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【男子長距離4種目結果】2021日本インカレ陸上

2021年(令和3年)9月17日(金)~19日(日)にかけて、

天皇賜盃 第90回日本学生陸上競技対校選手権大会
(通称:日本インカレ陸上2021)

が行われます。

こちらのブログでも、以前に【大学別男子長距離エントリー】を掲載しましたね。

こちらのページでは、男子1500m、5000m、10000m、3000m障害の男子長距離4種目の結果を記載します。

時間があれば、関東の主要大学別の結果を、別記事で記載するかもしれません。

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ページコンテンツ

【男子長距離4種目結果】2021日本インカレ陸上

2021(第90回)日本インカレ陸上

日本インカレ陸上2021【公式サイト】

日本インカレ陸上2021【要項】

競技日程 種目別エントリー

男子長距離競技日程抜粋

17日(金)
10時15分:男子1500m予選
16時25分:男子1500m決勝
18時45分:男子10000m決勝

19日(日)
11時40分:男子3000m障害
14時35分:男子5000m決勝

17日と19日に男子長距離種目に固まりましたね。

Live映像配信(YouTube日本学生陸上競技連盟)

記録速報サイト

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男子1500m

9月17日(金)10時15分開始 5組上位2着+5名通過

男子1500m1組

順位 名前学年 タイム 所属 通過
1位 飯澤千翔③ 3分48秒89 東海大 Q
2位 中野倫希① 3分49秒25 中央大 Q
3位 石川 心② 3分49秒46 東洋大  
4位 五十嵐賢太郎② 3分50秒41 城西大  
5位 中野裕太③ 3分50秒90 近畿大  
6位 道岡 聖④ 3分51秒40 東京大  
7位 中嶋光柾② 3分51秒53 札幌学院大  
8位 山中 優④ 3分51秒55 日本大  
9位 酒井洋明(M2) 3分52秒14 北海道大  
10位 安澤駿空① 3分52秒73 法政大  
11位 小渕稜央② 3分54秒52 岐阜大  

 北海道大の坂井選手や法大の安澤選手を先頭にレースが進む。残り1周で東海大飯澤選手が先頭、その後ろは目まぐるしく変わる展開。

 飯澤選手がそのまま1着でゴール。2着は抜け出した中大中野選手、3着争いは城西五十嵐選手を最後の直線で交わした東洋石川選手が取りました。

男子1500m2組

順位 名前学年 タイム 所属 通過
1位 原田凌輔④ 3分44秒52 順天堂大 Q
2位 山﨑優希③ 3分45秒00 広島経済大 Q
3位 中井啓太③ 3分45秒30 環太平洋大 q
4位 井内優輔④ 3分45秒57 筑波大 q
5位 谷澤竜弥④ 3分45秒64 中央大 q
6位 林 晃燿① 3分46秒32 城西大 q
7位 中島慎哉④ 3分48秒89 岐阜協立大  
8位 薮内勇也④ 3分50秒33 近畿大  
9位 岩谷 悠④ 3分50秒73 関西大  
10位 小手川聖修② 3分53秒28 鹿屋体育大  
11位 米澤龍星④ 3分55秒13 青森大  
  小久保星音② DNS びわこ学院大  

 順大原田選手が引っ張ってかなり縦長。高速ペースになる。2番手は中大谷澤・筑波井内選手らが追走していく。

 残り1周、終始引っ張っていたは原田選手がさらにスパート。6人の集団になり、そのままゴール。原田選手が3分44秒、2番手広島経済大山﨑・3番手中井選手らのいあとも雪崩れ込み、6番手城西林選手までが3分46秒のハイレベルのタイムでゴールした。

男子1500m3組

順位 名前学年 タイム 所属 通過
1位 高橋佑輔④ 3分47秒40 北海道大 Q
2位 及川瑠音③ 3分47秒68 東洋大 Q
3位 佐藤慎巴④ 3分47秒86 日本体育大  
4位 青木涼哉② 3分48秒29 武蔵野学院大  
5位 栗原直央① 3分48秒89 城西大  
6位 大栁達哉② 3分49秒30 札幌学院大  
7位 泉 海地④ 3分53秒34 京都産業大  
8位 有富大智③ 3分59秒88 広島大  
  谷中田健太④ DNS 福島大  
  藤本浩太郎④ DNS 関西学院大  
  井上亮真④ DNS びわこ学院大  
  梅谷康太③ DNS 流通経済大  

