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【箱根駅伝2020】1区定点間分析/創価米満選手区間賞!ハイペースを詳細に

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箱根駅伝2020が終わって時間がたちましたね。

今年も、区間ごとの定点間分析を行っていきます。

まず、ハイペースの幕開けとなった1区からになります。

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【箱根駅伝2020】1区定点間分析

まずは出走ランナー詳細です。次回からは、リレー順番になります。

1区ランナー
鬼塚翔太④東海大
吉田圭太③青山学院大
西山和弥③東洋大
中村大聖④駒澤大
小野寺悠③帝京大
久納 碧②法政大
藤木宏太②國學院大
原田宗広③順天堂大
竹蓋草太②拓殖大
栗原啓吾②中央学院大
丹所 健①東京国際大
西方大珠②神奈川大
池田耀平③日本体育大
小袖英人③明治大
米満 怜④創価大
西 研人③筑波大
横山 徹③日本大
荻原陸斗②国士舘大
中谷雄飛②早稲田大
千守倫央①中央大
吉里 駿③連合・駿河台大

 強豪校はほとんど1区重視でしたね。2年連続区間賞の東洋西山、東海鬼塚選手は3度目1区、駒大は大聖主将、そして当日変更で青学は吉田圭・國學藤木選手、帝京も小野寺選手を投入してきました。

 他にも日体大は池田選手、創価大米満選手、早大中谷選手あたりは完全に主力でした。全体的には東国大あたりを除いて、1区重視していたチームがいい結果に結びついていることが多かったような気がします。

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蒲田15.2㎞~大手町START~早大中谷選手がハイペースに

参考:83回佐藤(東海)43分12秒

なお、この記事独特。上から通過順ですが、左横の順位は定点間の順番になります。ここは1区なので通過順そのまま。

1位米満(創価)43分41秒
1位藤木(國學)43分41秒
1位池田(日体)43分41秒
1位鬼塚(東海)43分41秒
1位栗原(中学)43分41秒
1位中谷(早大)43分41秒
1位吉田(青学)43分41秒
1位小野寺(帝京)43分41秒
1位小袖(明大)43分41秒
10位大聖(駒大)43分43秒⑩0:02
11位西(筑波)43分58秒⑪0:17
12位丹所(東国)44分03秒⑫0:22
12位横山(日大)44分03秒⑫0:22
14位西方(神大)44分19秒⑭0:38
14位千守(中大)44分19秒⑭0:38
16位竹蓋(拓大)44分35秒⑯0:54
16.5吉里(駿河)44分39秒(17)0:58
17位西山(東洋)44分41秒⑰1:00
18位原田(順大)44分53秒⑱1:12
19位久納(法大)45分37秒⑲1:56
20位荻原(国士)46分06秒⑳2:25

 スタート直後の左折、一番最初に曲がった選手が区間賞を獲得するというジンクスはいまだ根強い。東洋西山、青学吉田、東海鬼塚選手が我先にと曲がっていった半面、創価米満選手が非常にゆったりと最後尾でスタートを切ったのもまた話題に。それぞれの想いを持ってのスタートだ。

 最初の1㎞は2年連続1区区間賞中の東洋西山選手が引っ張り1㎞2分45秒と速いペース。ただ、そこで下がって、やや縦長だった集団が横長に。牽制が始まりかけた。

 これを嫌ったのが早大中谷選手。独走もできる選手だが、自分のペースで引っ張りだした。東海鬼塚、青学吉田選手がすぐ後ろに付くというのが1区序盤の基本の展開となった。

 この中谷選手のペースが意外に早く1㎞2分52秒前後。3㎞8分39秒、5㎞14分23秒、10㎞28分43秒のハイペース。10㎞地点で区間記録歴代2位から7秒遅れているだけとのこと。新八ッ山橋で鬼塚選手が仕掛ける場面もあったが、中谷選手がペースを作っていく。

 これには、早い段階で遅れだす選手が出てきて、4.2㎞で国士荻原選手が真っ先に遅れ、続いて5㎞過ぎに順大原田選手、7㎞で法大久納選手が遅れだした。実績からするとある程度仕方ないというところだ。なお、9.3㎞では順大原田選手が、法大久納選手を逆転。18位に順大が浮上する。

