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【7月大学長距離界の動きまとめ!】箱根駅伝2020・1位~10位(シード校)のチームを振り返る

 新シーズンが始まるあたりから、日本全体にコロナウイルスが蔓延した影響もあり、数々の主要大会~記録会が中止に追い込まれて、どうなるかと思われました。

 7月に入り、何とか県大会レベルなど比較的小規模な大会は開催し、選手の元気な姿を見る事が出来て、駅伝ファンとしてほっとしました。

 秋以降は、出雲駅伝2020の中止が決定するなど、まだまだ先行きが不透明な状況ですが、現場の熱意と工夫で何とか開催されることを願っています。

 ひとまず各地色んな大会がありましたので、7月までの関東地区の大学を中心とした、チーム別の結果をまとめてみました。

まずは箱根駅伝2020でシード権を獲得したチームになります。

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【7月の動きまとめ】箱根駅伝2020・1位~10位(シード校)

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青山学院大学~4年生が元気

7/4 ホクレンin士別
5000mE組
神林勇太④14分02秒71

7/11 東海大記録会
5000m
5組
湯原慶吾③14分06秒14
神林勇太④14分06秒20
近藤幸太郎②14分07秒89★
中村唯翔②14分08秒48★
岩見秀哉④14分20秒16
新号健志④14分22秒51
能島 翼③14分24秒34
西川魁星②14分24秒88
大澤佑介②14分25秒22
松葉慶太④14分26秒17
西久保遼②14分27秒28
倉本玄太①14分28秒11
横田俊吾②14分28秒56

7/15 ホクレンin網走
吉田圭太④13分37秒96★

 青学大はひとまず4年生の柱吉田・神林選手がしっかり走れていることがまず収穫。この2人なくては始まらない。吉田選手は13分37秒の自己ベスト。神林選手はあえて手前の組で走りしっかりラスト争いで勝ち切って質の高いレースをしています。

 さらに主力級の選手の成長がありましたね。箱根アンカーの湯原選手が順調で東海大記録会でトップ。さらに2年生期待の近藤・中村選手に本格化の傾向、4年生の岩見・新号選手あたり長い距離で力を発揮する選手もその次のグループで上位にきていてまずまずかな?

 期待のルーキー勢がやや出遅れているのと、箱根2区5区でびっくりさせた岸本・飯田選手があまり情報がありませんが、秋まではまだ時間がありますので続報を待ちたいところです。
 

東海大学

7/4 ホクレンin士別
5000mE組
長田駿佑③14分14秒50★ 
7/4 鹿児島選手権
5000m
神薗竜馬①14分28秒63★

7/11 東海大記録会
5000m
1組
神薗竜馬①14分28秒48
鈴木雄太④14分33秒65
3組
長田駿佑③14分26秒99
入田優希①14分39秒33
宇留田竜希②14分42秒25
喜早駿介①15分07秒49
4組
佐伯陽生①14分14秒41★
竹村拓真②14分22秒41
石原翔太郎①14分32秒66
米田智哉④14分33秒74
6組
名取燎太④13分55秒23
松崎咲人②14分11秒77
本間敬大③14分35秒56

1500m
神薗竜馬①3分50秒65

5000m(2日目)
5組
佐藤俊輔②14分12秒82★

7/18 ホクレンin千歳
塩澤稀夕④13分49秒56★

7/26 長崎ナイター記録会
濱地進之介②14分27秒38 東海大

 柱の選手は無難には走れましたかね。塩澤選手は春口の調子からするともう少しでしたが、それでも自己ベストの13分49秒。ロードエースの名取選手は東海大記録会でしっかり13分台の日本人トップ。松崎選手もまずまず走れましたかね。西田選手は名前がありませんでした。

 選手層がぐっと薄くなった中、新戦力の台頭を待っているところですが、候補はでてきましたかね。昨年上尾ハーフで好走した2年佐藤選手が5千m14分12秒、ルーキーでは佐伯選手あたりがベストを出していますね。秋の新戦力の実りも楽しみです。