 スタート直後は、日体大の佐藤選手が先頭に立ちレースを先導。400mを超えると武蔵野学院大青木選手が先頭、2番手佐藤、3番手京産大泉選手でレースが進む。

 そのまま残り1周。そこから北海道大高橋選手がぐんと伸びてきて一気に先頭へ。青木選手に東洋及川選手が追走。最終的に、高橋・及川選手がワンツー、3番手は最後に佐藤選手が青木選手を交わしてフィニッシュ。後続を待つ形になった。

男子1500m4組

順位 名前学年 タイム 所属 通過
1位 山田俊輝② 3分46秒46 中央大 Q
2位 廣澤優斗③ 3分46秒83 日本体育大 Q
3位 武村知浩④ 3分46秒84 龍谷大 q
4位 馬場勇一郎② 3分48秒24 明治大  
5位 楠本拓真③ 3分48秒86 大阪経済大  
6位 清原 陸(M1) 3分48秒55 京都大  
7位 小林峻也④ 3分48秒94 東京国際大  
8位 二宮 秀④ 3分50秒19 富山大  
9位 望月遥平② 3分50秒29 創価大  
10位 片山直人③ 3分52秒89 環太平洋大  
11位 池田一成④ 3分54秒17 東海大  
12位 平松幸記③ 3分57秒84 立正大  

 日体廣澤選手を先頭に、一団となって進む。2番手には、中大山田選手らが2番手。その山田選手が、残り1周になる直前で先頭に。

 山田選手が逃げて、龍谷大武村選手や廣澤選手が追走する形。4番手集団は少し差がついた。山田選手が先頭でゴール。廣澤・武村選手がほぼ同時でゴールも、廣澤選手が2番手を確保した。

男子1500m5組

順位 名前学年 タイム 所属 通過
1位 石川昌樹③ 3分47秒58 横浜国立大 Q
2位 小島優作④ 3分47秒71 順天堂大 Q
3位 花牟礼隆汰③ 3分47秒95 東海大  
4位 都築勇貴③ 3分50秒62 山梨学院大  
5位 河野慶太③ 3分52秒68 慶應義塾大  
6位 村田 光④ 3分52秒80 成蹊大  
7位 濱口直人① 3分52秒86 創価大  
8位 荒堀太一郎② 3分54秒46 関西学院大  
9位 山本起弘④ 3分54秒92 日本大  
10位 木村 佑(M1) 4分07秒63 京都大  
  小林竜也③ DNS 筑波大  
  甲木康博① DNS 東洋大  

 東海大花牟礼選手を先頭にレースが進む・山学都築選手や順大小島選手らも先頭付近にいる。2周目小島選手が先頭に立ち、ハイペースで引っ張る。6人ほどの縦長の集団になる。

 残り1周、徐々に絞られ、花牟礼・横国石川・小島選手の3人の先頭争いに。最後の直線で石川選手が抜け出し先頭。2番手争いは、ラスト20mで順大小島選手が勝ち取りました。

 また、タイム決勝進出5名は、3分46秒台になだれ込んだ4名と、同じく3分46秒で3着に入った龍谷大武村選手となりました。

男子1500m決勝

17日(金)16時25分開始

順位 名前学年 タイム 所属 対抗得点
🥇 原田凌輔④ 3分43秒00 順天堂大 8点
🥈 山田俊輝② 3分44秒34 中央大 7点
🥉 高橋佑輔④ 3分45秒28 北海道大 6点
4位 山﨑優希③ 3分45秒74 広島経済大 5点
5位 谷澤竜弥④ 3分46秒57 中央大 4点
6位 武村知浩④ 3分46秒83 龍谷大 3点
7位 林 晃燿① 3分47秒35 城西大 2点
8位 中井啓太③ 3分47秒72 環太平洋大 1点
9位 小島優作④ 3分48秒63 順天堂大  
10位 廣澤優斗③ 3分49秒00 日本体育大  
11位 及川瑠音③ 3分49秒83 東洋大  
12位 飯澤千翔③ 3分53秒78 東海大  
13位 井内優輔④ 3分57秒06 筑波大  
14位 中野倫希① 3分57秒11 中央大  
15位 石川昌樹③ 3分57秒12 横浜国立大  

