関東インカレ陸上2021の調教利5種目のまとめになります。
まずは1部からです。
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【1部長距離】関東インカレ陸上2021結果まとめ
順天堂大学
1500m
1組1位小島優作④3分48秒06★ Q
2組1位三浦龍司②3分46秒29★ Q
2組12位油谷航亮①3分50秒02
決勝
1位三浦龍司②3分48秒57+8点
4位小島優作④3分52秒89+5点
5000m
2位三浦龍司②13分48秒90+7点
9位石井一希②14分09秒60
15位平 駿介③14分17秒51
10000m
5位野村優作③28分19秒01★+4点
6位伊豫田達弥③28分25秒38+3点
15位西澤侑真③28分50秒37★
ハーフ
4位四釜峻佑③62分26秒+5点
7位津田将希④62分54秒+2点
15位近藤亮太④63分43秒
3障
1組5位服部壮馬①8分54秒04★ Q
2組9位榎本大倭④9分08秒62
2組10位斎藤舜太②9分17秒39
決勝
2位服部壮馬①8分48秒85★+7点
合計41点
今回大活躍だったのが順天堂大。一番得点を獲得しました。三浦選手が、専門の3000m障害を外れても大活躍!1500mと5000mの2種目で出場し、1位と2位(日本人トップ)!特に残り150mからのラストスパートは圧巻!”モノ”が他の選手と違うと思わされる走りでした。
そして、他の選手も大活躍しているのですよね。箱根往路で襷を繋いだ野村・伊豫田選手が10000mで5位6位入賞!石井選手も5000mで入賞次点の9位、ロード型と思われる西澤選手も10000mで28分台を記録していて、走力アップに成功!
#関東インカレ
男子1部10000mで #順天堂大学 の #野村優作 と #伊豫田達弥 の3年生2人が入賞。それぞれが課題と収穫を口にしました。お互いがライバルとして切磋琢磨し、#三浦龍司 の存在も刺激になっているといい、チームの雰囲気の良さをうかがわせました。https://t.co/THN6coobrc— 4years. (@4years_media) May 22, 2021
さらにハーフマラソンでは、四釜選手が大ブレイクの日本人トップの力走!津田選手も踏ん張りました。今回はアップダウンの多いコースでしたので、駅伝で秘密兵器になりえそう。そして3障でルーキー服部選手の大逃げもインパクト大!大幅ベストでの2位の成績は充分に成功したと言えそうです。
順天堂大長距離ブロックとしては、久々に全日本予選が免除されていたので、今年度は関東インカレに集中しやすかったという面はあるでしょう。それでもこの成績は…大学駅伝で優勝候補に挙がっても何ら不思議ではありません。
早稲田大学
1500m
1組2位菖蒲敦司②3分48秒24 Q
2組6位石塚陽士①3分48秒85 q
2組9位半澤黎斗④3分49秒26
決勝
2位菖蒲敦司②3分50秒87+7点
6位石塚陽士①3分53秒38+3点
5000m
3位千明龍之佑④13分49秒32+6点
8位井川龍人③14分08秒86+1点
17位伊藤大志①14分18秒83
10000m
8位中谷雄飛④28分38秒45+1点
13位太田直希④28分47秒39
21位辻 文哉②29分29秒02
ハーフ
6位佐藤航希②62分53秒+3点
24位向井悠介④64分46秒
34位河合陽平④66分05秒
3障
1組2位菖蒲敦司②8分53秒48★ Q
1組6位諸冨 湧②8分54秒73 q
2組5位北村 光②8分59秒24 Q
決勝
1位菖蒲敦司②8分45秒95★+8点
7位諸冨 湧②8分53秒91+2点
8位北村 光②8分56秒02+1点
合計32点
2番目に得点を獲得した早大。2年生菖蒲選手が光りましたね。1500m2位・3000m障害優勝で一人で15得点!3000m障害はこれが最後で、今後は5000m以上に主軸を置くそうですが、持ち前のスパート力を生かした見事な勝利!この種目はチームとしても、3選手全員入賞で話題になりました。
「チームで一番調子がよかったのはあいつなんで、やってくれると思っていました」と千明龍之佑選手が言っていたのが菖蒲敦司選手です。1500mで2位、3000mSCで1位と結果を残しましたが、3000mSCはこれで引退したいと考えています。 https://t.co/wvSEdOASEx
— 松永早弥香 (@ohmatu27) May 25, 2021
他の種目では、1万m27分台とリオの中谷・太田・井川選手はややピークずれしながらも最低限まとめた形。千明主将が大活躍で、5千m勝負を仕掛けた中、3位表彰台は見事なレース!ハーフでは2年佐藤選手のサプライズ入賞もありました。