國學院大學~エースの強力化と復活と

7/4 青森県春季ディスタンス
3組
2位臼井健太④13分49秒24★
8位木付 琳③14分09秒50★
徳備大輔④14分12秒90★
伊地知賢造①14分13秒67★
木下 巧④14分19秒06★
殿地琢朗③14分24秒04★
松延大誠③14分24秒98
田川良昌④14分25秒24
川崎康生②14分26秒82★
高嶌凌也④14分31秒34★
浅井大登①14分31秒68
浅間優太④14分33秒22
藤本 竜②14分38秒07

7/8 ホクレン深川
10000mC組
6位中西大翔②28分58秒39
B
1位藤木宏太③28分24秒79★

7/15 ホクレンin網走
5000mC組
1位藤木宏太③13分50秒01★
5000mB組
1位中西大翔②13分42秒24★ 

 國學院大がわかせましたね。まずは柱になると思われた3年藤木・2年中西大選手が思ったより強くなっていること!ホクレン深川で藤木選手が1万m28分24秒の大幅ベストを叩き出すと、網走で今度は中西大選手が5千m13分42秒の國學院大記録!他の大学のエース選手と比べてもそん色のないタイムです。これはいいですね。

 さらに初めて名前を聞いた青森県春季ディスタンスという記録会に、それ以外の選手が出場。長期離脱から復帰した臼井選手が急成長!5千m13分49秒のタイムは、記録会ながら柱の一人にまでなってきたか?さらに3年生主将の木付選手、最後の箱根を狙う徳備・木下選手、ルーキー伊地知選手が大幅ベスト。戦力ダウンの懸念が一気になくなりつあります!

帝京大学

帝京大は鍛錬時期と位置付けて、あえて試合に出なかったようですね。
しかも、選手には『自分が好きな、得意なメニューをやりなさい』と異例の指示。
先が見えないからこそ、考えてのご指示。秋に選手がどう成長しているか楽しみです。

東京国際大学~2年生絶好調!

7/4 ホクレンin士別
5000mD組
麓 逸希①14分10秒29★

7/8 ホクレン深川
10000mA組
ルカ ムセンビ②28分28秒82★

7/11 東海大記録会
6組
丹所 健②13分56秒51★

7/15 ホクレンin網走
5000mE組
杉崎 翼④14分33秒11
5000mC組
2位山谷昌也②13分52秒34★
5000mA組
2位イエゴン ビンセント②13分20秒39★
ルカ ムセンビ②13分54秒66

7/18 ホクレンin千歳
1500m
前川優月④3分47秒35 

7/24 熊本選手権
加藤純平④14分21秒79★

 主力・中堅選手の一部がちょくちょく出場。少数ながら多くの選手は結果を残していますね。2年生が凄まじく、ビンセント選手が5000m13分20秒の大記録!ムセンビ選手も悪くないですが少し開けられましたかね…。さらに将来のエース候補丹所・山谷選手がホクレンでそれぞれ5千m13分台をマーク。これは確実に走力を伸ばしていてうれしいニュース。

 ほかにも何人か良かった。熊本選手権で2大会前に箱根5区を走っている加藤選手が久々の5千mでベスト。さらに1年生中堅どころと思われた麓選手がまさかの大幅ベストの14分10秒!ここの育成は良い意味で読めないです。

