前半シーズンはほとんど中止になるのか…そう思われたのですが、
北海道の各地で行われる「ホクレンディスタンス2020」は開催に踏み切りました。
コロナ渦の影響で、各大会が中止・延期に追い込まれました。北海道もクラスターが2度発生するなど、大変な状況でした。
そんな中、多くの方々がホクレンディスタンスの開催に尽力を尽くしていただき、開催が決定しました。
また、幸運にも、直前に北海道の新規感染者数が、88日ぶりに「ゼロ」の後押しもありました。
武漢肺炎に気を付けながらも、陸上大会開催への流れになればと思っています。
ページコンテンツ
【第4戦千歳大会・結果】2020ホクレンディスタンス/駅伝ファンとしてのコメントも!
参照:https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1531/
14時30分女子3000mB
14時45分男子5000mE
15時05分男子5000mD
15時25分女子5000mC
15時50分男子5000mC
16時15分男子3000mSC
16時30分男子1500m
16時40分女子5000mB
17時00分男子5000mB
17時25分女子3000mA
17時40分女子5000mA
18時00分男子5000mA
18時20分男子10000m
ラストのホクレン!物凄い記録ラッシュとなりました…。
結果
日本陸上競技連盟(日本陸連、JAAF) が動画配信しています。
男子5000mD組・E組
男子5000mE組
1位改木悠真13分59秒73 トヨタ自動車九州
2位松村和樹14分00秒59 愛知製鋼
3位大津顕杜14分01秒81 トヨタ自動車九州
4位長山瑞季14分04秒66 埼玉医科大G
5位岩佐一楽②14分05秒12★ 筑波大
6位志水佑守14分06秒22 トヨタ自動車九州
7位神 直之14分06秒86 北星病院
8位森井勇磨14分08秒33 ひらまつ病院
9位曽根雅文14分09秒30★ 国士舘大
10位髙田凛太郎14分12秒39 プレス工業
11位古川大晃(M2)14分13秒47 九州大
12位伊東大翔①14分14秒46 中央大
以上14分20秒以内、以下学生のみ
孝田拓海④14分20秒88 国士舘大
川崎新太郎④14分21秒61 中央大
16位島崎昇汰②14分24秒57 神奈川大
森 陽向④15分04秒84 東京経済大
最後のホクレンはE組が13分台が出ましたね。トヨタ自動車九州が好調。1000m2分47秒、3000m8分24秒とまずまずのペースで推移。改木選手が唯一の13分台でゴール。組トップになるのは、記録会でも嬉しいものだと思います。
また、愛知製鋼の松村選手や、ひらまつ病院の森井選手も上に食い込みました。北星病院地元市民ランナーの神選手も14分一けたです。
学生では、筑波大成長株の岩佐選手が、14分05秒の自己ベスト。頼もしい柱が増えましたね。国士舘大の山下りの曽根選手がさらにスピードを付ける14分09秒。九州大で競技を続けている古川選手も素晴らしい成績です。
男子5000mD組
1位加藤 淳④13分53秒48★ 駒澤大
2位三浦拓朗③13分53秒91★ 中央大
3位西 研人④13分54秒76★ 筑波大
4位岡本直己13分56秒66 中国電力
5位林竜之介13分56秒88 SGHグループ
6位住田優範13分58秒27 愛知製鋼
7位小山裕太14分00秒74 トーエネック
8位山本龍神①14分03秒05★ 国士舘大
9位橋本龍一14分03秒83 順天堂大
10位土方英和14分05秒90 Honda
11位八巻雄飛14分12秒19 SGHグループ
12位奈良凌介14分13秒30 ヤクルト
13位瀬戸祐希④14分13秒52 山梨学院大
14位小林 歩④14分14秒98 駒澤大
1000m2分45秒、3000m8分25秒で通過後、さらにペースアップするというレース。トップ3は学生陣に!トップはスピードランナー駒大加藤選手!一時期停滞気味でしたが、ついに高校時代の自己ベストを更新する走り。これで吹っ切れていくか。同じく中大三浦選手もさらに本格化すれば。
さらに筑波大エース西選手が13分台に。スピード化に付けるかが課題のチームの中で光る存在です。また、国士舘大のルーキー山本選手が一気に14分03秒まで更新!ここも何気にチーム力がアップしてきているような?山学瀬戸選手らもまずまず。
実業団では大ベテランの岡本選手が13分56秒としっかりまとめてきているところはさすが。都道府県対抗駅伝の8.5㎞の距離でも、スピードで推していける走力はまだまだ健在です。
男子5000mB組・C組
男子5000mC組
1位小椋裕介13分42秒06 ヤクルト
2位丸山竜也13分46秒99 八千代工業
3位鈴木祐希13分48秒57 カネボウ