今回は鈴木・小指選手がエントリーから外れるなどがありましたが、強化はおおむね順調かな?足並みが揃った時の爆発力が凄そうです。
流通経済大学
1500m
1組7位梅谷康太③3分49秒57★
5000m
1位ディランゴ サムソン①13分39秒85+8点
10000m
1位ディランゴ サムソン①28分01秒80★+8点
31位宮下資大④30分17秒74
3障
1組8位市村 駿③9分08秒66★
合計16点
いやはや、ディランゴ選手がここまで強い選手だったとは…。5000mも10000mとも、留学生を含めて全員蹴散らしてしまいました。これで1部残留できる得点を叩き出せるのですから、本当に鮮烈な関東大学長距離デビューです。
国士舘大学
1500m
2組16位中島弘太①3分58秒28
5000m
19位清水拓斗④14分22秒71
28位綱島辰弥③14分44秒01
29位山本龍神②14分48秒15
10000m
23位荻原陸斗④29分39秒50
34位三代和弥④30分37秒67
ハーフ
1位ライモイ ヴィンセント④61分13秒+8点
11位清水悠雅③63分17秒
39位島村広大④68分10秒
3障
1組10位中西真大②9分16秒56
2組4位安達京摩②8分59秒15 Q
2組7位長谷川潤④9分04秒36★
決勝
3位安達京摩②8分51秒26+6点
合計14点
得点できるのでは?と思った種目ではしっかりと得点しましたね。最終学年となったライモイ選手は、ハーフマラソン1種目。三つ巴の留学生の戦いを、しっかり勝ちきってるのは、さすがですね。
また、事前に3障で好記録を出していた安達選手は、やはり実力がありました。大混戦となった3位争いを価値切手の表彰台は嬉しいですね。他の種目は力の差が出ていますが、箱根駅伝8区を走っている清水選手が、ハーフマラソンで好走したのは収穫かな。
東海大学
※箱根駅伝2021総合5位
1500m
1組15位溝口 仁②3分56秒53
1組16位飯澤千翔③3分58秒74
2組3位花牟礼隆汰③3分48秒38★ Q
決勝11位花牟礼隆汰③4分02秒18
5000m
5位市村朋樹④13分56秒99+4点
21位徳丸寛大①14分28秒42
22位喜早駿介②14分33秒62
10000m
2位石原翔太郎②28分05秒91★+7点
18位神薗竜馬②29分16秒66
22位濱地進之介③29分32秒63
ハーフ
16位竹村拓真③63分45秒
20位入田優希②64分18秒
26位松尾昴来②64分55秒
3障
1組4位杉本将太③8分53秒80★ Q
2組11位松崎健悟④9分21秒46
決勝
6位杉本将太③8分52秒51★+3点
合計14点
関東インカレ直前に大学側で、新型コロナウイルスのクラスター感染が発覚!陸上部関係者120名全員PCR検査実施、結果次第では欠場もありえる事態に陥っていました。前日に、全員が陰性と判明しての出場…。記録さえ持っていれば、出場が当たり前の時代ではなくなりましたね…。
1500m中距離勢が不振で、精神的疲弊も少しあるのかなぁと思いきや、長距離の主力選手が頑張りました。初日10000mでは石原選手が最後まで優勝争いをしたうえでの第2位!5000mでは市村選手がスピードを活かして5位入賞、また3障では杉本選手が躍進の6位入賞がありましたね。
競争部全体勇気づけられる結果、今後徳丸選手ら主力候補の選手がさらに伸びてくれることを期待します。
駿河台大学
1500m
1組13位福田翔哉②3分55秒43
2組5位清野太成③3分48秒75★ Q
決勝8位清野太成③3分54秒49+1点
5000m
4位ブヌカ ジェームス④13分49秒35+5点
33位清野太成③15分04秒55
10000m
3位ブヌカ ジェームス④28分13秒96+6点
27位町田康誠③30分01秒77
32位新山舜心②30分19秒08
ハーフ
31位今井隆生④65分03秒
35位永井竜二③66分14秒
37位田尻 健④66分46秒
合計12点
最終学年となったジェームス選手、5000mと10000mとも優勝争いはしたものの、少し悔しい結果かな?次の全日本予選にぶつけたい。
全体的には箱根常連校相手にはまだ力不足だったかな?調整の過程が分かりませんが、ハーフマラソンが苦しい結果なのは、箱根予選を考えると気になりますが…
そんな中、1500mに出場した清野選手が見事に入賞!1得点ですが、1部残留に向けて大きな1得点!少しずつでも、こういう結果が出ていければいいですね。
中央大学
1500m
1組3位山田俊輝②3分48秒37 Q
1組4位居田優太②3分48秒89★ Q
2組4位中野倫希①3分48秒66 Q
