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【東海大・早稲田大】箱根駅伝2021振り返り~収穫や今後に向けて

関東地区各大学の、大学駅伝シーズン2020-2021を振り返っておきます。

こちらは、箱根駅伝2021で、5位・6位の東海大学と早稲田大学です。

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【東海大学】箱根駅伝2021を終えて

東海大学の全日本大学駅伝2020振り返り

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レース振り返り詳細

5位東海大学11時間02分44秒
往路5位5時間31分35秒/復路10位5時間31分09秒
1区(21.3㎞)2位塩澤稀夕④63分08秒[2]0:06
2区(23.1㎞)8位名取燎太④67分30秒[3]1:01
3区(21.4㎞)1位石原翔太郎①62分05秒[1]
4区(20.9㎞)19位佐伯陽生①65分43秒[6]2:20
5区(20.7㎞)7位西田壮志④73分12秒[5]3:27

6区(20.8㎞)5位川上勇士②58分45秒[3]3:23
7区(21.3㎞)6位本間敬大③64分15秒[3]4:26
8区(21.4㎞)15位濱地進之介②66分38秒[4]5:54
9区(23.1㎞)9位長田駿佑③70分22秒[5]6:11
10区(23.0㎞)8位竹村拓真②71分09秒[5]6:40

1区塩澤選手…往路優勝は勿論、総合優勝に繋げるために、前回エース区間2区を走っている4年塩澤選手を1区に起用。それだけスタートから優位に立とうという意思の表れでした。

 超スローペースの開幕となった1区、それを打ち破ったのが塩澤選手。有力選手が集まり過ぎて大牽制となっていた中、序盤~中盤にかけて、覚悟をもって長くレースを支配してくれました。彼が1㎞弱で飛び出していなければ、1㎞3分30秒オーバーのペースがさらに続いていたかもしれないと思うと、色んな意味で功労者です。

 そして勝負どころの六郷橋、法政大の選手がスパートしたところ、唯一食らいついたのが塩澤選手。レースを長く引っ張った中、この走りができるところ、さすが日本選手権で自己ベストを出すだけありますね。区間2位、3位以降は小差とはいえ、前に出ての中継でした。

2区名取選手…そして続いて同じ4年エースの名取選手。全国高校駅伝1区1位2位争った選手が、最後の箱根駅伝で襷リレーをするとは、感慨深いですね!直にトップに立って懸命に貯金を作りにかかります。

 留学生のいるチームにはさすがに交わされ、中盤に日体大、終盤に東洋大に捉えられ、区間8位67分30秒は不本意かもしれません。それでも、多くの優勝候補に挙げられたチームの中では最上位で凌ぎました。

3区石原選手…東海大が自信をもって起用したルーキー石原選手がやりましたね!序盤すぐに2位争いから抜け出すと、単独でトップの東国大の背中を追いかけます。1分のビハインドを中間点付近で追いつくと、茅ヶ崎手前からじりじり引き離し単独トップに!向かい風も少し吹いたそうですが、その中で押し切っての62分05秒で区間賞!全日本4区区間新に引き続き見事な走り。

 各大学例年以上にルーキーが注目に挙がっていた中、駅伝・ロードということでは、彼が一番活躍していたかもしれません。伸び盛りの彼の次のレースに大いに期待です。

4区佐伯選手…ところが、この流れを継続することができませんでした。同じくルーキーの佐伯選手が起用されましたが、5㎞で首位を明け渡すと、その後思うようにペースが上がりません。じわじわと後続にも交わされいつのまにか6位、トップと2分20秒差まで後退します。全日本1区好走からの、往路抜擢でしたが、少し荷が重かったかもしれません。

5区西田選手…往路優勝へ向けて、3度目の5区山登りとなる西田選手に全てが託されましたが、今年も12月に入って故障などに苦しんでいたみたいですね。東国大と早大を交わしますが、帝京大に交わされてしまい、一つ順位をあげるにとどまり往路5位でゴール。万全でない中、73分前半でまとめましたが、トップと3分半近く開き、総合優勝を狙うには厳しい展開になりました。

6区川上選手…復路は全員が箱根駅伝初出場選手。その中で諦めずに追いかけることを目標しました。1万m28分台のスピードを持っている川上選手が、上りの段階で帝京大を交わすと、下りでも区間上位のペースをキープ。徐々に東洋大を追い詰めていきます。函嶺洞門手前で捉えて総合3位浮上!課題の終盤でモタつきますが、58分台の好タイムでスタートを切ります。

7区本間選手…今年度安定感が出てきてついに駅伝起用となった本間選手。スタートしてすぐに並走となった東洋大の主力選手を10㎞までに振り切ると、その後は単独走でしっかりペースを作っていきます。64分前半のまずまずのタイムでまとめて、総合3位をキープします。