4位川端千都13分48秒81 コニカミノルタ
5位千葉直輝13分50秒16 SGHグループ
6位西川雄一朗13分51秒30 住友電工
7位藤曲寛人13分52秒37 トヨタ自動車九州
8位細谷恭平13分54秒63 黒崎播磨
9位荻久保寛也13分57秒54 ヤクルト
10位池田耀平④13分57秒82★ 日本体育大
11位藤原直樹13分58秒48 山陽特殊製鋼
12位川田裕也14分03秒53 埼玉医科大G
13位文元 慧14分04秒44 カネボウ
14位松宮隆行14分05秒34 愛知製鋼
15位橋本 峻14分06秒02 GMO
16位朝倉和眞14分07秒80 宮城陸協
17位大石 巧14分07秒80 スズキ浜松AC
18位内藤圭太14分12秒05 愛知製鋼
19位藤本珠輝②14分17秒70 日本体育大
20位山口和也14分18秒56 中国電力
21位中村大聖14分18秒91 ヤクルト
22位藤川拓也14分19秒81 中国電力
以上、14分20秒以内
さらに高速化してますね。1000m2分40秒、3000m8分14秒は先ほどより11秒早い。4000m11分01秒でまだ集団で13分台ラッシュ必至でした。その中で抜け出したのはハーフマラソン日本記録保持者となっているヤクルト小椋選手。13分42秒と好タイム。彼もここにきて一気に注目ランナーになりましたが、しっかり結果を残してるのはさすが。
2位には八千代工業の丸山選手。一時市民ランナーになってましたが、昨年から入った八千代工業があってますかね。どんどんあがっています。他にもカネボウ鈴木、コニカ川端選手ら箱根ファンには懐かしい顔ぶれの選手が13分40秒台で続いています。11位までが13分台の好タイムラッシュに。
さらに40歳になっている愛知製鋼の松宮選手が14分05秒!申請すればマスターズ記録になりますが、まだ現役の実業団ランナーでもありますから出さないかな?まだ実力でニューイヤー駅伝を勝ち取れるほどの走力は凄い。
学生では日体大の2大エース池田・藤本選手が出場。池田選手が13分台で僅かに事故時ベストを更新しています。
5000mB組
1位伊藤達彦13分33秒97 Honda
2位高田康暉13分36秒55 住友電工
3位石田洸介13分36秒89 東農大二高(☆高校新記録☆)
4位河合代二13分37秒37 トーエネック
5位小山直城13分38秒81 Honda
6位中谷雄飛③13分39秒21★ 早稲田大
7位塩尻和也13分39秒78 富士通
8位近藤秀一13分44秒09 GMO
9位阿部弘輝13分48秒31 住友電工
10位高久 龍13分49秒59 ヤクルト
11位鈴木勝彦13分53秒17 SGHグループ
12位高橋流星13分55秒96 愛知製鋼
13位島貫温太13分57秒44 GMO
14位中西玄気13分58秒55 愛三工業
15位清水颯大④13分58秒68 順天堂大
16位三田眞司13分59秒11 埼玉医科大G
17位坂田昌駿14分01秒14 中央発條
18位秦 将吾14分07秒85 大塚製薬
19位伊藤和麻14分09秒51 住友電工
20位竹内 颯14分10秒96 中央発條
21位中西亮貴14分11秒38 トーエネック
22位下田裕太14分12秒03 GMO
以上14分20秒以内
なんと・・・!仙台育英佐藤秀和選手の記録がついに更新された!最初はそこまでのペースではありませんでした。1000m2分44秒、3000m8分15秒通過。これで先頭争いに加わる農大二高の石田選手は超高校級なのは勿論ですが、4000m通過10分59秒は微妙…と思われました。
それがそこからHonda伊藤、富士通塩尻、住友電工高田選手らがぐっとペースアップ。これに加わっていく石田選手。そして実業団ランナーに交えて3番目にゴール。タイムは13分36秒89!伝説級の記録を超えた瞬間!しかも夏前というのも凄い。ここから順調に練習が積めれば、さらなる走力アップも!実りの秋も気になります。
トップは最後のスパートで抜け出したHonda伊藤選手が13分33秒!先日、1万mで27分台を出したばかりですが、短期間でうまく調整しますね。本当に実力が付きましたし、動画見るとバックストレートからのラストスパートが中々えぐかった印象。同じくHondaの小山選手もぐっと実力を伸ばしてます。
2位には住友電工高田選手が13分36秒。結果的に石田選手をうまくアシストしていますが、高田選手自身も大幅ベスト。なおルーキー阿部選手も無難に13分台で走り切り、住友電工としても調子がいいですね。
他にはトーエネックの実力者の河合選手、さらに怪我から10か月ぶりのレースとなった富士通塩尻選手も13分30秒台。東大出身でGMOの近藤選手もここのところこ好調で13分40秒台!みんなが記録を伸ばしてきて本当に盛り上がっていお増す。
13’36”89
高校新記録でました!!