 スタート直後、一団となりかけたところ、後方から順大小島選手が一気に加速して先頭に飛び出していく。2番手追走は中大中野選手。3番手集団は順大原田選手を先頭に5mほど離れている。やはり縦長の展開になっている。

 残り500mで順大原田選手が上がってきて先頭に。残り1周原田選手先頭、2番手北海道大高橋選手が上がってきて追走する形に。原田選手の勢い止まらずそのまま逃げ切り見事に優勝!

 2位は最後に中大山田選手が北海道大高橋選手を交わしてゴール。日本選手権上位入賞の高橋選手は3着でした。

順大4年生原田選手がトップ!小島選手含め順大主役!
 順天堂大が1500mで沸かせましたね。原田選手は、予選で3分44秒台のタイムでトップ通過。同日の決勝では3分43秒台!2本とも高レベルのタイムを持ってこれるのですから、強かったですね。

 原田選手は、ここから出雲駅伝の出走メンバーにもチャレンジする見通し。短いとはいえ、5㎞~10㎞のロードへチャレンジするのは並大抵ではないですが、この勢いでどこまでいけるでしょうか。

 そして、もう一人の順大勢も湧かせました。同じ4年生の小島選手が、決勝でのハイペースを演出。スタート100m付近で思い切ってペースを上げていました。さすがに最後は9位まで落ちましたが、1500mは順大勢の躍進が目立ちました。

3人決勝の中央大は、2年山田選手がトップ!4年谷澤選手も意地!
 15人の決勝メンバーに、中央大の選手が3名とも残っていたのですよね。その中で、2位表彰台ともぎ取ったのは2年山田選手。昨年からしっかりレベルアップできているようで何より。

 さらに4年生谷澤選手が意地の5位入賞。最終学年になって大舞台で入賞できたのは嬉しいところ。もう一人、中野選手は終盤落ちましたが、最初の順大の飛び出しに食らいつくなど存在感を示しました。中大もこの種目良かったですね。

日本選手権上位北海道大高橋選手は3位!中四国勢も健闘

 日本選手権で大健闘していた高橋選手は、安定した戦いぶりで3位表彰台確保!バックストレートで2番手浮上してきたときは、優勝も視野に入りましたが、今回は相手が強かったですかね。それでも見事な安定感でした。

 地方勢では、他に中四国勢も頑張りました。広島経済大の山崎選手が最後に上がて来て4位入賞。環太平洋大の中井選手が8位入賞しています。関西からは、龍谷大武村選手が頑張りましたね。タイムもやはり高速化してきています。がぜん1500mには注目ですね。

男子10000m決勝

17日(金)18時45分開始!

順位 名前学年 タイム・ベスト 所属 対抗得点
🥇 ブヌカ ジェームス④ 27分58秒60 駿河台大 8点
🥈 フィリップ ムルワ③ 28分00秒36 創価大 7点
🥉 チャールズ カマウ② 28分29秒48 武蔵野学院大 6点
4位 ボニフェス ムルワ③ 28分44秒50 山梨学院大 5点
5位 上田颯汰③ 28分52秒63★ 関西学院大 4点
6位 嶋津雄大④ 28分53秒52 創価大 3点
7位 ルカ ムセンビ③ 28分54秒14 東京国際大 2点
8位 吉岡智輝④ 28分55秒48 順天堂大 1点
9位 中山雄太③ 28分56秒25 日本薬科大  
10位 前田義弘③ 28分57秒80★ 東洋大  
11位 柏 優吾③ 28分58秒71 東洋大  
12位 ポール オニエゴ④ 29分05秒12 山梨学院大  
13位 坪井響己(M2) 29分35秒26 信州大  
14位 杉浦 慧④ 29分36秒87 慶應義塾大  
15位 阿部飛雄馬(M2) 29分38秒81 東京大  
16位 横田佳介④ 30分02秒83 中京大  
17位 山田真生③ 30分31秒61 立命館大  
18位 福永恭平③ 30分40秒42 広島経済大  
19位 三上雄太④ 30分43秒01 創価大  
20位 佐藤楓馬② 31分23秒93 皇學館大  
21位 田中優樹② 31分45秒97 関西学院大  
22位 幸谷玲弥④ 32分04秒91 札幌学院大  
  西久保遼③ DNS 青山学院大  
  松倉唯斗④ DNS 山梨学院大  
  宮下隼人④ DNS 東洋大  
  今江勇人(M2) DNS 千葉大  
  岩佐一楽③ DNS 筑波大  
  松岡竜矢③ DNS 日本大  