8区濵地選手…昨年秋に1万m28分台を出していた成長株で、希望通りの8区起用。中盤過ぎに東洋大に抜かれ4位に後退すると、勝負どころの遊行寺坂でガクンとペースが落ちてしまう厳しい走りに。区間二けたと苦い初出走になりました。

9区長田選手…全日本駅伝6区区間賞と驚きのデビューを果たした長田選手を9区に残していました。満を持して走り出しますが、後方の青学大の選手に捉えられます。並走に持ち込みますが、終盤突き放されて単独5位に後退。個人としては区間9位と復路エース区間でうまく走り切りましたが、悔しい結果に。

10区竹村選手…両角監督から、長い距離に強いと太鼓判を押されていた選手ですね。序盤は視界に入っていた青学大を追いかける態勢でしたが、青学大も強く力及ばず。総合5位の順位はそのままでした。それでも長い距離の安定感を見せる区間8位の走りで次につながるレースでした。

収穫と今後に向けて

 4年生トリオ塩澤・名取・西田選手のラストの箱根を見守り無事終わりました。さみしいですが、次の世代に期待ですね。その次世代、ルーキー石原選手が新たな柱、エースとして台頭してきたことや、復路で初出場となった2年生川上・竹村選手の頑張りが目立ちましたね。

 この世代はやはり楽しみで、ルーキーでは今回未出走の喜早選手がいますし、2年生は佐藤選手に、復調が待たれる松崎選手がいます。現時点では、次年度の往路の目途は石原選手しかたっていませんが、育成は最近いい調子です。今後の成長が楽しみなチームです。

【早稲田大学】箱根駅伝2021を終えて

早稲田大学の全日本大学駅伝2020振り返り

レース振り返り詳細

6位早稲田大学11時間03分59秒

往路11位5時間35分12秒/復路4位5時間28分47秒
1区(21.3㎞)5位井川龍人②63分19秒[5]0:19
2区(23.1㎞)13位太田直希③68分17秒[10]2:00
3区(21.4㎞)6位中谷雄飛③63分29秒[8]2:23
4区(20.9㎞)3位鈴木創士②63分03秒[3]2:03
5区(20.7㎞)19位諸冨 湧①77分06秒[11]7:04

6区(20.8㎞)8位北村 光①58分55秒[11]7:10
7区(21.3㎞)8位宍倉健浩④64分22秒[10]8:20
8区(21.4㎞)5位千明龍之佑③64分55秒[9]8:05
9区(23.1㎞)4位小指卓也②69分28秒[7]9:19
10区(23.0㎞)7位山口賢助③71分07秒[6]7:55

1区井川選手…ぐっとスピードと安定感を増した今季、満を持して1区を任されましたね。予想外のレース展開でしたが、真ん中やや前とレースが動いたときにすぐ対応できる位置をキープ。法大の選手の仕掛けには付ききれませんでしたが、3位争い最後まで繰り広げます。最終的に3位と秒差の5位で中継。非常に好位置でのリレーとなりました。

2区太田選手…今期大成長を遂げた太田直選手が2区。兄貴に続いて4年連続で太田姓が早大は2区を走るのですよね。確実に伸びていた選手ですが、今年まさか1万m27分台を出すまで成長を遂げるとは…。日本選手権10000mの舞台で出したところに価値があります。

 そこから1ヵ月、満を持しての挑戦となった2区。上位集団で走りますが、権太坂を手前にしてその集団から零れていきます。68分前半のタイムで区間13位は、少し調整に苦しんだのかなと思います。この時点で混戦の中、総合10位につけます。

3区中谷選手…今年になってついに、狙っていたトラックレースで結果を出し始めた中谷選手。日本選手権10000mで27分台を出していました。元々駅伝では突っ込んで粘れる選手なので、うまく調整できていれば…と思っていました。

 ただ、調整は簡単ではないですね。区間一桁ペースで少しずつ順位を上げていきますが、持ち味はあまり発揮できませんでした。区間6位の成績に「エースとしてダメ」の自己評価、来年への糧になると思います。

4区鈴木選手…とはいえ、この時点で総合8位。計算から外れたところ、一気に上位に進出したのが鈴木選手です。なんと総合3位にまで浮上します。

 しかも、最初から良かったのではなく、序盤は仙骨部分に痛みがあり思うように走れず。本人談、一時は10位にまで後退したようです。10㎞あたりで痛みが消えてから、一気に攻めに転じていました。ロード力・駅伝力が本当に高いですね。