今までの苦しさが報われた気がしました。
色んな方々に支えられてここまで来ることができたと思います。
あとは強い選手になれるように頑張ります!#nike#ホクレンDC #高校新記録 pic.twitter.com/YX897rWV2J— 石田 洸介 (@ksk_runrun) July 18, 2020
男子3000mSC・1500m
千歳3000msSC
🥇三浦龍司(順大)8:19.37!!!!#ホクレンDC pic.twitter.com/5gZGzjRD74— EKIDEN News (@EKIDEN_News) July 18, 2020
1位三浦龍司①8分19秒37 順天堂大(★☆日本歴代2位、U20日本新記録☆★)
2位フィレモン キプラガット8分19秒60 愛三工業
3位山口浩勢8分25秒04 愛三工業(日本歴代5位)
4位青木涼真8分25秒85 Honda(日本歴代6位)
5位滋野聖也8分34秒90 プレス工業
6位楠 康成8分45秒92 阿見AC
7位小室 翼8分57秒89 愛知製鋼
8位近藤聖志9分04秒34 トヨタ自動車
9位石橋安孝9分04秒98 SGHグループ
…物凄い事が起きました!昨年は高校日本人記録で沸いていた、現順大1年の三浦選手が物凄い事をやってのけました。1000m2分48秒、2000m5分40秒でこの時点で確実に自己ベストペース。さらにそこから物凄い伸びで8分19秒37!!U20日本新記録であり、日本歴代2位のパフォーマンス!
さらに同世代で、高校時代ずっと優勝の無双状態だったキプラガット選手に、最後の最後で大逆転するというレースなのも驚き!3000mSCは伸びしろあるはずなんだよなぁ…と思っていましたが、いやぁとんでもない選手が出てきました。レース次第では、同じ順大OB大先輩の岩水選手の日本記録更新も、時間の問題かもしれません。
さて、他の選手も続いているのですよね。ベテランの域になった愛三工業山口選手がここにきて日本歴代5位の好記録。さらにHonda新人の青木選手も日本歴代6位にあたる記録。ここにきて革命が起きるかもしれませんね。
男子1500m
1位ジャスティス ソゲット3分40秒86 Honda
2位荒井七海3分41秒03 Honda
3位阪口竜平3分43秒53 SGHグループ
4位飯島陸斗3分44秒06 阿見AC
5位大竹康平3分44秒27 広島経済大
6位河村一輝3分45秒20 トーエネック
7位木村理来3分45秒97 愛三工業
8位館澤亨次3分46秒93 DeNA
9位山田俊輝①3分47秒27 中央大
10位前川優月④3分47秒35 東京国際大
11位風戸啓希3分48秒58 日税ビジネスサービス
12位田母神一喜3分49秒67 阿見AC
13位三津家貴也3分57秒68 RSLAB
14位坂井大和3分58秒19札幌日大高
15位森 智哉③4分01秒36 中央大
1500mもいい流れは継続していますね。トップのHondaソゲット選手に、最後まで食いついたチームメイトの荒井選手が、3分41秒のタイムで日本人トップの2位。さらに東海大OBになったばかりの阪口・木村・館澤選手もそれぞれ好記録。館澤選手も故障が癒えてきたようでほっとする結果。
さらに阿見ACに進んだ飯島・田母神選手の姿も。飯島選手がずっと好調をキープしていますかね。明大卒トーエネックルーキー河村選手もいい調子です。
そして学生では広島経済大の大竹選手が3分44秒で5位に食い込む活躍。日本インカレがあれば面白そう。他、中大山田、東国大前川選手も記録的にはまずまず。前川選手は4年生、数少ない貴重なレースでした。
女子3000mA組・B組
女子3000mB組
1位卜部 蘭9分06秒18 積水化学
2位和田有菜9分09秒35 名城大
3位樺沢和佳奈9分18秒86 慶應義塾大
以上9分20秒以内
女子3000mA組
