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2020.7.23-26結果【第83回東京陸上競技選手権大会・第3回早稲田大学競技会】/駅伝ファンとしてのコメントも!

2020年7月23日~26日の4連休にかけて各地で県大会など記録会が行われたようです。

ここでは、東京陸上選手権の長距離関連、そしてどうやら行われるらしい第3回早大記録会(学内のみ?)の結果と、駅伝ファンに対してのコメントをしたいと思います。

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2020.7.23-26結果【第83回東京陸上競技選手権大会】

東京陸協 様(https://www.youtube.com/channel/UCxLJR-RH03GIWeuHzu8eecw)

速報サイト(https://www.jaaf.info/hp/syusai20/03/kyougi.html)

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1500m結果

予選結果

上位2着+2名
1組
1位館澤亨次3分48秒90 DeNA Q
2位飯島陸斗3分48秒94 阿見AC Q
3位加藤 駆3分52秒42 立教大 q
4位黒河一輝3分52秒77 コモディイイダ
5位軽部 智3分52秒91 東京陸協
6位居田優太①3分57秒81 中央大
7位小平敦之3分58秒64 早稲田実業

 いきなり見物でしたね。DeNA館澤選手と阿見AC飯島選手と実力者同士が予選で激突!3分50秒を切ってくるハイレベルのレース、最終的に2人が安全に決勝進出へ。その後ろ3選手による争いでしたが、結果的に勝った立教大1年生の加藤選手が決勝へ。厳しい勝負でした。

2組
1位石塚陽士3分55秒44 早稲田実業 Q
2位小坂啓悟3分57秒61 GRlab関東 Q
3位南 陽平3分57秒82 FREEDOM
4位仲井真タイ剣人①3分58秒19 関東学院大
5位中田祟志3分58秒69 関東RC
6位池田 力3分58秒99 帝京科学大
7位村田 光4分00秒50 成蹊大

 そこまでペースが上がらない中、光ったのは早稲田実業の石塚選手。2位を2秒以上突き放してのトップ通過。この後、凄い記録を出すのですよね。

3組
1位ミラー千本真章②3分50秒57 立教大 Q
2位中島公平3分51秒65 カネボウ Q
3位石川聖也3分56秒49 横浜市陸協
4位一場開成③3分57秒48 桜美林大
5位三浦拓哉4分03秒98 RJK
6位平野慶介4分04秒69 TEAMRxL

 立教大のスピードランナー千本選手に、これまたスピードランナーで箱根路も疾走したカネボウ中島選手の2強に。3位以下はかなり離れました。

4組
1位佐久間秀徳③3分56秒07 明治大 Q
2位村本龍彦3分56秒63 山梨学院大 Q
3位望月遥平①3分56秒97 創価大
4位沖本聖射3分58秒97 体育進学センター
5位佐藤直也3分59秒72 帝京科学大
6位鍜治 晃4分00秒72 大東一

 僅差の勝負でしたが、中距離の2人がここは意地を見せたっこうですね。明大佐久間、山学村本選手がトップ2で通過。創価大の1年生望月選手も食らいつきましたが惜しかったですね。

5組
1位三津家貴也3分51秒56 RSLAB Q
2位川澄克弥3分51秒93 カネボウ Q
3位山田俊輝①3分52秒39 中央大 q
4位濱口直人③3分55秒49 相洋高
5位井内優輔③4分02秒08 筑波大
6位野中拓海②4分05秒22 関東学院大

 実力者が来るとペースが上がりますね。筑波大大学院からRSLABに進んだ三津家選手がトップ通過!3分51秒とまずまずのタイム。大東大からカネボウに進んだ川澄選手も専門ではなくても実力者、ついていきました。これに最後までついた中大1年山田選手もタイムで決勝進出です。

決勝結果

1位館澤亨次3分42秒67 DeNA
2位佐久間秀徳③3分43秒00 明治大
3位飯島陸斗3分44秒41 阿見AC
4位石塚陽士③3分44秒62 早稲田実業(高校歴代3位)
5位川澄克弥3分47秒88 カネボウ
6位ミラー千本真章②3分51秒40 立教大
7位山田俊輝①3分52秒41 中央大
8位加藤 駆①3分58秒50 立教大

9位中島公平3分59秒06 カネボウ
10位小坂啓悟3分59秒94 GRlab関東
11位村本龍彦4分05秒31 山梨学院大
12位三津家貴也4分10秒11 RSLAB

 見応えがあるレースになりました。DeNA館澤選手が序盤から引っ張っていき、ペースを作っていく展開。中盤から飯島選手が出てきて、この両者のつばぜり合いで徐々に縦長になっていきます。残り1周の時点で、飯島選手がトップ、ついていくのが館澤・石塚・川澄・佐久間選手の5選手の争いになっていました。