 さらに10㎞過ぎに大きな展開が起こる。連合吉里選手が遅れ、10.4㎞で3選手が遅れ加減のところでCMとなったが、東洋西山選手が含まれていたのではとざわついた。

 CM後、やはりで神大西方・拓大竹蓋選手とともに西山選手も遅れていた。昨年1月ウェイトトレーニング中に剥離骨折をして、ずっと走り込みが不足している中で、インカレや駅伝に出続けていたということだが…。

 西山選手はこの2選手からも遅れていき単独17位に。口が開いてきて苦しそうな表情になってきた。さらに、先に遅れた連合吉里選手にも交わされてしまった。後ろ18位順大原田選手も見えている。やはり本調子からは程遠かったというところか。

 先頭はさらに絞られてきて、11.4㎞中大千守選手、13.2㎞で東国丹所・日大横山選手が遅れだした。横山選手は実績からすると思ったより早い遅れ、その直後13.7㎞で遅れた筑波西選手は大健闘。26年ぶり出場の筑波大の主力選手が懸命に食いついた。

 ここで先頭集団は10名に。蒲田定点では創価米満、國學藤木、日体池田、東海鬼塚、中学栗原、早大中谷、青学吉田、帝京小野寺、駒大大聖選手だ。ところがこの蒲田の直前で大聖選手が数m離れる。下を向く、出雲6区後半のような感じになってきた。駒大もまさかだ。

 後ろでは遅れだした順番からすると、神大西方選手が健闘。拓大竹蓋選手を突き放して、中大千守選手に追いついた。順大原田選手も粘っている。法大久納選手、国士荻原選手が大きく後れ、2分以上の差となっている。

鶴見中継所21.3㎞~蒲田15.2㎞=8.1㎞~創価米満選手が歴代2位で制す

参考:83回佐藤(東海)17分54秒<61分06秒>

上から通過順番ですが、横の順位は定点間順です。蒲田から粘った選手など少し順位が変わっています。

1位米満(創価)17分32秒<1>61分13秒①
2位藤木(國學)17分37秒<2>61分18秒②0:05
3位池田(日体)17分40秒<3>61分21秒③0:08
4位鬼塚(東海)17分42秒<4>61分23秒④0:10
5位栗原(中学)17分45秒<5>61分26秒⑤0:13
6位中谷(早大)17分49秒<6>61分30秒⑥0:17
7位吉田(青学)17分50秒<7>61分31秒⑦0:18
8位小野寺(帝京)17分51秒<8>61分32秒⑧0:19
9位大聖(駒大)18分25秒<9>62分07秒⑨0:54
10位小袖(明大)18分28秒<10>62分09秒⑩0:56
13位西(筑波)18分48秒<11>62分46秒⑪1:33
11位西方(神大)18分29秒<12>62分48秒⑫1:35
15位丹所(東国)18分59秒<13>63分02秒⑬1:49
12位西山(東洋)18分34秒<14>63分15秒⑭2:02
18位横山(日大)19分14秒<15>63分17秒⑮2:04
17位千守(中大)19分08秒<16>63分27秒⑯2:14
14.5吉里(駿河)18分53秒<16.5>63分32秒(16.5)2:19
16位竹蓋(拓大)19分05秒<17>63分40秒⑰2:27
14位原田(順大)18分50秒<18>63分43秒⑱2:30
20位久納(法大)19分43秒<19>65分20秒⑲4:07
19位荻原(国士)19分19秒<20>65分25秒⑳4:12

 しばらく先頭集団に数mで食いついていた駒大大聖選手は16㎞過ぎから少しずつ後退。どうやら六郷橋は9校で乗りかかることになった。

 後ろでは東洋西山選手がさすがに意地を見せて、いったん離された連合吉里・拓大竹蓋選手を交わして16位に浮上する場面があった。少し力強さも戻った形だ。

 さて先頭集団の六郷橋だ。上りにさしかかった瞬間に明大小袖選手が後退。大成長のスピードランナーだが、ここで脚に限界がきただろうか。

 そして創価米満選手が軽くスパート。縦長になったところ、ずっと引っ張っていた早大中谷選手が後退する。ただ、中谷選手は平坦な橋の上で懸命に追いつく、このあたりさすがに力があるランナーの粘りだ。8校の懸命の競合いだ。