1位田中希実8分51秒49 豊田自動織機TC
2位ジョアン チェプケモイ8分57秒20 九電工
3位ジェロティッチ ウィニー8分57秒86 九電工
4位ムワンギ ワンブイ8分58秒40 興譲館高
5位ムワンギ レベッカ9分01秒13 ダイソー
6位三原 梓9分02秒86 立命館宇治高
7位兼友良夏9分06秒08 京セラ
8位黒川円佳9分07秒09 神村学園高
9位鍋島莉奈9分10秒27 日本郵政G
10位久保心優9分11秒83 神村学園高
11位小坂井智絵9分13秒86 成田高
12位木之下沙椰9分15秒07 神村学園高
13位モカヤ マータ9分15秒09 キャノンアスリートクラブ九州
14位村松 結9分15秒60 立命館宇治高
15位星野輝麗9分16秒49 常盤高
16位武田千捺9分18秒10 ダイハツ
17位吉川侑美9分19秒67 ユニクロ
ホクレン全て出場した田中選手…すべてハイレベルな記録でまとめました。今回特に凄かったのが残り1000mのタイム。毎度でしたが、今回は2000m通過が3分08秒で記録を狙うには難しいレースでした。
それが最後を2分43秒で駆け抜けるのですからびっくり!日本女子選手の中では並外れたキック力がある。世界で戦うにはとても大事なものを持っているのですね。また次のレースが楽しみ。
このほか、実業団の留学生選手が続きますが、これに立命館宇治高の三原選手が最後まで食いつきましたね。VS神村学園高となった感じですが、ひときわ目立ちました。
女子5000mA組・B組・C組
女子5000mC組
1位薮田裕衣15分52秒53 大塚製薬
2位西田美咲15分56秒72 エディオン
3位池田千晴16分00秒19 日立
上位3名
女子5000mB組
1位北川星瑠15分53秒31 大阪芸術大
2位猿見田裕香15分58秒55 ユニバーサルエンターテイメント
3位田中華絵16分00秒01 資生堂
上位3名
女子5000mA組
1位一山麻緒15分06秒66 ワコール(日本歴代8位)
2位MBAIRE Cynthia Njeri15分07秒13 神村学園高
3位フーサン ゼイトナ15分13秒44 デンソー
4位矢田みくに15分19秒67 デンソー
5位矢野栞理15分25秒94 デンソー
6位安藤友香15分27秒28 ワコール
7位三宅紗蘭15分29秒18 天満屋
8位中原海鈴15分30秒15 京セラ
9位五島莉乃15分30秒27 資生堂
10位前田穂南15分31秒51 天満屋
11位薮下明音15分44秒74 豊田自動織機
12位デスタ ブルカ15分45秒19 デンソー
13位小笠原朱里15分45秒72 デンソー
14位青山瑠衣15分46秒68 ユニバーサルエンターテイメント
15位田村紀薫15分53秒00 日立
16位下田平渚15分57秒63 ダイハツ
1000m2分59秒のかなり速いペース!さすがに4000mは12分09秒でしたが、この時点でフーサン、シンシア選手、そしてマラソン東京五輪代表の一山選手の3選手に絞られました。
そして最後に勝利したのは一山選手!マラソンもやりながら5000mも日本歴代8位の15分06秒、上りの1000mは2分57秒で走破してみせたスピードはやはり魅力的。
一山選手と同じレースで日本人2位だった安藤選手は15分27秒、目下一番の注目株の前田選手は自己ベストも15分31秒。こう見ると、本当にタイプの違うランナーが選ばれたんだなと思いますね。
そのほかでは、デンソーが矢田・矢野選手と好記録。かつて女子実業団駅伝連覇もある強豪チームが復調傾向でしょうか?このあたりは注目ですね。
男子5000mA
千歳5000mA
遠藤日向(住友電工)13:18:99!!!#ホクレンDC pic.twitter.com/WHa1d7W7Xq— EKIDEN News (@EKIDEN_News) July 18, 2020