 バックストレートで一気に館澤選手が加速しトップに!そのまま抜け出すかと思われましたが、佐久間選手がついていき食らいつきます。最後の直線で横に並びかけた場面は大いに沸きました。

 とはいえ、館澤選手は過去日本選手権制覇したランナー。最後、もう一つギアを残していていましたね。最終盤は再び突き放し始めた所、ゴールでした。復活の館澤選手が3分42秒67、佐久間選手は3分43秒00とわずかの差で2位。館澤選手は昨年からの怪我を治すのに時間もかかり、6月は体調不良もあった中、さすがの実力者でした。

 さて、そのあとが面白い。実力者飯島選手に、早稲田実業高の石塚選手懸命に食らいつく形で3分44秒付近で雪崩れ込みました。結果3分44秒62は、なんと日本人高校歴代3位相当!佐藤清治・半澤黎斗さんに続いての記録はかなりのインパクトですね。今後のレース推移が一基に注目となってきます。

 5位川澄選手の後は、学生が頑張りました。立教大の2年千本選手が頑張って6位。ルーキーの中大山田、立教大加藤選手が7位8位です。立教大の選手もだいぶ名前を見るようになりましたね。秋どうなっているか。

2020.07.24東京陸上選手権 男子1500m決勝 石塚陽士くん(早稲田実業高校3年)高校歴代3位!

動画:Daapiyo 様

10000m結果

1位青木 優29分27秒29 カネボウ
2位鈴木祐希29分37秒47 カネボウ
3位稲田翔威29分39秒40 コトブキヤ
4位我那覇和真29分49秒18 コニカミノルタ
5位金子晃裕29分54秒43 コモディイイダ
6位物江雄利30分13秒33 カネボウ
7位厚浦大地③30分20秒96 関東学院大
8位野上翔太④30分21秒25 日本体育大

9位田中孝貴30分29秒38 カネボウ
10位黒田雄紀30分38秒69 コモディイイダ
11位田中龍之介③30分41秒45 関東学院大
12位菅原伊織④31分00秒91 城西大
13位田島 光31分12秒59 コモディイイダ
14位塩田 匠(M2)31分18秒88 東京工業大
15位三野貴史31分45秒88 松戸市陸協
16位土居森諒31分50秒42 コモディイイダ
17位佐藤晃章31分51秒22 コモディイイダ
18位大久保友貴31分51秒94 帝京平成大

 カネボウが多く出場したのですよね。実力者の青木選手がさすがというべきか、2位以下を10秒以上引き離して制しています。2位は同じカネボウ若手鈴木選手。彼もホクレンなど良かったですね。

 3位はちょっとびっくり。コトブキヤで活動を続ける稲田選手が食い込みました。今年久しぶりにベストを出していましたが、今年は好調。

 学生はびっくり。城西菅原、日体野上選手ら今年の箱根駅伝を走ったランナーを、関東学院大厚浦選手が上回るという展開。最近、上野コーチがTwitterで積極的に配信されていますが、しっかりと実業団入りをアピールする場となりましたかね?

3000mSC結果

1位新家裕太郎②8分57秒82 創価大
2位内田賢利①8分59秒33 立教大
3位桑山寛隆④9分22秒82 国士舘大
4位中田祟志9分30秒90 関東RC
5位武藤琉斗①9分32秒27 関東学院大

 創価大の新家選手と立教大内田選手の一騎打ちになったようですね。最終的に新家選手が8分57秒の好タイムで制しました。昨年大学1年間の伸びでも有名になった新家選手ですが、さらに伸びていそう。立教大内田選手も9分切り、実力アップしているかな?

5000m

1位鈴木祐希14分19秒45 カネボウ
2位文元 慧14分19秒87 カネボウ
3位松村陣之助14分20秒55 コモディイイダ
4位中島公平14分21秒17 カネボウ
5位梶原有高14分21秒80 ひらまつ病院
6位川澄克弥14分27秒51 カネボウ
7位佐藤慎巴③14分29秒48 日本体育大
8位木田貴大14分35秒41 コモディイイダ
9位大内宏樹③14分57秒78 日本体育大

 今年はカネボウが積極的に出場していましたね。鈴木・文元選手が激しく争いましたが、鈴木選手が僅かに先着しました。1万mも健闘していましたが、こういうところでタイトル取るのもいいですね。

 僅かな差で、コモディイイダの松村選手も3位!実業団に入ってからぐっと安定感を増している選手です。そのあとカネボウ勢の中に、ひらまつ病院梶原選手も健在なのが嬉しい。学生で日体大の選手も出場し、佐藤選手が7位入賞しています。