決勝
3位居田優太②3分52秒14+6点
5位中野倫希①3分53秒27+4点
9位山田俊輝②3分57秒92
5000m
13位園木大斗②14分16秒97
20位山平怜生①14分23秒57
24位阿部陽樹①14分35秒14
10000m
17位若林陽大③28分54秒01★
25位森 凪也④29分42秒04
ハーフ
8位倉田健太④62分55秒+1点
14位田井野悠介③63分39秒
21位湯浅 仁②64分27秒
合計11得点
主力の欠場が多くて少し厳しいかな…と思いましたが、11得点は伝統校の意地を見たような気がします。1500mは、出場した3選手全員が決勝に進出し、そのうち居田選手が見事に表彰台!ルーキー中野選手も食らいつきました。
そして、ハーフマラソンでサプライズ!4年生の倉田選手が見事に入賞!これまで決して目立った結果は少なかっただけに、大きな収穫です。他にも入賞は届かずも、園木・若林・田井野選手が奮闘するなど、主力候補が元気な状態、ここから全日本予選どうなるか。
法政大学
1500m
1組17位北野大輔②4分04秒66
5000m
14位鎌田航生④14分17秒39
27位宗像直輝②14分41秒72
34位宮岡幸大①15分11秒39
10000m
7位鎌田航生④28分30秒61★+2点
20位川上有生③29分22秒15
ハーフ
5位河田太一平③62分41秒+4点
9位清家 陸④63分01秒
3障
2組1位中園慎太郎③8分58秒87 Q
決勝
4位中園慎太郎③8分51秒80★+5点
合計11点
主力中心の法政大。加点できる場面でしっかり加点しました。ハーフマラソンで河田選手が復調の5位入賞、10000mで鎌田選手がトラックでも食いついて7位入賞しています。
さらに期待されていた3障の中園選手も、4位入賞。法政大ここ数年得意種目をしっかり引き継いだ感じですね。全日本予選は、主力以外の選手がカギになります。
山梨学院大学
1500m
1組5位村本龍彦③3分49秒11 Q
1組9位都築勇貴③3分52秒34
2組10位加藤大成③3分49秒30
決勝12位村本龍彦③4分05秒62
5000m
16位ボニフェス ムルワ③14分18秒64
32位川口航士郎④14分58秒02
10000m
11位松倉唯斗④28分46秒35★
16位木山達哉③28分53秒03★
ハーフ
3位ポール オニエゴ④61分15秒+6点
27位篠原 楓③64分57秒
32位島津裕太②65分16秒
3障
1組7位笛木慎之輔③9分04秒53★
2組3位中込 空②8分59秒14★ Q
決勝
5位中込 空②8分52秒13★+4点
合計10点
オニエゴ選手が本当に強くなりましたね。ハーフマラソンは、他の大学の留学生の選手とがっぷり四つで戦った中、3位表彰台。価値がありますね。また3障で中込選手が覚醒!8分52秒の好タイムで5位入賞!サプライズの得点でした。
全体的にはやや力不足かなぁと感じる場面もありましたが、10000mで松倉・木山選手が成長を見せる結果もあり。ここ数年善戦している全日本予選にうまく繋げていきたい。
日本大学
1500m
1組6位山本起弘④3分49秒15★
5000m
7位松岡竜矢③14分05秒19+2点
12位樋口翔太③14分14秒63
31位橋口大希④14分57秒34
10000m
10位松岡竜矢③28分44秒85
12位樋口翔太③28分46秒70
33位若山 岳③30分19秒29
ハーフ
2位チャールズドゥング③61分14秒+7点
25位疋田和直④64分52秒
33位武田悠太郎④65分40秒
合計9点
強さがついてきたドゥング選手は、ハーフマラソンでしっかりと表彰台へ。今後の主要大会も頼りになりそうです。
日本人ランナーの成績に注目していましたが、5000mで大きな収穫!松岡選手が7位入賞で他校のエースと戦える力をつけていることを証明しました。同学年の樋口選手ら大きな刺激になるはず。日大の巻き返しに注目です。
日本体育大学
1500m
1組10位廣澤優斗③3分53秒36
2組8位佐藤慎巴④3分49秒04★
5000m
6位藤本珠輝③14分00秒74+3点
23位佐藤慎巴④14分33秒63
35位漆畑徳輝②15分15秒39
10000m
4位藤本珠輝③28分18秒52+5点
9位大畑怜士④28分41秒93★
28位村越凌太③30分04秒04
ハーフ
12位加藤広之④63分20秒
18位岡嶋 翼④63分54秒
28位盛本聖也③64分59秒
3障
1組1位九嶋大雅③8分52秒99★ Q
1組3位分須尊紀①8分53秒68 Q
2組8位富永椋太①9分04秒95★
決勝
10位分須尊紀①8分59秒89
12位九嶋大雅③9分13秒66
合計8点