男子5000mA
1位タイタス ワンブア13分17秒40 埼玉医科大G
2位遠藤日向13分18秒99 住友電工(★日本歴代7位★)
3位レダマ ウェズレイ13分21秒22 SUBARU
4位キプキルイ ビクター コリル13分21秒59 GMO
5位松枝博輝13分24秒29 富士通
6位吉居大和①13分28秒31★ 中央大(☆U-20日本記録☆)
7位イルング デービット グレ13分30秒79 GMO
8位延藤 潤13分35秒4 マツダ
9位倉田翔平13分39秒71 GMO
10位鬼塚翔太13分43秒98 DeNA
11位キムタイ ウェズレイ13分45秒33 中国電力
12位ジョン ムリツ13分45秒65 トヨタ自動車九州
13位デジュン テスファレム13分46秒28 星槎大
14位塩澤稀夕④13分49秒56 東海大
15位キムンゲ サイモン13分55秒40 トヨタ自動車九州
16位武田凛太郎13分57秒55 ヤクルト
17位竹内大地14分11秒58 トーエネック
18位平 和真14分43秒88 カネボウ
5000mラストでもビッグパフォーマンスが生まれました。PMが1000m2分41秒、3000m8分04秒のハイペースでした。そこに実力者の松枝・延藤選手、さらに若い遠藤・大学1年吉居選手がついていく展開。
最後は埼玉医科大Gのワンブア選手が一皮むける13分17秒の自己ベスト!昨年度から上昇気流に乗っていましたが、本当に高い走力をつけましたね。埼玉医科大GのNY駅伝初出場の起爆剤なりそう。他、ウェズレイ・キプキルイ選手も13分20秒少しでうまく走ってくれました。
これに大きく乗ったのは、ついに大きな結果を出した住友電工遠藤選手。日本人ランナーとして5年ぶりに13分20秒を切る、13分18秒99のビックパフォーマンス!記録的にも日本歴代7位にあたりますね。東京五輪を狙うというのが現実味を帯びてきています。続いた富士通松枝選手は2戦連続13分20秒台の高パフォーマンスですね。
さて、その次です。なんと中央大ルーキー吉居選手が13分28秒31の大記録!U-20日本新記録、つまりあの佐藤悠基選手の記録が破られることに!!確かに、大学入学直前くらいから覚醒状態でしたが、突き抜けていきましたね。
というか、W佐藤選手の高校記録とU-20記録が同一の大会で破られるというのは想像していませんでした。時代が変わっていきます。伸びていく選手はとことん伸びていく時代に変わっていきそうです。
男子10000m
1位ライモイ ヴィンセント③27分39秒80★ 国士舘大
2位マチャリア ディラング27分41秒30 愛知製鋼
3位鈴木健吾27分57秒84 富士通
4位鈴木洋平28分11秒20 愛三工業
5位鈴木塁人28分13秒12 SGHグループ
6位湯澤 舜28分19秒05 SGHグループ
7位森山真伍④28分28秒30★ 山梨学院大
8位ポール オニエゴ③28分30秒00★ 山梨学院大
9位東 瑞基28分30秒00 愛三工業
10位青木祐人28分44秒54 トヨタ自動車
11位野村優作②28分57秒55 順天堂大
12位菊地駿弥④29分08秒71 城西大
13位小島優作③29分34秒42 順天堂大
14位伊豫田達弥②29分35秒80 順天堂大
15位平田幸四郎29分39秒68 SGHグループ
16位松尾鴻雅③29分45秒35 城西大
17位前山晃太郎④30分02秒74 桜美林大
ラストの10000mも非常に見ごたえがありましたね。5000m13分57秒で走るPMに、鈴木健・鈴木洋・鈴木塁・湯澤選手が食いついていきます。それ以降もついていくのは、鈴木健選手に。7000m19分32秒、9000m25分11秒とギリギリ27分台を狙えるペースを維持します。
