1万29分台22人!メンバー争い激化は必須
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中央学院大学~2015年度卒業生&2016年度へ向けて
主な卒業生
潰滝大記④28分31秒84≪4年:箱1区6位、全1区12位、出2区1位、3年:箱1区5位、全2区5位、予14位、2年:箱1区13位、全2区12位、出1区5位、1年:箱1区8位、予153位≫⇒富士通
塩谷桂大④28分59秒55≪4年:箱3区4位、全4区3位、出3区5位、3年:箱3区4位、全4区7位、予19位、2年:箱3区4位、全3区4位、出3区10位、1年:箱3区18位、予69位≫⇒SUBARU
山本拓巳④29分18秒90≪4年:箱5区18位、出6区6位、3年:箱8区8位、全8区14位、予70位≫⇒YKK
小川貴弘④29分48秒05≪4年:箱10区16位≫⇒引退
時折個性的なエースを排出する中央学院大。また新たなエースを実業団へ送り込む。潰滝選手は今シーズンのトラックでとても話題に上る活躍をしました。元々、高校時代3障で活躍があるが、全国的には無名。それが1年生の間に1万28分台を記録、20㎞も箱根予選、上尾ハーフ、箱根1区と尻上がりに対応し、一気に有望な若手へと変貌を遂げた。
上級生になってからは関東ICは5千1万に挑戦、4年生の時は見事優勝を飾っている。全日本予選も日本人トップとチームを大きく牽引した。得意の3障は日本選手権で制覇。世陸標準を狙って自分でハイペースで引っ張っていったのは印象的だった。駅伝シーズンは故障明けで起用を受けた出雲で2区区間新。4年連続起用となった箱根1区では、スタート直後の曲がり角ですぐに先頭に立つと、10㎞過ぎまで引っ張り続け他校を振り落としにかかった。終盤疲れが見えたものの、区間6位にまとめあげた。実業団でも楽しみ、まずは3障でリオ五輪出場を狙ってほしいところだ。
その彼ともう一人、箱根で4年連続3区で、往路の両輪を担い続けたのは塩谷選手。元々、都道府県対抗駅伝での好走で注目を集め、中央学大としてはスーパールーキー扱いだった。下級生の頃は良い悪いに差があり、最初の箱根は失敗レース。ただ、次の3区で区間4位で走り周囲を驚かせた。以後、箱根は3連続区間4位の安定感。シード権争いのチームでは大きな貯金となった。最終学年では出雲全日本でも主要区間で区間5位・3位。最新の丸亀ハーフでも62分前半。いざ、マラソン2時間9分台の小林先輩所属するSUBARUへ乗り込む。
後の2人は長い距離を地道に伸ばしてきた選手。山本選手は3年時の箱根予選で70位に入ると、箱根8区で区間一桁、4年になって1万29分18秒、出雲6区6位に入り一気に主力の一人になりましたね。ただ、満を持して任された5区山登りで大ブレーキ。低体温症で中盤からは意識朦朧となりました。一気に順位は落としましたが、タイム差で大きく10位と差が付かないよう踏ん張り切りました。その後襷を受ける小川選手は2年あたりから名前を聞き、各大会エントリーされています。が、中々メンバーを勝ち取れず。若手の台頭もあり箱根は正直厳しいと思ったのですが、最後の箱根にこぎつけました。順位を下げる走りとなりましたが、久々となる2年連続のシード権のゴールテープを切りました。
新チーム戦力陣容
【1万持ちタイム上位10人】
海老澤剛③29分06秒96≪3年:箱9区6位、全3区7位、出4区9位、2年:箱2区11位、全3区3位、予29位、1年:箱6区12位≫
大森澪②29分17秒23≪2年:箱2区10位、全8区5位、出1区13位、1年:全5区18位、予91位≫
村上優輝③29分19秒37≪3年:全5区12位、2年:箱4区15位、予125位、1年:箱4区15位、全5区16位≫
森田智哉①29分22秒43≪1年:全7区10位≫
細谷恭平②29分25秒49≪2年:箱8区3位≫
新井翔理②29分28秒84≪2年:箱4区13位、全6区8位、出5区5位≫
樋口 陸①29分33秒75≪1年:箱6区3位、全2区9位≫
福岡海統①29分35秒88
久保田翼③29分37秒19≪2年:箱10区14位、全6区17位、予149位≫
佐藤玲耶②29分37秒36
1万上位10人平均:12位中学29分26秒4【その他】
海老澤太③29分40秒89≪3年:箱7区7位、2年:箱7区11位≫
水野 優②29分42秒11
藤花尚之③29分43秒77≪2年:予162位≫
清水翔太③29分46秒65≪2年:予116位≫
渡辺聖矢③29分52秒62≪2年:予90位≫
光武 洋①half64分06秒
鎌田祐生②half64分39秒【新入生】
横川 巧14分08秒84≪都1区3位≫
高砂大地14分14秒09≪都1区9位、高1区7位≫
藤田大智14分25秒93≪高6区4位≫
長山瑞季14分29秒00≪高7区21位≫
高見 翔14分34秒67
川村悠登14分37秒89
金井優介14分38秒00
打越晃汰14分45秒28≪高2区14位≫
大浜 輝14分45秒83【区間オーダーを考えてみる(4区延長、5区短縮したとして)】高砂-大森-樋口-海老澤剛-細谷 水野-横川-森田-海老澤太-新井
エースは卒業となりますが、例年になく選手が粒ぞろいなんですよね。海老澤兄弟は勿論、一気にエース格となった大森選手に、箱根6区快走の樋口選手、いいデビューを飾った細谷選手とこれから面白そうな選手が多いですね。他にも力的にあまり変わらないと見える新井・森田選手や、最終学年となる村上選手も頑張るでしょう。
そして最大の特徴ですが、1万30分切りの数の豊富さ。秋になってから、1.5~2軍の選手が毎週のように1万の記録会に出走した経緯はあるのですが、1万30分切りが22人にも登るのですよね。そのほかにも、上尾ハーフ64分少しで走った光武選手がいる。誰が主力に名乗りを上げてくるか分からない状況だ。まずは学生ハーフで誰が数字を残すのか注目だ。
そして新入生がいつになくいい。都道府県対抗で1区区間3位の好走を見せ14分08秒を持つ横川選手、高校駅伝ハイペースに対応した高砂選手、1万29分51秒を持つ長山選手といる。今年は来てほしい選手がみんな来てくれたそう。全体的にまだ大きなパンチ力はかけるとはいえ、1年間の伸び代としては一番あるチームに思う。成長曲線が楽しみだ。