大善戦したのではないでしょうか。特にエース藤本選手が大きな収穫ですね。10000mと5000mとどちらも入賞ラインへ。素質は高い選手だと思いますが、本人にも自信になるのではないでしょうか。走りで引っ張ります。
他の種目は選手によって差がありましたが、10000mで大畑選手が9位、ハーフマラソンで加藤選手が12位と4年生が頑張りました。また3000m障害では2人決勝に進出、彼らは来年の関東インカレが楽しみです。
#関東インカレ
関東インカレ初日、#日本体育大学 #藤本珠輝 は先輩の #池田耀平 から1本のLINEを受け取りました。「エース頑張れ!」。その返事に藤本は「攻めます」と返したという。その言葉通りの走りで、男子1部10000mで4位、5000mでは6位と力を示しました。https://t.co/kudPO6Yih9— 4years. (@4years_media) May 27, 2021
筑波大学
1500m
1組11位吉田海渡①3分54秒16
2組2位小林竜也③3分48秒36★ Q
2組11位田中蒼大④3分49秒58
決勝
7位小林竜也③3分53秒42+2点
5000m
10位小林竜也③14分12秒37★
10000m
26位福谷颯太③29分51秒79
ハーフ
30位伊藤太貴④65分01秒
3障
2組6位松村匡悟③8分59秒80★ q
決勝
9位松村匡悟③8分59秒38★
合計2点
小林選手が大活躍しましたね!1500mでは決勝に進出する活躍!その決勝でも好位置でレースを進めて7位入賞!5000mは得点ならずも自己ベストで10位に食い込んで見せました。長らく故障していましたが、うっ憤を晴らすかのような活躍です。
さらに3障で松村選手が、予選・決勝ともに8分台をマーク。個人で1部で戦える選手が増えてきています。
東洋大学
1500m
1組12位増田涼太①3分55秒06
2組7位甲木康博①3分49秒01 q
2組13位腰塚遥人④3分50秒70
決勝
10位甲木康博①3分58秒44
5000m
11位及川瑠音③14分12秒89
18位松山和希②14分20秒87
10000m
14位柏 優吾③28分49秒72★
19位九嶋恵舜②29分19秒31
ハーフ
10位佐藤真優②63分17秒
13位前田義弘③63分38秒
23位蝦夷森章太④64分32秒
意外にも得点はゼロとなった東洋大長距離陣。とはいえ、往路2位メンバーから宮下・児玉選手が欠場、松山選手が不調とあっては致し方ないかなぁ。
全体的にまとまってはいて、1500mで甲木選手が決勝進出、5000mでは及川選手にハーフ佐藤選手が入賞に迫る成績、10000mで柏選手が40秒以上自己ベストを更新し28分台の好タイム。主力候補の選手に収穫あり。蝦夷森選手が少しずつ走れるようになってきたのも良かったですね。
城西大学
1500m
1組8位林 晃燿①3分50秒62★
2組15位栗原直央①3分53秒69
5000m
25位山中秀真②14分35秒79
10000m
30位藤井正斗③30分15秒78
ハーフ
19位山本唯翔②64分07秒
22位野村颯斗②64分31秒
29位小島大輝②65分01秒
3障
1組9位北村歩夢④9分14秒59
1組11位木村吉希③9分53秒42
2組2位山本 嵐④8分58秒94 Q
決勝
11位山本 嵐④9分05秒13
うーむ、得点できなかったのはともかく、砂岡・宮下選手が欠場してしまったのが気になりますが…。チームとして痛手ということもありますが、4年生として無念でしょう。
そんな中、久々の主要大会となった山本選手が、3障で決勝進出。入賞はなりませんでしたが、決勝の舞台で戦いきったのは良かったですね。
慶應義塾大学
1500m
1組14位安倍立矩①3分56秒37
2組14位河野慶太③3分51秒45
5000m
26位清水拓哉④14分39秒13
30位前原裕磨③14分50秒80
10000m
24位森田剛史③29分41秒14
29位杉浦 慧④30分05秒19
ハーフ
17位田島公太郎①63分51秒
36位貝川裕亮③66分29秒
38位印藤 剛④67分17秒
いやはや、1年生で唯一ハーフマラソンにエントリーしていた田島選手が17位好走!今回はタフなコースで行われたそうですが、ここでの好走は大きな収穫です。1年生関東インカレハーフは、かつてのエース金丸選手ともかぶりますし、今後に注目!
全体的には苦戦していますが、秋に実りがあるとみます。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【2021年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】