さて留学生対決を制したのは国士舘大のヴィンセント選手!ハーフ59分台を出していましたが、さすがの走力を見せつける27分39秒。NY駅伝の顔の一人ともいえる愛知製鋼のディラング選手に勝ったのも自信になるのでは?秋の箱根予選でのハーフでの走りも楽しみです。
さて、ギリギリ27分台ペースで突き進んだ富士通鈴木健吾選手はラストもペースを維持して、うれしい27分台!マラソンに活路を見出しつつある中、トラックでも結果が出ましたね。走力が上がっています。
愛三工業の鈴木洋平選手も、早大4年時のように上昇気流に再び乗り始めました。さらに青学卒SGHグループルーキーの鈴木塁人選手も大幅ベストとなる28分13秒!大学1年時から記録としては止まっていましたが、何か大きく階段を上がった感じです。後ろ、愛三工業に移籍した東選手もさらに走力アップです。
さてびっくりしたのが山梨学院大勢。先日5000mで13分45秒を記録した森山選手が、今度は10000mで28分28秒!エース爆誕ではないでしょうか。ここまでくるとロードでも本当に楽しみになってきます。
さらにオニエゴ選手がうれしい成長28分30秒!当面ライバルだろうムルア選手はさらに上の記録を出していますが、停滞期を脱して大きく伸び始めたのは本当に良かった!ここからどこまで存在感を示していけるでしょうか。
ホクレンまとめ
急な開催でどうなる事かと思われましたが…
物凄い記録ラッシュに感動と驚きがありました!
実業団YのMさんのまとめがとても分かりやすいです。
noteを更新。
全4戦で
今季世界最高記録×3
日本新×1
日本歴代2位×2
日本歴代3位×1
日本歴代5位×2
日本歴代6位×2
日本歴代7位×1
日本歴代8位×1
日本高校新×1
U20日本新×2
U20日本歴代4位×1
U20日本歴代15位
日本学生歴代2位×1
日本学生歴代7位×1
日本高校国際歴代3位
が誕生— SUSHI MAN (@sushimankawarai) July 18, 2020
今期世界最高は
男女10000mから
ベナード キベッド27分14秒84 九電工
ローズメリー ワンジル30分38秒18 スターツ
さらに男子3000m障害
三浦龍司8分19秒37 順天堂大
も現時点で今季世界最高!
世界中の記録会が中止になっている事情があるとはいえ、これは凄い!
なお三浦選手は、日本歴代2位・U20日本新記録でもあります。
日本記録としては
吉居大和(中央大)13分28秒31 U20日本新(※佐藤悠基を破る)
石田洸介(東農大二)13分36秒89 日本人高校新(※佐藤秀和を破る)
他、3障も歴代上位、
5000mは遠藤日向(住友電工)選手が日本歴代7位で、5年ぶりの日本人13分20秒切りだったとか
他にもありますが、物凄い記録ラッシュに沸いた2週間でした。
シューズの影響はいろいろと言われていますが、それにしても凄いラッシュだったのではにでしょうか?
コロナ禍の影響で、大会が少なくなりましたが、それもいい方向に働いた選手も多かったということですね。
連戦の疲れが取れた選手もいたかもしれませんし、今までできなかったトレーニングが積めた、じっくりと故障を直せた選手もいたかもしれません。
いろんなことが起きている2020年ですが、自分たち次第で、いい年にできるのかもしれません。
コメント
石田選手は、あと11月の日体大記録会又は八王子ディスタンスで5千又は1万メートルで記録を狙えるチャンスがあると思うので、チームの駅伝との兼ね合いもありますが、ぜひもう一度見てみたいです。
進路についてはわかりませんが、場合によっては九州に帰って実業団で成長するのもおもしろい選択だと思います。箱根を走ってほしい気持ちもありますが、個人的には前中学生記録保持者の林田選手とともに九州から世界で戦う選手になってくれたら、これからの高校生の進路にも選択肢が増えてよいことだと考えます。