2021年2月末はいくつのかのレースが行われます。
コロナ禍で緊急事態宣言中の中、開催してくれたことに感謝します。
2021年2月27日(土)は、第104回⽇本陸上競技選⼿権クロスカントリーが行われました。
こちらが、全結果です
Youtubeで配信もありましたね。
男女のシニアとジュニアが行われています。
当サイトは、箱根駅伝を中心とした、日本男子長距離中心のサイトですので、シニア男子とジュニア男子について取り上げます。
また、駅伝ファンとして、簡単なコメントを記載します。
ページコンテンツ
【男子結果】第104回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走
クロカン日本選手権ツイッター
シニア男子10㎞結果
動画:Kagakiller Judge 様
1位三浦龍司①29分10秒 順天堂大
2位松枝博輝29分10秒 富士通
3位今井篤弥29分16秒 トヨタ自動車九州
4位田村和希29分17秒 住友電工
5位鈴木塁人29分18秒 SGホールディングスグループ
6位田村友佑29分20秒 黒崎播磨
OPポール オニエゴ③2922 山梨学院大
7位藤本珠輝②29分24秒 日本体育大
8位川瀬翔矢④29分24秒 皇學館大
9位武藤健太29分24秒 JR東日本
10位島貫温太29分27秒 GMO
11位今井正人29分30秒 トヨタ自動車九州
12位今西駿介29分35秒 トヨタ自動車九州
13位近藤幸太郎②29分37秒 青山学院大
14位細谷翔馬③29分44秒 帝京大
15位青木涼真29分45秒 Honda
16位一色恭志29分49秒 GMO
17位志水佑守29分50秒 トヨタ自動車九州
18位古賀淳紫29分51秒 安川電機
19位大塚祥平29分54秒 九電工
20位加藤風磨29分56秒 安川電機
以上、上位20名
最後の最後は、5000mで世界を狙う富士通松枝選手と、3000m障害で世界を狙う順大三浦選手の一騎打ちになりましたが、どちらも力を出し切った上での29分10秒の同タイム!ただ、着差ありで順大三浦選手の勝利!まだ大学1年生で、実業団勢蹴散らしたのはやっぱり並の選手ではないですよね。一応日本選手権10000m出場権を得ましたが、狙うは3000m障害かな?
松枝選手も、ここ数年スピード種目でずっと上位をキープしているその実力は見事。得意の5000mでじわじわ記録を伸ばしていますが、一つまた収穫があったでしょうか。頼もしい順大の後輩が出てきたのも大きな刺激でしょう!
順大の先輩、
松枝が三浦の走りを讃える。#日本選手権クロカン pic.twitter.com/dc8RtKeUti— EKIDEN News (@EKIDEN_News) February 27, 2021
実業団チームとしては、九州勢となるトヨタ自動車九州が、非常に強かったですね。今井篤選手がレースの主導権を長い間握っていた中で3位表彰台ですので、内容がいいですね。他にも、まだまだ現役で頑張る今井正選手と今西選手の山コンビも上位、清水選手も積極的でした。安川電機は、加藤選手も積極的なレース、実業団ハーフで好結果を出したばかりの古賀選手も健闘しました。
それからここ2年対決が話題となっている田村兄弟は今年もしっかり上位へ。トラック1万mで日本歴代3位のタイムを出した兄貴の田村和選手は、残り1㎞でのスパートでしっかり見せ場を演出しています。黒崎播磨の田村佑選手も上位です。
他にもかなり終盤まで先頭集団で粘っていたJR東日本の武藤選手とGMO島貫選手に、後方集団から、いつの間にかスルスルと上がってきたSGHグループの鈴木選手もこれまたナイスレースでした。
大学生の結果とコメント
OPポール オニエゴ③2922 山梨学院大
7位藤本珠輝②29分24秒 日本体育大
8位川瀬翔矢④29分24秒 皇學館大
13位近藤幸太郎②29分37秒 青山学院大
14位細谷翔馬③29分44秒 帝京大
学生は三浦選手以外でも結構目立っていましたよね。今回は留学生ランナーはオープン参加だったのですが、山学大のオニエゴ選手が実は参加していたのですよね。先頭集団を引っ張った場面もあり、存在感を示しました。
引っ張ったとは言えば、日体大のハチマキランナー藤本選手も中盤仕掛けて単独先頭に立った場面がありました。箱根の好走からまた一つ自信をつけてくれたかな?実力者皇學館大の川瀬選手もさすがの走りで最後まで先頭集団に付きました。
また青学大勢から残り1周付近まで先頭集団につけた近藤選手はついに主要大会でも結果を出せるようになってきたようです。4日前に30㎞走をしたうえで、クロカンにも出場する中々の強者。今のところ、実業団では続けないということですが…とにかくまずは走力を高められるところまで高めたい。もう一人、箱根5区山登り区間賞帝京細谷選手もさすがの29分台。アップダウン強いです。