 序盤は、留学生のランナーと立命館大山田選手が先頭集団。2000mを過ぎて、山田選手や何人かの留学生ランナーがこぼれていき、徐々に絞られる。第2集団は、関西学院大上田選手らが先頭付近。

 先頭集団は、5000m13分58秒とハイペースで通過。武蔵野学院大チャールズ・駿河台大ジェームス・創価大ムルワ選手の3人の争いは続いていきます。8000m22分29秒通過、チャールズ選手が遅れ、ジェームス選手とムルワ選手の2人。日本人トップは創価大嶋津・順大吉岡選手ら23分16秒。

 ジェームス・ムルワ選手はそのまま残り1周。2人の争いは残り100mまで続きましたが、もう一つギアを残していたジェームス選手が優勝!27分58秒の好タイムでした。チャールズ選手と山学ムルワ選手が入った後、

 日本人トップ5位関西学院大上田選手がゴール。最後のスパートで勝ちました。そのあと、創価大嶋津選手らが続いています。

留学生対決!駿河台大ブヌカ選手が連覇!創価大ムルワ選手も連続2位!
 6人の留学生と立命大山田選手の先頭集団から始まった男子10000m。2分50秒を切るハイペースでの展開に徐々に絞られていき、6000mまでに駿河台大ジェームス・創価大ムルワ選手・武蔵野学院大チャールズ選手の3名に。

 そこからジェームス・ムルワ選手の一騎打ちになり、そのままラスト1周!最後の100mで突き放して制したのは駿河台大のジェームス選手でした。27分58秒と唯一27分台は強い!ムルワ選手も28分00秒と中々の記録でした。

 なお、実は昨年も1位と2位はジェームス・ムルワ選手。昨年は28分05秒・28分06秒。今回はもっと高いレベルでした。ジェームス選手は、今後は最後の箱根予選への調整へ…勝負の年です。

山学大留学生、久々ムルア選手がオニエゴ選手を上回る
 他にも留学生対決があり、山学大は4年オニエゴ・3年ムルア選手が対決。このところずっとオニエゴ選手が安定した戦いを見せていましたが、今回はムルア選手が頑張りました。

 28分44秒というタイムながら4位、日本人トップよりも上回りました。夏はしっかり走りこめたでしょうかね。やはり彼も素質が高いです。オニエゴ選手は、今回は12位。とはいえトラックよりロードの選手ではあるのですよね。

 山学大は、箱根予選で2年連続の本戦出場がかかります。留学生起用は1名のみ、どちらかしか走れませんが、どちらに出走してもらうか、大事な判断になりますね。

関西学院大3年上田選手が日本人トップ!東洋大勢3年生も健闘
 日本人先頭争いは、関東地区以外の選手が制しましたね!関西学院大の上田選手が、ついに全国区となる28分53秒のタイムで5位入賞!

 全日本大学駅伝では、1年時から3区8位・3区6位と結果を出していて、大学駅伝ファン密かに注目の存在でしたが、トラックでも一気にきましたね!駅伝シーズンますます期待の存在です。

 同じ3年生で他にも健闘があり、日本薬科大の中山選手が、入賞にあと1秒に迫る9位!今年になって主要大会の成績が上がっていましたがびっくり!箱根予選へ弾みがつきますね。

 また、日本ICに珍しく本格参戦の東洋大長距離からも前田・柏選手が10位11位健闘。ここまでが28分台で入賞争いも最後まで食いついた形でした。駅伝でさらに+αが出るチームなので、やはり今年も強そう。

創価大嶋津・順大吉岡選手4年生の頑張り
 そして、中盤以降日本人先頭集団を引っ張っていたという4年生の選手たちが入賞していますね。創価大の嶋津選手は、ムルワ選手とともにW入賞となる6位入賞!

