたり、少し強化が波に乗ってきていました。いつになく、今年の予選会は注目を集めていました。

箱根駅伝2022予選会振り返り

個人順位 名前学年 走破タイム
45位 大川歩夢③ 63分39秒
116位 市川繁貴④ 64分33秒
126位 原川 凌④ 64分38秒
149位 村田悠樹② 64分57秒
180位 小山優輝① 65分27秒
187位 下田大翔① 65分38秒
223位 守谷 陸④ 66分13秒
224位 下別府輝③ 66分14秒
239位 竹尾奏哉② 66分18秒
278位 関 颯介④ 66分59秒
合計:20位・10時間54分36秒
321位 樋田侑司④ 67分58秒
366位 松浦礼穏② 69分36秒

順位データ
5km通過-10㎞通過(5㎞間)-15㎞通過(5㎞間)-FINISH(6.195km間)
18位-21位(20位)-21位(17位)-20位(18位)

 非常に安定した戦いぶりでしたね。5㎞18位スタート、10㎞通過で21位となりました。その後もは20位以内となる走りをキープして、最後に20位に浮上!過去最高タイとなる成績には自信が深まりますね。

5㎞ごと個人順位参考(Twitter)

 エースの大川選手はさすがの走りでしたね。10㎞を日本人第2集団となる21位29分50秒で通過。その後も大きく順位を落とすことなく、45位63分39秒で走り切りました。昨年既に連合での箱根出走をした経験を持ちますが、その後も伸びてきてるのが素晴らしいですね。

 他の上位候補の選手も攻めていっていますね。14分59秒市川選手、15分01秒原川・村田選手と入っていますが、その後も粘っています。特に市川選手は100位付近でバトル、最終的に116位64分33秒となり、連合出走こそ逃しますが、4年生見事な走りでした。

 さらに10㎞146位30分15秒、15㎞162位45分42秒と同時に通過した4年原川・2年村田選手、竿以後は原川選手が大きく順位を上げ125位64分38秒健闘。村田選手も149位64分57秒で粘っています。

 その少し後方、10㎞30分20秒、15㎞45分50秒の180位付近で通過した1年生コンビ小山・下田選手も、180位65分27秒と187位65分38秒でゴール。200位以内で6人揃えたのは、過去の実績からするとよく戦ったと思います。

 さらに66分10秒台にも3選手、4年守屋・3年下別府・2年竹尾選手が雪崩れ込んでいます。守屋・竹尾選手は、10㎞30分20秒台と攻めていって、3年下ペップは10㎞30分53秒通過からあげていっての成績でした。

 あとは4年生関選手が、66分59秒とギリギリ67分を切る成績でゴール。ここで10番手でした。展開や向かい風で苦しんだチームもあった中、しっかりと自分たちの戦いができての20位でした。

来年度へ向けて
3年生以下の、秋の記録会の結果です。

箱根駅伝予選会
45位大川歩夢③63分39秒
149位村田悠樹②64分57秒
180位小山優輝①65分27秒
187位下田大翔①65分38秒
224位下別府輝③66分14秒
239位竹尾奏哉②66分18秒
366位松浦礼穏②69分36秒

11/6 平成国大記録会
14組
下別府輝③14分23秒16★
村田悠樹②14分29秒56
松浦礼穏②14分29秒81★
小山優輝①14分32秒05★
竹尾奏哉②14分43秒70
15組
大川歩夢③13分54秒25★
下田大翔①14分08秒59★

11/13 日体大記録会
10000m
2組
石川晃大②30分59秒44★
後藤亮介①31分08秒88★
4組
本田大和①30分04秒88★
益子翔太郎③30分15秒95★
5組
下田大翔①29分10秒22★
小山優輝①29分39秒02★
村田悠樹②29分41秒99★
竹尾奏哉②30分28秒48★

11/23 1万m記録挑戦会
9組
大川歩夢③28分33秒02★

 エース大川選手が頼もしいですね。1万m記録挑戦会では最後までトップ争いを縁手の28分33秒大記録!ストライドの広い大きな走り、まだ伸びると思います。来年度最終学年です。箱根予選のメンバーも7名残るので、一つ集大成の年となります。

 そして彼に続くように、他の選手も1万m記録がぐっと伸びてきています。1年生が頑張っていて、下田選手が29分10秒!小山選手が29分39秒は、飛躍的に伸びましたね。2年村田・竹尾選手も頑張っています。

 他にも本田・益子選手らも30分前半のタイムを出しています。来年度、箱根本戦に届くかはともかくとしても…初めての全日本予選出場権を手にすることができるかも…?大川(と下田選手?)の4組での常連校エースとのバトルは、とても見てみたいですね。