 さて、18.7㎞は六郷橋の下りだ。再び早大中谷選手が苦しくなり、7校の争いに。ここから抜け出したのが國學藤木選手。下り終わって、一気に10mの差を2集団に付けた。後ろを振り返ると、再びスパート。解説「少し早い」が、一気に勝負に出た格好だ。

 2位集団は6校で行われたが、ここから青学吉田選手が遅れだす。強豪校の主力選手でも遅れるかなりのサバイバルの様相だ。19.3㎞では早大中谷選手にも交わされ8位へ。ここは中谷選手も驚異の粘りと言ってよさそうだ。

 國學藤木選手がいく。國學院大史上初の往路優勝を目指しているのは周知だったが、もしトップ中継したら、これも國學院大史上初というのは言われて気づいたことだ。後方2位争いには30m差を付けて、20㎞を通過。このままいくかと思われた。

 そうならないのがまた勝負の世界。20.1㎞2位集団から創価米満選手がスパート。日体池田・中学栗原選手が付いたが、東海鬼塚・帝京小野寺選手は後退した。そして米満選手がじわりトップに近づく。そういえば創価大もトップ中継は過去にない大学だ。

 残り1㎞を切って、前田監督の激で藤木選手も切り替え10m差をキープ。それでも20.7㎞で米満選手が襷を取ると再び切り替え、20.8㎞でついに並ぶ。トップ中継すれば史上初の2校の選手の熾烈な争いだ。

 3位争いも熾烈で、日体池田選手はキープだが、鬼塚選手が意地を見せ中学栗原選手を捉え4位に、後ろは早大中谷選手が帝京小野寺選手を捉えて6位に。それぞれのエースの意地も面白い。

 先頭争いは、最後ギアチェンジできた創価米満選手に軍配。敢えてエース級を起用した創価大が賭けに勝った形。61分13秒と歴代2位タイのオマケつきのハイレベルの争いを制した。

 2位は往路優勝を考えると絶好の国学藤木選手が5秒差、そして日体、東海、中学、早大、青学、帝京が秒差で飛び込んできた。ここまで18秒で約100m程。2区以降もトップ争いはこの8校でまずは行われそうだ。

 少し離れて9位争い、残り200mで駒大大聖選手が明大小袖選手を捉えて浮上。ここは大聖選手が意地を見せた。やや前が離れたが54秒差で中継。僅かな差で明大が続いた。

 そこから少しあいて、点々と選手が来た。26年ぶり復帰の筑波西選手が11位大健闘のリレー、直後12位神大西方選手がやってきた。遅れたときは15位タイなので、うまく自分の心身をコントロールしていたということだろう。意外な出走と思われた選手だが、ここはうまく凌いだ。

 そのあとが面白い。2区に強力な日本人ランナーがいる2校がリレー。13位東国丹所選手、14位に最後奮闘した東洋西山選手が中継所へ。一時18番目まで後退したことを考えると意地を見せた格好。それぞれトップと1分49秒、2分01秒だがどこまで追い上げる。

 15位日大横山選手はやや失速してのリレー、ちょっと悔しかっただろうか。16位中大千守選手、そしてこれも少し後半上げた連合駿河台吉里選手が17番、17位拓大竹蓋、18位順大原田選手までは2分半ほど。2区以降でまだ追い上げられる差だ。

 最後の2校が大きく離れ、19位法大久納選手がトップと4分オーバー、20位国士荻原選手に最後追い込まれる形となった。国士大は、2区に大エースがいて添田監督「気持ちよく抜ける位置なら」だが、ちょっと離れたか?ハイレベルの争いの中、かなり縦長になって1区を終えた。

【箱根駅伝2020】1区まとめ

 思っていた選手が1区に来なかったので、スローからの牽制…かと思いきや、早大中谷・東海鬼塚選手が序盤からハイペースに。生き残った8チームは大きなアドバンテージ、遅れたチームは2区でまず流れを作り直しに行く展開だ。

 往路優勝争いからすると、國學院大が絶好の位置、東海と青学もまずまず。駒大もまだ挽回可能、東洋が大きく遅れたが2区の大エースでどこまで追い上げることができるか注目。また、気象条件も良く、2区以降、記録が楽しみになってきた。