明治大学

7/11 東海大記録会
5000m
2組
樋口大介④14分28秒60
吉川 陽①14分37秒31
斎藤拓海①14分38秒58
橋本大輝③14分40秒01

4組
手嶋杏丞③14分14秒76
金橋佳佑③14分23秒67★
杉彩文海①14分36秒38

6組
櫛田佳希②13分58秒62★
鈴木聖人③14分04秒54
加藤大誠②14分13秒45★

1500m
5組
馬場勇一郎①3分47秒31
佐久間秀徳③3分49秒63

7/24 東京選手権
1500m
佐久間秀徳③3分43秒00 明治大

 多くの選手が東海大記録会に出場していましたね。そこで多くの主力選手たちの元気な顔ぶれがありました。手嶋選手が手前の組だったのが気になりましたが、14分14秒なら問題なさそう。その最終組では2年櫛田選手が急成長で13分台をマーク!エース鈴木選手もまずは安定。

 さらに箱根2区4区でファンを沸かせた加藤・金橋選手もタイム的には及びませんでしたが、自己ベスト。両者ともロードで化けるだけに夏を超えてからが非常に楽しみな選手たち。以前に箱根予選出走している4年樋口選手の復調もありましたね。

 他では中距離ですが佐久間選手が絶好調。先日の東京選手権では、最後の直線で、1500mの第一人称の一人・館澤選手を追い込んで、あと少しで大金星というところ。こういうのも盛り上がりますね!

早稲田大学~中谷選手とルーキー選手に収穫!

7/15 ホクレンin網走
中谷雄飛③13分52秒37

7/18 ホクレンin千歳
中谷雄飛③13分39秒21★

7/26 早大記録会
1500m
菖蒲敦司①3分46秒01
桝本匡哉①3分51秒62

3000m
2位鈴木創士②8分25秒99
3位井川龍人②8分26秒26
4位安田博登②8分26秒71
5位茂木凜平③8分28秒36
井上開登②8分28秒94
白井航平②8分30秒52
河合陽平③8分36秒67

3000mSC
1位諸冨 湧①8分53秒89

5000m
1位千明龍之佑③13分54秒18★
2位北村 光①13分58秒64★
5位辻 文哉①14分05秒68★
6位小指卓也②14分09秒15★
8位桝本匡哉①14分12秒41★
室伏祐悟③14分17秒05★
住吉宙樹④14分29秒69
半澤黎斗③14分39秒14
向井悠介③14分43秒64
吉田 匠④14分46秒34

 大学駅伝春号がいきなり早大特集でびっくりしていたのですが、スピードある主力選手はじわりと結果を出してきましたね。トラックで日本トップを目指している中谷選手はホクレンで2度5千mに出場。最後の千歳大会で13分39秒と日本選手権に出場できるレベルに!まずは念願がかなったようで良かったです。

 さらに先日、早稲田記録会が実施され、自己ベスト者が大勢!主力選手の千明選手だけじゃなく、ルーキー中心にすごかったのですよね。北村選手が13分台、辻・桝本選手もベスト、さらに1500mで菖蒲選手が3分46秒!3障で諸冨選手が8分53秒!このルーキー勢物凄いですよ??

 他にも鈴木・井川・小指選手の2年生組も順調そうかな吉田主将ら上級生の足並みが僅かに気になりましたが、やはり躍進候補のチームには違いないのでしょうか。
 

駒澤大学~田澤選手以外にも5000mで好記録続々!!

7/8 ホクレンin深川
5000mA組
田澤 廉②13分37秒28★

7/11 東海大記録会
5000m
1組
花崎悠紀③14分27秒05★
2組
宮内斗輝②14分42秒25
金子伊吹①15分01秒48
3組
新矢連士③14分32秒36
大西峻平③14分34秒92
赤星雄斗①14分40秒23
蓮沼直希③14分41秒30
6組
山野 力②14分14秒73★
佃 康平③14分18秒12

7/15 ホクレンin網走
5000mD組
4位唐澤拓海①14分02秒87★
5000mC組
4位花尾恭輔①13分54秒38★
6位赤津勇進①13分56秒37★
7位酒井亮太②13分56秒67★
5000mB組
3位鈴木芽吹①13分43秒38★
10位神戸駿介④13分55秒99★