 目の病気がありますが、照明があればトラックレースに出場できるようですね。駅伝は単独走でガンガンいける選手、トラックでも今回は持ち味が生きたようで、好レースでした。

 また、箱根未経験の順大吉岡選手が、28分台のタイムで貴重な8位入賞。順大は長距離の選手層が非常に厚くなっていますので、レギュラー争いが熾烈になっていますが、主要大会で一つアピール。長距離ロードに強いですので、出番があるかもしれませんね。

男子3000m障害

19日(日)11時40分スタート

順位 名前学年 タイム 所属 対抗得点
🥇 三浦龍司② 8分32秒47 順天堂大 8点
🥈 西方大珠④ 8分44秒00 神奈川大 7点
🥉 松村匡悟③ 8分44秒57 筑波大 6点
4位 諸冨 湧② 8分47秒21 早稲田大 5点
5位 中込 空② 8分52秒47 山梨学院大 4点
6位 花谷そら② 8分52秒50 福岡大 3点
7位 麓 逸希② 8分54秒52 東京国際大 2点
8位 服部壮馬① 9分02秒67 順天堂大 1点
9位 大西峻平④ 9分06秒37 駒澤大  
10位 中島太陽② 9分10秒66 環太平洋大  
11位 馬場康生④ 9分24秒99 岩手大  
12位 ワング イブラヒム① 9分26秒42 札幌学院大  
13位 樫山直生(M2) 9分28秒90 大阪大  
14位 佐藤 光② 9分31秒18 皇學館大  
15位 石幡 廉② 9分50秒02 札幌国際大  
  河内 崚④ DNF 大阪国際大  
  今江勇人(M2) DNS 千葉大  
  山本 嵐④ DNS 城西大  
  山下唯心② DNS 創価大  
  小原 響② DNS 青山学院大  

 オリンピック代表順大三浦選手が早速飛び出して縦長の展開に。2番手に同じ順大三浦選手がついていくが、少しずつ差が離れていく。

 一人実力が抜けていた三浦選手はそのまま独走でゴール。8分32秒47で余裕のように見えるゴールでした。

 2位争いは、残り1周までに神大西方・筑波松村・早大諸冨選手に絞られている展開。最後のスパート合戦を制した神大西方選手が8分44秒のタイムで2位。松村・諸冨選手が3位4位でした。

オリンピック帰りの順大三浦選手が貫録の2連覇!服部選手とともに加点
 東京オリンピック入賞者・三浦選手が、今シーズン最後の3000m障害に挑みました。スタート直後から先頭。序盤こそ後輩の服部選手が付きましたが、少しずつその差が開いていったところ、やっぱり強いですね。

 8分32秒47と、自己ベストが8分09秒の三浦選手としては、余裕のタイムでしょうか。しっかりと日本インカレ連覇を飾り、陸上部として総合優勝を目指すチームに大きくアシストしました。

 また、ワンツーを狙った服部選手は、ギリギリ8位入賞。2週間前にアキレス腱を痛めたようで、何とか調整しての出場だったようですね。加点できているので、やはり力はあります。また全力で走れるようになれば楽しみな選手です。

神大西方選手しっかり2位入賞!筑波大松村選手が躍進3位表彰台!
 神大はエース西方選手が3000m障害に参戦!昨年も箱根予選直前の関東インカレに参戦していましたし、この種目には特別な想いがあるのでしょう。

 しっかりとその走力を見せて、熾烈だった三つ巴の2位争いを制しました。長距離も絶対にしなければならない状況の中、8分44秒としっかりタイムを残しているところもさすがです。

 躍進したのが筑波大の松村選手。関東インカレは決勝こそ残ったもの惜しくも9位。そこから数か月ですが、日本インカレ8分44秒台の好タイムで3位入賞!これは驚きの走りでしたね。筑波大の勢いを感じる成長です。