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コメント

  1. たけぽっぽ より:

    個人的には帝京の小野寺選手が1区のイメージがあまりなく、一部報道で8区希望とあっただけに、この好走はサプライズでした。1~3区がそのまま残るだけに、来年は山攻略ができれば、本当に3位争いに入ってくる可能性は大いにあると考えます。

    青山学院は吉田選手が来年は連続1区となるのか、または3、4区でタイムを稼ぐ役割になるのか。2、5区が強力ですが、やはり吉田選手の破壊力は他の大学からみたら脅威だと思います。

    最後に東京国際のヴィンセント選手が1区に来るのか?もし本当に来たら気象条件次第では59分台の可能性もあり得ると思います。ただ、丹所選手も決してブレーキではなかっただけに、これからの1年間の成長から、再度1区で見てみたい楽しみもあります。

  2. デルピッポ より:

    これだけ区間新が出た大会でも更新されなかった1区と9区の区間記録の偉大さがよく分かりましたね。

  3. wataru-6519 より:

    区間記録1位2位の佐藤選手と渡辺の間に米満選手が入るのは自分でもお見事です。
    それにしても、歴代トップ10に今大会のの記録が6人入るのはそれだけ高速化が進んだでしょう。
    反面、西山選手は足を痛めていたうえに、高速化と序盤のオーバーペースが祟ったような気がします。来年のリベンジに期待です

  4. 市民ランナー見習い より:

    今年の1区は前提が違うのに想定通りの展開という近年では見ない不思議なレースになったと思います。
    ヴィンセント正面勝負(といいつつ実際は第2集団)のオーダーからヴィンセントが抜けたので、読みあいスローかと思いきや日本人トップランナーレベルが刻めるハイペースで集団が進むと言うレアな展開でした。
    実力的に行けるはずなのにブレーキやPM扱いを恐れて行かないというパターン(東洋1区弾馬の時が典型)が一番不完全燃焼感あるので、そうならなかったのは嬉しい誤算ですね。
    近年の日本長距離陸上にどうも足りていないように感じる、強気で自ら主導権を握るようなメンタリティが見えたので頼もしく思いました。
    個人的には長距離陸上は自ら強気に仕掛ける勇気があってナンボだと思ってます。
    復帰前のラスト世界陸上の新谷10000m然り、モスクワの福士然り、極寒のボストンの川内然り、アジア大会の井上然り、塩尻然り。
    時の運が必要ですが、それを得た時に結果に結びつけられるのは勇気あってこそですから(まあ現時点だと時の運を味方にしないと勝機が見いだしにくいのは辛いところですが)。
    そういうレースを一番の成長期であろう大学時に経験することに大きな意義があると思うのです、これこそ箱根駅伝創設の理念にも叶うものでしょう。
    その点で個人的MVPは早稲田にしたいです、その動き無くして成立しないレースでしたから。
    また、それに次いで國學院の抜け出しも素晴らしい仕掛けでした、最終的に襷を前で繋げば勝ちですから、それを成す為にまさに必要なことをやってくれました。

    完全に余談ですが、創価米満区間上位予想してたのでこの結果には大満足です(^q^)

  5. おーちゃん より:

    1区のハイペースには驚きました。
    先頭集団に最後まで残った8人は、ハーフ換算で、61分を切る速さです。

    来年、シード権を狙うチームは、2区にエースを配置しながら、更にこんなに速いエース級を1区に配置する必要があるということになりますね。
    3区も、中位の選手でハーフ換算62分くらいです。

    昨晩のニュースで世界陸連が、ナイキのヴェイパーフライの使用を禁止する方向とありました。今年のような記録は出ないかもしれませんが、流れとしては、シード権を狙うなら、1区、2区、3区に強力な選手を配置出来る選手層を確保出来るかが、大きな鍵になりそうですね。

    また、12月1日の熊本甲佐10マイルロードレースで國學院の藤木が、10000m換算で28:17の超ハイペースで駆け抜けました。
    1月2日朝の、國學院は藤木に交替したので、「これで1区区間賞は、藤木で決まり。」と思いましたが、勝負はわからないものですね。
    しかし、藤木はまだ2年生。今年の大学陸上長距離界を、駒澤・田澤とともに、牽引する活躍を期待しています。