2020.7.26第3回早稲田大学競技会

 早稲田大が記録会を開催していました。学内だけでなく、東洋大や早稲田実業勢など、ほかの学校も参加していました。

早稲田大学+α

1500m
菖蒲敦司①3分46秒01
桝本匡哉①3分51秒62

 早大が大収穫だったのですよね。特にルーキーが凄かった。1500mは2人のレース。かば蒲選手が3分46秒01は大学1年生としてはかなりの好記録!競わせればもっと出そう。桝本選手も最低限まとめたのかなという印象です。

3000m
1位石塚陽士(高3)8分13秒59
2位鈴木創士②8分25秒99
3位井川龍人②8分26秒26
4位安田博登②8分26秒71
5位茂木凜平③8分28秒36
井上開登②8分28秒94
白井航平②8分30秒52
河合陽平③8分36秒67

 3000mは1500mで高校歴代3位の記録を出したばかりの石塚選手が連戦。一人独走で8分13秒はやはり高レベル。早大勢はタイム制限があったようですが、鈴木・井川選手の主力2年生がしっかりまとめているのはほっとするところ。同学年の安田選手らが続いたのもポイントです。

3000mSC
1位諸冨 湧①8分53秒89

 3障は諸富選手が出走。8分53秒89は一人で走っていますかね?であれば相当良い記録が出ています。是非とも、インカレで走らせてあげたくなるタイムです。

5000m
1位千明龍之佑③13分54秒18★
2位北村 光①13分58秒64★
5位辻 文哉①14分05秒68★
6位小指卓也②14分09秒15★
8位桝本匡哉①14分12秒41★
室伏祐悟③14分17秒05★
住吉宙樹④14分29秒69
半澤黎斗③14分39秒14
向井悠介③14分43秒64
吉田 匠④14分46秒34
DNF菖蒲敦司①、中谷雄飛③、諸冨 湧①

 5000mは中谷選手ら一部の選手がPMで引っ張りましたかね。その中でいい記録が出ています。主力の一人千明選手が13分54秒の自己ベスト。ここはさすがというところでしょうか。

 そのあとです。1年生北村選手が一気に13分台、辻選手も14分一けたに更新。1500mから連戦となった桝本選手も14分12秒で自己ベストと、ルーキー祭りに!

 さらに小指選手が復活のベスト、さらに室伏選手が約20秒の大幅ベストとなる14分17秒!大きな収穫がありました。秋に爆発なるでしょうか?

東洋大学

3位宮下隼人③14分04秒20★
4位柏 優吾②14分04秒96★
7位清野太雅②14分11秒91★
佐藤真優①14分12秒75
腰塚遥人③14分16秒05★
村上太一①14分33秒00
前田義弘②14分46秒55

 さて東洋大の選手も出場していたのですよね。エース級の選手の一人になる宮下選手が14分04秒とさすがの記録。彼は長い距離で本領発揮となる選手ですので、秋シーズン楽しみ。

 これに夏前に若い選手がしっかり食いついたのが大きな主格ですね。2年生の柏・清野選手が走力アップ!というか柏選手は14分29秒、清野選手は14分40秒台がベストなので凄まじいアップ。新戦力台頭ですね!

 1年生佐藤選手もほぼベスト、さらに地道に上がって来た腰塚選手まで14分10秒台。今後名前を見る機会が増えてくるでしょうか。

その他の結果

岩手県選手権
東洋大
1位及川瑠音②14分19秒37
4位十文字優一①14分44秒39

 岩手選手権は及川選手が連続で走っています。1位を獲得できたのが今回は収穫と言えますかね。

熊本県選手権
1位鶴川正也③14分15秒20 九州学院
4位古川大晃(M2)14分21秒13 九州大
5位加藤純平④14分21秒79★ 東京国際大

 接戦となった熊本県選手権は九州学院高の選手が14分15秒のタイムで制します。さらに九州大大学院古川選手、そして東国大4年になった加藤選手がベスト。箱根5区のリベンジの機会はあるのか注目の一人ですが、いい結果が出ましたね。

長崎ナイター記録会

5000m
1位冨永昌輝③14分16秒54 小林
—————————–
濱地進之介②14分27秒38 東海大
川良昴世④14分27秒83★ 関東学院大
内野李彗①14分30秒01★ 関東学院大
吉富裕太③14分36秒81 東海大
田中龍之介③14分51秒82

 長崎ナイターでは、高校生などに交じって東海大と関東学院大の選手が出場。収穫は関東学院大で、4年主力の川良選手がベスト、さらに期待のルーキーうちの選手がデビュー戦ベストはいい結果。主力の好調さは伝えられていましたが、数字として出てくると嬉しいものです。