4位早大諸冨選手ら、2年生の選手が入賞ズラリ
 そして三浦選手の世代といっていいでしょう2年生の選手が、4位から7位とずらり並びました。残り1周まで2位争いに加わった諸冨選手は、春より状態が良かったでしょうか。

 5位山学大中込選手は、関東インカレ1部で5位入賞していた選手。タイムもほぼ8分52秒で安定しています。7位東国大麓選手は、関東インカレ2部で4位入賞していました。また、福岡大の花谷選手も6位入賞、うまく上位に食い込んできましたね。この世代今後も注目です。

男子5000m

19日(日)14時35分スタート

順位 名前学年 タイム 所属 対抗得点
🥇 近藤幸太郎③ 13分46秒98 青山学院大 8点
🥈 篠原倖太朗① 13分48秒57★ 駒澤大 7点
🥉 丹所 健③ 13分48秒78 東京国際大 6点
4位 アニーダ サレー③ 13分54秒55★ 第一工科大 5点
5位 杉山魁声④ 14分02秒24 筑波大 4点
6位 今江勇人(M2) 14分04秒16 千葉大 3点
7位 伊豫田達弥③ 14分05秒48 順天堂大 2点
8位 新家裕太郎③ 14分08秒92 創価大 1点
9位 野村優作③ 14分11秒35 順天堂大  
10位 ボニフェス ムルワ③ 14分11秒77 山梨学院大  
11位 吉居大和② 14分12秒80 中央大  
12位 デジェン テスファルムウェルドゥ② 14分14秒27 星槎大  
13位 大沼 翼③ 14分15秒17 東洋大  
14位 白井勇佑① 14分17秒97 東京国際大  
15位 若林宏樹① 14分19秒83 青山学院大  
16位 井川龍人③ 14分21秒92 早稲田大  
17位 森川陽之④ 14分24秒09 名古屋大  
18位 井手翔琉③ 14分28秒92 関西学院大  
19位 及川瑠音③ 14分34秒44 東洋大  
20位 福永恭平③ 14分36秒85 広島経済大  
21位 坪井響己(M2) 14分41秒00 信州大  
22位 大畑怜士④ 14分41秒95 日本体育大  
23位 小林竜也③ 14分55秒08 筑波大  
24位 佐藤条二① 15分09秒59 駒澤大  
  中谷雄飛④ DNF 早稲田大  
  松山和希② DNS 東洋大  
  イエゴン ヴィンセント③ DNS 東京国際大  
  竹蓋草太④ DNS 拓殖大  
  ローレンス グレ④ DNS 札幌学院大  
  ポール オニエゴ④ DNS 山梨学院大  
  チャールズ カマウ② DNS 武蔵野学院大  
  佐藤一世② DNS 青山学院大  
  山田真生③ DNS 立命館大  
  樋口翔太③ DNS 日本大  
  三浦拓朗④ DNS 中央大  

 山学ムルワ選手が先頭に出て引っ張り、やや縦長の展開になる。青学近藤選手が背後にピタリ。東国丹所選手や星槎大デジェン選手もついていく展開。

 ムルワ選手が引っ張り、近藤選手がつく展開そのままで2000m5分30秒。2分45秒平均でやや縦長の集団は変わらない。有力どころでは早大中谷選手が遅れていき、その後棄権した模様。

 3000mは、8分21秒。通過後、星槎大デジェン・丹所・第一工科大サレー選手らが、一気にムルワ選手を交わして先頭に。動きが出始めている。

 3400mを過ぎて、丹所選手が先頭へ。テジェン・近藤・駒大篠原・サレー選手の5人の先頭集団。そこから程なくテジェン選手が遅れ、4人の先頭集団になっていく。後方は、創価大新家選手らの集団。

 4人のまま、残り1周。篠原選手がスパートをかけて先頭に。すぐ反応した近藤選手が2番手。丹所・サレー選手はやや後方へ。残り200mで近藤選手が交わして先頭。そのまま1位でフィニッシュした。2位篠原・3位丹所選手が入り、ここは日本人が3人表彰台独占となった。

青学大近藤選手やっぱり強い優勝!勝負に出た東国大3年丹所選手3位!
 3000mからは日本人選手が主役になった5000m。その中で最後勝ち切ったのは、青学大3年近藤選手!最初から2番手の位置につけると、ずっとその位置をキープ。ラスト200mで先頭に立つとそのままフィニッシュ!