5区諸冨選手…ただ、早大はここで落とし穴。起伏の強さを買われて山登りに抜擢された諸冨選手が苦しい走りになります。序盤、区間記録保持者に食らいついたのですが、結果的に大きく走りのバランスを崩してしまったようです。一気に総合11位、シード権争いに巻き込まれてしまいます。

6区北村選手…山はルーキーで固めていたのですよね。上りの部分で後方の青学大に追いつかれヒヤリとしますが、下りで一気に波に乗ります。青学大を突き放すと拓大を交わします!最後の平地で青学大に逆転を許し、総合11位のままながら58分台の好走。1年生でこの走りは大きな収穫です。

7区宍倉選手…今回唯一の出場となった4年生ですね。トラックの大幅自己ベストは驚きました。走り出し、前の帝京大が見えていながらも中々追いつけない展開。一瞬、嫌な予感がよぎりますが、ここから巻き返すのが4年生。差し込みが入った神大を交わすと、ラストもさらにペースアップし総合10位で中継。難しい展開で区間8位でまとめました。

8区千明選手…秋のシーズン故障していましたが、何とか間に合ってほっとしましたね。序盤は思うようにペースが上げられませんでしたが、結果的に遊行寺の坂に脚が残っていまいた。後方を突き放すと、ラストスパートで前の帝京大に並びかけながら中継。次期主将がしっかりと流れを繋ぎました。

9区小指選手…ビッグサプライズでしたね。9区希望でしたが、今年は日本選手権5000mに出場し、長い距離はあまりレースに出ていませんでした。果たして、長い9区走れるのかと…??

 結果的に、大爆走といってよかったですね。積極的にレースを引っ張ってじわじわと順位アップ。並走していた帝京大に先に行かれますが、ラストの直線で詰め寄って総合7位で中継。区間順位も4位、驚くほどスタミナがついていました!

10区山口選手…全日本駅伝8区で好走後、1万m28分20秒台を出して一躍主力となった選手ですね。序盤は帝京大とやや牽制で、後方の順大、さらに國學院が追いついて4つ巴の展開に。ラストのスプリントのイメージはなかったですが、走力で争いを制し総合6位!ひとまず胸を撫でおろす結果でした。

収穫と今後に向けて

 個々収穫は多かったのではないでしょうか。往路では2年生の井川・鈴木選手が大きな成長を見せていました。復路では、山下りにめどが立ち、さらに小指選手が長距離ロードも走れるということです。そして卒業生は宍倉選手一人のみ…。

 今回は調整に失敗しましたが、1万m27分台の中谷・太田選手が最終学年になります。次年度は大いに勝負年になるのではないでしょうか。出雲・全日本駅伝は堂々優勝候補に挙げられてもおかしくない戦力です。

 箱根駅伝に関しては、3年連続失敗している山登りをどうるすかでしょうか。主力の中で一番起伏を物ともしない千明主将が候補の一人でしょうが、さてどうするか。目が離せないチームになりそうです。

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コメント

  1. wood より:

    いつも楽しく拝見しております。
    早稲田ですが、今年は想定外が数区間ありながら、実力も垣間見えたレースだったと思います。実力ある選手が揃う来年が最大のチャンスかと。千明キャプテンはじめ4年生のチームマネージメントやモチベーターとしての働きで、一体感を強められるかが鍵を握りそうです。
    日本選手権組はイレギュラーな日程に苦しめられたため、従来のスケジュールに戻れば十分戦えるかと。鍵はやはり山。6区北村君は目処がつきましたが、5区は未定。
    私はやはり千明選手が登ると思います。インタビューでの受け答えもそうですし、今年、復路の平地ならどこでも行けそうな彼を8区に使ったのは、来年の5区を見据える意味もあるのではないかと。また個人的には、一般入試からトップレベルまで実力を上げてきた山口君を往路で見たいです。他校にはない文武両道の鑑のような選手なので。
    一年間怪我無く過ごし、万全の状態でトラック・駅伝と活躍する早稲田が見たいものです。

    • hakonankit より:

      >woodさん
      そうですね。早稲田大は、区間の出来不出来が結構あったほうだと思っています。そんな中、何とか6位に食い込んでいますので、潜在能力自体は本当に高いのですよね。今年度が例年通りの日程になれば、中谷・太田選手などは相当走れるはずです。役者は揃っているので、注目の1校になりますね。

  2. べるげん より:

    9区小指、10区山口は相良監督逆に書いちゃったんじゃないかと思ったのですが、一昨年・昨年は新迫を走らせてますし、相良監督は9区にはスピードタイプ合うと考えているんですかね。

  3. hakonankit より:

    >べるげんさん
    そうですね。新迫・小指選手と驚くばかりです。下り気味なのですが、長丁場の区間。これだけ選手が対応していましたし、相楽監督の中で9区攻略法があるのかなと思います。