7/18 ホクレンin千歳
5000mD組
1位加藤 淳④13分53秒48★
小林 歩④14分14秒98

 ホクレン組が物凄かったですね。深川に登場した田澤選手はさすがの13分37秒。昨年秋からあきらかに走力アップしていることを考えるとまだ余力を残しているような??日本選手権でしっかりと結果を残すために取ったと思いたい。

 そして網走組が物凄かった!1年生の自己ベストラッシュ!D組で唐澤選手が14分02秒を出すと、C組では花尾・赤津選手が13分台!さらにB組で鈴木選手が13分43秒のU-20でも結構な上位になる記録をマーク。これは出雲駅伝で並べて経験積ませてあげたかったなぁ…。

 上級生も収穫が合って、千歳大会で加藤選手が復活の13分53秒ベスト!さらに神戸主将も意地の自己ベスト。2年生では前年度控えには入っていた酒井・山の選手がしっかりベスト。遅れ気味の3年生も花崎選手が復活のベストを出すと佃選手らも収穫。春はしっかりと練習が積めていましたね!

創価大学

7/8 ホクレンin深川
5000mC組
福田悠一④14分02秒51
鈴木大海④14分11秒65

7/9 公式記録会?
葛西 潤②14分08秒87
濱野将基②14分15秒76
小野寺勇樹③14分22秒72★
鈴木渓太④14分26秒11★
永井大育③14分27秒46★
三上雄太③14分28秒22
大澤智樹④14分32秒45
吉田悠良①14分35秒06★
石井大揮①14分35秒29
桑田大輔①14分37秒91
石津佳晃④14分40秒38
山森龍暁①14分40秒90
甲斐治輝②14分45秒68
新家裕太郎②14分52秒26

7/25 東京選手権
3000mSC
1位新家裕太郎②8分57秒82

 表向きは少なかったのですよね。ホクレン深川では福田・鈴木選手がベストには届かなかったものの、まずまずの結果。さらに東京選手権ではこの種目得意の創価大新家選手が優勝!関東インカレ2部なら十分優勝争いできるレベルには走っていて驚きました。彼の成長幅は今後も注目!?

 さて、創価大陸上部HPをよくよく見ると、公式記録会なるものが行われていて、ここに他の主力選手の多くも出場!2年生葛西選手、そして濱野選手がうれしい復調でワンツー。嶋津世代の小野寺・永井・三上選手らもベストなど記録。鈴木主将も頑張っています。

 嶋津選手の休部により、全日本駅伝出場権を逃すというショッキングな出来事もありましたが、選手はめげずに頑張っていますね。

東洋大学~新戦力続々!?

7/4 岩手夏季大会
1位及川瑠音②14分07秒43★ 東洋大

7/24 岩手選手権
1位及川瑠音②14分19秒37
4位十文字優一①14分44秒39

7/26 早大記録会
3位宮下隼人③14分04秒20★
4位柏 優吾②14分04秒96★
7位清野太雅②14分11秒91★
佐藤真優①14分12秒75
腰塚遥人③14分16秒05★
村上太一①14分33秒00
前田義弘②14分46秒55

 基本的には地元岩手県に(戻って練習している?)出場した及川選手の話題中心でした。特に岩手夏季大会では14分07秒でベスト!トップでしたし、タイム以上に強さもつけていそうです。2年目の飛躍に期待。

 さらに先日早大記録会にも姿を見せました。新エース候補となっている宮下選手がイメージの少ないトラック5000mでベスト。そのあとびっくり!柏・清野選手が大幅ベストで14分10秒前後のタイム。佐藤・腰塚選手も新戦力候補?西山・吉川選手らの状態も気になりますが、秋には新生・東洋大になっているのかも??


以上です。
出場がなかった帝京大を含めて、収穫大有りですね。戦力分析…の前ながら多くの選手が無事に走力アップに努めることができていて良かったです。

次は、今年の箱根駅伝の11位以下のチームを紹介します。