 トラックを中心に飛躍的に伸びていた近藤選手が、日本インカレでタイトルを獲得!駒大の選手を振り切ったのは良かった。今シーズンの大学駅伝で、青学大の中心選手として臨みます。

 また、3000mからずっと引っ張り続けたのは東国大丹所選手。ある意味主役でした。ラスト1周のスパート争いはさすがに苦しかったですが、一度離された駒大の選手に最後追いつきかけたのは強い!

 東国大の日本人エースとして、昨年度から活躍していましたが、徐々に学生長距離界の顔の一人となってきているかもしれません。彼が手ごわくなると、大エースがいる出雲駅伝、怖い存在になります。

入学14分36秒…駒大1年篠原選手が13分48秒で表彰台!
 そして、驚きの表彰台が2位に食い込んだ駒大の篠原選手。半年前、入学時の5000mベストは、強豪駒大の中で、下から数えて早いくらいの存在でした。

 それが入学直後に14分12秒を出すと、夏合宿前には13分台をマーク。そして、さっそくチャレンジとなった日本インカレで13分48秒57の2位!

 しかも、バックストレートでは一時先頭に躍り出て、本当に勝ってしまうのではとワクワクさせました。おそらく優勝候補だろう出雲駅伝の駒大の6人の出走メンバーに割って入るのでしょうか!?

3年生強し!第一工大サレー選手、順大伊豫田・創価新家選手ら入賞!
 この種目も全体的に3年生が凄かったですね。4位に入った第一工科大のサレー選手が個人的には一番びっくり!

 第一工科大お馴染みの留学生ですが、ここまでは全国区では決して目立っていませんでした。今回の日本インカレ5000mはラスト1周まで先頭集団について13分54秒のベスト!

 出雲駅伝九州地区選考もあって調整はしていたと思いますが、強くなっていますね(なお、出雲駅伝選考は日本文理大に譲ることに…)。全日本駅伝で進化した姿を見れるか。

 それから3年生順天堂大伊豫田・野村選手が出場し、今回は伊豫田選手が7位入賞。野村選手は惜しくも9位に。なお、順大は長距離4種目すべてで得点です。

 この間に割って入った8位創価大新家選手も3年生です。まだ駅伝経験がない選手ですが、いよいよ出雲でデビューか。また、3000mまで引っ張った10位山学大ムルア選手も3年生。今回は3年生の活躍が目立った大会でした。

最上級生の意地!筑波大杉山選手、千葉大院今江選手5位6位!
 とはいえ、最上級生もやはり強かった。筑波大の4年生杉山選手が5位入賞に食い込む活躍!関東インカレは故障で出れない悔しい思いをしていましたが、日本インカレで結果を出してきました。チームを勇気づける走り。

 また、千葉大大学院今江選手が6位入賞!3000m障害で全国区になり、今大会は3種目にエントリーして、どれに出場するか気になっていました。

 最後のインカレは、長距離花型種目の5000mに出場!しかも入賞するのですから、学生の中でもスピードは一級品ですね。

長距離4種目対抗得点まとめ

①20点順天堂大
②11点中央大
②11点創価大
④10点東京国際大
④10点筑波大
⑥9点山梨学院大
⑦8点駿河台大
⑦8点青山学院大
⑨7点神奈川大
⑨7点駒澤大
6点北海道大
6点武蔵野学大
5点早稲田大
5点広島経済大
5点第一工科大
4点関西学院大
3点龍谷大
3点福岡大
3点千葉大
2点城西大
1点環太平洋大

 全体トップは、20得点獲得した順天堂大!1500mと3000m障害でトップ!5000mと10000mも入賞争いを勝ちきっています。チームも総合優勝!関東インカレ同様トップで、本当に勢いを感じますね。駅伝も楽しみですね。

 あとは、1500mW入賞の中大とか、1万mW入賞の創価大が11得点で2位タイ。ヴィンセント選手以外で10得点獲得の東国大も良かったです。筑波大の10得点もちょっと意外でした。

 力を入れたチームはしっかりと勝ち切ってやっぱり強いんだなと感じました。


 
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