石川拓慎③30分21秒 駒澤大
諸冨 湧①30分38秒 早稲田大
池田耀平④30分45秒 日本体育大
岸本大紀②30分48秒 青山学院大
大城義己④30分49秒 亜細亜大
岡田浩平④30分49秒 立命館大
前田義弘②30分51秒 東洋大
内野李彗①30分52秒 関東学院大
加藤広之③31分05秒 日本体育大
関野稜介①31分11秒 山梨学院大
吉岡龍一④31分15秒 九州大
児玉悠輔②31分18秒 東洋大
坂口礼章(M2)31分20秒 広島大大学院
島津裕太①31分21秒 山梨学院大
脇 健斗①31分23秒 環太平洋大
塩澤稀夕④31分27秒 東海大
岡嶋 翼③31分29秒 日本体育大
松川雅虎②31分30秒 芝浦工業大
中込 空①31分41秒 山梨学院大
林本 涼①31分41秒 環太平洋大
中倉啓敦②31分46秒 青山学院大
橋本章央①31分46秒 芝浦工業大
都築勇貴②31分48秒 山梨学院大
古川大晃(M1)31分49秒 九州学院大大学院
池中貴史(M1)31分51秒 大阪教育大大学院
以上32分以内
32分以内まで見ましたが、有力ランナー結構いるのですよね。箱根10区区間賞の駒大石川選手が30分21秒、箱根2区日本人トップの日体大池田選手は30分45秒。また箱根1区で活躍した東海大塩澤選手や東洋児玉選手は31分オーバーと今回はその力を出せずでした。
その中で30分38秒で走り切った早大諸冨選手がまずまず走ったかもしれません。箱根5区山登り抜擢も区間19位の悔しい走りでした。今回は中盤まで実業団勢を含む先頭集団に付きましたし、能力は高い選手というのは再認識ですね。
また、青学大岸本選手も出走。今回はまだ目立ちませんでしたが、長期離脱した中、タフさも求められるクロカンに出走して得られるものも多かったはず。学生ハーフへの調整もまた楽しみです。
むっちゃ髪伸びた青学岸本。#日本選手権クロカン pic.twitter.com/8xOGtF9lwu
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) February 27, 2021
U-20男子8㎞結果~進路先も
OPアントニー マイナ2318 興国
1位佐藤圭太②23分19秒 洛南
2位太田蒼生③23分47秒 大牟田⇒青山学院大
3位南坂柚汰23分54秒 倉敷
4位田中悠登③23分59秒 敦賀気比 ⇒ 青山学院大
5位山崎皓太24分03秒 洛南
6位山本歩夢24分04秒 自由ヶ丘 ⇒ 國學院大
7位若林宏樹24分07秒 洛南 ⇒青山学院大
8位堀田晟礼24分07秒 千原台 ⇒ 中央学院大
9位小泉 樹24分10秒 久我山 ⇒ 法政大
10位内藤一輝24分16秒 洛南
浅井皓貴24分21秒 豊川 ⇒ 順天堂大
東原豪輝24分22秒 大阪 ⇒ 明治大
林虎太朗24分24秒 大牟田 ⇒ 立教大
服部壮馬24分25秒 洛南 ⇒ 順天堂大
佐野拓実24分26秒 洛南 ⇒ 中央大学
吉本真啓24分26秒 世羅 ⇒ 駒沢大学
河野琉威24分26秒 鶴崎工業 ⇒ トヨタ自動車九州
楠木悠人24分26秒 小林 ⇒ 東京国際大
中西洸貴24分28秒 久我山 ⇒ 立教大学
冨永昌輝24分30秒 小林 ⇒ 東京国際大学
倉掛 響24分30秒 小林 ⇒ 東京国際大学
伊藤大志24分37秒 佐久長聖 ⇒ 早稲田大学
神谷青輝24分38秒 大牟田 ⇒ 順天堂大
吉田 周24分52秒 広島国際 ⇒ 東洋大学
髙木晃瑠24分54秒 小林 ⇒ 立教大学
山本泰輝24分54秒 日体大柏 ⇒ 東京国際大学
新井晴文24分55秒 久我山 ⇒ 明治大学
永吉恭理25分04秒 須磨学園 ⇒ 東洋大学
鈴木陵介25分05秒 名経大高蔵 ⇒ 東洋大学
辻 優輝25分07秒 洛南 ⇒ 専修大学
留学生アントニー選手が引っ張り続ける中、果敢に挑み、最後まで食らいついた洛南高校2年生佐藤選手が優勝!2位以下の選手をこれだけ突き放したのは見事でしたね。他にも洛南高校がトップ10内に4名!やはり、高校駅伝で日本人記録を作るには、それなりの脚力があったんだなと思わざるを得ません。
それから、トップ10の選手と、上位50名でわかる範囲で高校生3年生の成績と進路を示してみました。上位では2位太田・4位田中・7位若林選手と青山学院大に進むランナー、さすがのスカウトですね。また國學院大に進む山本選手もここは上位、中学大堀田、法大小泉選手はうまくいけば即戦力になるのかも?
あとは順大や明治大など常連校に進むランナーが多い中、林・中西選手など立教大に進学する選手も目立ちます。また、小林高が東京国際大に複数の選手が進学、24分30秒付近に3選手が固まっています。早大に進む有力ランナー伊藤選手は今は我慢の時期かな?
今後も楽しみです。